00:00宿後平野に拠点を置くモノノベ王国の王、スジン天皇は東方の地、ヤマトを再び征服するという野望を抱いていた。
00:11前回の統制失敗の教訓から、民の心をつかむには神の声が必要だと悟った王は南へ向かい、
00:19薩摩のアタゴウ族と同盟を結び、その娘アタツ姫を妃として迎えた。
00:24妻の地に拠点を構えた王は、さらに兵を集め、豊の国との同盟を目指し交渉に向かう。
00:32その間にアタツ姫は男児イクメを産むも、産後の熱病で亡くなってしまう。
00:37悲しみの中、王は豊王国との同盟を結び、ウサの下身に仕える巫女、豊玉姫を二人目の妃として迎えた。
00:45妻、豊連合王国が誕生し、豊玉姫は姫子と呼ばれるようになる。
00:50彼女は予言通り双子の豊彦と豊姫を産み、王国は繁栄の道を歩んだ。
00:57統制の準備が整う中、豊玉姫は国際的な認知を得るため、大陸の強大な帝国、義に使者を贈ることを提案。
01:06自らが所情を認め、物述王国が東の真の支配者であることを伝えようとしていた。
01:11夏の終わりの暑さが残る妻国の王宮。
01:18暗い廊下の奥から、侍女たちの泣き声が響いていた。
01:22スジン天皇がお亡くなりになりました。
01:25その知らせを聞いた瞬間、豊玉姫の心臓が止まりかけた。
01:30王の死は予期していたとはいえ、統制の準備中というこのタイミングは最悪だった。
01:35これから義に対して、何かをなそうとしていた矢先のことである。
01:39豊玉姫はそう命じると、自分の部屋へと向かった。
01:46黒炭の強大に映る自分の姿に、疲労の色が濃く出ていることに気づいた。
01:51よそじを過ぎた彼女の顔には、かつての美しさの影が残っていたが、今や権力の重圧がその表情を厳しくしていた。
01:59育目が入ってきたのは、気が傾きかけた頃だった。
02:03まだ、若すぎる。
02:05二十歳になったばかりの青年は、父の死に顔を引きつらせていた。
02:10豊玉姫様、父上が。
02:13知っている。悲しんでいる暇はない。
02:16今日からお前が王だ。
02:18でも、統制の準備は、父上の意思よ。
02:22その心配はいらない。
02:24私が女王として統制を実行する。
02:26なぜなら、お前はまだ若すぎる。
02:30国内の政務に専念するがよい。
02:32育目は反論しようとしたが、豊玉姫の鋭い視線が彼をひるませた。
02:38長年、妻国の政治を影から動かしてきたおばの権威は、若き王の前に立ちはだかる壁のようだった。
02:45大和の式王朝を黙らせるには、我らが先に大国とつながらねばならぬ。
02:50義との国交を開き、隠受を受ければ、我らの国が和国の代表であることを示せる。
02:57しかし、それは義の賊国になることを意味します。
03:00時に、頭を下げることは力を得ることでもある。
03:04今は忍耐の時だ。
03:06その夜、豊玉姫は側近の大臣たちを集めて会議を開いた。
03:11星明かりの下、彼女の計画が語られる中、妻国の運命が新たな方向へと舵を切り始めていた。
03:18この頃中国では、184年、黄巾の乱が鎮圧された。
03:23しかし、道教は各地に広まり、後都米道という宗教団体となって各地で反乱を続け、220年に官邸国は滅びた。
03:32その年に建国された義は勢いを増し、後都争い、後は敗れたのであった。
03:40冬の始まりを告げる冷たい風が海を渡ってきた日、一人の男が妻国の港に降り立った。
03:48彼の名は官名、後の有名な銅鏡作りの職人だった。
03:53何者だ。
03:54警備の兵士が声をかけた。
03:57官名は丁寧に頭を下げ、流暢ではない和語で答えた。
04:01私は後から来た鏡作りの官名と申します。
04:06清掃を逃れてこちらに来ました。
04:08彼は袋から一枚の銅鏡を取り出した。
04:13それは見事な細工が施されており、太陽の光を受けて神秘的に輝いていた。
04:18これは…
04:20兵士は思わず見とれた。
04:22官名が応急に案内されたのは、その日の夕刻だった。
04:26豊玉姫は彼を前に座らせ、じっくりと観察した。
04:30あなたは後から逃げてきたというが、なぜだ?
04:33義が強大になりすぎました。
04:36語は弱まる一方です。
04:39道教の弾圧も始まり、私のような技術者も自由に仕事ができなくなったのです。
04:46では、なぜ和の国へ?
04:48和国の道教への愛を聞いていました。
04:51私の技術が役立つと思ったのです。
04:54豊玉姫は彼が作った鏡をじっと見つめた。
04:57これは義が歌詞する鏡よりも古い様式のものだった。
05:02我が国は現在、義との関係を模索している。
05:05あなたのような人物が今来たことは微妙な問題を生むかもしれない。
05:10それでは、私はここにいられないのでしょうか?
05:14豊玉姫は考え込んだ。
05:16官名の技術は貴重だが、義との関係を損なうリスクもある。
05:21あなたはここではなく、大和へ行くといい。
05:24四季王朝の下で働くがよい。
05:26ですが、
05:28心配するな。
05:30私から使者を出して、あなたの受け入れを頼んでおこう。
05:34大和でも、あなたの技術は喜ばれるだろう。
05:37官名は深く頭を下げた。
05:40彼が去った後、側近の吉田が豊玉姫に尋ねた。
05:44なぜ彼を手放したのですか?
05:46あの技術は貴重です。
05:48豊玉姫は窓の外を見つめながら答えた。
05:51今は義との関係が最優先だ。
05:53それに四季王朝にも少しは恵みを与えておくのも悪くない。
05:58彼らが古い鏡に執着している間に、我らは新しい力を手に入れるのだ。
06:04春の訪れを告げる桜が咲き誇る季節。
06:11豊玉姫はいく晩も眠れぬ夜を過ごしていた。
06:14義へ使わす使者の選定が思いのほか難航していたからだ。
06:18韓国を通り、義へ至る道のりは厳しい。
06:22言葉を下するものが必要だ。
06:24それに加えて、外交の際もなければならない。
06:27義の帝に我らの意図を正確に伝え、
06:31印字を賜る交渉ができる人物を。
06:33豊玉姫は庭を歩きながら考えていた。
06:37そこへ、新たな訪問者の知らせが入った。
06:40田島森というものが参りました。
06:43ひぼこのしすじのものだと?
06:45通しなさい。
06:46入ってきたのは、30代半ばの精悍な男だった。
06:51彼は丁寧に礼をすると、流暢な輪語で自己紹介した。
06:55田島森と申します。
06:57祖父ひぼこは白城から渡ってきたものです。
07:00私も韓国語と中国語を学んでまいりました。
07:04豊玉姫は彼をじっくりと観察した。
07:07ひぼこ勢のものか。
07:09なぜ私に会いに来た?
07:11噂で聞きました。
07:13豊玉姫様が義への使者を探していると。
07:16それで、あなたが志願するというのか?
07:19はい。
07:20私には言葉の知識があります。
07:23また、韓国との繋がりもあり、道中の助けになるでしょう。
07:28豊玉姫は立ち上がり、彼に近づいた。
07:32しかし、ひぼこ勢は大和とも繋がりがあるはずだ。
07:36なぜ我らに協力する?
07:38田島森の目に決意の色が浮かんだ。
07:41力あるものに従うのは自然のり。
07:44豊玉姫様が真の和国の女王になられると信じております。
07:48良い答えだ。
07:49では、私の計画を聞きなさい。
07:53彼女は田島森に近づき、小声で語り始めた。
07:56我らは義に対して、私が和国全体の女王であると伝える。
08:01大和ではなく、我らの国が和国の中心だと。
08:04しかし、それは。
08:07嘘か。
08:08そうだ。
08:09だが、時に真実は力によって作られるものだ。
08:13義の力を借りて、我らの地位を確立するのだ。
08:17田島森は黙って考えた末、頭を下げた。
08:21承知しました。
08:21私はその計画のために尽くします。
08:25良い。
08:26では、準備を始めよう。
08:28義営臭い、妻国が大和にあると伝えるのだ。
08:32我らが大和を責めているというわけにはいかないからな。
08:36田島森の表情に一瞬の迷いが見えたが、すぐに決意の色に変わった。
08:41彼は豊玉姫の計画に従うことを選んだのだ。
08:47夏の暑さが厳しさを増す中、田島森を含む施設団の準備が整った。
08:53出発の前日、豊玉姫は施設団全員を集めて最後の指示を与えた。
08:59聞いてくれ。
09:00君に対しては、私が和国全体の女王であり、我らが大和にあると伝えるのだ。
09:06一つでも言葉を間違えれば、すべてが水泡にキス。
09:11しかし、姫様。
09:13井戸使者が真実を確かめに来たらどうします?
09:16その準備もある。
09:18伊都国の役人たちにも話は通してある。
09:21木の使者が来ても、伊都国より先には進ませない。
09:25彼らには、女王の住む都が大和にあると伝えるよう手配組だ。
09:30田島森が進み出て尋ねた。
09:33イカラ敵大国について問われたら何度答えましょうか。
09:37豊玉姫の顔に冷たい笑みが浮かんだ。
09:40部屋の中で沈黙が流れた。
09:42全員が計画の大胆さと危うさを感じていた。
09:46不安そうな顔をするな。
09:48これは国の将来のための賭けだ。
09:51成功すれば、我らは義の後ろ盾を得て、真の和国の支配者となる。
09:56夜が更けて人々が散り、豊玉姫が一人残された時、育免王が静かに部屋に入ってきた。
10:03小田売れ、本当にこの計画で良いのでしょうか。
10:07豊玉姫は彼を見つめた。
10:09迷いとあるのか。
10:10嘘をついて得た力が、本当の力になるのでしょうか。
10:15育免は?
10:16豊玉姫の声は静かだが、強い意志を秘めていた。
10:20祭り事とは、時に仮面をこむることだ。
10:24義という大国を味方につければ、その力は真実となる。
10:28育免は黙って窓の外を見た。
10:31父上ならどうしただろう。
10:33犬江は優しい人だっただが、優しさだけでは国は守れない。
10:37豊玉姫は立ち上がり、育免の肩に手を置いた。
10:41心配するな。
10:42すべては妻国のため、そしてお前のためだ。
10:46翌日、施設団は長い旅路に着いた。
10:49田島森の胸には使命感とともに、わずかな不安も残っていた。
10:57田島森の胸に着いた。
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