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  • 2 日前
コンゴ民主共和国で今、深刻な事態が起きています。過去最大規模のエボラ流行が続く一方で、隣国ウガンダでは同じウイルスが入っても大規模拡大を防げたのはなぜなのか。東部コンゴの紛争、住民の避難、医療アクセスの困難さを、2023年の現地取材映像も交えて解説します。

エボラの感染経路や封じ込めに必要な追跡・隔離・安全な埋葬といった基本を押さえながら、道路事情や治安、医療チームの移動制限がどれほど対策を難しくするのかを具体的に見ていきます。さらに、ウガンダで感染拡大を抑えられた背景との違いから、同じウイルスでも現地の条件で結果が大きく変わる現実を読み解きます。

コンゴ民主共和国のエボラ、東部コンゴの紛争、国際協力、感染症対策、現地ルポ、ニュース解説を知りたい人に向けた社会問題ドキュメンタリーです。世界の感染症ニュースを深く理解したい方、アフリカ情勢や医療アクセスの課題を学びたい方にも役立つ内容です。

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ニュース
トランスクリプション
00:00どうも皆さんこんにちは原カンタです 今アフリカ中部のコンゴ民主
00:04共和国でエボラ出血熱の流行が急速に拡大して
00:08います
00:082026年8月時点で確認された感染者は4000人を
00:12超え2000人以上が亡くなっています 感染の中心となっている
00:16のはコンゴ北東部のイトゥリ州です
00:19今回の流行はコンゴで過去最大規模となっています 今回確
00:24認されているのはエボラウイルスの一種
00:26ブンディブギョウイルスです 2014年から2016年に西アフ
00:31リカで大流行したエボラとは原因となるウイルスの
00:34種類が異なります
00:37このブンディブギョウイルスによる流行が確認さ
00:40れるのは 2007年のウガンダ
00:422012年のコンゴに続いて今回が3回目です 現在このタイ
00:47プに対して承認されたワクチンや特効薬はなく
00:51今年7月にはコンゴで有効な治療法を探るための臨
00:55床試験が始まりました エボラは感染すると高熱や激しい
01:00倦怠感
01:01嘔吐などの症状が現れ重症化すれば命を落と
01:05すこともある感染症です 致死率は平均すると約50%と
01:09非常に高いことで知られています
01:12エボラと聞けば非常に恐ろしい感染症というイメージを
01:16持つ方も多いと思います ただ今回私が皆さんと考えたいのはエボ
01:21ラというウイルスそのものについてだけではありません
01:24実は今回エボラは隣国のウガンダにも広がりました 私自
01:29身長年国際協力の活動を続けてきた国です
01:33しかしウガンダで確認された感染者は20人 7月16日
01:38には最後の患者が退院し現在は収束宣言に向けた42
01:42日間の監視期間に入っています
01:45一方のコンゴでは今も感染が広がっています なぜ同じ
01:50エボラが入ってきたにも関わらず国によってここまで大
01:54きな違いが生まれてしまうんでしょうか
01:56その背景を理解するには今後東部で30年以上続いてきた紛
02:01争について知る必要があります 私は2023年紛争が続いて
02:05いる今後東部を実際に取材しました
02:09今回はその時の映像もお見せしながらエボラのニ
02:12ュースだけを見ていてはわからない 今後東部で起きている
02:15問題を解説していきます
02:17ぜひ最後までご覧ください そもそもエボラの流行はどうす
02:21れば止められるのか
02:22エボラは主に感染した人の血液や体液に直接触れる
02:26ことで人から人へ感染します そのため感染した人をできるだけ
02:31早く見つけて治療しその人と接触した人を追跡する
02:35亡くなった人から感染が広がらないよう安全に埋葬する こ
02:40うした対策が重要になります
02:42余談になりますが日本にもエボラが広がってくるのではない
02:45かと心配する方もいるかもしれません
02:48しかしwhoは今回の流行について世界全体へのリスクは
02:52低いと評価しています 日本で一般の人が感染する可能性は
02:56現時点では極めて低いです
02:58エボラを止めるために何をすべきかはわかっています 問題
03:02はそれを実行できるかどうかです
03:05感染した人と接触した人を追おうとしても戦闘が起
03:09きて住民が避難すればその人がどこにいるのかわ
03:13からなくなります
03:13患者を病院へ運ぶにも道路が通れなかったりその先
03:17で武装勢力が活動していたりすれば簡単には移動でき
03:22ません これが現在の今後東部で起きている問題です
03:25ではなぜ今後東部ではこれほど長く紛争が続いているのでしょう
03:30か 話は1994年に遡ります
03:33今後の東側にはルワンダやウガンダがあります 1994年ルワンダ
03:39ではジェノサイド集団虐殺が起きおよそ100日間
03:43で80万人以上が殺害されました
03:45その後大量の人々が国境を越えて当時ザイールと呼
03:50ばれていた現在のコンゴ民主共和国へ逃れました その中
03:54にはルワンダでジェノサイドに加わった武装勢力も
03:57含まれていました
03:59ルワンダ側からすれば自国を攻撃する可能性のある武装
04:03勢力が国境のすぐ向こうにいることになります
04:061996年ルワンダやウガンダが今後国内の反政府武装
04:12勢力を支援し 第一次コンゴ紛争が始まりました
04:15当時の政権は崩壊しますが平和は長く続きません 1998年
04:20には再び戦争が始まりました
04:22第二次コンゴ紛争です 周辺の多くの国や武装勢力
04:27が加わり戦闘だけではなく飢餓や病気によっても多く
04:31の人が亡くなりました
04:322003年この大規模な戦争は一旦正式に終わります し
04:37かし戦争が終わったからといって東部にいた武装勢力
04:41がすべて消えたわけではありませんでした
04:44ルワンダなど周辺国との対立 土地をめぐる争い
04:48地域社会の対立
04:49政府の力が十分に届かない地域の存在 そして金など
04:54の豊富な天然資源
04:56様々な問題が重なり武装勢力による戦闘がその後
05:00も繰り返されていきました
05:01現在東部で大きな勢力を持っている武装勢力の一つ
05:05が m 23です
05:07主に北キブ州や南キブ州で活動しており 国連は
05:11ルワンダ軍から支援を受けていると報告しています
05:15今回エボラ流行の中心となっているイトゥリ州では m
05:1923とは別の武装勢力による戦闘が続いています
05:23つまり同じ一つの戦争が30年間続いているわけではあり
05:28ません
05:28場所によって違う武装勢力や対立があり 形を変えな
05:33がら暴力が繰り返されてきたということです
05:36ではこうした紛争が続くことが なぜエボラを止めること
05:40まで難しくするんでしょうか
05:42ここから私が実際に今後東部を取材した時の映像も
05:46交えながらお話ししていきます
05:47その話に入る前に少しだけお知らせをさせてください
05:50私原カンタは世界を無視しない大人になるためにという本を自
05:54費出版しています
05:55私自身が国際協力の活動を始めた原点について
05:58書いた一冊です
05:59興味のある方はぜひ動画下のショップからお買い求めください
06:02エボラを抑えるためには感染した人と接触した人を一人
06:06一人追っていく必要があります
06:08ところが村の近くで戦闘が起きれば人々は安全な場
06:12所へ逃げます
06:13避難先は大きなキャンプとは限りません
06:16親戚の家へ行く人もいれば別の村へ移る人も
06:19います
06:21そうなればこの患者と接触した人は誰なのか
06:24その人は今どこにいるのかを確認するだけでも難しくなります
06:29もう一つ今後東部で大きな問題になっているのが移動の
06:34難しさです
06:35エボラを抑えるためには医療チームが村まで行き患者を
06:39病院へ運び
06:40採取した検体を検査施設まで届ける必要があります
06:43しかし今後東部ではそもそも人や物を移動させる
06:48こと自体が簡単ではありません
06:50私は2023年今回の流行地とは別の今後東部
06:55南キブ州で農村部まで車で取材に向かいました
06:58その時の映像を見ると移動がどれだけ大変なのか
07:02がわかると思います
07:13今カロンゲの村の中の小学校に向かっているんですけど
07:17すごい道ですね
07:18昨日通ってきた道よりもさらにヘビーの道を今通
07:22っています
07:24すごい道ですね
07:26車がもう斜めっちゃ
07:28さらに問題は道路の悪さだけではありません
07:32今後で長年活動する小川慎吾さんは私たちが出発
07:36する前に今後東部で移動する際の注意点についてこう話
07:40していました
07:40道中で武装勢力による誘拐なども起きたことがあるみたい
07:45な
07:45そうですこのあたりってやはり紛争が今もまた続いている場
07:48所でもあるので
07:49武装グループが村を襲撃したり人を誘拐したりということが
07:54発生している場所でもあるので
07:56そこはもうこっちに来る前から我々も事前に情報を
08:00かなり収集して
08:02今回この時期今日この日移動するのは安全
08:06100%安全というのは言い切れないんだけれども
08:08そういった状況がないということを確認しているので
08:11なので今日移動します
08:14小川さんの説明にもあったように
08:16武装勢力による襲撃や誘拐が起きる地域では
08:20その日にその道を通っても大丈夫なのか
08:23事前に確認しながら移動します
08:26エボラへの対応でも医療チームが村に行き
08:29患者や検体を運び薬や防護具を届けなければな
08:33りません
08:33道路が悪いだけでなく安全に入れない地域まであれば
08:37感染者を見つけて治療につなげること自体が難しく
08:41なります
08:41一方で今後東部で暮らす人たちが
08:44毎日戦闘から逃げ続けているというわけではないことは補足して
08:48おきます
08:49私が現地で取材した時にも
08:51紛争が続く地域で人々がどう暮らしているのか
08:54小川慎吾さんに話を聞きました
08:56もちろん紛争下ではあるんだけれども
08:59鉄橋の紛争って言って
09:00ずっと紛争が毎日続いているわけではなくて
09:03時々その武装グループの襲撃があったりとか
09:06逆脱があったりというのが起こるので
09:09ここにいる人たちってほとんどの普通の村に生活している
09:12んです
09:12今後って国内避難民がだいたい
09:14540万人もっとかな
09:17今多分それより増えていると思うんですけど
09:19ほとんどが普通の民家親戚の村に避難したり
09:23キャンプそのものをなかなか作れなかったりするというのもあるし
09:26数が多すぎるので
09:28そういう状況の中で国内避難の人が今後の国内に
09:31いる
09:32なので援助だけに頼っていても生きていけないので
09:36私自身現地で見たのも
09:38子供たちが学校へ行き
09:40大人たちが畑を耕し
09:42商売をする普通の日常でした
09:44ただその近くで襲撃や戦闘が起きれば
09:47人々は家を離れ
09:49病院へ行けなくなり
09:50支援する側も入れなくなります
09:53感染症を止めるには
09:55一人一人を地道に追い続けなければなりません
09:59その当たり前のことを続けるのが難しい
10:02それが紛争地域でエボラを抑える難しさです
10:06では同じエボラが入ってきたウガンダでは
10:09なぜここまで大きな流行にはならなかったんでしょうか
10:13今回ウガンダで確認された感染者は20人
10:16そのうち15人は今後から入ってきた感染者で
10:19国内で感染したのは5人でした
10:22感染が確認されると検査や隔離
10:25接触者の追跡が進められ
10:27大規模な市中感染には広がりませんでした
10:31ウガンダもこれまで何度も
10:33エボラの流行を経験しています
10:35その度に感染者を見つけ
10:37接触した人を追い
10:39流行を封じ込める対応を積み重ねてきました
10:42今後にも長年のエボラ対策の経験があります
10:46ただ今回の今後東部では
10:48その対策を続ける途中で
10:51人々が先頭から逃げたり
10:53医療チームが安全に入れない地域が出たりしました
10:56同じウイルスでもそれが入ってきた場所によって
11:00広がり方は大きく変わるということです
11:03今回のエボラ報道を考える上で
11:05もう一つ知っておいてほしいことがあります
11:08エボラは確かに危険な感染症です
11:11大きな流行になれば世界的なニュースになります
11:14ただ今後で暮らす人たちが
11:16日常的に直面している健康上のリスクは
11:19エボラだけではありません
11:21例えばマラリアです
11:232024年には世界のマラリアによる死亡の
11:2610%以上が
11:28今後民主共和国だけで占められていました
11:31さらに肺炎や下痢など
11:33予防や治療が可能な病気によっても
11:36多くの子供が命を落としています
11:38私が今後東部を取材した時にも
11:41現地の小学校では子供たちに
11:43マラリアの感染経路や
11:45カヤの使い方を教える活動が行われていました
11:49今テラルネスタンスの現地職員の方が
11:52マラリアはどういう風に感染するのかというところを
11:55元気の言葉で全校生徒の皆さんにレクチャーしているところ
11:58です
11:59本来はもっと少人数でやるみたいなんですけれども
12:01今日はちょっと時間があまりない関係で
12:03今全校生徒がグラウンドに集まってきたので
12:06マラリア予防の知識と
12:07カヤの使い方をレクチャーするそうです
12:19このようにマラリアは
12:20現地で暮らす人たちにとって
12:22日常の中にある非常に身近な病気です
12:26エボラ出血熱と聞けば
12:28私たちは怖いと感じます
12:30防護服を着た医療従事者や
12:32隔離施設の映像も強く印象に残ります
12:35一方で現地ではずっと身近なマラリアや肺炎、下痢
12:40について
12:41日本で生活している私たちが意識する機会はほとんどあり
12:45ません
12:45エボラが流行すれば世界中で大きく報道されます
12:49戦闘が起きれば銃を持った兵士や
12:52避難する人々の姿がニュースになります
12:55でも今後で人の命を奪っているのは
12:58それだけではありません
12:59マラリアや肺炎、下痢、ニュースにはなりにくい病
13:03気によって
13:04今この瞬間も多くの子供たちの命が脅かされています
13:09だから私はエボラという言葉の怖さだけで終わらず
13:13その場所で実際に何が人々の命を奪っているのかまで
13:18見てほしいと思います
13:19怖いと感じるものと
13:21実際に多くの人が直面しているリスクは
13:24必ずしも同じではありません
13:26この動画がこれから世界のニュースを見るときに
13:29その違いを意識するきっかけになれば嬉しいです
13:32皆さんは今回の内容についてどのように感じたでしょうか
13:36ぜひコメント欄で感想をお聞かせください
13:38ハラカンタのチャンネルではアフリカをはじめ
13:40世界で起きている様々な問題を
13:43その背景に何があるのかまで掘り下げて解説しています
13:47ニュースの見え方が変わり
13:48その背景まで深く理解できるようになる
13:51そんな動画をこれからもお届けしていきますので
13:53まだチャンネル登録がお済みでない方は
13:55ぜひこれを機会にチャンネル登録をよろしくお願いいたします
13:58この動画を見てもう一歩踏み込んで
14:00国際問題や社会課題について学びたいと思った方は
14:03ぜひ私が運営するオンラインサロンシナジーを覗
14:06いてみてください
14:07シナジーでは立場や背景の異なるメンバーが意見を
14:10交わし
14:10では私たちに何ができるのかまで一緒に考えています
14:14少しでも関心のある方は
14:15概要欄のリンクからホームページをご覧ください
14:17ということで今回も最後までご視聴くださりありがとうございました
14:21また次回の動画でお会いしましょう

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