「死刑を執行いたしました」(千葉景子 法相)
死刑が執行されたのは、篠沢一男死刑囚(59)と尾形英紀死刑囚(33)。
篠沢死刑囚は10年前、宇都宮市の宝石店で従業員らを縛ったうえ、放火して6人を焼死させた罪で、また、尾形死刑囚は7年前、埼玉県熊谷市などで女性をめぐるトラブルから男女2人を殺害、2人に大けがを負わせた罪で、それぞれ死刑が確定していました。
28日の死刑執行には自ら立ち会い、その一部始終を自分の目で見届けたといいます。法務大臣で死刑執行に立ちあったのは、「おそらく初めて」だとみられています。
「私は自らが命令した執行ですので、それをきちっと見届けることも私の責任だと考え、本日執行に立ち会ってまいりました」(千葉景子 法相)
さらに千葉大臣は今後、法務省内に死刑制度の勉強会を設置し、東京拘置所の刑場をマスコミに公開するよう指示したことを明らかにしました。
以前、刑場を視察した議員の証言によれば、部屋の中央には絞首刑のためのロープがつるされ、足元の板が開く構造になっているといいます。さらにガラスを隔てた奥には、拘置所長や検事らが執行の様子を見届ける場所があるといいます。
しかし、これまで刑場の視察は国会議員など一部の人々に限られていて、国は死刑が「絞首刑」であるという以外、どのような場所で行われるかなどを明らかにしていません。
かつて千葉大臣も参加していた「死刑廃止を推進する議員連盟」は・・・。
「非常に不意打ちをくらったかのような事態。どのような事情でこういう事態になったのか非常に不可解かつ大変な変節をされてしまった」
一方、自らも死刑執行に立ち会った経験がある元検事はこう指摘します。
「一般国民大衆が死刑について改めて考える機会が与えられた」(元最高検検事・土本武司 筑波大名誉教授)
「執行を2人したということ自体は評価しても良いと思うが、全然筋が通ってないんで。死刑廃止論者だったら、最後まで貫いて。『私は死刑は執行しない。では辞表を提出して辞めます』くらいの方がかっこいい」(鳩山邦夫 元法相)
執行に立ち会い千葉大臣は、「死刑に関する根本からの議論が必要」と感じたといいます。28日の死刑執行で、死刑確定囚は107人となりました。
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