スイス南部列車脱線事故　「氷河特急」が運行再開　日本人ツアー客の家族らが現地入り

日本人女性1人が死亡し、多数の日本人乗客が負傷したスイス南部の列車事故で、運行を停止していた「氷河特急」が、日本時間25日午後5時すぎに運行を再開した。
氷河特急は日本時間午後5時すぎ、始発列車から運行を再開し、列車には日本人乗客らが乗り込んだ。
事故現場では、脱線した3両が鑑定のため撤去され、復旧作業がほぼ終了し、スイス運輸当局は、運行には問題がないとしている。
一方、事故で犠牲となった兵庫県の女性の遺族を含む日本人ツアー客の家族らが25日、スイス・ジュネーブの空港に到着した。
遺族らは、氷河特急の幹部らと合流し、遺体と悲しみの対面を果たす予定。
鉄道会社側は、これまでに事故原因について、列車やレールの老朽化のほか、人的ミスの可能性も指摘している。