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  • 13 年前
【新唐人2012年9月1日付ニュース】

司会者 安妮
皆さん こんにちは 「禁聞論壇」へようこそ。
中国人は世界公認の苦労に堪え忍ぶ民族の一つです。中国の庶民は歴史上でもその忍耐力を自慢に思っていました。しかし近年、中国庶民の政府に対する反抗は激化の一途を辿っています。上書や陳情から、街頭にでて抗議するようになりました。過去の一年では、毎日の集団事件は500件にも上ります。草庵居士さん、あることに気づきましたが、中共政府はある方法を取っています。国内の問題に対処しきれなくなると皆の視線を外部にそらすのです。

評論家 草庵居士
ええ。中共はずっとこの種の手段を使ってきました。昔は多くの手段を使っていましたが、最近は効かなくなりました。例を挙げましょう。最近中国のネット上である話題が熱く議論されています。「最も反中国なのはどこなのか」。

これにはストーリがあり、ネットユーザーらはこれを広く転載・拡散しています。それによると、中共のある党機関が会議をしていて、皆はあるスローガンを叫んでいました。「反中国勢力とは断固たる戦いを行う」。叫んだ後、党委員会書記が討論の議題を出しました。「どの国・地域が最も反中国・反華人なのか。華人の自由の出入りを制限しているのはどこか。華人子女の自由な進学を制限しているのはどこか。華人の不動産や車の購入を制限しているのはどこか。華人に高額納税を強要しているのはどこか。華人の高額のガソリン購入を制限し、高額のネット接続費を徴収しているのはどこか。密かに華人に地溝油を食べさせ、有毒粉ミルクを飲ませ、華人の選挙権を剥奪しているのはどこなのか」

問題を提起すると、会議の参加者らは黙り込みました。後に一部の人がこのことをネット上に発表し、一般人に投票を求めました。「一体どこが最も反華人・反中国なのか」。結果、投票結果を見ると、90%の中国人が「中国」と答えたのです。

司会者 安妮
あまりにも風刺的ですね。最も反華人・反中国なのは日本やマレーシア、ベトナムではなく、中共自身なのですね。中共はなぜ自国民に対して、これほど無慈悲なのでしょうか。

評論家 草庵居士
一部の知識人もこの結果には驚きました。それであるアンケート調査を中国のネット上に掲載し、ユーザーの意見を求めました。「中国ネットユーザーの政治および社会的認知」と題したこのアンケート調査は、今年4月13日から5月13日までの1ヶ月間、ネット上で行われました。合計4600通余りのアンケートを回収しました。得られた結果は、中国庶民が最も認めている社会体制は西側民主主義国家の三権分離の社会制度でした。皆は普遍的に政治に興味があるものの、公に発表はできないのです。また、社会組織においては、普遍的な認識は社会組織の欠如です。しかも皆「腐敗」を痛恨しています。最後に湘潭大学の李開勝という副教授が報告書をまとめ、中国の「共識網」が掲載しました。それによると、「中国の未来を決めるのは少数の人でもなければ、政治家でもなく、中国庶民の認知で政治制度と社会に対する認知だ」。この調査が顕したのは、中国庶民の政治に対する認知でした。

司会者 安妮
この調査報告書によると、ネットユーザーが最も認める政治人物は周恩来で、最も反感を持っているのは毛沢東だとのことですが、どういうことでしょうか?

評論家 草庵居士
ええ。基本的な政治認知の面において、調査に応じた多くの人は周恩来を認めると言いました。次はワシントンで、その次は胡耀邦、その次は鄧小平とリンカーンです。うち米国大統領が半分を占めています。最も認められていないのがヒトラーとスターリン、金正日、毛沢東とカダフィです。先ず説明したいのは、中国の現下の政治独裁の下、中共の統治の下で、庶民が公に毛沢東とヒトラーは同レベルだと言ったことは重要な問題を説明しています。庶民は心から毛沢東に反感を持ち、認めていないのです。中共は未だに毛沢東思想の旗を掲げ、憲法にも書いています。世界とは違う社会主義特色を保つとか言っていますが、この種の理論と観点は人民の願望とは背馳しています。つまり、中共は人民に背く、反人民の反動組織なのです。

司会者 安妮
中共政府はいつも西側の民主制度は中国には適さないと言っていますが、この報告書からわかるように民意は逆なのですね。半数以上の回答者が中共の政治制度を認めないと示しているのですね。

評論家 草庵居士
ええ。異なる政治制度に対する認知については、半分以上の人が中共の政治制度を認めないと示しています。逆に西側の政治制度を認めると答えています。この報告書には皆が認める5つの国が挙げられています。第一位は米国。中国政府はいつも米国は反中国で、最も立ち遅れた腐食した資本主義だと言っています。しかし、中国の7割を越える庶民は米国の政治制度を認めており、民主で自由の三権分離を認めているのです。第二位はスウェーデン。その次は英国とドイツ。第五位がシンガポールです。逆に最も認められていない国は、第一位が北朝鮮。これは皆さん理解できます。第二位は中国で、54%の中国人が中国の政治制度を認めていないと示しています。つまり、中共の独裁政権の所謂「中国特色の社会主義」を全く認めていないのです。次に認めていないのはイランやベトナム、パキスタンです。皆知っています。北朝鮮、中国、イラン、ベトナム、パキスタンはいずれも共産主義または独裁国家なのです。だから庶民もはっきりわかっています。これでわかるのは中共の所謂「社会主義制度」を庶民は認めていないのです。少し前、中共も社会調査を行いましが、非公開調査でした。何人を調査したのか、どのように何を調査したのかなど何も公開していないのに、「中国の98%の庶民が中国特色の社会主義制度を認めている」と言うのです。しかし、今回のアンケート調査はネット上で公に行われ、皆が自由に答えるようにしました。今回の調査結果が示唆したのは、中共の昔の調査報告は本当に偽りだったということです。一方、今回は庶民の民意を映し出しています。庶民の自発的な投票から中共の制度が嫌われていることと、中国庶民の民意と心の声が映し出されました。

司会者 安妮
では、なぜこの調査報告は「中国は依然原始的政治環境に置かれている」と言っているのでしょうか?

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