国内で最も歴史がある映画賞の去年の日本映画の第1位に、地方の医師不足の問題などを描いた西川美和監督の「ディア・ドクター」が選ばれました。
映画専門誌「キネマ旬報」の主催でことしで83回目を迎える映画賞は、7日、東京都内で授賞式と記者会見が行われました。日本映画の第1位に選ばれたのは西川美和監督の「ディア・ドクター」です。「ディア・ドクター」は、過疎化が進む山村で起きた医師の失そう事件を通して地方の医師不足の問題などを描いた人間ドラマで、今回、脚本賞と、主演の笑福亭鶴瓶さんが主演男優賞をあわせて受賞しました。このほかに、太宰治の小説を原作にした「パンドラの匣」の演技で、芥川賞作家の川上未映子さんが新人女優賞を受賞し、多才ぶりを見せました。受賞の記者会見で、西川美和監督は「権威ある映画賞なので、ほんとうにわたしでいいのかと思いつつも、うれしい気持ちです。これを励みに頑張っていきたいです」と話していました。また、川上未映子さんは「今回、撮影現場で映画の作り手の情熱や繊細さを知ることができて、映画という表現のよさを知ることができました」と話していました。
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