原発直下に活断層? 問われる国の判断

  • 12 年前
NHK クローズアップ現代 2012.11.21。

いま、全国で唯一稼働している大飯原発で、破砕帯と呼ばれる断層の調査が進められている。原発直下にある断層が動いて地盤にズレが生じ、原発に大きな被害を与える可能性があるというのだ。国の原子力規制委員会の専門家グループによる現地調査では、活断層の可能性がある地層のズレが確認され、これまでの電力事業者任せの調査の限界が浮き彫りになった。また、この問題の背景には、これまで情報を十分に公開してこなかった電力事業者の姿勢や、チェック機能を果たせなかった国の規制組織の甘さがあったことが明らかになってきた。今後、全国の原発に広がる活断層の問題。国の判断が問われている。