00:05私とイサキさんは二人で別々の人間になろうと思います。
00:07別々の人間?
00:24はい。最初は一人の人間になって、人狼という中途半端な存在ではなくなるつもりでしたが、今は二人の誤解も解けて、どちらか一人の人格に統一しなくてもいいんじゃないかって。
00:27それって体が二つになるってことか?
00:28はい。
00:30そんなことできるのか?
00:36入学するとき、そういう方法もあるって理事長先生から聞いていて。
00:38マジか。
00:48最初は私は存在しない方がいいと思ってたけど、イサキさんとの交換日記で二人とも一緒にいたいなって。
00:53そうか、わかった。じゃあ校長と理事長に話しておこう。
00:55ありがとうございます。
00:57それで、人間になってからはどうするんだ?
01:03今までは文系私立大学志望だったよな。
01:05二人分の大神の進路となると…
01:07え?
01:25え?
01:27え?
01:28え?
01:29え?
01:37え?
01:52え?
01:53え?
01:56え?
01:57え?
02:01え?
02:08え?
02:19え?
02:22え?
02:23え?
02:25え?
02:25え?
02:25え?
02:26え?
02:35え?
02:38え?
02:40え?
02:40え?
02:41え?
02:43え?
02:44え?
02:46え?
02:46え?
02:53では、上級クラスの最終課題についてだ。
02:59卒業して人間になるには、最終課題に合格しなければならない。
03:04生徒一人一人にあった課題を、校長と理事長が決める。
03:05ウサミは関係ないなの。
03:11学校を抜け出したから、150ポイント減点なの。
03:14だから、最終課題をやっても無駄なの。
03:21最終課題の目的は、授業で教えきれないことを乗り越えてもらうための試練なのね。
03:24と、校長がおっしゃっていた。
03:29卒業に関係なく、課題としてやってもらう。
03:31提出期限は2月末まで。
03:35みんな、達成に向けて頑張ってほしい。
03:44校長先生から最終課題をいただいてきましたわ。
03:48私の課題は、理事長宝玉の宝探しですわ。
03:50宝探し?
03:53こちら、お宝のヒントなんですのよ。
03:57へえ、また愉快な課題が出たもんだな。
04:02うさみの課題は、在校生徒、教職員全員の署名集めなの。
04:04署名?名前を書いてもらうだけか?
04:08なめられてるの。ちょろそうなの。
04:14私の課題は、来年の体育祭の応援歌の作詞作曲だよ。
04:17音楽好きの晴れなに向いてる課題だな。
04:26私は、登場人物5人以上、文字数2万人以上の短編小説を書く、です。
04:30どの課題もそこまで難しくなさそうだな。
04:36この分だと2月末と言わずに、1月中には全員達成できるかもな。
04:41みんな、最終課題の方は進んでるか?
04:46私は順調だよ。サビの歌詞とメロディーはできたし。
04:49作詞と作曲、同時進行なのか?
04:55最初に大事なサビをガツンと決めてから、前後を固めていこうかなって。
04:58へえ、いろいろやり方あるんだな。
04:59うさみの方はどうだ?
05:04とっくに全校生徒を回ったの。でも無理なの。
05:05どういうことだ?
05:07見るの。
05:09これって、足形?
05:17初級クラスは、まだ人間の姿に慣れていなくて、字が書けない生徒が多いの。
05:22足形を集めたら、これは署名じゃないって校長が認めないの。
05:25初級クラスは大変だよな。
05:27大神はどう、だ。
05:35なんでこの人はこういうの。なんで、この人の気持ちわからない。
05:36こっちも苦戦してるな。
05:39みなずきの課題はどうだ?
05:441個目はクロスワードパズルで難しかったですが、なんとか。
05:46そうか。
05:52次の問題も難しくて悩んでいますが、なんとかなると思いますわ。
05:531問目が解けたんですもの。
05:59期限はまだ1ヶ月以上ある。
06:03焦って慌てたりせず、着実に進めるように。
06:04いいな。
06:05はい。
06:08おーっとー!
06:10さっきさっきくー、全部完成!
06:14そうか、よかったな。晴田。
06:19あとは校長に見せてOKもらえば、最終課題終了だね。
06:22とばりさん、お疲れ様ですわ。
06:25おめでとうございます。一番乗りですね。
06:30一番乗り取られて悔しいなの。でもおめでとうなの。
06:32ありがとう。みんな課題はどう?
06:39毎日初級クラスで、うさみ塾を開いて文字の書き方を教え中なの。
06:43私の小説は二万字を超えました。
06:47頑張ったじゃないか、大神。もう終わりだな。
06:51それが、お話が広がってしまったんです。
06:52あ?
06:59登場人物が勝手に動き出して、二万字書いてもエンディングが来なくて、全然終わらないんです。
07:02そうか、それも大変だな。
07:04教科はどんな感じ?
07:08うう、お恥ずかしながらさっぱりですの。
07:11そうなんだ。手伝おっか?
07:20いえ、それには及びませんわ。私の課題ですもの。私だけの力でやり遂げてみせますわ。
07:25そっか。ま、なんかあったらいいなね。助けるから。
07:30お気遣い、痛みいりますわ。
07:39終わりました。登場人物5人以上、二万字以上の小説、完成しました。
07:41最終文字数は38,033字です。
07:45頑張ったな、大神。
07:50私、物語を作るの好きかもしれません。
07:51いいじゃん、いいじゃん。
07:54恥ずかしいですが、今度読んでください。
07:56うん。
07:59出来たなの。
08:03毎日毎日月切りで字を教えたの。
08:12逃げられたり、怖がられたり、罠にかけられたり、大変だったの。
08:15そうか。よく頑張ったな。
08:19あの、京華さんの課題はどんな感じですか。
08:27えっと、もしお手伝いできることがあれば、ご遠慮なく教えてくださいね。
08:28うん。
08:29ありがとうございますわ。
08:35けれども、私の課題ですから、私の力で頑張ってみせますわ。
08:36うん。
08:40私、教えてもらったんです。
08:44思っていることはちゃんと言葉にしないと伝わらないって。
08:57うん。
09:01はい、その時はよろしくお願いしますね。
09:08京華、課題のどこで困ってるか教えろなの。
09:10うさみが手伝ってやるの。
09:11ありがとうございます。
09:17ですが、これは私が解決するべき課題なので、大丈夫ですわ。
09:18うそっぽいの。
09:21え?
09:24うさみは前から、お前の笑顔好きじゃないの。
09:30無理して笑ってた大好きな人のこと、思い出してしまうの。
09:36私は常に前を向いている自分にプライドを持っているだけですわ。
09:43多少の無理があっても、私が乗り越えたくて挑んでいるので、問題はないですわ。
09:45その態度が気にこえないの!
09:47うさみ。
09:48先生、大丈夫ですわ。
09:51うん。
09:55課題は自分の力で乗り越えてこそ、意味があるのではなくて。
10:02ご心配くださるのは大変ありがたいのですが、どうかご理解くださって。
10:07うっ、京華は一人で抱え込もうとしすぎなの。
10:12そんなの、本当に助けが必要な時にちゃんと言えるなの?
10:16私は…。
10:21私に助けなんて必要ありませんわ。
10:27提出期限まであと一週間か。
10:29みなづきは大丈夫かな?
10:31先生!
10:33おっはよーん。
10:34お、大神。
10:35って、今日は満月だっけ?
10:40京華ちゃんとうしゃみがケンカしてるってまっ!
10:45先生から見て、京華ちゃんの状況どんな感じな?
10:48うん。
10:56俺は、自分の力でできないことを認めるのも大事なんじゃないかと思ってる。
10:58なほねー。
10:59じゃあねー。
11:01先生、タコパ、したことある?
11:03タコパ?
11:11急でタコが手に入らなくて、代わりにこんにゃく入れてるんだよ。
11:17こんにゃくなら、海の皆さんがいらっしゃらないので、食べやすいですわ。
11:26だから、一緒に焼いて、食べながら雑談の中で聞き出せば、重めの相談もさらっといけるっしょ。
11:28さらっとねー。
11:30作戦その1。
11:35何も知らないふりをして、京華ちゃんを乗せて、どこで詰まっているのか確認する。
11:37ってかー。
11:39京華ちゃん、課題どう?
11:41うん。
11:43いきなり。
11:46私なりに進めておりますわ。
11:48へー、そうなんだ。
11:50てか、京華ちゃんはどんな課題なの?
11:55私の課題は、宝探しですわ。
11:56楽しそう!それってどうやるの?
12:01謎を解きつつ、進めていくのですわ。
12:02そう、問題って一つじゃないの?
12:06そうなんですの。
12:13最初の問題はクロスワードパズルで、答えは五連場でしたの。
12:15いさき知ってる!アウトレットあるとこじゃん!
12:20それで、2個目の問題ってどんなの?
12:24あー、えっと、それは…
12:29もしかして、2個目って超難しい系!
12:30数学のヤバい問題とかそっち系!
12:34何だけ数学とかマジで無理!
12:392つ目は、謎々のような問題でして…
12:43問題には、思い出そう。
12:44最初の授業。
12:47そして順番に辿っていくと?
12:49と、ありまして…
12:56初級、中級、上級クラスの最初の授業を調べたのですが…
12:57よくわからなくて…
13:02初級クラスの最初の授業って何だっけ?
13:05学校案内なの。
13:08学校案内が終わったら、語順音表の配布。
13:10そして自己紹介なの。
13:16初級クラスは、まず文字や言葉を知るところから始めるの。
13:18その通りですわ。
13:21教科は、最初の自己紹介を覚えてるなの?
13:23最初の自己紹介?
13:29自分の名前と、人間になりたい理由なの。
13:36うさみの人間になりたい理由は、お世話になった人間に恩返しがしたいからなの。
13:43だから、うさみは自分の近くにいるみんなのことも助けたいって思うなの。
13:45だから…
13:46教科! この間はごめんなさいなの!
13:50えっ?
13:55うさみは、きょうかの頑張りたい気持ちのこと考えてなかったの。
13:56力になりたいだけだったの。
13:59独りよがりなの。
14:01うさみさん…
14:03いえ、そんな…
14:05うさみさんは悪くないです。
14:10私のふうこそ…
14:11えっと…
14:13みなずき!
14:14うん?
14:19俺ってさ、他人に頼らないと何にもできないんだよね。
14:21うん…
14:26自分が任されたことでも、一人でできないことは結構あるから。
14:33そんなとき、誰かに頼れるって意外と大事なスキルなのかもなーって思ったんだ。
14:34うん…
14:38人間、一人で生きていくなんて無理だからさ。
14:46俺たちは周りに迷惑をかけたり、かけられたりして、支え合って生きていくものなんだと思うんだ。
14:48うん…
14:51よろしいのでしょうか。
14:52私は…
14:59皆様のお忙しい時間をお借りしても、よろしいのでしょうか。
15:02最初からいいって言ってるの。
15:03私もいいよ。
15:07はいはい、もちろん。
15:08皆さん…
15:12あ、俺も一応いるから。
15:16もちろんですわ、ひとま先生。
15:22皆様、私に力をお貸しくださいませ。
15:24うん。
15:24うん。
15:40うん。
15:41最初にもらうプリントを持ってるの。
15:47学校案内図と50音表だね。
15:49順番にたどるってのはなの?
15:53クロスワードパズルの答えでしょうか。
15:58こ…って…は…なの?
16:02もしかして、これって…
16:07こういうことか。
16:09行ってみましょう。
16:14失礼しますわ。
16:16ここのどこかに…
16:18ありましたわ。
16:24皆月教科最終課題。
16:25これだ。
16:27あったよ!
16:29みっくー!
16:32あったなの!
16:35それはとある恋物語。
16:37夢で見た場所。
16:41先生、上級クラスの生徒。
16:43どういう意味だ?
16:49この中でどなたか、先生に思いを寄せている方がいらっしゃいまして?
16:52いや、待て。そういうことじゃないだろ。
16:54次は何て書いてあるなの?
17:00最後の問題には、告白した場所は?と記載されてありますわ。
17:06イサキは心当たりあるなの。
17:08え、イサキ!?
17:11イ、イサキはね、えっと…
17:15先生…
17:16え?
17:18先生、まさかイサキちゃんと…
17:20何の誤解をしてるか知らんが、違う!
17:23多分、違う!
17:27あ、大神からも何か言ってくれ!
17:29イサキからはちょっと…
17:30ちょっと…
17:31なんでだよ!
17:37だって、イサキじゃなくて、イサキちゃんのことだから、イサキが勝手に言えないじゃん!
17:39どういうことなんですね?
17:45えっと…実は、イサキちゃんの卒業課題の小説が…
17:48イサキからはこれ以上言えない!
17:54イ、イサキ、明日になったらイサキちゃんだから、またイサキちゃんに聞いて!
18:03私の小説では、桜の木の下でした…
18:05みんなで探してみるの!
18:06宝探しですわ!
18:08おい!
18:09待てみんな!
18:10桜の木の向こうには、行くなよ!
18:14ウム…
18:16ウム…
18:18フム…
18:18ウム…
18:21ウム…
18:21フム…
18:34フム…
18:35落ちてくるでしょうか…
18:37試してみますわ!
18:39えっ!
18:40フム…
18:41フム…
18:42フム…
18:42下手くそなの…
18:43じゃあ、物投げて落とすのは?
18:46ダーツとか射的みたいにさ…
18:47素敵なアイデアですわ!
18:50あ…
18:50申し訳ございません…
18:52物質家のお願いで恐縮なのですが…
18:59その羽で箱を落としていただけますでしょうか…
19:00ダメ!
19:01そんなぁ…
19:05そんな堅苦しいんじゃなくて…
19:08もっとあっさり聞いてくれたら何でもするよ…
19:10あっさり…
19:11なんか重いからさ…
19:13びっくりしちゃって…
19:16重い…
19:19トバリさん、箱を取ってください!
19:21いいよ!
19:24じゃあ、行くね!
19:26はい!
19:28えいっ!
19:30やりました!
19:32うっ!
19:33うっ!
19:35えっ…
19:36えっ!
19:37えっ…
19:38まずい!
19:39結界が!
19:40ひな月!
19:41飛ばれ!
19:43えっ!
19:44えっ!
19:45えっ!
19:46ぜっ!
19:47えっ!
19:48えっ!
19:48えっ!
19:48かんせー!
19:49おけがはございませんか?
19:50Ah, I'm fine. I'm fine.
20:09Congratulations!
20:53Congratulations!
20:54Congratulations!
20:57This is all the students who are enrolled in the class.
21:03And the students who are enrolled in the class.
21:23本年度の卒業生は一人規則違反もなく堅実にポイントを貯めていきまた学力人間社会でやっていく力も申し分ない生徒なのね
21:32ただどうしても他人を頼ることが苦手で自分一人で解決させがちな生徒だったのね
21:51けれどこの卒業課題で他人を頼ることきちんと迷惑をかけることを覚えた 以上の評価をもって卒業するのはみなずききょうか
21:59君なのねんありがとうございます
22:04人間に 人間に 人間になりたいさあさあさあさあさあさあさあさあさあ人間になって何したい?
22:25やりたいこといっぱいあるいっぱい
22:26!人間になって何したい?
22:31ひとりひとり夢があるのね
22:32人間も 人間も 人間も 知りたい人間も
22:35人間も 人間も 人間も 教えて
22:38みんな 変わってるけど みんな どこがって敵で
22:43ちょっと不思議な教室 私たち 意味や現実今日も
22:47明日も 夢の誇張を目指すのです
22:54だってだって好きになっちゃったまんだってだって好きになっちゃったんだもん私たち
22:55人間 じゃないけど 人間が好きだってだって
23:01憧れちゃったんだもん夢があるんだから 叶えるしだな人間も
23:03人間も 人間も 人間も 人間くらいやめて
23:03みたい みたい みたい 踏み出したい
23:05みたいここに まだ どんな どんな 日々が 待ってる
23:08It's not like this
23:09It's not like this
23:10It's not like this
23:11It's all like this
23:11You're all like it
23:14You're so much
23:14You're like the sameugone
23:15Can't
23:15be your Oh I
23:18got
23:19it No I
23:20yeah I
23:22got
23:22it Oh
23:36You
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