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  • 14 年前
袴田事件の取り調べ録音開示 静岡地裁で3者協議

 静岡県清水市(現静岡市清水区)で1966年、みそ製造会社の専務一家4人が殺害された「袴田事件」の第2次再審請求審で、袴田巌死刑囚(75)の弁護団と静岡地裁、静岡地検の3者協議が12日午前、地裁で開かれた。地検は地裁の勧告に基づき、袴田死刑囚の取り調べの様子を録音したテープ1本と供述調書など新証拠176点を開示した。

 開示されたのは、袴田死刑囚の弁護団が今年8月までに開示を求めた証拠のうち、地検側が存在を認めた証拠のすべて。起訴から12日後の66年9月21日に録音したテープ1本のほか、供述調書約30通、現場の写真なども含まれている。裁判所の勧告に基づく証拠開示は袴田事件で初めて。

 協議後、弁護団は静岡市内で記者会見し、テープの冒頭部分を再生した。供述の録音に承諾を求める取調官に袴田死刑囚は「はい、いいです」と答えていた。

 小川秀世弁護士は、テープを聴いた感想として「自白を補強するためのおさらいのテープとみられる」と指摘。調べに応じる袴田死刑囚の受け答えから「犯行場面に具体性がない」と分析した。

 地検はこれまで録音テープなどについて「(刑事訴訟法が再審の要件とする)新証拠の新規性や明白性を判断する上で関連性がない」と開示を拒否していたが、地裁が今月5日、地検に証拠開示を勧告していた。

 袴田事件では、静岡地裁が8月から、犯行時の着衣とされてきた衣類のDNA型再鑑定を実施。今月下旬にも結果が明らかになる見通し。

(中日新聞)

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