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  • 6 か月前

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テレビ
トランスクリプション
00:00幸せってどこにあるのだろう
00:07乃木坂46の橋本奈々美が最後の旅に出た
00:14行き先は失われてしまった風景が残る北海道の端っこ 根室半島
00:23一緒に旅する本は作家桜木篠が幸せをテーマに描く 蛇行する月
00:29それは串野の高校を卒業した純子という女性と 同級生たちの25年の物語
00:41純子は高校卒業の年に20歳以上年上の男性と駆け落ちする
00:49私これから東京に行くの 東京に逃げることにしたの
00:54故郷を捨て東京での親子3人の貧しい生活を 幸せと伝えてくる純子に
01:02同級生たちは引き寄せられ
01:05次第に本当の幸せとは何なのか 自分を振り返って行く
01:14この小説と最初にたどり着いたのは
01:17懐かしい風景を残す漁村 根室市の落石地区
01:22そこにあったのはかつて北海道で当たり前に見られた 馬と人が自然の中で暮らす美しい風景
01:38その風景は誰も気づかない間に 今失われようとしていた
01:50本当自分からいろんなことを 見つけていかなきゃいけない
01:55というか見つけるのが 本当の学びなのかな
02:00今日は蛇行する月の後編 そして1年にわたる恋する文学の最終回
02:09たどり着いたのは自然さえも失われていく この世の果てと言われる場所
02:16どうするのが正解か分からなくなる場所ですね
02:21蛇行する月と一緒に旅をして橋本七海が見つけた幸せとは?
02:30蛇行する月の後半のストーリー
02:39ご視聴ありがとうございました
03:09さらには息子を国立大学に進学させる
03:13そして高校卒業から25年後の2009年
03:24串路で看護師として働く同級生直子のもとに
03:29その年も純子からクリスマスカードが届く
03:33そこには年末に検査入院を受けると書かれていた
03:40独身で仕事一筋に生きてきた直子は
03:46両親が交通事故に遭い
03:483年間意識不明の間もなくなり
03:52罪悪感を感じ続けていた
03:54直子は純子が気になり東京へ向かう
03:58そこに40代になった純子が思わぬ姿で現れる
04:04待ち合わせは東京ドームホテルの1階ラウンジにした
04:10午後3時ラウンジの中ほどから
04:15手を振りながらこちらにやってくる女を見て
04:18直子は目を疑った
04:20丸かった顔立ちは頬骨ばかりが目立って
04:25目尻も口元もシワだらけだ
04:29黒いスーツを着ているが
04:31どこから借りてきたのかと思うほど寸法が合わない
04:36ベンチから立ち上がり
04:39手を振り返すこともできずに女を見つめた
04:42純子なの?
04:47うん
04:47ちょっと痩せちゃって
04:50なんだかばあさんみたいでしょ
04:52ごめんね
04:54過去悪いところ見せてるね
04:57尋常ではない痩せ方だ
05:00口元に売っているシワも
05:03白髪だらけの短い髪も
05:06直子が持っている菅純子の写真とは
05:10似ても似つかない
05:11同い年とは思えないほど
05:14老いた姿の純子を見て
05:16どんな言葉も浮かばなかった
05:19東京ドームを見下ろす20階の部屋へ入ると
05:25純子は窓辺へ寄って
05:27あえて嬉しい
05:29綺麗だね
05:30を連発し始めた
05:33暮れかかる東京ドームを眺めながら
05:37純子が恥ずかしそうに
05:39もうちょっとなんだと呟いた
05:42明がね大学院に通いながら
05:46教授の設計事務所でアルバイトしてるの
05:49このまま事務所に残らせてもらえそうなの
05:52勉強先としては最高の環境だと思うんだ
05:56明君とお父ちゃんは元気なんだね
06:00うん
06:02純子の目がキラキラと輝き出した
06:06まるでそこに命が集中しているようだ
06:11息子の話をしている時が一番彼女を輝かせる
06:17純子は
06:19高校を卒業してから
06:22会わずにいた時間を埋めようとでもするように話し続ける
06:28図書部のみんなは元気かと問われ
06:31最近はあまり会えないのだと伝えた
06:34みんな仕事や家族のことで忙しいみたい
06:38最近は年に1回の飲み会は難しくなってきてる
06:43純子のことは私が伝えてる
06:46みんな純子に会いたがってたよ
06:51会いたい理由に様々な思いはあるだろうが
06:54それぞれどこかで必ず純子の話題になっていく時期があった
06:59夕暮れが近づいている
07:02薄暗い部屋の中で
07:06純子のいる場所だけが
07:08薄い幕に覆われているように見える
07:11純子の命が
07:13年単位で語れないことは明らかだった
07:18気力だけで
07:19直子に会いに来たとしか思えない
07:21ふと
07:24明日死んでしまうかもしれない自分を想像する
07:28純子の姿に
07:31自分の明日を重ねていた
07:33多くを失いながら
07:42息子のために懸命に生き
07:44幸せとは何かを問いかけてくる純子
07:47ここ根室半島には
07:50自然さえも失われていく光景があると
07:53写真家の岡田敦さんが教えてくれた
07:56そこは
08:05根室市街の入り口にある
08:07春国体という場所
08:09すごい形の木
08:18白くなった木って見たことない
08:21白くなったの見たことない
08:23白樺ぐらいしか見たことない
08:25春国体は数千年の時をかけて
08:31海流が砂を運びできた陸地
08:348キロに及ぶ3列の砂丘の上に
08:40森や湿原が広がる世界でも珍しい地形
08:44しかし現れたのは
08:49破壊された木道と立ち枯れた木々
08:53なんて言ったらいいんでしょうね
08:55不思議な感じですね
08:58すごいなんか
08:59荒廃してる
09:01雰囲気はあるけど
09:03でも全然今みたいに虫の声するし
09:06どうするのが正解か分からなくなる場所ですね
09:11この先に自然が失われていくのを目の当たりにする光景があるという
09:20特別に許可をもらってその先へ
09:28何ですか
09:43木に何かがまとわりついて
09:52ここ数年
10:04目室半島を襲うようになった
10:07台風や高潮などの異常気象で
10:10根こそぎ倒れてしまった原生林
10:12そこには
10:17強風が吹き抜けた跡に沿って
10:20木々が灰色になって横たわる
10:22森の墓場のような光景が広がっていた
10:266年前とかはもっとここも違ったんですか
10:346年前はもっとちゃんと
10:38こんな風にはなってなかったかな
10:41空もなんていうのかな
10:44見えないぐらい深い感じだったんだけど
10:49岡田さんが6年前から撮り続けてきた
10:55春国体の写真
10:57砂の上にできたその森は
11:00高潮などによって海水の侵食が進んでいた
11:04岡田さんは森が消える前に
11:08その魅力を写真で伝えようとしていた
11:11自然って何か当たり前で
11:16永遠にあるものだと思っていたんだけど
11:18自然も永遠ってことあり得ないんだなと思って
11:24言葉では分かるけど
11:29こういう景色を見ると本当に実感しちゃうんだよね
11:33仕事でいろんなところに行かせてもらいますけど
11:39北海道のこういう環境での
11:42こういう自然が
11:48なされるがままになっている姿って
11:53初めて見ました
12:09故郷の自然さえ永遠ではないと知った先に
12:12何を大切に思えばいいのだろう
12:16春国体の変化を40年以上も家族で見守り続けてきた人がいると聞いて訪ねた
12:41こんにちは お願いします
12:45近くで民宿を営んできた高田直子さん
12:52これね黒い写真なんですよ
12:54家族にとって春国体っていうのはどういうものだったんですか
13:00うちの庭みたいな感じ
13:02そううちの庭みたいな感じでしたね
13:08これはねだから浜梨の浜梨なんですずっと
13:17その実を積んでその実をジャムにするのに実を積みに行った
13:20そうこういうバケツ持ってるから実を積みに行ったんです
13:2340年前に川崎から移住した高田さんが
13:29娘さんと一緒に春国体で写した写真
13:32森にはまだ木々が生い茂っていた
13:36こうやって家族の庭って思われるぐらい親しくしてきた突然が
13:45どんどんいろんな環境や芸人で変わっていっていることを
13:52どう感じられますか
13:54私にとっても家族にとっても
13:59やっぱり春国体は根室の原点みたいな感じですからね
14:09高田さんと一緒に春国体を見守り続けてきた
14:17夫の勝さんは3年前に病気で亡くなった
14:2140年前の当時のお二人が今のこの根室とか春国体を初めて見たとすると
14:33その時も同じようにここに住むっていう決断もされてました
14:38やっぱりねいくら自然が悪くなっても根室の自然を他から比べるとやっぱり今の時点でもねいいんですよね
14:50それから私は一人
15:06根室半島の北にある野付半島に向かった
15:10岡田敦史さんから春国体より更に森が消えたこの世の果ての光景といわれる場所があると教えてもらった
15:22ベッカイ樹形
15:27トドワラ
15:29ここはトドワラ
15:33ここがこの世の果ての風景といわれる
15:40野付半島トドワラ
15:42かつて春国体と同じように砂の上に森が広がっていた
15:50木が枯れてなくなった跡がある
15:54以前は海水の侵食によって木々が立ち枯れた光景が幻想的といわれていた
16:03その残骸もこの数年の高潮などで消えていた
16:12なんか緑と木を感じて
16:16海の匂い感じるってなんか
16:20変わってる感じ
16:23ここで生き止まりだ
16:27もはや森には数本の木しか残っていなかった
16:33それは未来の春国体の姿
16:37全然私はこの場所の歴史とか
16:51前がどうだったとかを見たことがないから
16:55なんか単純に不思議な場所ですごいな
16:59あんまり見えない景色だなきれいだなっていうのが正直な感想なんですけど
17:04終わりか始まりかもわからない景色
17:08改めて蛇行する月について聞いた
17:11私はあの本を読んで特別誰かが
17:17すごい不幸でもないと感じていて
17:25純子も含めて純粋とかずるいとか
17:29不幸幸せとかはそういうのは
17:32あの当初人物たちに全く思ってなくて
17:35ただこう普通に当たり前に生きてる人だよなとは
17:41私は感じてるんですよね
17:47どうなんだろう
17:56蛇行する月のラストシーン
17:58東京でどん底の生活を送ってきた純子は
18:02死を前にして
18:04同級生の直子に思いもよらない言葉を最後に伝える
18:09それはどんなに不幸だと思える状況の中にも
18:14確かに幸せは存在すると思わせる希望
18:18その姿に直子は気づかされていく
18:22ふと
18:24人工呼吸器で繋がれたまま行ってしまった両親も
18:28かすかな思考のどこかで死を受け入れ
18:32その日を待っていたのではないかと思った
18:36直子は静かにそして緩やかに
18:41自分は許されているのだと思った
18:45誰でもない菅淳子という天使に
18:49許されているのだと思った
18:53食欲も食べたいものもないだろうことは分かっている
18:59直子はルームサービスでサンドイッチと紅茶を頼んだ
19:04純子が届いたサンドイッチを一切れかじる
19:09おいしい
19:11純子はその一口を飲み込むのに
19:13途方もない時間をかけた後
19:16ありがとうと言った
19:20窓が夜景でいっぱいになる頃
19:23ポツリと純子がつぶやいた
19:26きれいだね
19:29純子
19:30幸せなんだね
19:32もちろん
19:35夜の底で輝いている色とりどりの電色がぼやけた
19:40視界に
19:43図書室の窓から眺めていた
19:46夏の湿原が広がっていく
19:49どこまでも緑だ
19:52湿原を一本の黒い川が蛇行している
19:57うねりながらひしべの景色を海へと運んでいる曲がりながらひたむきに河口へ向かうみんな海へと向かう川は明日へと向かって流れている
20:16蛇行する月と一緒に巡った最後の旅橋本七海がたどり着いた幸せとは何か聞いてみた無理してないことに
20:45ですかね私の場合だと
20:49自分の心とか気持ちの中で無理してないときが一番何をしてても幸せに感じると思うので
21:02無理をせず
21:05あとは自分の正しいと思うことを正しくやれているとき
21:13あるけど
21:22言うと軽くなる気がしてて自分の中で
21:27本当に小さい頃の感覚とか昔に好きだったものとかを大事にするべきだと自分の中で感じてて
21:45環境的にどうしても人に流されないとうまくいかない環境にいるんですけど
21:52そこよりも大事にするべき自分の気持ちとか感覚というようなとは去年よりは思っていると思います
22:031年にわたった恋する文学の旅は今日で終わる
22:15お願いしまーす
22:17今日はお願いします
22:18そして橋本七海の新しい旅は始まる
22:25そこには1年前にあったときより少しだけ自信を持ち始めた彼女がいた
22:36最後にアザラシが見送りに現れた
23:02あっめっちゃいる
23:053匹?
23:07動物と子供が何より好きな橋本七海にエールを送るように
23:15ご視聴ありがとうございました
23:28ご視聴ありがとうございました
23:30ご視聴ありがとうございました
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