00:12誠一郎日の時間はとっくに始まっているぞ食事はきちんととれとあれほど言っただろうすみません久しぶりに仕事で集中しすぎていました行きましょうアレシュさん
00:34さっさと行くぞ昨日出されたしゃべり方の課題ひとまず妥協案として名前の継承だけ変更することになったがそれだけでここまで機嫌が回復するとはじゃあ俺はこれ
00:43お前も来るんだよ数箸のスープも食べろ私もご一緒してよいかね
00:47ああまたこのパターン
00:59協会からの終止報告書に不備はなかったようだなはい終止報告書としましては君の報告書も受け取ったご苦労だったね
01:07いいえそれが仕事ですのでそう俺が任されていた仕事はここまでだ
01:15ようやく正気も抑えられて落ち着きたいところだがあれを放っておくわけにはいかないのが現状だ
01:23あと魔力がどうのと言っていたがその件も使えるのだろう 協会に首輪をつけるのを手伝えってか
01:26だが
01:34勘弁してください政治的なあれこれを私に求められても困ります
01:41礼拝帳に記載があるのに寄付をしていないとされた貴族の方への確認と
01:49経理科の資料と照らし合わせたものは提出いたしますが名前を消された方たちへの対応は法務部でお願いできますか
01:55それと特別礼拝による魔力の件ですが
02:08現在魔導科で結界に必要な魔力と合わせて数値化できる装置を作成中です 魔道具の使用を多く行う業者への確認も遂行中ですのでこちらも形になり次第お渡しできるはずです
02:19ああいいよ本当に素晴らしいで聖一郎 そこの黒い獣に飽きたらぜひ声をかけてくれよ
02:31お戯れよお前の冷静さと仕事への距離を置く姿勢を私は気に入っているから思うのだが
02:44今回はとても乗っているねそうですね私もさすがに意図的に命を狙われたとあっては徹底的にやり遂げたい気持ちになります
02:54そのためには教会の内情はすべて白日のもとにさらす必要があるどういうことだ
02:55詳しく聞かせろえっ ああまるで魔法のような毎日に
03:09僕は出会ってしまったんだよ
03:28たまりにたまった生活は どっか遠くへ消えてしまったガラクタクタクタな夜を越えて
03:37朝日は僕を睨んだ忘れてしまった大切はいつの間にか消えてしまった
03:39さよなら またどこか出会いましょうそんな日々も日々もなくなってしまうほど君のいる世界は新しい
03:54君のいる世界は美しい
04:05まるで魔法のような毎日に 僕は出会ってしまったんだよ
04:15忘れてたあの想いが今 君と目を覚ましていく
04:23どれだけ離れようとも 側にいる
04:26二人を 鼓動
04:33お前 もう来ないはずじゃ査察は終わりましたけど
04:41私塾をここでやると言ったじゃないですか勝手に入るな 許可を取れよ誰にですか司教様なら
04:44私塾の許可はいただいてますよ
04:46何だよ 元気じゃんか何です何でもない
04:53とにかく
05:01シーグボルド様に聞いてからじゃないと分かりましたシーグボルド様は来客中だ
05:05サレン駒使いとおまけの異世界人が
05:06軽々しく会える相手じゃないんだよ
05:09教会では 出身や生まれを盾に取って 差別することは禁止されています何だとそれに
05:17こいつ この人は
05:26身寄りのない子供や庶民に勉強を教えて可能性を広げようとしてくれているんですアブランシンの教えに沿っているのは
05:33どちらでしょうかお前 何の騒ぎですかすみません
05:36シーグボルド様 騎士団長様
05:49こいつらがお話し中だというのに 取り継げと私が呼んだのだ遅かったなそうですかセリオ
05:52祈りの間に向かうので
05:53子供たちを呼んできなさいは
06:03はいフレードリクも持ち場に戻るようにはいセイイチロ殿
06:04顔色も良くなられましたね
06:06おかげさまで 俺のおかげだろうアレシュさん
06:17そういう話をしているんじゃないですおい 言葉遣い今は屋敷ではありませんのでセイイチロ殿
06:22私の呼び名も改めていただく約束ですえっ
06:24ああ はい そうでしたね シーグボルド様
06:31騎士団長殿がさんづけなのに 私に様はおかしいですえ?
06:46いえ アレシュさんは親しくしていただいているのでその近しい間柄友人としてお呼びしているので
06:56私は友人にはなれないのですか友人というか
07:00立場が違いますし立場など
07:03神の前では人は等しく平等です
07:08はあ…ちょっと…
07:22アレシュさん…近藤さん白石さんみんなでお祈りに行こうとしてたらセリオ君とばったり会っちゃってアレシュさんもお祈りですかああ
07:24なんですか 友人様なんでここにアレシュがいるいろいろあるんですそれよりなんで白石さんが
07:39まだお祈りに参加してるんですか少し気になることがあってな浄化が一段落した今は
07:43私が監視しながら様子を見ているもしかして
07:49結界の話ですかなぜお前が結界の話をああ あれか
08:19王徒を守る結界に魔力が使われることは王族以下死去までしか知らされていないから情報源は明白だよな私の手のものに調べさせたが結界に使われる魔力の中にユアのものはなかったそれは良い情報ですこちらではそこまで調べられていなかったので助かりました待てよお前今私とユアを何かの計画に組み込んだな
08:25ちょうどいらっしゃるのですからご一緒していただいてもよろしいではないですかお前
08:34私を誰だと前から思っていたが私に対する敬意が欠片も感じられたことがないぞなんだ
08:45気づいていたのか私どもの国のことわざ教訓には立っているものは親でも使えという言葉がありましてなんて国だ
09:00私と白石さんの故郷ですけど仕方ないな行きましょうユリウス様真実を知るために
09:17俺がいない間に殿下ともずいぶん親しくなったようだなそれで一体何をされるのですかいつものお祈りですよシプリアノさんよろしくお願いしますね
09:41それじゃあみんなご神体の前に並んでくださいありがとうございますあれは何ですか魔力を図る魔道具です魔道家から試運転を頼まれまして神聖な祈りの間でそういった実験をされるのは
09:50お祈りはアブランシンへの信仰を示すものです心を図るような行為は教会にふさわしくありませんよい許そうあ
09:52?司教様
10:18最少様我が教会には何もやましいことがないと証明してみせますぞ最少殿それはありがたいですシプリアノはいでは祈りを始めますそれで何が分かるというのだ
10:40今回のお祈りで捧げられた魔力の量ですだから何だというんですか祈りはアブランシンに捧げられたものですよいいえお祈りで捧げられた魔力は首都を守る結界にも利用されていますそしてこちらがオート結界に使われる魔力を数値化したものです
10:52うん一月分に換算すると一致するな当然でしょう私共は国民の義務として祈りの力を国に収めているのですから
11:13うんなんだまだあるのかはいこちらは3日前からのお祈り時の魔力計測値ですどういうことだ計測は今行ったばかりだろうシーグボルド貴様
11:33魔道具は4日前に完成いたしましたので3日前からシーグボルドさんにお願いして測定してもらっていました数値はご覧の通り連日今日の数値より明らかに高いですさて魔力の余剰分はどこに行ったのか
12:02司教はご存知か私の調べでも結界用に錠納された魔力に聖女の魔力がなかったと聞いている貴様らユアの魔力をどこにやったえーこちらは国内の産業で今年度使われた魔力の統計です供給元の業者も追って調査しましたところ実在を確認できなかった業者が数箇所あります
12:31でもおかしいんですよその業者から買い取った魔力と余剰分を比べてもまだ少し魔力は余るんですよねマテウス司教はやはり知らないほんの少しずつなんですがこれが毎月だとするとかなりの魔力がたまるはずなのですが一体何に使われているんですかねシプリアノさん
12:46シプリアノさんシプリアノ答えなさい神聖なる神徒の祈りの魔力をどうした
12:58神聖なるですか笑わせないでください
13:05まことなる神はメルケシンただ一神アブラーンなどという身勝手な小物神などではない
13:21貴様邪教徒かメルケシン東方で崇拝されている神だ異界や外部から敵を排除し調和を司る女神だという異界からの敵
13:33何が聖女だ何が浄化だおまけに今代の聖女は異界人だと異界などと道をつなぎ近郊を揺るがす行為こそが大地を汚すんだ
13:59アブラーンシンこそが正気を生み出す邪神なんだよなんということアブラーンシンのご加護でこの国は北条を与えられてきたというのになんと罰当たりな何が北条の神だたかが百年ほどしか保てない平穏と北条しか与えられない神など神ではない貴様聖長後ろに
14:26おろかな魔力を何に使ったかと言ったなこれだよ高濃度の魔力を感じるあれは爆発するぞまただ
14:37また助けられる俺だってあなたに傷ついてなど欲しくないのに
15:04うっあ、あれうまくできたユアな、何をユア危なくないのかもう大丈夫だと思います爆発しちゃうと危ないなって思って私の魔力で包んで固めたので
15:21そんなこと可能なんですかえ、だって近藤さんがやってたんじゃないですかえほら、あの魔の森での結界ですよ周囲じゃなくて元になる方を結界で固めて危ないものを出さなくするっていうの
15:37ああ、いや、あれは私は提案しただけで行っているわけではえ、でも近藤さんが考えて実行するように行動したんだから近藤さんがやってるのと同じじゃないですか
15:58なんだその顔はちょ、何するんですかさすがは油安心がお選びになった聖女様と使徒殿ですこんな尊き方々を否定するなどメルケシンの教えこそ排他的で間違っているんですよシプリアの
16:25いや、何を信じるかはその人の自由でしょうな、あ、使徒殿は何をそうですよね神様なんていっぱいいるのが普通じゃないですか聖女様神は油安心ただ一心ですそれを聖女様が一番よくご存知でしょうなんでですか確かにこっちの世界に呼ばれて浄化の力も授かったけど
16:54それと他に神様がいないのが関係ありますかそれに油安心は国境ですがロマーニ王国では他の宗教を禁止してはおりませんよそうですよね最小閣下ああメルケシンを信じてくださるのですか日本は八百万の神の精神が備わっている国だ何も信じていないが
17:12全てを信じているそして何も否定しないまあいるんじゃないですかその程度だ私を許してくださるのかそれとこれとは話が別でしょうえ
17:21?寄附金の横領に魔力の横領殺人未遂に器物破損しかも国の中枢ともいえる王族
17:36最初聖女がいる中での行為ですから国家反逆罪もつきますよ油安教の神道を装った詐欺罪も適用されるな国家反逆罪とは別に不敬罪と侮辱罪もつくだろう
17:57これで本当に俺の教会での仕事は終わったその後マテウスは返協を送りシプリアノは一生を檻の中で過ごすこととなり
18:06あ、近藤の兄ちゃんシグマくん、今日も魔導か
18:24?はい、イストさんが呼んでくれたんでシグマくんは正式に宮廷魔導家への出入りが許可され例の私塾にも通っているその私塾は応募者が殺到したため当初の予定よりもクラス分けを増やして開かれている
18:34ユーリウス王子と白石さんは意外とうまくいっているようだコンルー、お前電化付きの管理になるつもりはないか
18:44?ご冗談なお前、忙しいんじゃないのかよええ、だから計算の授業は部下に引き継ぐことになりましたえ
18:49?よろしくっすお前、なんかしたのか
18:51?初対面っすよ
19:08お前、もうここには来ないのかよ来ますよまだ私塾も始まったばかりですしそ、そうか聖さんってほんとどこ行ってもモテるっすよねあ
19:17?だってここに来る前も聖一郎経理課を出て法務部付きの経理課独立組織になる気はないか?
19:39お断りします聖一郎さんシーグボルドさん今回の事件のこともあり実家に帰ってきてはと言われたのですがあれは教会への寄付金で群を抜いて額の多かったエールバール公爵家の紋章
19:56私はやはり私の信じる神にお仕えしたいと思っていますしかし見識も広げなければと思いましたですので教会に来た檻にはぜひ声をかけてやってください分かりました
20:24聖一郎帰るぞそして俺はいずれは日本に帰るつもりだってあるお前今日最小と殿下から勧誘を受けたらしいなお耳が早いですねですがどちらもお断りしていますよ
20:50おい言葉遣いまだ家ではありません子供かアレシさんの気持ちに答えることが正解であるかどうかの判断がつかないだがもう少し暖かくなったら海沿いの町に行かないか何です急に海があるんですか
20:52ああ 実家の本家にある別宅もあるから人目を気にせず休息できるお前は働きすぎだから仕事と距離を取らせるのが一番だろうまたそういうことを分かっているある程度のめどがついてからだお前の仕事を中途半端に放り出させはしない
21:19どうした 聖一郎どこか痛むのか
21:45またそういう何が氷の気候子だ何が黒い獣だ分かった認めるもらってばかり守られてばかりをもうやめたいアレシさん何だ医務局に戻るか
22:06これからのことは二人で話し合おうこれはカララプイ俺の故郷で祝い事の時に食べられる料理だ
22:34なっ安らげが待つ場所まで暗い聖一郎どうした熱が出たのか別にどこも悪くないですただ少し気恥ずかしいだけです気恥ずかしいなぜだ俺がいた国では恋愛事はあまり大っぴらにする話ではなかったので手紙ではそう思わなかったが
22:40分かったバルトムにも言っておこうん
23:04?手紙とはお前からの返事の手紙だすっごっ返事なんてまさか読んだんですか俺にあてた手紙なんだから俺がもらって読んで何が悪い勝手に机の中をあさるのはヤヌシとはいえどうかと思います
23:26俺じゃないバルトムが渡してきたんだあ俺が入院している時か道理で退院した時にアレシさんがそれほど機嫌が悪くなかったわけだ返してください俺宛ての手紙だから俺のものだろ出してないんですからまだ俺のものです
23:30渡されたんだから俺のものだ
23:32アレシさんが悪くなったんだよ
23:38アレシさんが悪くなったんだよアレシさんが悪くなったんだよ
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