空にハート、岩国基地で華やかな航空ショー（2017年05月06日 10時21分）

空にハート、岩国基地で華やかな航空ショー（2017年05月06日 10時21分）
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　山口県岩国市の岩国基地で５日に開催された恒例イベント「フレンドシップデー」（米海兵隊、海上自衛隊共催）は好天に恵まれ、華やかな航空ショーに多くの来場者がわいた。
　航空ショーでは、米陸軍のパラシュート部隊「ゴールデンナイツ」が、上空で日米の国旗などをはためかせながら降下。米海兵空陸任務部隊はＦＡ１８ホーネット戦闘攻撃機で、歩兵部隊を支援する模擬爆撃などを披露した。
　昨年は熊本地震の影響で参加を見送った航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」も登場。編隊を組んで白煙を吐きながら宙返りして、上空にハートを描くなどした。
　同基地には１月、米国外で初めて最新鋭ステルス戦闘機Ｆ３５Ｂが配備された。在日米軍再編に伴い、早ければ７月以降、厚木基地（神奈川県）から空母艦載機部隊が移駐する。
　イベントではＦ３５Ｂや空母艦載機のＦＡ１８スーパーホーネット戦闘攻撃機などが展示されたが、地元の市民団体「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」は、空母艦載機移駐計画の概要をまとめた資料を来場者に配って説明。同団体の久米慶典顧問は「軍事拠点化が進んでいると実感した。国際情勢が不安視されるなか、艦載機移駐は住民の安心と平和を脅かすことになる」と危機感を募らせていた。
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