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「働くとは、傍を楽にすること」商人の誇りを道とした、江戸の哲人・石田梅岩が現代に問う“正直・勤勉・倹約”の意味。
たおやかインターネット放送HP:http://taoyaka.at-ninja.jp/
The meaning of ‘honesty, diligence and frugality’, which the Edo philosopher Ishida Baigan, who took the pride of a merchant as his path, asks us today.
Taoyaka Internet Broadcasting Website: http: //taoyaka.at-ninja.jp/
トランスクリプション
00:00働くとは、旗を楽にすること。
00:23商人の誇りを満ちとした、江戸の鉄人、石田外男が現代に問う、正直、勤勉、賢役の意味。
00:36時は江戸後期。
00:38平和が続き、経済や長人文化が花開く一方で、身分制度は厳格に保たれていました。
00:45知能交渉の最下層とされた商人は、いかに誠実に働こうとも、理を得るだけの存在とか論じられていたのです。
00:54京都の五福省に奉公していた石田外男も、若き日に、こうして偏見に直面します。
01:01人の役に立つことこそが、仕事の本質ではないか。
01:04やがて、バイガンは、独学で、儒教、仏教、同盟学など幅広い学問を学び、
01:1345歳の1729年より、自宅の座敷で、受講無料の塾を開きます。
01:20はじめは塾生も少なかったのですが、その教えの深遠さと、バイガンの誠実な人柄と相まって、
01:27庶民の間に広まっていきます。
01:29質素な町屋に、職人、農民、商人、時には武士までもが詰めかけました。
01:37入りきれない人々は、縁側から耳を傾け、造りを縫いで正座する者もいれば、
01:43仕事帰りにすすけた手のまま、筆を走らせる者もいたと伝えられています。
01:49学問と実践を融合させた独自の思想。
01:52石門神学を唱えた石田バイガン。
01:55その教えは、多くの町人たちに、道徳と実益の調和を説き、
02:01今日の日本人の仕事間にも影響を与え続けています。
02:11石田バイガンの代表作、土肥問堂は、商売の思想をまとめた書物です。
02:16京都のバイガンに対して、田舎の弟子が質問し答えるという会話形式を取られて、
02:23いるため、誰でもわかりやすく、読みやすく書かれています。
02:28どのようなことを、教えていたのでしょうか。
02:31代表的な3つの思想をご紹介します。
02:351つ目は正直。
02:37バイガンは、誠の商人は、先も立ち、我も立つことを思うなりと言っています。
02:43つまり、まずは、お客さんや取引先のことを思い、そして、自分のことを思うということです。
02:51日本で、最初に、企業の社会的責任、CSRの考え方を唱えたのは石田バイガンだと言われています。
03:002つ目には勤勉。
03:02一生懸命に働くことが大切だとバイガンは言います。
03:07それは、ただ、商売をうまく生かせるだけでなく、
03:10勤勉に勤めることにより、人間は幸福になるという、考えが根底にあります。
03:18現代で言われる、仕事は、収入を得るために行うもので、
03:22余暇をいかに充実させるかという考えとは、
03:25少し違う、かつての勤勉な日本人の仕事感は、バイガンの影響があると言われています。
03:323つ目は、賢役。
03:34賢役と聞くと、ケチだという印象を受けますが、
03:37バイガンの言う賢役は、少しニュアンスが違います。
03:42物を簡単に捨てずに、大切に使い切る。
03:46バイガンは、世界にいる物を2つに手すぐようにするお賢役という。
03:51とも言っています。
03:52もったいない。
03:54に近い意味だと思います。
03:56持続可能な開発目標につながる考え方になります。
04:00契約をすることにより、人間が本来持っている正直という徳を取り戻すことができると、
04:07バイガンは説いています。
04:15石田バイガンの仕事感は、100年を超える老舗企業の仕事感と多くの点が一致しています。
04:22100年以上続く老舗企業の条件は、
04:261.家制度を主軸とした経営。
04:29事業を代々続く家業として継承、存続、発展させてきたこと。
04:35後継者を欠縁以外で行う養子制度も活用する。
04:392.雰囲気と流行のバランスを取る。
04:42長年の改革、繁栄となる伝統を重んじる一方、
04:46時代の変化に合わせて、流行にも敏感に対応する。
04:503.雰囲気よりも、独自性やこだわりの追求。
04:55儲けよりも、自社の強みや存在意義、我がさらすさに重点を置く。
05:00それは、まさに、赤毛神学の無限であり、
05:04商売が社会に貢献する営みであることを証明しています。
05:14石田バイガンが赤毛神学で説いたのは、
05:17飽きないとは、人と人との信頼の橋を架ける行為であるということ。
05:22両部と商人は、まっすぐであれば必ず立つ。
05:26今、正直に、近伝に、権約を持って生きることの価値が、再び問われています。
05:33現代にこそ響く、江戸の鉄人の言葉。
05:36あなたの働く意味も、もう一度見つめ直してみませんか?
05:41ご視聴ありがとうございました。

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