00:08昔、この岬の洞窟には繊細な魔法細工の工芸に優れたロモノオン道国という豊かな国があった。
00:22魔法の金細工を身にまとい、尊大な態度を隠そうともしないロモノオン人は、洞窟の外の国やそこから訪れる人々を自分たちとは分けて考え、見下していた。
00:46ロモノオンの豊かさに噂が噂を呼び、地上からの旅人が増えた頃、彼らにとって益のある者だけを迎え入れるために、選ばれた者のみが通れる蛇の背の道を作った。そしてその道を通ることを許されない無益な者はロモノオンに決してたどり着けないよう、洞窟に迷宮の魔法を刻んだんだ。
01:09ロモノオンはさらに美しく豊かになったが、ますます高慢で排他的になり、ある時からロモノオン人同士で互いの価値を選別し始めた。そして無益とされた者は、価値なき肉体であるよりはと、魔法で街を飾る金細工に変えられたんだ。
01:31流れの止まった水が濁るように、閉ざされたロモノオンは淀んでいった。国の内側で憎み合い、疲れて弱って。最後は山のような金細工の重みで崩壊したそうだよ。後にはただ、蛇の背の道と迷宮と化した洞窟を残してね。
01:44人は本当に恐ろしいよ。簡単に恐ろしいことができてしまうのだと、自覚しているものが少ないのも恐ろしい。でも、先生。ん
01:53?魔法は人を幸せにするものですよね。誰かを助けたり、世界を彩るための力なんですよね。
02:13君たち未来の魔法使いがそう思ってくれるなら、きっと…そうだね。大丈夫だ。でも、この魔法は今日のご飯に不幸な結果を招くかもしれない。わー
02:14!もう行ってる!う、ういて
02:18!黒いとことれば食べれます!うまい!
02:32魔法は世界を彩るための力。そう願うよ。本当に。そう願う。
03:02魔法は世界を彩るための力。
03:32魔法は世界を彩るための力。そう願う。
03:37魔法は世界を彩るための力。そう願う。
03:51魔法は世界を彩るための力。そう願うよ。
04:00魔法は世界を彩るための力。そう願う。
04:06Okay, how are you going to move this path?
04:09I'm a professor of science, so I can't get out of here.
04:13I'm so nervous, but I'm going to go to the next step.
04:17This thing...
04:20If I'm going to fly, it's very scary.
04:34危ない!横向きに立ってる
04:37?あなたの魔法なの
04:49?これは、この道の魔法。空間がぐちゃぐちゃになってるこの洞窟で、唯一水平な世界の道は、この蛇の背の上だけなんだ。
05:03ここから足を踏み外すと、洞窟迷宮に落ちた挙句、入口に逆戻りしてしまうんだよ。もしかして、蛇の鱗の石畳は、全部魔法陣ってこと
05:18?でも、所々ひび割れて崩れてる。だから僕、一度目の試験はそれに気付けなくて落ちちゃった。こ、ここでの正解は基礎魔法教本にある。
05:34あの魔法ね。水は重力に従って流れ、水平なところだととどまってたまる。
05:44魔法陣がまだ生きている箇所だけが水平なら、水が表面に溜まるところが、正しく通れる道ってことよ。
05:53完璧な正解だ。さすがアクロム家の人だね。ぼ、僕は二回目の時でもそんなに…
06:07正しい答え…正しい魔法…正しい道…そこから外れたらダメなんて…そういうの、一番やりたくないのに…
06:17ほら、リチェリット。また無駄な魔法ばかり描いてぇ。そんなんじゃ真っ当な魔法使いになれないぞ。
06:39どうして先生の言う通りにできないんだ。こんな落書きは…捨てなさい。捨てたくない…落書きじゃないのに…これはリチェの魔法なのに…リチェはリチェを捨てたくない…
06:45そのためには…こっちを…おいで
07:06!通る道は分かったけど…メルフォンがついてきてくれないわ…もう…落ちたら危ないんだから…ちゃんとついてきなさいよ…あざとい仕草したって、許さないんだからね
07:08!て、でも…
07:22その仕草が大事なんだ…メルフォンは仲間と鳴き声で会話する…だから…この子たちについてきて欲しいときは…共鳴の魔法で鳴き声に似た音を出すのが正解って…え
07:38?魔法に正解なんて決めないで…こうじゃなきゃダメって決まりなんてない…メルフォンが…ユイニーはこの試験の経験者かもしれないけど…
07:50さっきから正解正解ってうるさいし…先回りして解説するのもおせっかい…リチェはリチェになりたいの…リチェじゃない魔法使いになりたいわけじゃない…
08:11だから…リチェは自分の魔法だけで…この道の出口まで行ってみせる…リチェ…それは…でも…無理だよ…世の中にはそんなの通用しないんだ…これだって試験の問題なんだから…ちゃんと決まった答えがあるんだし…
08:25僕らは未食物で見習いで…子供なんだから…ちゃんと教法の通りにやらなくちゃ…出ないと…また落ちちゃうよ…ていうか…試験ってそういうものだし…うわっ…そういうものだからって決められるのが嫌なの…
08:30でも…他の人が試してない魔法は失敗するかも…できるようにやればできる
08:51!そんな無茶苦茶な…失敗を…覚えていたら知恵にもなるし…生かしたら糧になる…そういう学び方してる子を一人知ってる…リチェのやりたいようにやればいい…私には関係ない…アガットに言われなくてもそうする…
09:09おう…あっ…何の音…水
09:20?僕は…せ…先生に毎日言われるんだ…お前には無理だ…
09:46お前にはできない…僕もそう思う…だから…僕以外の人のやり方を勉強した…でもやっぱり無理なんだ…だって…ここはロモノを…そもそもか…選ばれないものを拒むために作られた道だもの…
09:50あ…ココ
09:51?どうしたの
09:52?ココ?どうしたの
09:56?キーフリー先生…今日って他の魔法使いさんも来たりするんですか
10:01?クックローは帰ってしまったし…いないと思うけど…どうして
10:06?今あっちに…ローブ姿の誰かがいたような…ココ?
10:22誰もいるわけないか…ココ
10:24?はーい
10:26!今行きまーす!
10:45コココ…流れ落ちた水が…途中からおかしな方向に落ちていってる…道が途切れていたら…
10:54石畳みの裏にある魔法陣の効果もないってことね…どうにかしてここを渡らなきゃ…リチェ
11:09?魔法陣の効果があるのは…この石の上にいる時…だから…石の上を…あっちの道まで伸ばせばいい…こんな風に…
11:32い…石のリボンを振ったまま…ほら…できないこと…できるやり方に変えたらできるでしょ…ほう…一理あるわね…ん?
11:58あ…危ないよ…そのままじゃ…複製と繰り返し魔法の合わせ技…範囲は狭いけど…うまくいったわ…あ
12:00!分かった!いい!
12:19うっ…うっ…やっぱりマントの下じゃ丁寧には掛けないから…長持ちせずにすぐ消えてしまうわね…まだまだだわ…もっともっと頑張らないと…あなた…やるじゃない
12:23?こんなの楽勝…次はお前の番だろ
12:25?く…ん?
12:34はっ…ぼ…ぼく…やっぱりできない
12:53!はっ…向いてないんだ…才能も特許も自信も適性も特技も…何一つないもの…道が崩れてて…むすらない…今回もきっとダメなんだ…あのね…あなた…最初から分析もうんちくも十分に披露してたじゃない…
12:57二度の経験と知識を生かさなくてどうするのよ?何でもいいから書いてみなさい
13:23!うっ…ふっ…ん…ぽっ…ぽっ…ぽっ…ぽっ…鳴き声の魔法…うっ…水たまりを作るアメ魔法…って…何でもう通り過ぎたところの魔法なのよ!
13:26新しいの書かなきゃ渡れないのに。
13:29書けないんだ。
13:37僕、手の震えが止まらなくなっちゃうんだ。
13:44誰かがいるところで書いたときは一度もうまくいったことがないんだ。
13:49見られてると思うと汗かいて滑って、震えて、
13:53震えて、ひどい出来の魔法ばかり。
14:00僕だって何とかしたいけど、自分でもどうしようもないんだ。
14:08そ、それに震えて焦ってるところを見られると、ますますダメになっちゃうから。
14:11今度こそ先へ進もうと。
14:19予習して、勉強して、必要になりそうな世界の魔法をあらかじめ書いてきたんだ。
14:23一人でならまだ集中して書くことができるし、
14:26無縁手帳の持ち込みは禁止されてない。
14:31これなら陣を閉じるだけで発動するから、
14:34何とかまともに見えるかもって思って。
14:38でも、道が途切れてるなんて。
14:41正しいやり方じゃないから罰が当たったんだ。
14:46何でいつも僕ってこうなんだろう。
14:49君は君になりたいって言ってたけど。
14:52僕は、できるなら僕をやめたい。
14:56僕じゃない、誰かになりたいよ。
15:03これは、知らざる者たちの前でもバレずに魔法を使えるかどうかを問う試験。
15:07悪いけどあの様子じゃ、何度やっても受かるとは思えないわ。
15:09できなくない。
15:12ユイニーはユイニーのままでできる。
15:14今自分で答え言ってた。
15:16気づいてないの。
15:21一人だと集中して書けるなら、今一人になればいいじゃん。
15:27えっ…でも、どうやって…
15:29どうやってでも。
15:33魔法では石を伸ばしたり、雨を降らせたりできるんだもん。
15:37一人になれる部屋でも、何でも作れるはず。
15:40そ、そんな魔法が書けないんだけど。
15:41じゃあ、魔法はなしで。
15:43えー!
15:46そ、そんな無茶な事急に言われても。
15:47僕、僕は…
15:51えっ…
15:53えっ…
16:07えっ…
16:10I can't wait.
16:14I don't know.
16:17I'm sorry.
16:18I'm sorry, I'm sorry.
16:19I'm sorry.
16:20I'm sorry.
16:22I'm sorry.
16:22I'm sorry.
16:25I'm sorry.
16:26I'm sorry.
16:26They're all in the middle of the night.
16:32I'm sorry.
16:33I have an extremely good mood for this, too.
16:38Actually, I'm just joking.
16:42I'm sorry.
16:46Oh, I don't have to say anything.
16:52I don't even have to smile at all.
16:54I'm not sure what I can do.
16:57I'm not sure what I can do.
17:01If I can do it, I can do it.
17:04Oh, that's right.
17:07I'm not sure what I can do here.
17:10It's just me.
17:13It's just me.
17:14Oh.
17:21Here.
17:23Here.
17:23Here, here…
17:25It's a magic wand.
17:28He's called a magic wand.
17:29It's all irrelevant to the magic wand.
17:32It's something they can do.
17:34I'll show you how they're created.
17:35This is a magic wand.
17:41It's amazing...
17:43It's several times.
17:46But, I...
17:51What the hell is it?
18:08What was it?
18:18It's the heart of the wondertons, or infancy of the divine magic!
18:21I don't know!
18:24This is my magic!
18:27I'm good!
18:32You...
18:34What happened to that Mantu?
18:37I was in the middle of the Potteryoon's panic magic, so...
18:42I'm going to change the magic of the Potteryoon's magic on the Potteryoon's magic.
18:48This is what happens when I was looking at the dark.
18:51I can't even go from Melvon.
18:54It's hard to be able to walk, but there's a secret to making the sound like they're like human.
19:02Well, it's the same.
19:05I can't be one person. I can't be afraid of anyone. I thought I'd be able to win this.
19:16Hey!
19:28I'm so angry, but…
19:32I'm not sure…
19:35This is…
19:37I'm not…
19:38I'm not even afraid of this.
19:41But…
19:42I'm not sure…
19:43I don't want to say anything about myself.
19:47Yes.
19:50Just a little bit.
19:53Don't say anything or anything immediately.
19:57I don't want to say anything about Yui.
20:00Maybe.
20:01But I can't do it.
20:08That's it.
20:10Thank you, Lichu.
20:14I thought you were interested in other people.
20:18Yui is the first time, Lichu helped me.
20:23That's why I want to do it.
20:29Lichu can't do it.
20:30Lichu can't do it.
20:34That's why you can grow up.
20:39I'm a person, I'm a person.
20:42I'm not a person.
20:43I don't want to become a person like myself.
20:45I'm not a person like myself.
20:49Lichu can't do it.
20:50The Tates is a thing that I know for myself.
20:52Lichu can't do it.
20:54Lichu can't do it.
21:03It's very different.
21:06It's all different.
21:07It's not bad, isn't it?
21:12But...
21:14Keeferi gave me a lie to me. I don't want to forgive him. I'm the only one.
21:21I'm the only one.
21:22Is that the only one?
21:25That's right. It's Keeferi's thing, but...
21:29He's the only one...
21:35It's Keeferi's thing!
21:37Oh my god!
21:38It's Keeferi's...
21:42Keeferi's...
21:43Keeferi's...
21:46Keeferi's...
21:47I'm not sure you say it, I'm not sure you're going to say it!
21:51You're going to be surprised!
21:53Can't you get all of your powers?
21:55Keeferi's...
22:24Oh原さん夜にしまい込んでしまったもう僕らにいつかは来ないと今触れて間もなく崩れ落ちてしまうならあの夢も
22:50きりにさらわれてしまうかな現実と希望の隙間でひと知れず守る身体その摩擦でも乾かない雨凍てつく空気ついに凍った花立ち尽くす空
23:20あの幸せは
23:32落ちてしまうなら一秒だって永遠に君に絶望が溺まるのを見たくない
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