00:00いい学生生活を
00:01この場合実施の長女よりも認知された諸子の方が相続権は上位になる
00:10婚姻状態にある女性は無能力者だからであります
00:14はっはっはっ
00:17女性は無能力者
00:21君は待ちなさい
00:26言いたいことがあれば言いたまえ
00:30よろしいんですか言いたいことを言って
00:34もちろんね桂葉君
00:38ええ
00:39では
00:44今お弁当を届けに教室にお邪魔して聞こえてきたんですが
00:53女性は無能力者と
00:56続けて
00:58それは
01:00女性が無能ということでしょうか
01:04どこかは春が巡り来るのか
01:08知らず知らず大人になった
01:13さよなら100年先でまた会いましょう
01:17心配しないで
01:19いつの間にか花が落ちた
01:25誰かが私に嘘をついた
01:29どしゃぶりでも構わず飛んでくその力が欲しかった
01:39誰かと恋に落ちてまた砕けて
01:44やがて離れ離れ
01:47口の中旗と血が滲んだ
01:51そわに唾を吐く
01:54瞬け
01:56羽を広げ
01:58気ままに飛べ
02:00どこまでも行け
02:02100年先も覚えてるかな
02:06知らねえけれど
02:08さよならの大塚
02:11そうではない
02:19結婚した女性は純金地産者と同じように
02:23責任能力が制限されるということだ
02:27いえありますよ責任能力
02:30私の家では家のことはお金のことから何から何まで全て母が責任を持ってやっておりますが
02:40法律上ではそうなんだよ
02:42民法第1編総則第14条
02:45妻が左に掲げたる行為をなすには夫の結果を要する
02:49送ることを要する
02:511第12条1項
02:53財産の利用不採
02:55訴訟行為
02:57贈与相続
02:59身体に規範を浮くべき契約
03:02つまり雇用契約を結んで働くこと
03:07これらのことを妻が行う場合は夫の許可が必要であるということだ
03:14はて
03:16はて
03:17それはつまり
03:19どういう意味でしょうか
03:21母は法律を守っていないということですか
03:23そうとはならない
03:25民法第4編親族第840条1項に日常の家事については妻は夫の代理人とみなすとある
03:33家を切り盛りすることにいちいち夫の許可を得る必要はない
03:41それでも母は無能力者と言われるのですか
03:45何がおかしい
03:48彼女は分からないことを質問しているだけだ
03:53申し訳ありません
03:55父ちゃん
03:57そろそろお帰りなさい
03:59ええ
04:00いやそれはよくない
04:02えっ
04:03こんなすっきりとしない顔のままでいては体にどこだ
04:08君よければ座っていきなさい
04:12戦後この民法は大きく改正されることになります
04:17君たちこれが世の女性の反応だ
04:24法律とは全ての国民の権利を保障すべきなのに
04:33君たちはこれをどう捉える
04:36意見があるもの
04:51いや君のおかげで授業に穴あけずに済んだ
04:54これ竹本の団子
04:56あのー
04:59あのー
05:00先ほどは申し訳ありませんでした
05:05とりあえず彼女は
05:07でどうだった
05:09えっ
05:10学生たちの話を聞いて少しはすっきりできたかね
05:15すっきりはできなかったけどでもはっきりはしたといいますか
05:19続けて
05:20結婚に心躍らないのも女が損なのも
05:23母が公の場ではスンとなってしまうのも
05:27私が漠然と嫌だと思っていたこと
05:29すべてに繋がる理由があったと分かりました
05:32それで
05:33えっ
05:35それを知って君はこれからどうする
05:38まだ分かりません
05:40まだ
05:41でも理由が分かれば何かできることがある