00:00広島県知事が今日の平和記念式典で世界に発したのは
00:05核兵器を持つことが戦争の抑止力になるというけれど
00:09それは果たして本当なのだろうかという根本的な疑問でした
00:13核兵器の廃絶を張ってでも実現しなければならない
00:18被爆地広島からの通説なメッセージです
00:21国守りで賛がなし
00:25もし核による抑止が歴史が証明するようにいつか破られて
00:32核戦争になれば人類も地球も再生不能な参加に見舞われます
00:38核抑止がますます重要だとこわだかに叫ぶ人たちがいます
00:43しかし本当にそうなのでしょうか
00:47抑止とはあくまで頭の中で構成された概念または真理
00:53つまりフィクションであり
00:55オリックスホテルズ&リゾーツ
01:0280年がたった8月6日です
01:21夕方になったら真っ赤に焼けようね
01:27あれはもうびっくりしたな
01:30だけどまあいまだに戦争がねずっと続いておるけどね
01:35それは今のロシアじゃウクライナやでいうね
01:40戦争をきっかけにしてまた原爆をきっかけにして何をしないといけないかということを皆さんが考えていただいて
01:49それは後世にねつながって
01:51原爆死没者名簿には新たに4940人の名前が書き加えられました
02:05祖母が2月に亡くなりまして
02:13最後に連れてきてあげたかった
02:19被爆後に背中にウジが湧いた人のウジを一つずつ取ってあげたんだけど
02:26あの人元気かねって言って死ぬ前まで行きました
02:29当たり前だけど争いなくみんなで笑い合える日々が続けば平和かなと
02:36今年から招待ではなく案内の送付へと変更に
02:46台湾やパレスチナといった初参加も含め
02:53過去最多となる120の国と地域が訪れました
03:06核抑止がこわだかに叫ばれる昨今
03:15核なき世界の重要性をおよそ5分にわたり強く訴えたのは
03:22広島県知事でした
03:24広島の街は大きく変わり
03:28世界から観光客が押し寄せ
03:31平和と繁栄を謳歌しています
03:33しかし同時に
03:36法と外交を基軸とする国際秩序は様変わりし
03:40抜き出しの暴力が支配する世界へと変わりつつあり
03:44私たちは今この繁栄がいかに脆弱なものであるかを痛感しています
03:51このような世の中だからこそ
03:55核抑止がますます重要だと
03:58こわだかに叫ぶ人たちがいます
03:59しかし本当にそうなのでしょうか
04:03確かに戦争をできるだけ防ぐために
04:06抑止の概念は必要かもしれません
04:09一方で歴史が証明するように
04:13ペロポネソス戦争以来
04:15古代ギリシャの昔から力の均衡による抑止は
04:19繰り返し破られてきました
04:22なぜなら抑止とはあくまで頭の中で構成された概念または真理
04:29つまりフィクションであり
04:30万有引力の法則のような不変の物理的真理ではないからです
04:36自信過剰な指導者の出現
04:41突出したエゴ
04:43高揚した民衆の圧力
04:45あるいは誤解や錯誤により
04:48抑止は破られてきました
04:50我が国も力の均衡では圧倒的に不利と知りながらも
04:56自ら太平洋戦争の端射を切ったように
04:59人間は必ずしも抑止論
05:02特に核抑止論が前提とする合理的判断が
05:07常に働くとは限らないことを身をもって示しています
05:11実際核抑止も80年間無事に守られたわけではなく
05:17核兵器使用手続きの意図的な逸脱や
05:21核ミサイル発射拒否などにより
05:24破綻寸前だった事例も歴史に記録されています
05:27国破れて散があり
05:31かつては抑止が破られ
05:35国が荒廃しても再建の礎は残っていました
05:38国守りて散がなし
05:42もし核による抑止が歴史が証明するように
05:47いつか破られて核戦争になれば
05:50人類も地球も再生不能な参加に見舞われます
05:54概念としての国家は守るが
05:57国土も国民も復興不能な結末があり得る
06:00安全保障にどんな意味があるのでしょう
06:03抑止力とは武力の均衡のみを指すものではなく
06:08ソフトパワーや外交を含む広い概念であるはずです
06:12そして仮に敗れても人類が存続可能になるよう
06:17抑止力から核という要素を取り除かなければなりません
06:22核抑止の維持に年間14兆円超が投入されていると言われていますが
06:28その10分の1でも核のない新たな安全保障のあり方を構築するために
06:35頭脳と資源を集中することこそが今我々が力を入れるべきことです
06:41核兵器廃絶は決して遠くに見上げる北極性ではありません
06:47被爆で崩壊した瓦礫に挟まれ
06:51身動きの取れなくなった被爆者が
06:53暗闇の中一筋の光に向かって一歩ずつ這い進み
06:58最後は抜け出して精をつかんだように
07:01実現しなければ死も意味し得る現実的具体的目標です
07:08諦めるな押し続けろ進み続けろ光が見えるだろう
07:15そこに向かって張っていけ
07:18這い出せずあるいは苦痛の中で命を奪われた
07:24数多くの原爆犠牲者の無念を晴らすためにも
07:28我々も決して諦めず粘り強く
07:32核兵器廃絶という光に向けて廃墨済み
07:35人類の地球の生と安全を勝ち取ろうではありませんか
07:40戦争がないようにずっと平和で美しい世界にしたいなと思ったから
08:00いいのかもしれません
08:2480年前アメリカ側が撮影した原爆投下のフィルムには音がありません
08:33また当時の人々の日常を記録した映像にも音はありません
08:38これから放送するのは
08:40あの日の広島の音を再現した特集です
08:44あの日広島の人々はどんな音の中で暮らし
08:48原爆投下の音はどんな音だったのか
08:52その音をリアルに再現するため
08:55地上波の放送では副音声を使用した立体音響でお伝えします
09:01立体音響でお聞きいただくには
09:03イヤホンかヘッドホンで聞くということと
09:09テレビの音声モードの切り替え
09:14この2つが必要です
09:15音声モードを切り替えるには
09:17リモコンにありますこのような音声切り替えボタンを押しまして
09:23画面に表示されるこちらを
09:26主音声から副音声に
09:28もしくは音声1から音声2に切り替えてください
09:33音声を切り替えた方はぜひ
09:36イヤホンかヘッドホンでお聞きください
09:39もちろん音声切り替えはしないで
09:41普段通りテレビのスピーカーから流れる音声でご覧いただいても問題はありません
09:46あの日広島で聞こえていた音とは
09:52広島に原爆が投下されてから80年です
09:57あの日あの瞬間広島にはどんな音が鳴り響いたのか
10:01副音声を使用した立体音響でリアルに迫ります
10:06あの日も広島にはいつもと変わらない朝の音があふれていました
10:20橋詰さんが覚えているのは少年たちの足音
10:32幼年学校っていうのがあったんです
10:37軍隊の少年たちの一番たくさん聞いたのは
10:41その人たちの行進する音ですね
10:45当時13歳だった佐伯さんの記憶の音は
10:57サイレンでねウーッていう長い音がね続くわけですよ
11:04警戒警報が来ても子供たちはみんな道端で遊んでたの大勢で
11:16警報解除を受けて動き出した広島の街
11:33しかし
11:35午前8時15分原爆投下
11:54人類史上初めて投下された原爆の爆発音はフィルムに残っていません
12:01実際どんな音が広島の街に鳴り響いていたのでしょう
12:11全然音は何にも聞こえなかった
12:17将棋倒しみたいに家はねハラハラハラとこうなっていくのね
12:23普通は昼市のようなピカドンと言うんですけど
12:27ピカッと光って音がドンと鳴るというね
12:30私はねそのドンは聞いてないんです
12:34だから音の記憶がないんですね
12:37音はなかったという意外な証言
12:42なぜ被爆者は音を覚えていないのか
12:47その答えを探して向かったのが
12:52東北大学流体科学研究所
12:55爆発によって生じるエネルギーを可視化できる
12:59国内有数の施設です
13:02今回はここで80年前の爆発をシミュレーションします
13:11スケールとしては2万分の1
13:15スケールとして高さを3センチにしてあります
13:19爆発した600メートルに相当する位置になります
13:24この金属板を広島の街と仮定し
13:29爆発した地点で少量の火薬を爆発させ
13:33原爆が落ちた時の空気の流れを再現する実験です
13:393、2、1
13:43急上に焼夷波が発生してどんどん電波していきます
13:52焼夷波自体の圧力が35キロパスカルになりますと
13:59木造家屋がほぼ全壊する圧力のレベルになりますので
14:04実験からおよそ1.6キロ付近にいた当時の広島市民は
14:1035キロパスカルの衝撃波を受けていたことが分かりました
14:15そしてその衝撃波は音よりも早く伝わるのです
14:22衝撃波は耳に大きな影響を及ぼしていました
14:29爆心地から半径2キロ以内の人々の鼓膜は
14:49破裂していた可能性が高いと考えられています
14:53さらに一時的な難聴になる可能性は
14:59半径7キロもの広い範囲です
15:02爆発音より先に届いた衝撃波が鼓膜に損傷を与えたため
15:08音が聞こえづらかった人が多数いたと考えられます
15:13では実際に広島に落とされた原子爆弾は
15:20どんな音だったのか
15:22アメリカの覚醒策に詳しい
15:26ウェラースタイン博士が教えてくれました
15:29アニー実験
15:33アニー実験と呼ばれる
15:481953年の原爆実験
15:52それはアメリカネバダ州で行われました
16:07音声が収録されたのは
16:11爆心地から12キロの地点
16:15爆発音が届くのは
16:28先行から32秒後
16:31これと同じような音が
16:49広島でも鳴り響いていたのでしょうか
16:5380年前
16:59実際に原爆の音を聞いていた男性が見つかりました
17:03あの日の音を再現します
17:07内藤慎吾吾さん
17:1286歳
17:1380年前
17:15広島に投下された原爆の音を
17:18奇跡的な状況下で聞いていました
17:21ドカーンというか
17:25バリーンというか
17:26全部めちゃくちゃに壊れる音ですね
17:30表現のしようのない
17:32ものすごい凄まじい音だった
17:34自宅は爆心地から1.6キロ
17:38その朝は幼い弟妹と
17:42縁側で遊んでいました
17:44内藤さんの証言をもとに
17:48あの日の音を再現します
17:52きれいな空でしたよ
17:57真っ青な
17:58トマトとかナスビとかキュウリとか
18:02そういうものを円替えらっと並べてね
18:05仲良く遊んでたんですよ
18:08わあきれいなの
18:11このなつビモロ歌
18:13わちが先に見つけたんだ
18:16だめわちの
18:17わちのだ
18:19りんご
18:21お兄ちゃんじゃろ
18:25譲ってあげっす
18:27じゃあ
18:28あ、かに
18:33弟とちょっと
18:37喧嘩みたいになったときに
18:39おふくろに注意されて
18:41私はその場を離れて
18:44防空壕の入り口の方へ
18:46行ったわけですよ
18:48そこで
18:50ベンケイガニが
18:52真っ赤な感じですけどね
18:54それを捕まえようとして
18:56しゃがんだときに
18:58ちょうど爆弾が落ちたんですよね
19:00原子爆弾が
19:01ご視聴ありがとうございました
19:31ご視聴ありがとうございました
19:36ご視聴ありがとうございました
20:01弟と妹が崩れた屋根の下敷きになって
20:21ただ鳴き声だけは聞こえたんですけどね
20:25それを頼りに母が一生懸命そこの瓦を剥ぎ寄ったり
20:31終戦から80年
20:55今内藤さんに響く音とは
21:00泣いてますね
21:06平和ですよね本当
21:09そういうのがごく普通に聞こえる
21:17世の中にならないといけないんですよね
21:20安藤さんどう感じましたか
21:34ただの爆音ではなくて建物が崩れる音や火事
21:40人々の声というのが全て混ざった音だったんだなというのも思いましたし
21:46爆心地に近い方はもう聞こえてもいなかったというのは知りませんでしたし
21:51音という視点で考えたのは初めてでした
21:54本当のリアルということで言うと
21:58爆心地近くの方は聞こえていなかったということがリアルに近いわけですけれども
22:02ただその後世の我々がリアリティを持って感じるときに
22:06音ってすごく重要な要素の一つなんだなということを思いましたね
22:0980年前の資料映像から距離がぐっと近くなった
22:15そんな感じがしました
22:17被爆者の平均年齢は86歳になっていて
22:20その経験談を直接聞く機会というのは
22:23これからどんどん減っていくわけですけれども
22:25そうなるとやっぱり記憶や記録の継承ということが大事になってきて
22:30ただ考えればそれはいく通りもやり方はありと思いますし
22:33まだまだ発掘されていない事実も多いと思うんですよね
22:36ですからなおのこと我々戦後世代戦争知らない世代の責任というのは大きいなというふうに感じます
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