00:16嵐の夜
00:30小屋に叩きつける雨の粒
00:32心細かった二匹は言葉を交わすうちに友達になった
00:40そして互いの正体を知らぬまま
00:43再会の約束をして二匹は別れる
00:49合言葉は嵐の夜に
00:54しかし翌日約束の場所で互いの目に映ったものは
01:01ヤギとオオカミ
01:09物語では本来仲良くなるはずのない草食・肉食動物
01:14のヤギとオオカミが
01:15心揺れながらも秘密の友情を深めていく様子が描
01:19かれている
01:2294年に第1巻が出版され続編の予定はなかったが
01:26読者からの強い要望でその後シリーズ化された
01:336作目までの発行部数は250万部を超え
01:37子供だけではなく幅広い層に支持されている
01:41そして先月
01:4311年にわたる二匹の物語の完結編が出版された
01:49多くの人の心をつかんだこの物語の原作者
01:53木村雄一に草のキャスターが聞いた
01:58食うもの食われるものが本当に強い友情で結ばれるっていうス
02:04タートですけど
02:05これどういうところから
02:08普通の場合絵本というのは主人公に感情輸入するんですけど
02:152匹いて2匹が真実を知っちゃったらどうしようっていう
02:21第3章の立場で見る絵本を作りたかったんですね
02:27すぐに僕はオオカミが好きなのでそれを天敵にして
02:31相手役をいろいろ探した結果
02:34がヤギに決まったと
02:371巻目を出された後
02:39ものすごい読者の人たちから反響があって
02:42それで続編を書くことになったというふうに聞いてたんですけども
02:45どういう声が木村さんの元に届いたんですか
02:49やっぱり続きを知りたい
02:51無責任だとか
02:54もう一つは皆さんが感想文じゃなくて
02:58自分で想像した続きを書いてきてくれる
03:02それがまたすごく面白かったんですね
03:04もう本当にいろんな反応が返ってきて
03:08太平洋戦争の話から
03:11女子大生がある恋愛に悩んでいる話から
03:16いろんなものになぞらえてくるんで
03:18それはなぜだというふうに思いますか
03:21どうしてだろう
03:22後になってね
03:23やっと考えて
03:24そうするとこの2人の
03:262匹の生きている世界に
03:29いろんな要素がたくさん入ってて
03:37まず1つは外見と中身
03:422匹は我々ってやっぱり外見というものはすごく
03:48外見の情報で人と付き合っている
03:50この人は自分よりも年上か年下かとか
03:53どういうお仕事をしている人なのか
03:56いろんなことが入って付き合っていますよね
03:59一切そういう情報を遮断してしまって
04:05言葉だけに中身だけで付き合ったら
04:07どんな相手でも心を通じるのかな
04:11その場合にやっぱり敵と味方というのもありますし
04:17何だって地球上で最も中にも
04:20仲良くなりにくい天敵ですから
04:25果たしてそれでもね
04:26そうしたら心が通じるのか
04:28それからこの中には
04:31集団と個人というテーマ
04:34集団の持っている利害を
04:36逆らっても付き合いを続けるべきか
04:40自分の気持ちに沿うべきかね
04:42そのテーマがありますよね
04:45本能と理性というのがあります
04:48自分の本能をコントロールできないと
04:52付き合いが維持できない
04:54ガブにとってはメイはとても美味しい
04:57餌に見えてしまうことがしばしばあうるわけですもん
05:01ね
05:02そして自分と相手というね
05:05そこの中には友情とか愛情とか恋愛とか
05:08いろんな良さがあるんですけども
05:11自分にとって相手という関係がずっと続いていくわけですから
05:16それだけ言っても5つのテーマがあるのかなって思いました
05:23置かれた立場が違うと本当に読み方も全然違ってくる
05:27っていう
05:27なぜか知らないけどガブにとっても人気が女性にあ
05:33って
05:35それは何でですかね
05:39あの葛藤する姿が可愛いとかね
05:42何でなんでしょうね
05:44こういう男性がいたら惚れちゃいますとか
05:46いろんなお便りいただいて
05:48そうなんだっていうね書いてる本人がびっくりしてます
05:57嵐の夜に
06:01嵐の夜に
06:05本当にびっくりしました
06:06あなたが狼だったなんて
06:09おいらもですよ
06:11まさかあんたがヤギだったとはね
06:15そうなんす
06:16ガブとメイ
06:17この2匹の物語が映画化された
06:20絵本では触れられてないメイの老いたちや
06:232匹のやりとりがより詳しく描かれている
06:29うまそう
06:30ガブの声を演じるのは
06:32歌舞伎役者の枠を越え活躍中の中村志堂
06:38メイには若手演技派俳優の成宮ひろき
06:44なお脚本は原作者木村雄一自ら手掛け
06:48新たな命を吹き込む
06:52何か
06:57これだけ長いストーリーなんで
07:00それを映画っていう一つのパッケージにしていくって作業って
07:05結構大変だったんじゃないかなっていう風に思いますよね
07:098年かけて6冊
07:1110年かけて7冊ですから
07:13その7冊に一個一個独立した山と谷があるわけですよ
07:20それをわずか1時間47分であっという間に見てしまうんですね
07:26最初どうですか長くなりませんでした
07:293時間くらいが
07:31もう身を切られるような思いで削りました
07:38今回の映画の見どころを原作者の方に伺うっていうのも
07:46作者としてみるとやっぱり雪の穴のシーン
07:51そこに自分の考え方を一番書きたかったことを書いてる
07:57んで
08:01友情を守り抜くため
08:03それぞれの群れから逃げ出したメイとガブは
08:06新しい生活の地を求め雪山を越える計画を立てる
08:12しかし予想以上の厳しい寒さにメイが倒れ
08:16ガブの掘った雪の穴に避難する
08:21弱り切った体のメイと
08:23数日間何も食べず空腹のガブ
08:26エサなんてどこに
08:30あるじゃないですか
08:31ここに
08:34ち、違う
08:35メイはエサなんかじゃない
08:41ね?
08:43ちくしょう
08:45なんでなるんだよ
08:50ガブ
08:52なんでオイラオオカミなんかに生まれてきちまったんだよ
08:59この地球上に生まれてきて
09:02幸せとかね
09:03そういうのって何なんだろう
09:06長さとかね、数の多さとか量とか
09:09そういうものと全く別のところにあるんじゃないかなっていう
09:15どんなにね、何かをたくさんしたとかそういうことじゃないし
09:20そんな思いをそこに込めて作ったんで
09:25そこを見るんではなくて感じてほしいなって思ってます
09:32とても息の長い本で
09:34日本だけではなくてアメリカとか韓国とか台湾とかですね
09:38様々な国で翻訳本が出て
09:40これだけ言いますけれども
09:42いろんな提価があるんですか?
09:44それと大人が読んで
09:45そう、いろいろ忘れちゃったものがいっぱいあって
09:47大人の勉強になりますよ
09:49いろんな立場で読んで
09:49そういうことを例えたりね
09:51はい、いい話です
09:53では
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