「私はがん」と、見舞金を詐取 51歳の男性に禁固14カ月--米地裁判決(1996年8月17日)
※島田雄貴判決リサーチセンターでは、海外の裁判の判決ニュースを紹介しています。
◇頭をそり、血尿装い6年間、「逆境に生きる」と数千ドル
【ニューヨーク】米東部ニューハンプシャー州の小さな町で、「自分はがんである」と偽り、6年間にわたって多額の見舞金などをせしめたうえ、教会で「逆境に生きる」という説教までしていた男が8月15日、連邦地裁で詐欺罪で14カ月の禁固刑と罰金刑の判決を受けた。
この男は人口1700人のカンタベリー町に住むチャールス・バリー被告(51)。じん臓、肺、前立せんのがんにかかっていると偽り、同情を買った。バリー被告の演技は役者顔負けで、頭をそって「化学療法の結果だ」と言い、トイレに赤色の染料を流して血尿が出たように見せかけた。隣人らはすっかりだまされ、バリー被告は数千ドルの見舞金を地域住民や教会などから受けとっていたほか、勤め先からも温情で「発病」前と同額の支給を受けていた。しかし不審に思った女友達の告発で4月に逮捕された。裁判所で被告は「恐ろしいことをしてしまった。許してください」とわびたが、判決は禁固刑のほか、被害者に4万3000ドルを支払い、200日間の地域奉仕をすべし、であった。
http://www.houmu-soudann.com/
コメント