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終活シェアハウス 第4話
第4話 終活シェアハウス 瑞恵(戸田恵子)はマッチングアプリで新たな出会いを求めるが、詐欺の危機に直面する。一方、厚子(室井滋)は沼袋(石坂浩二)に影響を受け、山登りに挑むことを決意し、胸の高まりを感じる。そんな中、歌子(竹下景子)の若き日の恋愛経験を知った翔太(城桧吏)と美果(畑芽育)は、そのエピソードの壮絶さに圧倒される。
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第4話 終活シェアハウス 瑞恵(戸田恵子)はマッチングアプリで新たな出会いを求めるが、詐欺の危機に直面する。一方、厚子(室井滋)は沼袋(石坂浩二)に影響を受け、山登りに挑むことを決意し、胸の高まりを感じる。そんな中、歌子(竹下景子)の若き日の恋愛経験を知った翔太(城桧吏)と美果(畑芽育)は、そのエピソードの壮絶さに圧倒される。
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00:00誰ですかケビンってケビンケビケビケビンそれ詐欺なんじゃないですか緊急会議が開かれたソーシャルダンス教室の人にお付き合いしてほしいって言われた話はどうなったの?
00:29もっとね視点を変えてみることにしたの今までにない出会いを求めてそれでマッチングアプリだって世界には桁違いの大富豪やアラブの王様やスコットランドのお城の持ち主やらがいるじゃないって知り合ったのがケビンっていう人
00:59ん?ダメだ見えない見えない
01:07うん見えない
01:08あーわかんない
01:10うわっケビン恋すなっていうの
01:15名前からして怪しいじゃないの
01:17どこの国の人?
01:19アメリカ出身今は沖縄に住んでるって
01:21すいぶん若い人ね
01:23写真を送ってほしいって頼んだらもう自分は歳だから今の写真を送るのは辛い
01:29若い頃の輝いてた自分を見てほしいって
01:32はぁ?
01:33お金は?
01:36ご高齢のお母様がご病気で入院費の支払いに困ってるって言うから
01:42いくら?
01:4320万ほど
01:44振り込んだの?
01:45ううんうん
01:46ミカさんに止められたからまだ
01:49はぁ?
01:50あ、最初から騙すつもりだったのかしら
01:53それはないと思うのよ
01:55でも知り合った早々にお金の話持ち出すなんておかしいんじゃない?
02:00そうよねぇ?
02:02うーん
02:03フェイクの写真ですよそれ
02:05え?
02:06フェイク?
02:07これ多分こうやって画像を読み込んで検索するとおっ出てきたほらあ本当にネットの中にある画像を拾って勝手に使ってるんですあっあらあらあのそもそも水江さんが登録したマッチングアプリを検索したんですがあああ
02:36ああ all
02:37詐欺
02:38騙された?っていう口コミが出てきて
02:42難し
02:43ほら
02:47最初から騙すことが目的だろうと
02:51思います
02:52そっか
02:54そっかそっか
02:55じゃあ住んでるところでセーフだったわけね
02:57ミカさんありがとう翔太くんも
02:59いや本当だ助かったわ
03:01セーフ
03:02ギリギリセーフ
03:04ギリギリセーフギリギリセーフギリギリセーフギリギリセーフ!
03:11はい。
03:20リクエスト聞くわよ。
03:26え?
03:28明日のご飯、水への好きなもの用意する。
03:34本当に私も明日のお掃除当番変わってあげるじゃあついでに私の部屋も掃除してそれはご自分です私も水江のために呼んであげたわよ長野に行ってらしたんですか?
03:55切り紙に登ってきたんですよそうね聞かせてあげて水江に山登りの話世界が広がるわよ水江は今ね頭がね恋愛能になってるんですよいいじゃないの恋がしたいのよ水江は私たちの年で恋なんか今さらできる?女は死ぬまで女って言うじゃない私は考えらんないあつこのものさして水江を縛らない待って待って私らで揉めないで
04:24山登りのお話聞かせてくださいな熊にあったって話もねやだ熊にいやね熊にあったんですけどその熊に向かってですね思いっきり怒鳴ってやったんですよ
04:39ガァーイおっあい
05:00もう何で聴いても面白い!その時の沼袋さん想像すると!
05:09沼ちゃんって意外と臆病だから。
05:11いやそりゃだって一人で山道歩いててガサガサ音がしてですよ。
05:16黒い毛が生えたらお尻が見えたら誰だってギョッとするじゃないですか。
05:20だけど大きさが違いすぎる。
05:22いやそういうのをなんて言うんだっけあのなんとかの正体幽霊の正体見たり?
05:33彼おばだ。
05:34そうよ。
05:37彼おばだ?
05:39ススキのことよ秋の七草にあるでしょ?
05:42翔太くん秋の七草言える?
05:45えっ?
05:48羽木京、くずふじばかまおみなえし、おばんななでしこ、秋の七草。
05:55素晴らしい!
05:58こうやって57577で覚えたんだよね。
06:01昔は必ず親から教わったものよね。
06:04子供の頃に教わったことって妙に覚えてるもんね。
06:07今じゃ何の役にも立たないけど。
06:09あらでもこうやって翔太くんに教えてあげられるじゃない。
06:12教えるったって今の子は覚える気なんて。
06:15覚えます。
06:47ゆっくりとこの自分の足で歩いていると、心に積もった余計なものが少しずつそげ落ちていって。
07:00頂上に着く頃にはもう心がすっきりして、本当の自分にたどり着く。
07:10本当の自分の本当に大切なもの、必要なものは何か。
07:23夜は夜でシーッと静まり返った文字通り静寂の中で、こぼれ落ちるような満天の星がまたたいて。
07:36僕ら人間は自然に包まれて、過労死で生かされているんだなって。
07:49何て言ったらいいのか。
07:51歳を重ねていくことで、大自然の偉大さというものをより気づいていくというか。
07:59そういう山登りなんですよ。
08:01高齢者の遭難は多いって言うから気をつけなきゃ。
08:05歌子さん。僕はね、自然に包まれて死ねるんだったら本はだと思ってるんですか。
08:12いや、どうしてよ。縁起でもない。
08:14どうですか。体験しませんか。世界観変わりますよ。
08:18山登りか。
08:21登ったら降りなくちゃいけないでしょ登るだけでも大変なのに虫もいるし蛇も出るでしょトイレだってねそうだよ最近の山小屋昔に比べれば随分充実してきましたよだけどオイルサーディンみたいな雑魚ねえはちょっとオイルサーディン?
08:43行くわ。
09:12私、行きます。
09:20沼袋さん、私、山登りに挑戦します。
09:25これは、これは初子さん。
09:31では、ご一緒に。
09:41いろんな山がある。
09:56どの山へ行きますかね。
09:59まずは初心者コース。
10:02見せたい山はたくさんあります。
10:05どの山も素敵ですよ。
10:07登りましょう。
10:20今はシニアの人たちもマッチングアプリで新しいパートナーを見つける時代だから私は全然いいと思う。
10:28新しい出会いを求めること、むしろ大賛成よ。
10:31でも、中には怪しげなマッチングアプリもあるんだからね。
10:35もしもし。
10:36だから、詐欺に引っかからないようにってこと。
10:39何を急に言い出すの。
10:42新しい出会いなんか求めてないわよ。
10:46でも、お母さんにはお母さんの人生が。
10:52わかってないわね。
10:55え?
10:56忘れたの?
10:59美香がファッション関係の専門学校に行きたいって言い始めたとき。
11:04お母さん、なんかちょっとチャラチャラした感じがして。
11:08そんなとこ出て、将来何なのって言ったら。
11:12デザイナー、パタンナー、ファッションバイヤー、テキスタルデザイナー、あと何だっけ?
11:20カタカナ職業ずらずら並べて。
11:23私は、ファッション関係の仕事に就きたいんだ。それが夢なんだって。
11:30強い目で、お母さんのをしっかり見て、きっぱり言ったの。
11:38わが娘ながら、ああ、真のある子だなって、誇らしく思ったわ。
11:46一人であなたを育ててきた。
11:49ここまでの苦労が、吹っ飛ぶくらい。
11:52ほんとよ。嬉しかった。
11:57これはもう、応援しなきゃって。
12:01あのときから、ミカの夢はもう、お母さんの夢でもあんのよ。
12:08ほんと、聞いてるの?
12:14うん、聞いてる。
12:18ミカちゃん、遅くにごめんね。
12:46スイーツ探検隊の常ちゃんです。
12:51次のお店見つけました。
12:53今週はどう?
12:55学校の課題があるので、行きません。ごめんね。
13:07学校の課題に行きました。
13:17ちなみに、お店はどこですか?
13:20お店?お店は銀座。
13:26間違えちゃった。
13:42銀座。
13:45行きます。
14:00おはようございます。
14:15お待たせー。
14:25おはようございます。
14:29あたたたたたた。
14:31こう。
14:33こう。
14:35痛い。伸びた。伸びた。
14:37さあ、皆さん、これがちまたれ噂の速報ですよ。
14:41腕の角度が90度。
14:43角度ってどこ?ここ。
14:44ここ。
14:45ここは90度。
14:46こうかな。
14:47こう。
14:48こうかな。
14:49疲れる、これ。
14:50背筋を伸ばす。
14:51背筋が伸びない。
14:52ぶつぶつ言いながらも、山歩きに向けて、あつこさんは着々と準備を進めだした。
14:59最近はね、保湿効果がありながら、濡れない化学素材が出てんのよね。
15:04なに、この作業着。
15:06筆でね、土産用のウィンドブレーカーだよ。
15:11ちょい、ちょい。どう?どう?どう?
15:13見よう見よう。
15:14もう、見てないじゃん。
15:16あっちゃん、かっこいい。
15:18山があるとか言うのよね。
15:21ガール?
15:22うん、しっくり馴染んでると思うわよ。
15:24筆ちゃん、優しいよ。
15:27山がある。
15:28ガール?
15:29でも、不思議よね。
15:32あっちゃん、昔、みんなでおクイズ行った時も、遊歩道の散策すら付き合わなかったのにね。
15:39そうだ、面倒だとか言って。
15:41そうよ。
15:42歩くより、ロップへの方を選んでた。
15:45それがどう?この木の代わりよ。
15:48沼袋さんの存在が大きいんじゃないの?
15:51いろいろアドバイスとかもらってるんでしょ?
15:54そりゃあ、一緒に登ろうって約束してるんだもの。
15:57実はね、今日もお買い物付き合ってもらったの。
16:01これもねゴーさんが選んでくださったのよゴーさんゴーさんゴーさん沼袋さん沼袋さんって呼ばれるよりもゴーさんって呼ばれる方がしっくり落ち着くっておっしゃるもんだからやっほーやっほーやっほー。
16:29どうなの?
16:38そんなこと言ったような。
16:40言ったの?
16:42追加のレシピなかなかいいね。
16:50幅広い線狙うんだったらね、こういう箸休め的なものもあったほうがいい。
16:54私もそう思ったから追加したのね行ったの何が?だからゴーさんと呼んでくれって言ったような言わないようなどっちよ?
17:11ハハハハハハハハハハハハいやあ敦子さんはね僕の言うことを聞いて一日5キロの速歩欠かさず続けてるんだ知ってる本気で山登りに調整しようとしているだからこっちも本気で答えなきゃいけないかなってねうんうんうんうん。
17:35うんうん。
17:42うん。
17:43ゴーさんだろうが山登りだろうがどうでもいいけど。はい。あんまり沼ちゃんを振り回さないでよ。
17:52うん。
17:53彼には編集者として私の本を売り込んでもらうっていう仕事があるんだから。
17:58うん。
17:59振り回してるつもりなんかないわよ。私はね。ただね山登りがしたいだけなのよ。
18:04一人で行くっていう頭は長いわけ?あつ子は割と何でも一人でやりたがる方だったじゃない。
18:11うん。道連れがいる方はね楽しいってゴーさんが言うのよ。はぁ。まずは手近の山から挑戦してみましょうって。
18:22手近の山?高尾さんなんかどうですかね高尾さん初心者にはいいんじゃないかなあ高尾さんかうん高尾さんかあっはい分かりましたよろしくお願いしますうんうんあっそうだあす子さんはい何でしょうゴーさん高尾さんの頂上からね天気がいいと思うよ。
18:51天気がいいと富士山が見えるんですよ。
18:54えー!富士山が!素敵!富士山だってドキドキドキドキ。
19:00待って。はぁ?
19:02沼ちゃんとどこであってたの?
19:04えっ?喫茶店だけど。
19:07どんな喫茶店?
19:08どんなって普通の喫茶店こうテーブルとかこうあってた。
19:12どうして横並びなの?
19:14えっ?
19:15こうテーブルがあったら対面で座るのが普通じゃな。
19:19だってさ横に並べば顔を見なくても済むじゃない?
19:24だって二人きりなんだよ。
19:26やだそんな恥ずかし子見えたし。
19:29無理無理それは。
19:31絶対初めてなんだよ。
19:32はい使おう。
19:33沼袋さんは歌子のあれなんだからね。
19:40水。あれって?
19:43だからもともとは歌子の。
19:45そんなんじゃないの。そんなんじゃないんだから。
19:47だって大事な存在でしょ。
19:50そりゃ大事だけど。
19:51あくまでも仕事上のパートナー。
19:54私だって違うから。
19:57いやそんなんじゃないから。
20:00私ほら何度も言うようだけど。
20:03私はたださ。
20:04山登りしたいだけだから。
20:06山登りしたいだけ。
20:08なに?
20:09なに言ってんの?
20:10山登りしたいだけなのよ。
20:12おかしいから。
20:13山登り。
20:14山登りだからね。
20:16わかんないわ。
20:26おはよう。
20:27おはようございます。
20:32熱子?
20:33はい。
20:34今日から一日5キロの距離を伸ばしたいというので待ってたんですけど。
20:39まだ出かけてなかったのね。
20:42具合が悪いみたいよ。
20:44お部屋にいるの?
20:46うん。
20:47なんだか苦しいっていう。
20:48救急車呼ぶ?
20:49ちょっと救急車。
20:50呼んだほうがいい。
20:51大丈夫。
20:52そんなでもないから。
20:55熱子。
20:56お水。
20:57山登り。
20:58山登り。
20:59山登り。
21:00山登り。
21:01山登り。
21:02山登り。
21:03山登り。
21:04山登り。
21:05山登り。
21:06山登り。
21:07山登り。
21:08山登り。
21:09山登り。
21:10あっ熱はないわね疲れがたまってんじゃないかしらね張り切ってたもんね初めての山登りも決まったし決まったんですか?って始めに高尾山にね沼袋さんと一緒にうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう
21:40考えるとドキドキしてこう胸がキュとなってあげぐの果てにもやもやっとして自分がちゃんと山に登れるんだろうかとか途中でへこたれたらごうさんに迷惑かけたらどうしようかとか
21:58高尾さんじゃなくて誰かのことを思うから胸が上がって。
22:28何言ってんのよ何言ってるんだ私はそんないくつだと思ってんのそうですよ中学生じゃないんだからねそうですよ声なんてするわけないじゃない
22:58そうじゃないのかな?
23:03何だよねー?
23:05いやそんなことないそんなことないわよ。
23:08で、ですよね?
23:10恋?
23:12恋?
23:13なのか?
23:14なのかわーい!
23:16厚子は免疫がないからな。
23:19ドキドキもやもや。それが恋するってことよ。
23:25バカみたいじゃない。
23:26バカみたいって思ったりするのも恋な。
23:29やめてよ恥ずかしいよ。そんなこと親が知ったらなんていうか。
23:34私は応援するわよ。
23:41今まで仕事一筋で。
23:44恋愛には疎くて不器用な厚子が恋したんだもの。
23:48世間が何て言おうが。
23:50あっちゃん頑張れって。
23:54もういい。もういいやん。
24:03私、山登りはやめる。
24:06もう二度と郷さんとも会わない。
24:08厚子。
24:13二度と会わないなんて。
24:16そんな簡単に口にしないで。
24:36ごめん。
24:45ごめんなさい。
25:02歌子さんの言葉の重みを知ったのはこの少しあとのことだった。
25:05歌子さんの大ロマンス?
25:10若い頃に一生分の大ロマンスを体験したっていう話。
25:15何それ。どんな話?
25:17長くなるけど。
25:19聞きたい。
25:22歌子さんは短大を出たあと。
25:24親戚の会社にね、就職したのよ。
25:27当時は親の言い付けに逆らえない時代でもあったからね。
25:32だから、親の言われるまんまに、彼女は腰掛け就職よ。
25:39腰掛け就職?
25:41はいありがとう歌子さんのお母さんは一人娘のあと子さんが23年で仕事を辞めてお見合いをして間違いのない相手と結婚することを期待したんだってでも歌子は結構自由奔放っていうか花嫁修行と称してあちこち食事に出かけたりそれからお芝居見に行ったりコンサート行ったり好き勝手してさう
26:11歌ちゃんはある声楽家に熱をあげたの。
26:17心身気鋭のテノール歌手よ。
26:20どんな感じの人?
26:22繊細な感じ?
26:25顔立ちはそう、翔太くんみたい。
26:33今で言う推し活っていうか。
26:36最初は一番として遠くから見てただけなのよ。だけどだんだんと顔見知りになって。
26:45あるとき声をかけられたんだって。
26:48何て?
26:52君の名は?
26:54映画みたい。
26:56あの、これ。
27:06失礼します。
27:08待ってください。
27:11君の名は?
27:17歌子って言います?
27:23歌子さん。
27:27はい。
27:29今日はひそやかに。
27:37君を思って歌うよ。
27:41歌子さん。
28:03미카산? 미카산? 미카산!
28:13아...
28:14그녀는 그녀는 국비留학생을 선택해서 해외留학에 갔을거에요.
28:18에이...
28:20물론 우타코는 후에 오우.
28:22회사을 잊고, 그녀는 반대에 올려줍니다.
28:25도피코?
28:26그녀의 클래스, 로마에.
28:28로마의休日?
28:30그녀는 다행이요.
28:35그녀는 로마에 Uhm, 유럽에서 다행히가 오는데요.
28:37그녀는...
28:39를 마카살...
28:42저는...
28:44그리고...
28:48그녀는 그녀의학을 위치하고,
28:51그때가와 태국의 농업을 사랑하는 이사장,
28:57彼を支えるため料理の勉強に励んだらしいよ。
29:01いろいろな国の人からレシピを学んで。
29:06それで外国の料理とか習慣に詳しいんだ。
29:10その頃よく手紙が届いたって言ってた。
29:13ずいぶんのろけられたわよ。
29:16歌子もよっぽど好きだったんでしょうね。
29:19彼のためにおいしい料理を作ってあげたいのって。
29:23語学も彼のためにものにしなくっちゃってすごく頑張ってたそれがねうまく楽しい日々は長くは続かなかった何があったの?
29:49整体を痛めたんだ思うように声が出なくなったのふさぎ込んで荒れたらしいの有名な医者にも診てもらって声のトレーニングも受けたらしいんだけど一向によくならなくて大丈夫?生活はどんどん荒れていって。
30:17何とか回復してもらいたいって歌子も必死だったのよ。
30:27ねえ、シチリア島に行かない?
30:37ゆっくり休めばきっとよくなるからお願い。
30:43せっかく来たのに今日は外に出かけましょうよ。
30:53せっかく来たのに今日は外に出かけましょうよ。
31:01海辺に足を浸すだけでも心が軽くなるかも。
31:07せめて潮風を浴びるだけでいいから。
31:17心が軽くなるかも。
31:21せめて潮風を浴びるだけでいいから。
31:27潮風の人生に出るかも。
31:33潮風の人生に出てきてへん。
31:37潮風の人生に出てきても、
31:41潮風の人生に出てきても。
31:44もう限界。もううんざり。顔も見たくない。二度と会いたくない。
32:14二度と会いたくない。
32:32二度と会いたくない。
32:38それが最後になるなんて。
33:06亡くなったのよ。
33:14あれは歴史だったって診断で事故だって言われてるけど周りは彼が思い詰めて自ら命を。
33:32正式に結婚していたわけじゃないから向こうのご両親も歌子には冷たくあたって。
33:44未来ある息子の人生をめちゃくちゃにした薬病神消え去れって。
33:54葬儀にも参列させてもらえず、今、彼がどこのお墓で眠っているのかも知らないまんま。
34:08あれは歴史の人生をめちゃくちゃ。
34:18彼が亡くなった後。
34:34妊娠していることに気づいて。
34:48ええ。
34:50一人で育てる気追いをして、日本に戻って。
34:56美月さんは産んだんだ。
34:58美月さんっていうの。
35:02息子さん今は離れて暮らしてる。
35:12歌子さんシングルマザーだったんだ。
35:15うん。
35:20何か。
35:26今を大事にしなきゃなって。
35:31思う。
35:33実感した。
35:37今、目の前にいる人を大事にしなきゃって。
35:43今、目の前にいる人を大事にしなきゃって。
36:04今、目の前にいる人を大事にしなきゃって。
36:06今、目の前にいる人を大事にする。
36:13目の前にある人がいる人を大事にする。
36:18今、目が大事にしなきゃって、
36:21目が大事にしなきゃって、
36:23でもいちこさん。
36:25熱っい。
36:27でもいちこさん。
36:29熱っい。
36:31レーボンにさせます。
36:34熱い。
36:36キスってどうすんの?
36:37キスよ。
36:39キス。
36:41あのさこれから郷さんと会うんだけどもなんかねどっかね連れてってくれるみたいなのよ山じゃないのよ高尾さんにはねまだこれから行く予定だからどこだと思うねえどこだか分かんないのどこだろう
36:58あっホテルだったらどうすんのいやどうするってあのさキスとかってどうやってするのかな鼻とか鼻とかさ邪魔にならないの温度はこれ以上下がりません右から左かな男女別に違うの右に置ける左どっちあんた知ってるんでしょ教えて右から行きだす
37:23アツコさー
37:28お待たせ
37:30はい
37:33あっ
37:43どうぞどうぞ前へ私ついてきますので
37:48この先もうすぐですホホテルですか?
38:11無理無理無理無理無理無理無理だった
38:18無理じゃない無理じゃない
38:34hur FehNarbu Sofia
38:39今度は詐欺に会わないように調べに調べたの。
38:47これ。
38:48マッチングアプリまたやるんですか?
38:51だから今度は慎重に翔太君にチェックしてもらいながらやろうと思って。
38:57はあ。
38:59登録を手伝ってほしいのをお願いします。
39:04名前までは入れたんだけどね。
39:06じゃあ年齢。
39:0848くらいにしとこうかな。
39:12詐欺ですか?
39:13だから詐欺に会わないように気をつける。
39:16いやいや。水江さんの方が詐欺じゃないですか。
39:18失礼ね。
39:20精神年齢よ。
39:23ちょっと貸して。
39:25でもね。
39:27使ってほしい写真があるんだけど。
39:31あ、これこれこれ。
39:33ちょっとだけ修正してもらえる?
39:37ちょっとだけ。
39:39うん。
39:40この辺とか。
39:41この辺とか。
39:43この辺とか。
39:45あ、あと。
39:46この辺とか。
39:47全部じゃないですか。
39:48まあまあまあ。
39:50私も恋がしたいのよ。
39:53うん。
39:54うん。
39:59銀座を銀座と間違えてミカちゃんに変身しちゃったの。
40:06やめぇ。
40:07ほんと。
40:08ミカちゃん。
40:09うん。
40:10そういえば。
40:12なんか悩んでる?
40:14えっ。
40:15なんですかいきなり。
40:16年の子というか何となく様子が学校の課題がうまくできないのかあっそうじゃなくてうんうん進路についてどうしようかなってうんうんうんうんうんうんうんうん
40:46うんんうんうんうた子さんの若いころの話をああっ聞いたの?ああごめん勝手に話してうんうんいいのよもう遠い昔の話よスゴクココロに響いたというかあのうた子さんのお母さんはうんうんうんうた子さんがお見合いをして。
41:13お見合いをして間違いのない相手と結婚することを期待してたってそうでも期待を見事に裏切って実際はとんでもない思ってもみなかった人生を送ることになって散々泣かれたわ時代も時代だったしね今だってそうなんじゃない親の期待って特に母親の期待っていうのは
41:43重たいものよ そうね母親の愛情と束縛は神ひといかもね
41:51どうやって許してもらったんですか
41:56許す許さないどころか 私はもう毎日を生きるので精一杯だったから
42:03それでいいんじゃない 私にも娘が一人いるけど
42:09毎日を精一杯生きててくれればそれでいい
42:15ミカさんもミカさんの人生なんだから
42:23はい
42:25おっちゃんよかったらお帰りとありがとうございます
42:33次のスイーツ探検隊は銀座のお店よ 銀座は今日
42:41今日 行ってきたじゃないですか
42:51つね子あっそうそうだったわねやだうっかりしちゃったわ大丈夫大丈夫あっ電話鳴ってるえっあっちょっと
43:13私が料理研究家奥村歌子ですこんな感じでどうですか?
43:23いやーいいじゃないちょっと感じたかして気づけば僕と彼女はすっかりおばさまたちの物語に巻き込まる
43:33見てみてもうめっちゃかわいい
43:51ますます混沌と いやさらなる地味猛量がすごむ森の奥
44:01どういうことですか
44:13テレビ
44:15まだまだ捨てたもんじゃないわね
44:17ミカさんにスタリストを頼みたいって
44:19お母さん来ちゃった
44:21早い飯を取っていますすみません
44:23好きなものがあれば心がちゃんとする生きていける
44:29過酷な節中幸運に挑んだ兵士たち壮大なスケールの大ヒット作発行打算
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