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  • 13 年前
石原都知事「反日デモは北京政府の煽動」

【新唐人2012年8月26日付ニュース】中国各地で発生した反日デモでは日本車などが破壊されました。石原東京都知事は、24日の記者会見で、北京当局は国内の圧力をそらすために"アリ族"や"モグラ族"を利用して反日デモを煽動。しかし、このような方法で中国内部のひずみを解決することはできないとの見解を示しました。

反日デモの引き金となっている尖閣諸島の領有権問題。中国と日本はどのようにこの問題を解決するのでしょうか。24日の記者会見で、新唐人記者は石原知事に質問しました。

(質問:中国は1950年代に尖閣諸島は日本領土であると認めたが 知事からも日本領土である根拠を改めて示してほしい。
石原慎太郎東京都知事
「日本の領土であるという根拠を示せというより、逆に中国の領土である根拠を私たちは示してもらいたい。佐藤内閣の時にしたと思うが、ハーグの国際司法裁判所に日本はこの問題で提訴しましたが、被告の中国が応じなかったので、裁判できなかった。ただハーグの司法裁判は原告側の提訴国だけでも、裁判が行い得る。それを私は要するに日本が承知しているならすればよかったと思うし、これからもしてよろしいと思う」

(質問:中国20以上の都市で18~19日、反日デモが行われたが どう思うのか)

石原慎太郎東京都知事
「今の中国の経済状況を見ると、本当に恐ろしい事が起こっている。例えば、アリ族と呼ばれる大学卒業しても就職できない若い世代がたくさんいる。それから地方から出てきて、都市建設で働いたけど、仕事がなくなり、不動産ブームがはじけた後帰るに帰れない。帰っても職がない、地下で惨めな生活をしている「モグラ族」と呼ばれる人達がいるが、あのデモを見ているとこの二つの種族の人達が主力になっている印象が非常に強い。人に会って聞いたわけではないけど」

中国で社会問題化しつつあるアリ族やモグラ族。これらの人たちに対しては、中国当局も気にしているはずで、近々騒擾事件が起こるかもしれないと分析します。

石原慎太郎東京都知事
「農民には力がない。起こるとしたら大都市の中産階級と学生でしょう。北京政府は社会心理学的にちゃんと分析しているから、そういうエネルギーをそらすために、反日デモという形で彼らを煽動しているかもしれない」

また、尖閣諸島問題の解決において国際裁判所に提訴することが一番冷静な方法だとの見解を示しました。

(質問:尖閣諸島問題をどう解決するのか)

石原慎太郎東京都知事
「場合によったらハーグ国際裁判所で議論しようじゃないかと言うことを、中国だけでなく世界に向かって提訴すること。裁判することはそんなに過激なことですか?国際裁判所で裁判することは一番冷静な対処じゃないですか」

尖閣諸島の購入のために東京都に寄せられた寄付金は、7月末ですでに14億円を突破しました。石原知事は尖閣諸島を購入する目的は地元の漁民が安心して操業できるようにするためだと示しました。東京都は購入価格を決めるため、8月末にも25名からなる調査団を島に派遣する予定です。10月の現地調査には知事自らも同行する意向を示しました。

新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2012/08/25/atext753784.html.(中国語)

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