00:00日本放送協会で働いてる人浮世絵の世界を覗いてみれば江戸のリアルな暮らしが見えてくる浮世絵エドライフ今回はちょっと恥ずかしい年末行事こちらは武家屋敷なんだか大勢集まって騒がしそうですね
00:29手ぬぐいでほうかぶり畳まで上げてこれは大掃除ですねうわぁネズミも飛び出したほうきでえいっと追い払っています
00:48江戸時代旧暦の12月13日はすす払いの日
00:531年間の汚れを払いすがすがしい気持ちでお正月を迎える準備をするんです
01:01さあさあみなさん一服しましょうかお茶が運ばれてきましたよ
01:10雑巾掛けも一休み
01:14あらみなさん何を見ているんですか
01:18おいおい助けておくれよ
01:21こちらの若い男性は持ち上げられていますよ
01:26これはもしや胴上げ
01:28当時すす払いの最後には胴上げをする風習がありました
01:37身を天に近づけて清めるためだと言われています
01:41家の主人や若いイケメンは胴上げの標的に
01:49女性たちに持ち上げられてこれはちょっと恥ずかしいかも
01:54奥の座敷では家の主人が尻餅
02:00胴上げされた後でしょうか
02:03女性が指をさして笑っていますよ
02:06こちらの若い男性はこれから胴上げですか
02:13年に1回のすす払い
02:18忙しいながら楽しい行事だったんですね
02:21さて実はこの絵
02:26超有名なある物語のパロディーなんですが
02:29お分かりですか
02:31ヒントその1
02:33すす払いが終わった翌日は12月14日
02:38そしてヒントその2はこのポーズ
02:43ひっくり返った侍と取り押さえられているようにも見える若い武士
02:49どこかで見覚えがあるでしょう
02:52そう正解は中心蔵
02:5712月14日は阿光老子の打ち入りの日なんです
03:02この場面はことの発端となった松の廊下人情事件のイメージ
03:09朝の匠の神が切りつけ
03:14キラー光月之助が倒れ込んだ場面
03:18ということですね
03:20言われてみると女性たちのほうかむりはちょっと大げさ
03:27まるで打ち入りする阿光老子がかぶる頭巾のようです
03:34当時実際の事件を芝居にすることは幕府批判につながると厳禁でした
03:42中心蔵は事件から47年後
03:49時代や登場人物を変えて人形浄瑠璃や歌舞伎で上演
03:54大ヒットしました
03:56こちらの絵も中心蔵の名場面のパロディー
04:05あならば主人公の大石倉之助はどこに
04:09おっこの男性女性に囲まれ浮かれているようにも見えますね
04:16そういえば劇中の大石はあだ打ちの噂をごまかすため夜な夜な擬音で遊びます
04:24とすると大石倉之助はこの男
04:28それならクライマックスの打ち入り場面もきっとあるはずですが
04:36うわぁネズミが見つかり絶対絶命
04:42これがキラ・光月之助
04:45阿光老子が打ち取ろうとしています
04:49おのおの方打ち入りでござる
04:55すす払いの絵には江戸っ子たちの粋な遊び心があふれていました
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