00:00たおやかインターネット放送がお送りする朗読の時間
00:17菊池観作 池田屋襲撃 第2話
00:23池田屋切り込み
00:27なお文中には不適切な表現がありますが作者の意図を尊重して原文のまま朗読します
00:35新選組結成の翌年 源氏元年6月5日は彼らにとって最も記念すべき日であった
00:46すなわちこのために明治維新が一年遅れたと言われる
00:52有名な三条小橋池田屋総衛方切り込み事件が行われた日である
01:00四条小橋にマスヤキエモンという古道具屋があった
01:06主人は38歳で使用人を2、3人使ってまず裕福な暮らしぶりであった
01:14あまりに老子風人間の出入りが激しいので
01:19新選組ではかねてからその様子に不審を抱き
01:236月5日に思い切って踏み込んでみると
01:28果たして甲冑10組、鉄砲2、3丁、その他長州人との往復文書が数通発見され
01:38その中には機械を失わざるようとのすこぶる疑わしい文句があった
01:46とりあえず武具類を土蔵に納めて封印して
01:52主人キエモンを身部の遁所に引き致して拷問したところ
01:57驚くべき陰謀が発見されたのである
02:01キエモンというのは仮名で
02:06その実は豪州の浪人小高俊太郎といい
02:118月18日の正編について
02:14深く中川の宮と松平片森を恨み
02:20烈風の火を待って火を御所の神手に放ち
02:24天気奉仕に山頂する中川の宮をはじめ建祭り
02:30守護職松平日後の神を途中に
02:34揚撃しようとする計画である
02:36しかも小高は山頂通りあたりの旅宿客は
02:42いろいろの反面を挙げているが
02:44大抵は長州人であることまで自白した
02:48愕然としている新選組にとって
02:52続いて第二第三の警報が
02:55町役人の手によってもたらされた
02:58マスヤの土蔵の封印を破って
03:02武具を奪い去ったものがある
03:05三条工事の旅宿池田屋総兵方
03:10及び縄手の旅宿四国屋十兵方に
03:15長州人や諸老子が集合して
03:18何やら不穏の企みをしている
03:21京都市中見回り役として
03:25治安の責任の一般を担っている新選組は
03:29とりあえず黒田になる京都守護職
03:33松平肥後の神邸に応急の措置を求めるため通報した
03:39守護職は諸次第松平越中の神と協力して
03:44ついに藍津、桑名、一橋、彦根、香賀の兵をはじめ
03:52町奉行、東西よりき、同心を動員して
03:58擬音、喜屋町、三条通り
04:02その他、要所要所を改言して
04:06その人員、無料三千四人と称された
04:11空前の警戒陣であった
04:14かくて、藍津藩と新選組は
04:18午後八時を起して
04:20擬音会所に集合するはずであったが
04:24藍津側が人数の繰り出しに時間がかかり
04:28午後十時近くになるのに
04:31約束の場所に散着しない
04:33決起の近藤勲や
04:36一国を争う場合と考え
04:39独力新選組を率いて
04:41謙虚に向かうことになった
04:43隊員三十名を二分して
04:46近藤勲自ら一帯を従えて池田屋へ
04:50他の一帯は
04:53藤方俊蔵を統率して四国屋へ向かった
04:56ちょうど祇園祭りの前の夜で
05:00風はあったが
05:02なんとなく蒸す夜であった
05:04その時、池田屋では
05:09長州の吉田利麻呂
05:11被護の宮部貞蔵ら総勢二十四名が集合し
05:17今夜は身分に押し寄せて
05:20小高俊太郎を奪い返そう
05:22というので酒を飲みながら
05:25夜の更けるのを待っていた
05:27彼らは粛々としてその身に迫る
05:32死の影を知らず
05:33なおも三作の表義に
05:36余念がなかった
05:37三作とは
05:40すなわち次の三つだ
05:43二部屯床を囲み
05:46焼き討ちして
05:48新選組を横札し
05:50京都騒乱に乗じて
05:53長州の兵を京都に入れる
05:55成功の場合には
05:59宮中を正論の苦行をもって
06:02改革する
06:04京都一辺の上は
06:07中川の宮を遊兵し建て祭り
06:11一橋義信を下藩せしめ
06:14藍津藩の官職を剥奪し
06:17長州を京都の守護職に任ずる
06:22血の川の乱闘
06:26近藤勲は玄関から
06:30主人はいるか
06:32御用改めであるぞ
06:34と堂々と声をかけて上がり込んだ
06:37主人はすぐに二階に向かって
06:41皆様来客調べでございます
06:44と大きな声で叫んだがもう遅い
06:49なんだなんだ
06:49どうしでも来たのかと思って
06:52うっかり一番先に出てきた
06:55北添吉間の頭を
06:57勲の小鉄がずばりと割った
07:00火の出るような乱闘が続いた
07:04くらえ
07:05この事件については
07:07勲自身が貧身に与えて書いた手紙に詳しい
07:12曲中手勢の者ばかりにて
07:16右都頭の者
07:17三畳小橋縄手に
07:19二箇所
07:20田室いたし候所へ
07:23二手に分かれ
07:24夜四時ごろ
07:26打ち入り候所
07:28一箇所は
07:30一人も織り申さず
07:32一箇所は多数潜伏しおり
07:35かねて覚悟の都頭ゆえ
07:39手向い戦闘
07:40一時余りの間に
07:42御座候
07:43曲中とは
07:46新選組のことだ
07:47一時余りとは
07:50今日では
07:51二時間余りである
07:52二時間余りも
07:55入り乱れて戦ったのであるから
07:57その激闘ぶりも
07:59察せられよう
07:59打ち止め七人
08:02手傷を負わせる者
08:04四人
08:04召し取り二人
08:07右は曲中の働きに
08:10候
08:10ようやくことすみ
08:13候後へ
08:15五種五色
08:16五所次第の人数
08:18三千四人
08:20出張に
08:20相成
08:21それより
08:24豚書へ
08:24打ち入られ
08:26候所
08:27合図公の手に
08:29四人
08:30召し取り
08:30一人
08:31打ち取る
08:32桑名公手に
08:35一人
08:35召し取り
08:36翌六日
08:39昼
08:39九つ時
08:40人数
08:42人数引き上げ
08:43申し
08:44候
08:45前代
08:47未曾有の大陳時に
08:49御座
08:49候
08:50以上の通り
08:53池田屋
08:53襲撃は
08:54ほとんど
08:55新選組の
08:56独占上で
08:58彼らが得意になるのは
09:00当然だろう
09:01近藤の箇所は
09:04以下続いている
09:06下説
09:08わずかの人数
09:10引き連れて
09:10出口に固めさせ
09:12打ち込み
09:14候者は
09:15拙者始め
09:17沖田
09:17長倉
09:19東道
09:20せがれ
09:22周平
09:22右五人に
09:25御座
09:25候
09:28一時余りの戦闘にて
09:30長倉新八の刀は折れ
09:33沖田宗司
09:35刀の帽子折れ
09:37東道兵助
09:39刀は
09:40ささらのごとく
09:43せがれ周平は
09:45槍を切り折られ
09:47窃盗は
09:48小鉄家にや
09:50無事に御座候
09:53いずれも新選組切手の
09:56献脚ぞろいである
09:57わずか五人で切り込んだのであるから
10:01その力戦ぶりも思いやられる
10:04その中に
10:08縄手から引き返した
10:10肘方都市像の一体が加わって
10:13ここに
10:15平井の大取物陣が
10:17展開されたわけである
10:18実にこれまで
10:21実にこれまで
10:22たびたび戦い
10:24そーらえども
10:25似合いと戦い
10:27候者は
10:29稀に覚えそうろ
10:31今度の敵
10:33多数とは申しながらも
10:35いずれも
10:36いずれも万父の勇士
10:38誠に危うき命助かり申し
10:42相互
10:42これが
10:45勇の
10:46あざむかざる十回である
10:48新選組もよく力投したが
10:53同時に
10:54勤の
10:55所有志が
10:56いかに優先したか
10:58これでわかる
10:59人を切るのに
11:02最も豊富な経験を持つ
11:05近藤勇をして
11:06この胆性を
11:08発せしめたのであるから
11:10純難の志士も
11:12もって
11:13命すべしだ
11:14口論は常に
11:17敵側より
11:18発せられるものである
11:20菊池観作
11:24池田屋襲撃
11:26第2話をお送りしました
11:28次回もお楽しみに
11:32ご視聴ありがとうございました
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