00:13Ah高校卒業されたらここで一緒に暮らしませんか母さん私どうしたらいいの
00:20?あっ姉ちゃん先日のプロポーズはどうか忘れてくださいえ
00:25?しばらくはお店に行くのは控えます待って黒崎さん
00:52なんで?私は元気になったけどあれから黒崎さんは宣言通りお店にも会いにも来ません先日のプロポーズはどうか忘れてください黒崎さんは二度目のプロポーズをしてくれたのに断るでも受け止めるでもなく
01:02濁したのは私で黒崎さんのことをすごく傷つけてしまったんだと思う
01:12でっかいため息あ、ちーちゃん俺ミスバンするから姉ちゃん勉強しないよえ
01:15?大丈夫だよちーちゃんこそ宿題は
01:23?姉ちゃんと違って宿題なんて秒で終わるからちょっとで、黒崎さんはまだ来ないの?
01:33うんそれって俺のせいかもえ
01:44?俺、姉ちゃん倒れた時あいつに母さん倒れた時の話ししちゃったそっかでも違うよ
01:56私がいつまでも優柔不断だから黒崎さんも嫌になっちゃったんだと思う俺たちはいいよ姉ちゃんがあいつと暮らすのありがとう
02:19でもね私はこれからもみんなと暮らしたいって思ってるよとにかくこれは私の問題だから地冬は秒で宿題終わらせてきてはいはいでもさまた一人で考えすぎんなよ姉ちゃんの頭じゃ答え出ると思えないしあっちーちゃんおー
02:49ちふゆの言う通りで黒崎さんに連絡したくてもなんて言っていいかわからない初めから知っていた僕なんか見向きもすれないな
03:15だってまだ初恋だ正解はなんなんだ会いたいなんてそんな感情が今も僕を動かすすべきのおもちゃのようにOh何回も何回も言葉重ねて君に何回も何回も伝えてしまいでよ
03:31さすがにもう一回なんて懲りずに諦めないからもう一回Oh何回も何回も気持ち重ねて僕は何回も何回もつまずいてしまうよ
04:01小さな春の木漏れ日の中
04:21ですねそれにしてもまさか君と一緒に黒崎の心配をする日が来るとはなその説はというか長い間兄弟でこじらせてしまってすいません
04:38まあ小説家にとってはそれも創作の肥やしになるとはいえこのままってのはまずいなはい黒崎
05:00随分とペースが早いな
05:24小春さんのために今僕ができることを書くことしかありませんのでなあ黒崎俺はプロポーズは撤回しろと言ったが会うなとは言ってないぞ今の僕に小春さんに会う資格などありません
05:54どうやったら小春さんを支えられるような人間になれるのかそれを探求し実践してからでないと食べてないそうだな伊予君も心配してたぞ食欲が合いなくてでも続編を書き上げるためにも
06:20食べるようにしますねじゃあまた春休みまたねバイバイねえ春休み3人でどっか行かない
06:22?行きたい小春はお店休める?
06:26小春?え
06:31?あ、ごめんえ、あの、な、なんだっけ
06:38?黒崎さんと会えないからってそんな顔しないでよえ、顔
06:40?気づいてないの?
06:41E?
06:51Eh?
06:54Eh?
06:55Kuro asaki?
07:04Eh?
07:14都内の高校に黒崎のサイン本を寄贈する企画がありましたね。
07:20今日はその件で来たんですが校長のご厚意で校内を見学させてもらえることになって。
07:27修行式だと聞いてお会いすることはないと思っていたのですが。
07:36まさか腰抜かすとはな。驚かせてしまいにすみません。もう大丈夫ですので。
07:41ではこれで失礼させていただきます。
07:51待ってください。私に。私に学校を案内させてもらえませんか。
07:52えっ?あ、いえ、ご迷惑に。
08:02でも見学するなら案内役がいた方がいいと思いますし。
08:04桐谷さん、ダメですか?
08:10確かに案内役は必要だな。
08:31じゃっ、俺会社戻ってるから。えっ?ただし、目立つな。バレるな。人前でいちゃつくな。わかったな、黒崎。謝罪しました。じゃあ行きましょうか。はい。
08:41Good job, Kuro Saki.
08:45This is the training room.
08:47Yes.
08:51Do you want to do it?
08:54I've done it.
09:10Kuro Saki.
09:12Are you okay?
09:13I'm sorry.
09:15It's hard to exercise.
09:18I do.
09:19It's hard to exercise.
09:21But you can tell me that you need to do it.
09:26To do it?
09:27Is it like this?
09:36Oh!
09:38Kuro Saki.
09:40Kuro Saki.
09:42Kuro Saki.
09:43Ginger, please take your finger away.
09:45Okay.
09:45Ah, I'm going to go to the bottom.
09:54Sorry, I'm going to hurt you.
09:56Ah, it's the first time I'm going to eat.
10:04I'm going to eat this first time.
10:43私はここでよくりりちゃんたちとおしゃべりして授業に遅れたりしそうになってますほほやましいですここが私の席ですまだ際なので気に入ってますここが小春さんが見ている景色なのですね黒崎さんはどんなふうに過ごしてたんですか?
11:07僕はご存じのとおり人付き合いも苦手ですし一人で小説を読むか書くかしかしていませんでしたそうなんですねもし私が同級生だったら黒崎さんに絶対話しかけてただろうなどんな話を書いてるの読んでみたいなって
11:15僕はきっとそんなあなたに恋をしたでしょうね。
11:28私やっぱり黒崎さん一緒に帰りませんか?
11:40黒崎さん。
11:52今日はお時間いただきありがとうございました小春さんの世界は僕にとっては青春小説のようで楽しかったです。
11:57私も楽しかったです。
12:04いつも一人きりだった僕に青春はなかったけれどそれでよかった。
12:12あの頃は誰かと繋がることを避けて生きていましたから。
12:18でも今は誰かと繋がりたいと思うようになりました。
12:26小春さんと出会って僕は変わった。だからありがとうございます。
12:38私も私も黒崎さんに出会って変わりました。
12:58えっちふゆから聞いたと思うんですけど私お母さんが倒れた日お店を手伝わずに遊びに行ってそれからずっと家族を笑顔にするために生きてきました。
13:26でも黒崎さんに突然プロポーズされて初めは怖かったしびっくりしたけど黒崎さんは一途にまっすぐ私を見てくれて自分を大切にしてもいいんだって思えるようになったんです。
13:37それなのに家族のこととか進学のこととかいろいろ考えてたら頭こんがらがっちゃって。
13:47でも今日黒崎さんに会ってわかりました。自分の気持ち。
13:56だから私今からすごいわがままを言います。
14:01えっ私無理です。
14:07黒崎さんからのプロポーズを忘れるなんて無理です。
14:16だってあれは黒崎さんがくれた大事な言葉だから。
14:24それに私は好きな人と結婚したいんです。
14:30好きな人と。
14:31はい。
14:36私の両親みたいに。
14:38それはつまり。
14:53私は黒崎さんと一緒にご飯を食べて笑ってそういう毎日をずっとずっと過ごしたいです。
15:04だから高校を卒業したら私と家族になってください。
15:09家族。
15:31プロポーズを忘れてほしいとお願いしたのは、僕が小春さんの負担になっていると思ったからです。
15:39プロポーズをするのは、もっと僕がしっかりしてからだと思う。
15:44でもそれは僕の独りよがりでしたね。
15:49小春さんは小説が書けなくなり、何も食べられなかった僕を、
15:51知らせのおにぎりですくってくれました。
15:56僕のような弱い人間を受け入れ、
15:57勇気づけてくれて、
16:03大切な弟との絆も取り戻させてくれました。
16:16僕が変われたのは、強くなれたのは、小春さんがいたからです。
16:23知らせ小春さん、
16:26プロポーズ、
16:28慎んでお受けいたします。
16:35天にも昇るような喜びも、
16:38胸が張り裂けるような悲しみも、
16:42あなたと一緒に分かち合いたい。
16:49どうか、僕と家族になってください。
16:57はい。
17:04僕は今日という日を忘れません。
17:07小春さんの言葉も、
17:11まなざしも、
17:14風の香りも、
17:20この喜びを、僕は一生忘れません。
17:26私も黒崎さんの笑顔、ずっと忘れません。
17:34私も黒崎さんの笑顔、ずっと忘れます。
17:39私も黒崎さんの笑顔、ずっと忘れます。
17:47私も黒崎さんの笑顔、ずっと忘れます。
18:17私も黒崎さんの笑顔、ずっと忘れます。
18:45黒崎さんとの婚約をどうか認めていただけないでしょうか僕の全てで黒崎さんを守り愛していくと誓います小春に突然プロポーズされたと聞いた時は驚きました小春には店の手伝いも母親の代わりもさせてしまって
18:49ずっと申し訳ないと思ってて。
18:56でも、一生懸命なこの子を見ていたら、何も言えなかったんです。
19:24父さんそこにあなたが現れて小春は自分の気持ちを大切にしてくれるようになりましただからありがとう黒崎さん娘をどうかよろしくお願いしますご了承いただき共越至極に存じます
19:43なっちゃん今大事なとこだったのにねえねえよろしくお願いしますこちらこそよろしくお願いいたしますよろしくお願いいたしますお願いします
20:08小春さんのお母様 小春さんと婚約させていただいた黒崎綾人と申しますずっとあなたに感謝をお伝えしたかった
20:16小春さんという素晴らしい存在を生み育ててくださったこと
20:23白瀬という温かな店を作り小春さんと出会わせてくださったこと
20:27どれだけ感謝しても仕切れません
20:31本当にありがとうございます
20:39黒崎さん
20:49こちら
20:54こちら小春さん特製の絶品おにぎりと僕が作りましたおにぎりです
21:03小春さんのご指導のおかげでなんとかは岩石状態からふっくら握れるようになりましたのでご安心いただければと思います
21:07黒崎さん
21:11きっとお母さんも笑って喜んでます
21:17お母さん
21:23黒崎さんはこんなふうにまっすぐでちょっと不器用で
21:26すごく優しい人なんだよ
21:48私のことも私の家族も大切にしてくれる私の大好きで大切な人なんだだからお母さん私と黒崎さんを見守っていてください
22:12いただきます
22:15いただきます
22:17こちらも
22:18こちらも
22:19うん
22:29こちらも
22:45お母さん
22:47Oh, I'm ready now.
22:48Eh?
22:50Ah, yeah, that's...
22:52I'm going to make it all together.
22:54I'm going to make it all together.
22:57Yes.
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