小沢氏裁判、控訴するか９日に結論

小沢氏裁判、控訴するか結論出ず

　先月、無罪判決が出た民主党・小沢一郎元代表の裁判で、２日午後、検察官役を務めた指定弁護士３人が、控訴するかどうかについて協議しましたが、結論が出ず、今月９日に再協議をしたうえで結論を出す方針であることがわかりました。

　控訴の期限は今月１０日までで、指定弁護士が控訴しなければ小沢氏の無罪が確定することになります。

　判決は、小沢氏が元秘書から収支報告書の記載について報告を受け、了承していたことは認めましたが、小沢氏と元秘書らとの共謀については認めませんでした。（02日18:42）

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小沢氏裁判 控訴するか９日に決定
5月2日 18時15分

政治資金を巡って強制的に起訴された民主党の小沢元代表に無罪の判決が言い渡されたことについて、検察官役の指定弁護士３人は、２日、控訴するかどうか協議しましたが、結論は出ませんでした。控訴期限の前日の今月９日に決めることにしています。

民主党の小沢一郎元代表（６９）は、収支報告書にうその記載をしたとして検察審査会の議決によって強制的に起訴され、東京地方裁判所は、先月２６日、「小沢元代表が元秘書らから収支報告書について報告を受けて了承したと認められるが、違法だと認識していたとは言えない」として無罪を言い渡しました。
判決について、検察官役を務めた指定弁護士３人は、２日、都内で集まって控訴するかどうか、およそ１時間協議しました。大室俊三弁護士によりますと、協議では、判決には納得がいかないという意見が出た一方で、弁護士として有罪を主張し続けることにためらう発言も出て、２日は結論は出なかったということです。
控訴の期限は、今月１０日で、指定弁護士３人は前日の９日に改めて協議して控訴するかどうか決めるということです。