ピアニスト小曽根実さんお別れ会 2018年4月6日

  • 6 年前
ピアニスト小曽根実さんお別れ会
2018年04月06日 15時43分
神戸を拠点にジャズ界をけん引し、ことし2月に83歳で亡くなったピアニストの小曽根実さんのお別れ会が開かれ、訪れた人たちがこれまでの音楽活動に感謝の思いを伝えました。
お別れ会は、神戸市中央区のホテルのバーで開かれました。
会場には小曽根さんの写真や愛用していたジャケットなどが置かれ、訪れたファンが花を手向けたり、感謝の思いを語りかけたりしていました。
昭和9年に神戸市で生まれた小曽根さんは、小学生のころに独学でピアノを始め、その後、進駐軍のパーティーなどで演奏の腕を磨きました。
軽快な演奏や語りで人気を集め、神戸を拠点にジャズ界をけん引してきましたが、ことし2月、心不全のため83歳で亡くなりました。
小曽根さんの長男でピアニストの真さんは、「音楽家として、人間として、父は多くの人から愛されました。バトンを受け継ぎ、これからも音楽の楽しさを伝えていきたい」と話していました。
また、次男でサックス奏者の啓さんは「ジャズで一番大事なことは人の心をつかむことだと言い、演奏のテクニックよりも人との触れ合い方を教えてくれました。さみしいというより、ありがとうという思いが強いです」と話していました。

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