- 6 週間前
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ショートトランスクリプション
00:00おやお手伝い 果物はどうした 果物は
00:19はい
00:30お手伝いさん あんたのレモンの切り方 いつも厚しぎるわ
00:35少しはあずま家の経済ってものを考えて これからはもっともっと薄く切ってよ
00:40はい 気をつけます
00:41お手伝いさん このサラダのドレッシング 補足が全然足りないわ
00:46はい 申し訳ありません
00:47おい このコーヒーはまず入れなおけ
00:50はい わかりました
00:53日本ピアノコンクールまであと10日だ
00:56今日は私が音楽大学へ行って コンクールに出る生徒たちのピアノを聴くことにする
01:04課題曲ショパンの革命をどのくらい弾こなせるか この自分の耳で確かめたいんだ
01:11おじいさま 私がどのくらい上達したか ぜひ聞いていただきたいわ
01:16ゆき はい お前はどうだ
01:19はい 私も 聞いていただきたいと思います
01:26かわいそうだな ゆきちゃんは
01:31どうしてですか
01:33妹のみつこの奴は 毎日たっぷりピアノの練習してるんだから
01:36上達したって当然さ
01:38ところがゆきちゃんは お手伝いさんの仕事に追いまくられて
01:42ろくにピアノを弾く時間もない
01:44本当に気の毒だよ
01:46仕方がないんです これは私の仕事ですか
01:49ご視聴ありがとうございました
01:56頑張れ 頑張れ ゆき
02:07特大生のプリンセス ゆき トレア
02:14見て むしみたない特大生
02:17ドラの子たちが 偽物をプリンセスなんて持ち上げて応援してるわ
02:20大学の中であんな格好で大声を出して
02:22本当に恥たないわね
02:24恥よね
02:25みなさん 応援してくれるのは嬉しいけど
02:30ちょっとおげさです
02:32なんだこれつけしい
02:34クラッ クラッ ゆき
02:36クラッ クラッ ゆき
02:37クラッ クラッ ゆき
02:38おはよう
02:39お先生
02:40おはようございます
02:41おはようございます
02:43おはようございます
02:45おはよう
02:47今日は学長が
02:49お前たちのショパンの革命を聞きそうだ
02:52みんな
02:53頑張れよ
02:54はい
02:55学長さんがおっしゃったんですって
03:00ミツコさんか
03:01あの偽物のゆきか
03:03どっちか日本ピアノコンクールに優勝した方と大地先生を結婚させるって
03:07東音楽大学のプリンス大地先生にサーティストはプリンセスのミツコさんだけよ
03:12そうよ
03:13あんな偽物のデルマクじゃないわ
03:15ミツコさん
03:16大地先生と結婚してこの東音楽大学を継ぐのはあなたしかいないわ
03:20絶対コンクールで勝ってね
03:22勝って?
03:23もちろん
03:24コンクールに優勝するのもあたくし
03:26大地先生と結婚するのもあたくし
03:29あの偽物じゃないわ
03:31ゆき
03:34ゆき
03:35コンクールで絶対にあなたが勝つんだよ
03:37ミツコなんかに大地先生を取られるな
03:39大地先生はあたいたち国大生の主人説
03:42ゆきのもの
03:43今日の学長のテストでも
03:45ミツコなんか叩き伸べしてやれ
03:47やがり
03:48大地先生
03:50そして
03:55ご視聴ありがとうございました
04:25音に力強さと激しさが出てきたぞ
04:28前よりだいぶ良くなった
04:30ゆき
04:44今度はお前だ
04:47引いてみろ
04:49はい
04:50頑張ってね
04:51ファイト
04:51ゆき負けんなよ
04:52しっかりな
04:55ゆき落ち着いて
05:02上がるなよ
05:03ミスタッチ
05:14本当
05:15ミス
05:15ミスタッチ
05:16もういい
05:32やめろ
05:34お前が引くショパンの革命は
05:39野生的で力があると褒めたことがあるが
05:42ミスタッチは多すぎる
05:45技術的には全くなったな
05:47ミスコはコンクールに勝つかもしれんが
05:52ゆきは今のままではとてもダメだ
05:55ハルシンガー
05:57何の他にひどいピアノね
06:00最初から脱いなとよ
06:02ゆき
06:03ミスタッチをなくすためには練習しかない
06:06練習に練習を重ねろ
06:09ピアノを弾いて弾いて弾きまくるんだ
06:12分かったな
06:13さあ
06:30お手伝いの仕事は終わった
06:32ピアノの練習はしなくっちゃ
06:34大津先生の言うとおり
06:40練習が足りないんだ
06:42ピアノを弾いて弾いて弾きまくらないと
06:46おい
06:57薄着だねえシンデレラ
06:59今日音楽大学でピアノの弾き比べをやって
07:02みつくお嬢ちゃんにコテンパンに負けたらしいな
07:05やっぱりピアノの腕も偽者ってわけか
07:09俺で日本ピアノコンクールも絶望だな
07:12コンクールまでまだ10日もあるわ
07:17毎日徹夜で練習したら
07:21お前は朝だけの財産を狙って
07:24この屋敷に乗り込んできた詐欺師だ
07:27したたかな小娘で
07:28そりゃ恐ろしい度胸はあるが
07:30あんまり頭が良くねえな
07:31いいかピアノというものはな
07:34いくら練習しても鈍楽じゃダメなんだよ
07:37いい先生にいつも見てもらわなきゃ上達しねえんだよ
07:40どういうことです
07:43みつくお嬢ちゃんはな
07:45名門のサラブレッドだ
07:47いわばダイヤモンドだよ
07:49そのダイヤモンドはな
07:50三つの時からピアノ科の教授の両親から英才教育を受け
07:54今でも毎日毎晩親父から厳しいレッスンを受けてるんだよ
08:00磨き上げられたダイヤモンドはな
08:02ますますピカピカに光るぜ
08:04ところがお前はなんだ
08:05えぇっ
08:06北海道の北の果てのただの石っ子のくせに
08:09ガキの頃から
08:11まともなピアノ教育も受けちゃいねぇじゃねぇか
08:14お前が三つ子お嬢ちゃんに勝つ方法はたった一つ
08:18これからの10日間
08:19いい先生について
08:21毎晩徹夜でピアノの練習をすることだ
08:25いい先生
08:27誰のことです
08:28天才ピアニスト
08:29ピアノ科の女教授
08:30大津光三先生さ
08:33大津先生
08:36先生と毎晩徹夜で練習するなんて
08:39そんなこと
08:41できねえ自由が
08:43いいか
08:44これから毎晩大津光三のレッスンを受けるんだ
08:47これくらいの勇気や根性がなければ
08:50日本ピアノコンクールに優勝もできねえし
08:53一流ピアニストなんかなれるはずがねえ
08:55俺の言った言葉をよく覚えとけ
08:58三つ子さんはダイヤモンドで
09:03私は石っ子ら
09:07やっぱり大津先生に
09:13偽物めに俺の仕掛けた罠に引っかかりやがった
09:24あんたの口車に乗って
09:25大津光三のマンションに押しかける気だよ
09:28偽物はピアノの腕を上げてコンクールに貸し停止
09:37大津光三先生は
09:39特大生の目玉野川由紀を優勝させて
09:43あの二人は一晩中熱心にレッスンをするだろう
09:48若い男のマンションに娘が一晩中いたら
09:51何が起こるかわからないし
09:53学長が置かたくてそういうことが大嫌いだ
09:56あの偽物め
09:58コンクール前にこの屋敷から叩き出されて
10:03アズマ家の財産はご安泰かもしれない
10:06ハッハッハッハッハッハッ
10:10ユキ
10:24先生レッスンをレッスンをお願いします
10:29レッスン?こんな時間にか
10:32お願いします
10:33どうしても先生にピアノを見てもらいたくて
10:36とにかく入れ
10:37先生
10:44私
10:45どうしても日本ピアノコンクールで優勝しなくちゃいけないんです
10:49優勝しなければ
10:51死んだお父さんの夢
10:53お母さんの願いを叶えることができません
10:56ああ
10:57コンクールに負けたら
10:59お前はアズマユキになれない
11:01一流ピアニストにもなれないね
11:03もし
11:06私がコンクールに勝てなかったら
11:09私
11:10みんなの前から消えなくちゃいけないんです
11:13大津先生ともお別れです
11:15そうなったら私
11:17私
11:18もう生きていたくありません
11:21ユキ
11:23コンクールまでの10日間は
11:27私にとって生きるか死ぬかの10日間なんです
11:30そう思って
11:32死に物狂いでピアノの練習をするつもりです
11:35でも
11:37私は
11:39お手伝いの仕事とピアノの練習
11:42両方をやらなくちゃいけないんです
11:44だから
11:45時間がない
11:47時間がないんです
11:49先生
11:51私をしごいてください
11:53どんな厳しいレッスンにもついていきます
11:55もしミスをしたら
11:58その度に思いっきり引っ叩いてください
12:00しかしユキは18の娘だ
12:03前中に俺のマンションにいたら
12:06他人が誤解する
12:07先生
12:08他人の誤解なんか平気です
12:10お願いです
12:12レッスン
12:13レッスンお願いします
12:15お願いです
12:18よし
12:20分かった
12:21じゃあお前を18の娘だと思わない
12:24男と思ってしごいてやる
12:27さあ
12:30革命を引いてみろ
12:32はい
12:33ミスタッチ
12:57アダミスタッチ
13:00アダミスタッチ
13:02たった13小節ひただけで
13:05二度のミスタッチをやったぞ
13:06先生
13:08私を2回引っ張ってあげてください
13:11よし
13:13刃を食い縛れ
13:15さあ
13:28さあ
13:29レッスンを続けるぞ
13:30はい
13:32マダミスタッチ
13:46マダミスタッチだ
13:47マダミスタッチだ
13:49行くぞ
13:50ユキ
13:50ユキ
13:51はい
13:52マダミスタッチ
13:54マダミスタッチ
13:56さあ
13:56続けろ
13:57はい
13:58マダミスタッチ
14:14夜が明け始めたぞそろそろレッスンをやめるかいいえまだまだ続けます
14:44ご視聴ありがとうございました
15:14ご視聴ありがとうございました
15:44ご視聴ありがとうございました
16:14野良猫みたいに先生のベッドに潜り込んで寝てたのよ
16:18何ですってベッドに
16:20本当か
16:21ゆきちゃん本当なの本当に大津先生のベッドに
16:25いいえ何時間もピアノを弾き続けているうちに
16:31いつの間にかピアノに突っ伏して眠ってしまって
16:34その後は覚えていません
16:36きっと大津先生が寝かせてくださったんです
16:40お前の狙いなんか見えすいてるよ
16:43お前はミスタッチ誰かのピアノを学長に叱られて
16:47日本ピアノコンクール優勝の見込みは全くなくなった
16:52コンクールに勝たなければ
16:54お前は偽物として東京東音楽大学から追い出される
16:58そこで考えた
17:01大津女教授は将来東音楽大学の学長になるかもしれない
17:06強引に関係を結んでおけば
17:10ひょっとして学長夫人になれるかもしれない
17:12そう思ったそうだろう
17:13まさか
17:15私はただピアノを見てもらおうと思って
17:19それで先生のところを
17:21嘘をつけい
17:22夜の夜中にピアノを習いに行く人間がどこにいる
17:26男を誘惑するなんて
17:28私だって経験がないのよ
17:30未成年の18歳のくせに
17:33平気で男のマンションに押しかけるなんて
17:36あんた
17:37どんな風に大津先生をベッドに誘い込んだの
17:42言いなさいよ
17:43そんな
17:45私
17:47絶対にそんなこと
17:49雪
17:50理由は何であろうと
17:53若い娘が夜中に
17:55男の部屋に入ると何事だ
17:58私はそんな不潔なことは絶対に許さん
18:01二度としないと誓え
18:04でも私
18:06大津先生のレッスンだけは続けないと
18:09お前私の言うことが聞けないのか
18:12そんな人間はこの東家に置いておくわけにはいかん
18:16さっさと出て行け
18:18いいえ
18:19私
18:20一流ピアリスト
18:22あつまゆきになるまでは
18:23このお屋敷にいたいんです
18:25学長さん
18:27お願いします
18:28お願いします
18:29うざい
18:30出て行け
18:32今すぐ出て行け
18:34ユキ
18:45うざい
18:46ゆきおそい出はじめな駅が遅刻するなんておかしいよ
18:50何してるんだろう
18:51うわぁ
18:52まあハレンチね本当に泥棒猫ね
18:56あきれたわ
18:57あつの音楽大学のハチさらしよ
18:59懲らしめてやりましょうよ
19:00そうよ懲らしめるべきだわ
19:02せめておくれて
19:03ユキ
19:04ユキ一体何してたんや
19:06今まで遅刻なんてしたことなかったのに
19:07そうだよ
19:09さあユキさんが来てから練習を始めましょう
19:12頑張るな
19:13今日はバスケットをやる日よ
19:14大津先生が見える前に練習試合をしない
19:17私が審判になって笛を吹くわ
19:20さあやりましょう
19:21特待生の皆さん一緒に試合をやりましょう
19:24特待生と親善試合をしたいわ
19:26よーし受けて立とうじゃないか
19:28やろよやろやろ
19:30行くわよ
19:32いけいけ
19:35そこそこ
19:42あさこちゃんやっつけて
19:45OK
19:45大津先生はアズマ音楽大学のプリンスよ
19:48よくも私たちのプリンスを誘惑してくれたわね
19:51うるせない
19:53ゆき
19:59ごめんなさい
20:02ごめんなさい
20:14その上ベッドに潜り込むのが破裂しすぎるわ
20:17ごめんなさい
20:27ほら
20:32ゆり子さんチャンスよ
20:40ゆり子さんやっつけて
20:41ほんとに許せない
20:45大津先生は美智子さんのフィアンセの同然の人
20:48その人を誘惑するなんて
20:50泥棒猫
20:52ゆきちゃん
20:56大丈夫?
20:58ごめんなさい
20:59あなたたち
21:02反則が多すぎるわよ
21:03そう?
21:04みなさん
21:05フェアにやりましょフェアに
21:07反則承知で雪をいじめてるんだ
21:09また行ったら仕返ししてやろうよ
21:11よーし
21:11ゆき
21:15ゆきつけろ
21:16あなた
21:17大津先生のベッドに入ってそれからどうしたの?
21:20本当にやらしい人
21:21先生を誘ったんでしょ
21:23汚い人
21:24うわっ
21:25ゆき
21:25ゆき
21:26ゆきちゃん
21:27大丈夫?
21:27ゆき大丈夫?
21:28ゆき
21:29ゆだね
21:29ごめんなさい
21:30ゆきが高かった
21:31ゆき
21:31この野郎
21:32ゆきは何もしてはいないって言ってんだろ
21:35しかしとやすほどガタガタ疑うんだ
21:37汚いよ
21:37このゴマツリキッズだ
21:39あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
21:45アッシュー!
21:50ユキを疑うやなんて
21:52このドアホー!
21:53あんたらの頭の中は
21:55バックルケア!
21:58会いたいあんたらね
21:59男に相手にされないから
22:02欲求不満なんだよ
22:03痛い!
22:09ユキをいじめやがって
22:10拙い奴らめ
22:11仕返ししてやる
22:13ヤッシュー!
22:15ヤッシュー!
22:17ヤッシュー!
22:27ダメだよ!
22:29ダメだよ!
22:30何だ?この騒ぎは?
22:32先生よ!先生だわ!
22:35国際生と練習です
22:37みんなで泣きく大陸作り
22:38え?
22:41あきまみを叩き出された?
22:43ユキ!
22:43大津先生のマンションで手柱でピアノの練習をした
22:47たったそれだけの理由で学長に足利から追い出されたの?
22:51学長も頑固で分からずやだね
22:53またその尻馬に乗るのが主任教授のおじんと理事長のおば
22:56いつもユキを追い出したがってるんやから
22:59ユキ、あたしたちで寮に来るといいよ
23:02寮に
23:02そうだよ、おいで
23:03おいで、でも元気出して
23:05そうや、このカバン、あたしが持ってあげる
23:08これ与えにかしな
23:09寮に行ったらさ、好きなだけピアノが弾けるよ
23:12ほんまや、夜中でも誰でも文句言わへんで
23:15寮でガンガンピアノの練習してさ
23:18バッチリ入れあげて、ここからで勝つんだよ
23:20ミツコやゴレラジョーたちをギャブンってやしてやんなきゃ
23:23そうだろうよ、頑張れよ、ユキ、ユキ
23:26ありがとう、みなさん、ありがとう
23:42ユキ
23:49ユキ
23:50誰の許可を得て寮にいるんだ
23:53許可?
23:54許可?
23:54これはわかってるけどさ
23:56寮に入るためには理事長のあたしの許可が必要なんです
24:00規則違反は断じて許しません
24:02えぇ、じゃあユキに出てけってこと?
24:04ユキはどうなるんや
24:05第一、学生一人寮に入れただけで
24:08どれだけ食費や維持費がかかると思ってんの?
24:10ユキ
24:11荷物を持ってさっさと寮から出ろ
24:14大学には迷惑はかけません
24:16ユキはあたえの部屋ですが、あたえと一緒に寝るよ
24:18食べ物も私たちの分分けてやるしさ
24:201円も大学に負担はかけへんたかい
24:22ユキを寮に置いてやってよ
24:24お願いします、お願いします
24:25ユキはなんとこないんだよ
24:26お前
24:27大学には大学の規則というようながある
24:31それを無視して私は理事長に反抗するんだろ
24:35お前たちも厳重にしますぞ
24:37そんなやり方ってないよ
24:38むちゃくちゃだろ
24:39ユキにどこ行けって言うんや
24:40そうよ
24:41あたし、みなさんに迷惑かけたくありません
24:45寮から出て行くけど、大丈夫
24:47みなさん、心配しないでください
24:50ユキ、ユキ
24:52学長は潔癖な方だからな
24:59もう絶対にお前を許さん
25:01お前はあずま家には永久に戻れんど
25:04大津構造だってただじゃすばんからだ
25:07大津先生も?
25:09先生には何の罪もないのに
25:12若い娘は一晩中自分のマンションに泊まるなんて
25:15音楽大学の女教授にすることじゃない
25:18不禁止極まる
25:20学長に呼ばれて怒鳴られるんだろ
25:22そんな
25:23うざい
25:24降りろ
25:27さっさと出なさいよ
25:34あんたみたいな野良猫はね
25:36うちの中でぬくぬく寝てるもんじゃないの
25:38公園のベンチで眠ったら?
25:40じゃなかったら北海道のふるさとに帰るんだな
25:43どうぞ
25:59私のために大津先生が学長さんに叱られるなんて
26:04先生に申し訳ない
26:07謝らなくっちゃ
26:09謝りに行かなくっちゃ
26:11どうだった?
26:21ユキ
26:23え?
26:27親父たちが来てユキちゃんを寮から追い出した?
26:35あんたの親父とおばさん
26:37ユキと大津先生のスキャンダルでっち上げて
26:39今度こそユキを大学から追い出す気なんだ
26:41むちゃくちゃやでやることが!
26:43本当にどう性格してんのさあんたんとこの家の連中は!
26:46いやあの僕としても恥ずかしい限りで
26:49でもユキさん一体どこへ行ったのかしら?
26:51もうどこにも行くとこないであの子
26:55とにかく大津先生に知らせなくちゃ
26:59大津先生に
27:01ああ
27:03ああ
27:05ああ
27:07ああ
27:09そうだユキ
27:11その調子だ
27:13君とお店たちが少なくなったぞ
27:17その調子を忘れるな
27:19その勢いで引きまくれ
27:21はい先生
27:23ああ
27:25ユキちゃん
27:27また大津先生のところに
27:29ああ
27:31人の気も知らないで
27:33ああ
27:35ああ
27:37ああ
27:39ああ
27:41ああ
27:43お兄様
27:45ああ
27:47お兄様
27:48どうしてノックもしないで人の部屋に入ってくるの?
27:50いやすまん
27:52あら
27:53酔っ払ってるの?
27:54ああ
27:55ちょっとな
27:56キチンでワイン飲んでたんだ
27:58はははは
27:59いい気分だね
28:01どうしたの?
28:02お酒なんか飲んだこともないくせに
28:04みつ子
28:06もうダメだ
28:07絶望だ
28:08お前は大津先生
28:10俺はユキちゃん
28:12どっちも諦めるしかないよ
28:14お兄様
28:16何かあったの?
28:17正直に言って
28:18ユキちゃんが
28:20今夜も大津先生のところへ行ってるんだ
28:22何ですって?
28:24ははは
28:25やっぱし大津先生はピアノの天才だし
28:28ダンディで殺走としてるもんな
28:31それに比べて俺なんか落ちこぼれ
28:33ユキちゃんの相手になれるわけないよ
28:36ははは
28:38人生って厳しいな
28:40ユキ
28:46あれからどうしたんだろう?
28:47心配で心配で
28:48一晩中狙んなかったよ
28:50みなさん
28:52おはようございます
28:53ユキ
28:54ユキ
28:55ユキちゃん
28:56無事だったのね
28:57よかった
28:58心配してたんだよユキ
29:00すみませんでした
29:01ご心配かけて
29:02ゆうべはどこ止まったの?
29:04それは
29:05ええやないの
29:06どこに止まったかて
29:07こうやってユキの元気な顔見たら
29:09それだけでもう十分や
29:11その通り
29:12さあユキさんと一緒に張り切って
29:14今日のレスト受けましょう
29:15特大生の皆さん
29:29冷静に私たちの話を聞いてください
29:31何でもったいぶって
29:33さっさと言いな
29:34東音楽大学は
29:36選ばれたハイクラスの学生だけが学ぶ
29:38上品でエレガントな大学でした
29:40私たちプリンセスのミツコさんを中心に
29:42快適な学園生活を送ってきたの
29:45ところが突然
29:46学長さんの長男
29:48ゆきひこさんの娘と名乗る偽物が
29:50東家に乗り込んできて
29:51この大学にも通い始めたわ
29:53それがどうしたんだよ
29:55続いて大津先生が薄汚い特大生たちを
29:58ただで入学させたものだから
30:00もうこの大学の雰囲気はめちゃくちゃ
30:02下品で乱暴になってしまって
30:04それだけでも我慢できないのに
30:06この野川ゆきって偽物は
30:08大津先生のマンションに二晩も続けて止まって
30:11私たちのプリンス大津先生を誘惑してしまったわ
30:14誘惑なんてそんな
30:16私はただピアノのレッスンを
30:19やめなさいよ見えすいた嘘は
30:21そこで私たちは決議したの
30:23この偽物を自分のマンションに止める大津先生も大津先生
30:27不道徳でけがやわしい方です
30:29したがって私たちは先生の授業を断固ボイコット
30:33今後一切レッスンには出席いたしません
30:35以上です
30:43ボイコット結構
30:45嫌味な金持ちのお嬢さん連中がいなくなって
30:48先生するわ
30:49そうそう
30:50私たちはあくまでも大津先生についていく
30:52そうだよ頑張ろう頑張ろう
30:54あなた
30:56ちょっと来て
30:58さあ
31:00ゆきさんに何のよ
31:01この子と二人だけで話があるの
31:03話って何だよ
31:04皆さん心配しないで
31:06あなたってやっぱり心の汚い偽物ね
31:20自分さえ良ければ人にどんな迷惑がかかってもいいっていうの?
31:24私そんな
31:26だってそうでしょ
31:28あなたは学長のおじいさまにミスタッチだらけのピアノだと叱られた
31:32だから大津先生のマンションに毎晩押しかけてピアノの練習をしてるんでしょ
31:38その通りです
31:40ミスコさんに比べて私のピアノは下手すぎます
31:46その私をしごいてコンクールまでに上達させてくださるのは大津先生だけです
31:54その大津先生にどんな迷惑がかかっても平気なの?
31:58あなた先生を愛してるの?
32:02それは愛してます尊敬しています
32:07じゃあ学生たちにボイコットされた先生をどうやって救うつもり?
32:11皆さんはね
32:13あなたが二度と先生のマンションへ行かない
32:16音楽大学を辞めると誓えない限りボイコットを続けるんですって
32:21そうですか
32:25大津先生を本当に愛しているなら
32:28あなたのすることはたった一つしかないわ
32:31大学から今すぐ出て行って
32:33大津先生の前から永遠に姿を消すことよ
32:37もうあずま家からも追い出されたんだから
32:39さっさと自分の古さと北海道に帰ったらどうなの?
32:43そんな
32:44大津先生が今どんな苦しい立場に立っているか
32:47頭を冷やしたらよくわかるでしょ
32:50遅いねユキ
32:54遅いねユキ
32:56どうしたんだろう
32:57これからレース始まる中のに
32:59先生
33:00先生
33:01ユキさん
33:02どうした?
33:03教室を出て行ったっきり
33:04帰ってこないんです
33:05いないっけ
33:06何?
33:07お前たちユキを探してくれ
33:09払え!
33:10あんた介護官を探しなよ
33:11あんたへ攻撃室
33:12乗分身に本を探す
33:13OK
33:14ミツコくん
33:20ユキは僕の部屋で徹夜でピアノのレッスンをした
33:25疲れてぶっ倒れだから
33:27僕がベッドで寝かせてやった
33:29それだけだ
33:31信じるか?
33:33信じないのか?
33:34信じます
33:36でも
33:37先生のベッドに寝た
33:39ただそれだけで
33:40もうあの子を許せない
33:42それが女
33:44先生を愛してる女なんです
33:48先生!先生!先生!先生!
33:51先生!
33:52ユキさんどこにもいません
33:53ユキのやつ
33:54ひょっとして
33:55北海道へ帰っちまう気じゃ
33:57北海道へ?
33:59どうぞたち
34:00大津先生の授業をボイコットするって喚いてたし
34:03ひどい噂があって
34:04先生の立場がなくなったら
34:05どうしようと思って
34:06ユキって思い込んだら
34:07たちまち走る声から
34:09ほんまにひょっとして
34:10北海道へ帰って
34:12先生!
34:13先生!
34:18日本航空519日
34:2016時発
34:22札幌行きのお客様は
34:242階登場口入り口にて
34:26手荷物検査をお済ませの上
34:2932番程度よりご搭乗ください
34:32ジャパンエアライズ
34:34スタッフライト
34:35スタッフライト
34:36519
34:37スタッフォロ
34:38スタッフォロ
34:39スタッフォロ
34:40待て!
34:41ユキ!
34:42先生!
34:43ユキ!
34:44ユキ!
34:45俺と一緒に来るんだ!
34:47来い!
34:51先生!
34:52どこ行くんだっけ?
34:53黙ってついて来い!
34:54これ
34:56ドロー
34:58チーズ
34:59アープ
35:00スタッフォロ
35:02スタッフォロ
35:03シャビ
35:04オー
35:05スタッフォロ
35:06スタッフォロ
35:07スタッフォロ
35:08siamo
35:09ん お前は何のために北海道から出てきたんだ
35:15言ってみろ
35:17生まれてくる私を 一流ピアニストにしたかったお父さんの夢
35:24私にきっと本物ナーズの息になれって言ったお母さんの願い それを
35:32叶えるためです
35:34ああああああ 行き
35:40俺がどうしてお前をここへ連れてきたか分かるか お前はどこにいると思う
35:48うん このボールが
35:52お前のお父さん 天才ピアニストだったあずまゆきひか
35:57あずまゆきひかさんが ショパンの革命を弾いて日本ピアノコンクールに優勝したホールだ
36:04私のお父さん ここで
36:08このホールで お父さんと同じ年の18歳で
36:12同じ課題曲 ショパンの革命を弾いて日本ピアノコンクールで優勝する
36:19これがお前の夢だろう どうしてその夢をしてるんだ
36:24お父さん お母さんに申し訳ないと思わないのか
36:29お前が今目立つのはたった一つ 日本ピアノコンクールに出て優勝すること
36:35そうだろゆき
36:37そうです その通りに
36:41でもこのままでは 先生にご迷惑がかかると思って
36:46ゆき お前俺を助けたかったら 学長に会え
36:51学長さんに そうだ
36:54学長に体当たり
36:57学長は お前にとっては親の仇だろ
37:01このお父さん お母さんの恋愛を認めないで
37:05あつま家から叩き出し 二人を不幸にした超本人じゃないか
37:09そんな学長の言いなりになって お前まで負けていていいのか
37:14先生 わかりました
37:19学長は 子供の頃から 憎い安宿症 憎い安宿症だと思ってた人です
37:26私 学長さんに会って 思い切りってやります
37:31やっつけてやります
37:33お父さんのために お母さんのために
37:38そして 先生のために
37:43行きそうだ その駅だ
37:48その駅だ
37:50ただいま帰りました
38:09おかえり
38:14どうして帰ってきた 誰が許した
38:16お父様の言い付けに 背く気
38:18学長さん 私 死んでも この家から出て行きません
38:24なに?
38:25私と大津先生とは 何でもありません
38:28潔白です
38:29私はただ
38:31何とかミスタッチをなくそうと 大津先生に見てもらいながら
38:35朝までピアノの練習をしただけなんです
38:37私を信用してくださらないんですか?
38:40学長さん 私が 東木を出て行くのは
38:47偽物と分かったとき そして コンクールに分けたときです
38:52学長さんが気まぐれに怒ったって 私 この上から出て行きません
38:58私が気まぐれに怒った?
39:01そうです
39:02あなたって人は 頑固な上に 気が短くて 酷い感触持ちです
39:08だから すぐ 人を感動したり 叩き出したりするんです
39:13お前 死んだ幸彦のことを言ってるのか?
39:17そうです
39:19あなたは 一時の感触で 愛し合ってた
39:23私の お父さんとお母さんを この家から叩き出したんです
39:29おかげで
39:31二人とも 幸せになれないまま 死んでしまいました
39:36あんた お父さんに向かって 何てこと言うの?
39:40あたしの お父さん お母さん
39:43あなたに負けて 死んでしまったけど
39:45あたしは負けない
39:47絶対に負けないで このお屋敷にいます
39:50あたしが偽物と分かるか コンクールに負けるか
39:54そのときまでは どんなことがあっても
39:56このアズマキから出て行きません
39:59なんていう ずずずしい娘だ
40:01恐ろしいに 乗ったほうがよ
40:05あたしは あなたのために 不幸せになりたくない
40:08七流ピアニスト アズマ駅になって
40:12幸せになりたい
40:14お父さん お母さんの分まで 幸せになりたいんです
40:21よーし 本当にお前が二晩徹夜して
40:25大津くんのレッスンを受けたかどうか
40:28わたしの耳で 確かめてやる
40:32ユキ
40:33ショパンの革命を 聞いてみろ
40:35はい
40:39かくちょう
40:40ご視聴ありがとうございました
40:53ご視聴ありがとうございました
40:57ご視聴ありがとうございました
40:58ご視聴ありがとうございました
41:27もういい
41:29もういい
41:32ミスタッチはほとんどない
41:35お前の言うことは本当だ
41:37さっさと荷物を自分の部屋に運んで
41:40お手伝いさんに戻れ
41:43学長さん
41:44ありがとうございます
41:45ありがとうございます
42:02多いすぎたねーシンデレラ
42:06でっけー口を叩いてまんまとじいさんを丸め込んだな
42:10あっさりとあずま家に舞い戻るとは
42:12やっぱりおめえはすげえ玉だ
42:15戻ったって当たり前でしょ
42:16私は本物のあずま駅
42:19あずま駅なんですから
42:21じいさんの目はごまかせてもな
42:24医者の目はごまかせねえぞ
42:26俺の友達で産婦人科の医者がいるんだ
42:29お前が本当に大津構造となんでもなかったかどうか
42:32まだちゃんとした金娘かどうか
42:34調べてやる
42:35ちょっとおい
42:36そのお医者さんここに通りできたら
42:40私がピッカピカの処女だっていうことがすぐに分かれば
42:45この野郎
42:47ふん
42:54まあ考えてみりゃ
42:57あの天才ピアニスト大津構造が
43:01北海道の漁港の小娘
43:03魚くせえおめえに手を出すはずがねえもんな
43:06おい偽物
43:08お前どうしてもこのあずま家に居座って
43:12何億というあずま家の財産を手に入れていらしいが
43:15殺し専門の鬼刑事のこの俺が相手じゃどうにもならねえよ
43:19明日にでもこっから叩き出してやる
43:22よく覚えとけこの薄ぎだねえ死んでるな
43:25私には天国から見てるお父さんがいる
43:36お母さんがいる
43:38そして大津先生がいて
43:42ピアノがある
43:44どんな目にあっても負けるもんか
43:48絶対に負けない
43:50日本ピアノコンクールではきっと優勝して
43:55大津先生と幸せになりたいんだもん
43:59ご視聴ありがとうございました
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