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  • 11 hours ago

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00:30祝い事に欠かせない高級魚の世界に今、新風が吹いている。
00:57養殖の話題で驚くべきクオリティを実現した男、赤坂龍太郎。
01:07美しい魚体と程よくしまった身に、一流の料理人が舌を巻く。
01:19例えば、寿司。
01:23今までの養殖ですと、どうしても食感とか色っていうところで天然にはちょっと劣ってしまうなと感じてたところはあるんですけども、
01:33脂の海苔がすごくいいので、熟成した時に天よりも旨味を感じれるように。
01:40赤坂のタイに惚れ込んだ五つ星ホテルのシェフは、フレンチの婚礼メニューに取り入れた。
01:49スーパーで実演販売もすれば。
02:04時には海外に飛んで売り込みも。
02:09この魚だからこそ、シェアの炙りが美味しいですよね。
02:14Because it's not fishy.
02:17So it's not fishy.
02:21私は生産者なんですけど、
02:23命を懸けて売らないといけないと思って。
02:26今、タイ以外ののをやってるんですか?
02:28タイだけです。
02:29タイ以外に殺生殖な魚は今ないと私は考えています。
02:33限られた資源と、ふるさとの明日。
02:38一途な戦いがここにある。
02:45愛媛の穏やかな海に臨む三亀町で、
02:51マダイ養殖の革命が起きている。
02:59おはようございます。
03:01おはようございます。
03:05何でも撮影してくれと赤坂は言った。
03:15水産会社の三代目。
03:18現場の従業員は年上が多い。
03:21愛護の山々から養分が流れ込む豊かな海に、
03:28養殖のイケスが浮かんでいた。
03:3160のイケスにざっと85万匹のマダイ。
03:37出荷までは2年から3年かかるという。
03:44養殖の大きさや状態を確かめ、
03:57出荷に適したものを選んでいった。
03:59出荷に適したものを選んでいった。
04:06でかいな。
04:09この日の送り出しは千尾。
04:16全てに神経締めを施し、
04:19丹念に血抜きをして腹綿を処理する。
04:22鮮度を長く保つには欠かせない工程だった。
04:29このままアメリカに行きます。
04:31サンフランシスコであったり、
04:33ラスベガスであったり、
04:35ニューヨークであったり、
04:36デトロイト。
04:44母のケイコさんは経理担当。
04:47おにぎりかも少しありますよ。
04:50こっちに入れていきますよ。
04:53これどんどん豪華になってるんです。
04:55いいえ、もっと出来ます。
04:57会社などするとうるさいんで、
05:00ポケットマネーです。
05:01頑張ってくれてるんでね。
05:04従業員が宝です。
05:09イケスの上で、なぜかスマホを覗き込む。
05:15エサロボという救治機で、
05:18魚群がどの深さにいるかっていうのを見ているんです。
05:22空腹になると上に上がってきて、
05:25お腹が満たされると下に沈む傾向があるんです。
05:29それを利用して、
05:30エサを止める、止めないの判断を自動でしてくれる。
05:34こんな感じでもう落ちてます。
05:38赤坂のマダイが抜きんでて評価される理由の一つは、
05:43エサだった。
05:45養殖マダイには、カタクチイワシの魚糞。
05:49そんな従来の常識を覆し、
05:52白ゴマを原料にしたエサで育てている。
05:56つまり植物性。
06:02その結果、タイはまろやかな油を身につけ、
06:06熟成後の深い旨味も生む。
06:12以前は、タイを1キロ太らせるのに、
06:154キロのカタクチイワシを与えていた。
06:19海洋資源が目減りすれば、
06:22予想は衰退する一方だ。
06:29珍しく海が荒れた。
06:32イケスの様子を確かめるため、毎日のように潜ることもある。
06:45イケスの様子を確かめるため、毎日のように潜ることもある。
06:49イケスの様子を確かめるため、毎日のように潜ることもある。
06:58タイは一つ的、適温が白い魚なんですけども、
07:03相当で29度ぐらいあって、
07:06それって結構タイの限界に近い水温なんですね。
07:10行ってきます。
07:12前日の大雨が影響し、
07:21山からの水で、海面付近はひどく濁っていた。
07:29けれど、水深20メートルを超えると、
07:33視界は明瞭になる。
07:35水温も1度下がって28度。
07:42タイにはまだ快適な環境だった。
07:46地元は今すっかり炭酸としている。
07:53漁船を手放す漁師も増えて、地元は今すっかり炭酸としている。
08:01漁船を手放す漁師も増えて、地元は今すっかり炭酸としている。
08:15漁船に一軒きりの焼き鳥の店。
08:22漁船に一軒きりの焼き鳥の店。
08:24漁船に一軒きりの焼き鳥の店。
08:36漁船に一軒きりの焼き鳥の店。
08:41漢字ご存知ですか?
08:43魚へんに回り。
08:45これは説の一つなんですけども、
08:48何で魚へんに回りって書くかというと、
08:51日本で最も広い範囲で見られるスズキモクの魚だから、
08:56魚へんに回りって書くらしいんです。
08:58マダイっていう魚を育ててそれが売れるような環境を作れば、
09:04日本中の広い範囲の漁村を潤わすことができるんですよ。
09:10豊かにすることができる。
09:11タイって環境適応力がめちゃくちゃ高いので、
09:15タフなんですよ。めちゃくちゃタフなんです。
09:18だから好きなんですよ、僕はタイっていう魚。
09:20死なないもんだって、死なない魚好きなんですよ。
09:22死ぬと悲しいんですよ。
09:24だって2年飼ってるんですよ、魚。
09:27金魚でも死んだら悲しいじゃないですか。
09:312年飼った金魚って死んだら、結構悲しいじゃないですか。
09:34やばいやばいやばい。
09:35めっちゃ焦げてしまった結局。
09:37すみません、本当に。
09:38焦げてるの、僕は食べるんで、焦げてないので。
09:41うんうんうん。
09:42これ怒られるわ、居場合の人に見せたら。
09:45大学院で統計学を収め、帰境して3代目を継いだ。
09:50撤退した銀行の建物を事務所にしている。
09:58そこで意外な姿を見てしまった。
10:03開いた本は飲食店の始め方と運営。
10:08ああ、そっか。
10:13胃にすくんないってない。
10:18まさか。
10:22とは思ったが、今度は街で唯一の寿司店へ。
10:27大将と共にプロが作る郷土料理の鯛めし専門店を出す。
10:421人でも多くにうまいタイを味わってもらいたいそれも東京で生まれは1985年名手の白酢漁師だった祖父はその前年に大きな決断をしていた。
11:11海に生きる魚を守らなければと、ヒラメの養殖に転向。
11:21事業は赤坂の父に引き継がれた。
11:24おはようございます。
11:292代目北尾さんは、ヒラメに加えて手掛けたマダイを今は3代目に一任している。
11:39マダイの養殖ってお父さんはされない?
11:41私はさない。
11:43もうちょっとこっちの方が大変やけど毎日の仕事で。
11:48今、龍太郎がやるのは売り過ぎよ。
11:52売り過ぎんから細かいところまでやりたい。
11:54養殖業者はここまでやるべきはないと思う。
11:57持ちは持ち屋で、養殖業者はもう生産だけ。
12:03販売は商社に任すっていうところが、いまだに愛媛県はかなり多い。
12:09これが正しい方法かどうかっていうのは、今まだ補体合わせ中っていったわけですね。
12:15旧来の考えに縛られていたら滅びてしまう。
12:27それが息子の本音だろうか。
12:32池津に異変が起きたのは今年の夏。
12:46観測史上最も暑い日々が続いた。
12:53水温の上昇に耐えきれなかったタイ。
13:01池津の深さは10メートルが一般的だが、温暖化の加速を懸念し、
13:29赤坂はあえて25メートルのものも導入していた。
13:37そちらに被害が出なかったのは、せめてものを慰めだ。
13:43ここまで来たら最後の最後ですよね。
13:49最後の最後、あとちょっとで出荷できたので。
13:53自分らの養殖技術の疲れさで。
14:03池津の疲れさで。
14:07やっぱりこの魚を救うたびに、こうやって打つたびに自分が下手くそだし、
14:13池津の疲れさで、お前一度こっからもっと裏付けてきてないよって言われているような気分になるんですよね。
14:23檻から迎えた夏祭り。
14:33花火に歓声を上げる家族の前で、悔しさを覗かせることなどできなかった。
14:49けれど。
15:09泣いてるんだ。
15:11泣いてないよ。
15:13大変だ。
15:15大変だ。
15:19今は前を向くこと。
15:25東京で拝点準備が始まった。
15:31東京立川に開く、鯛飯の専門店。
15:41従業員にイケスを任せ、しばらくは店の仕事にかかりきりになる。
15:49飲食業も初めてなら、アルバイトの面接も初めてだった。
15:59私の駅に出身で、買いにしてみて、新駅があって。
16:09駅が出身なんですか。
16:11この店をやりたい。
16:13誰に食べてもらいたいなと思って考えたかというと、子育て世代です。
16:19子どもたちも、鯛という魚をどのように好きになってもらって、未来に鯛という魚を残していきたいなと思って。
16:27店の名は、鯛飯赤坂。
16:35軌道に乗るまでは、単身赴任で店長を務める。
16:41お待たせいたしました。それでは、鯛飯赤坂をオープンいたします。
16:49どうぞお越しください。
16:53厨房には、あの寿司店の大将が立っていた。
17:03飛び切りの熟成真鯛を、刺身に茶漬け、鯛味噌で。
17:09と、サンドを楽しめる。
17:11お客の笑顔が、その味を語っていた。
17:25その味を語っていた。
17:33お子様鯛飯です。
17:35お刺身食べられる?
17:39すごいな。
17:41どう?
17:43単純?
17:45単純です。
17:46単純です。
17:473歳になったんだよね。
17:483歳になった。
17:503歳になった。
17:51おめでとう。
17:53やっぱり、祝いの席にはタイなのだ。
18:03開店から2週間。
18:05こんにちは。
18:06こんにちは。
18:07こんにちは。
18:08どうぞ。
18:09お疲れ様です。
18:10一息ついて愛媛に戻った。
18:12お疲れ様。
18:14どこやな。
18:16感じは。
18:17どこやな。
18:18どこやな。
18:19感じは。
18:20うん。
18:21どこやな。
18:22一日を売り上げ3万とかに、
18:27宿泊するから。
18:29飲食店やと。
18:31まあ、洋食業者はそこまでする人はね。
18:35場所はもうちょこかよ。
18:37そっちが正解かもしれない。
18:40とは思うよ。
18:42洋食業者はまあ作って、
18:44売るのを任せたらいいかもしれない。
18:46ほんとに。
18:47そっちが正解かもしれない。
18:49まあ、わからんわ。
18:53たぶん一時産業者は、
18:55日本人の生活を支えないと。
18:57日本人の生活を支えないと。
18:59あっ。
19:00いやいや。
19:01あの時に、
19:02それだけやってみてわからんから、
19:04やれやれって言うとな。
19:06みんなもだま。
19:08あたくさんのと、
19:09バカイヤバカイヤってみんなが言うんだ。
19:11いや。
19:12一人だけ。
19:13やろうもんがんのとき。
19:14やろうもんがん時によったんか、あの時。
19:16あ、そう。
19:17あぁ。
19:18そのままやれるやれるわけないでしょう。
19:20あ、でも、ほんと、
19:21れいは素敵に男や。
19:23それを前に受ける年子がおるから。
19:25父も子も養殖の未来を思っている。
19:32翌日、久々に見るイケスに息を呑んだ。
19:40またしても。
19:45年末の出荷シーズンが迫っているのに。
20:15こんな感じなんですか?
20:17違い。
20:19ずっとこんな感じ。
20:22これがいつくらいから続いているんですか?
20:26大体大成だったら、たぶん1週間くらい。
20:30ちょっと1つ食えだしたら。
20:35餌を1週間ほど止めたほうがいいかもしれないですね。
20:39一回ちょっと試してみたい。
20:41それでちょっとどう変わる?
20:43餌やりの数は減りますよ。
20:47ちょっと毎回。
20:48毎回やれやれるけど。
20:51やれるってこの状況を言ってものだったら、
20:53照らしますよ、僕ら。
20:55状況を見て何を思うかとか、どういう対策を講じるかっていうのは、
21:07人によってそれぞれなんで、もう少し厳格にルール化しとくべきだったな。
21:13これはちょっと分かんなかった。
21:17乱れた潮の流れがストレスになったらしい。
21:23こんな時は、餌を止めてでも好転を待つべきだった。
21:29赤坂の多忙が招いた現実だ。
21:35どうしてこんなに急いでいろんなことをされたいのかなっていうのを。
21:43あー、もうだって地方を持たなくないですかと思ってて。
21:49それは目に見えて多分誰だって分かってると思います。
21:51確実に地方って通貸してなくなっていくだろうなっていうことは。
21:55それで我慢できるんだったらいいんですけど、僕はあんま我慢できないんでやってるっていうだけですね。
22:01はい。
22:09なんか、そうですね。
22:14なんか、あれですよ。
22:18じいちゃんとか、めっちゃ顔似てるんですよ、僕じいちゃんに。
22:22じいちゃんとか、昨日のあの父とか、そういう人間たちが生きた証じゃないですか。
22:30ちょっと思って。
22:37言い知れぬ焦燥と、私たちの星を覆いつつある危機感と。
22:45諦めるわけにはいかない。
23:01シーズンを迎え、赤坂のマダイは見事な魚体を踊らせていた。
23:06デッピンさんが思うから、デッピンさんに映しようと思って。
23:13この時点で間に合ってよかったのに。
23:15その人に来てきたな。
23:17どうやら、味も格別という。
23:26どうやら、味も格別という。
23:32あ、待って行かない。
23:37待って行かない。
23:39待って行かなかった。
23:41手を。
23:42手を。
23:43手を。
23:44手を。
23:45手を。
23:46家を開けることの多いパパは、この日、手料理で家族に感謝した。
23:56手を。
23:57手を。
23:58何ていうやつ?
23:59トワニーです。
24:00トワニー?
24:01投げる網って書いてトワニー。
24:03今まで知ったことあるのは何?
24:06ベラ。
24:07スズキマヨ。
24:08タイ。
24:09タイマヨ。
24:11オバケマヨ。
24:12オバケマヨ。
24:13オバケマヨ。
24:14子供たちが、いつまでの美味しい魚を食べられますように。
24:18百年先を見据える赤坂龍太郎は、一途な戦いを戦い続ける。
24:35次回、新年初回の情熱大陸はお笑いいたらぎと伊藤雅子。彼女はなぜ好かれるのか。
24:45手名のドキュメンタリーをぶつけさせていただきます。
24:48よろしかったらどうぞ。
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