青森　中学生数人が中傷書き込みか　2016年12月20日

中学生数人が中傷書き込みか

ことし８月、青森市の中学２年生の女子生徒がいじめを苦に自殺したと見られる問題で、青森県警察本部は「ＬＩＮＥ」のグループなどで「きもい」
「死ね」などと中傷する書き込みをしたなどとして、２０日、数人の中学生を児童相談所に通告しました。
青森市の中学２年の葛西りまさん（１３）はことし８月、藤崎町の駅で列車にはねられ死亡し、葛西さんのスマートフォンにいじめの被害を訴えるメモが
残されていたことから、いじめを苦に自殺したと見られています。
警察は、葛西さんが亡くなったいきさつについて調べを進めてきました。
警察が調べたところ、数人の中学生が「ＬＩＮＥ」のグループなどに「きもい」「死ね」などと葛西さんを中傷する内容の書き込みをした疑いがあることが
捜査関係者などへの取材で分かり、警察は２０日、児童相談所に通告しました。
通告した生徒の人数について、警察は、生徒の特定につながるとして明らかにしていません。
葛西さんは、亡くなる直前に撮影された祭りで踊る写真がコンテストで最高賞に選ばれましたが、主催者側が取り消し、その後、抗議の声が広がったことから
賞の取り消しが撤回されました。
父親の葛西剛さんは、「いじめをなくしたいというりまの思いに少し近づくことができたよと報告しました。これですべてが決着したとは思っていませんが、
今回の通告がいじめをなくすための抑止力になってほしい」と話しています。
2016年12月20日　19時42分


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