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世紀の戦車対決:ノルマンディー上陸作戦
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ショートトランスクリプション
00:001944年6月6日 D-Day
00:05カナダ軍のシャーマン戦車隊と歩兵隊は ノルマンディ・ジュノービーチに上陸した
00:12すごい数の戦車が燃えていて 我々はその真っ只中にいたんです
00:18目の前で味方の戦車が撃たれても 状況が分からずひたすら前進しました
00:25カナダ軍はドイツの海岸防衛ラインを 突破して内陸部へ
00:32思ったんですよ これは楽勝だ 来週にはベルリンに入れるとね
00:39彼らの前に立ち上がったのは ドイツ軍が誇る百戦錬磨の冷酷な集団
00:44SS装甲手段であった
00:46ことざらシャーマンを恐れる必要はなく 楽な相手でしたよ
00:52歴史に残る戦車戦 ノルマンディの戦いに迫る
00:58ただ撃てと命じました
01:02ジュノービーチ
01:30ここはノルマンディ地方に8キロ続く 緩やかな海岸線である
01:361944年の春の終わり この海岸で史上最大の上陸作戦が展開された
01:47連合軍がドイツに総攻撃を仕掛けたのだ
01:53ドイツは1940年にフランスを制圧すると 連合軍の侵攻に備えた
02:01ノルウェーからスペインまで5000キロにも及ぶ 沿岸の防衛拠点網を築いてきたのだ
02:09これは大西洋の壁と呼ばれ コンクリートの残壕や無数の地雷
02:15対戦車障害物があり いくつもの訪問が海岸を守っている
02:20この完璧な防衛ラインの攻略は不可能に思われたが
02:291944年6月6日 連合軍は攻撃を開始した
02:34午前3時 とてつもない兵力がノルマンディへの上陸を開始
02:41艦砲射撃も行われた
02:43攻撃は突然でした 我々にとってもね
02:50我々の後ろにいたイギリスの巡洋艦から 6インチの砲弾が発射され
03:02頭の上を越えていったんです 6インチの弾ですよ
03:06その瞬間 シャツの後ろが託し上げられました
03:11戦慄が走りましたよ
03:15目の前に広がる街に 次々と砲弾が落ちていくんです
03:20オーバーロード作戦は 連合軍の合同攻撃の一つ
03:29カナダ軍は防御の硬い8キロの海岸 ジュノービーチの攻略を担った
03:35先陣を切る第二機構旅団の任務は
03:40ドイツの防衛陣を制圧し 歩兵上陸用の拠点を確保すること
03:44午前8時 カナダ軍が攻撃を開始 何両もの水陸両用戦車が出動した
03:53戦車で水中を移動するための 基礎的な訓練は受けていました
03:59水が入ってきても慌てないといった 緊急時の訓練もね
04:06最初に逃げるのは操縦手です
04:13操縦の必要がなくなるわけですから
04:18シャーマンDDは底部が密閉され
04:25車体に張られたスクリーンにより 浮力が増していて沈まないようになっている
04:30一番の特徴は水陸両用駆動で
04:34二つのスクリューにより 水中を4ノットで進める
04:38だがシャーマンDDはその33トンの巨体から
04:42荒れた海での制御は難しい
04:46戦車長が言ったんです
04:48このまま突き進むぞ 覚悟しろとね
04:54一番乱起したのは操縦でした
04:56波も高く風もありましたからね
04:59天気が悪かったんです
05:01沖合からジュノービーチまでの 5キロの進軍は危険なものだった
05:10高波が戦車を襲い
05:14海中には嫌いが潜む
05:17そして海岸に近づけば ドイツ軍の大砲が待ち構えている
05:34上陸用襲艇から降ろされた67両のうち
05:4711両が海岸にたどり着けなかった
05:49上陸後は砲火の中 スクリーンを撮らねばならない
06:00反撃はそれからである
06:02海岸は大混乱でした
06:10大量の戦車が海岸に上陸して
06:15我先に前へ進もうとしていたんです
06:18戦闘開始から1時間で カナダ軍は兵士数百人が死亡
06:3419両の戦車を失った
06:37兵士が海岸に寝かされていて
06:41顔を覆われていました
06:44多くの犠牲者を出したものの
06:52カナダ軍はドイツ軍を破り ジュノービーチを確保した
06:55作戦初日に連合軍は ノルマンディの大西洋の壁を突破し
07:05内陸部へと進み始めた
07:08占領下のフランスにいるドイツ軍を包囲し
07:13壊滅させるのが狙いだ
07:15アメリカ軍が西に回り
07:17イギリス軍とカナダ軍は南下して
07:20次なる目的地を目指した
07:21戦略的に重要なカーンである
07:24なんとか海岸を突破した カナダ軍第二機構旅団だが
07:38新たなる問題に遭遇した
07:40美しいノルマンディの地形は
07:44まるで迷路のように入り組んでいたのだ
07:46高さ5メートルもある池垣に
07:51低くくぼんだ小道
07:54戦車には悪夢である
07:57ここを戦車が進むのは難しく危険である
08:02接近戦が避けられない地形であり
08:05それだけ死の危険が増す
08:08あの場所から早く抜け出した一心で
08:13進み始めました
08:15いきなり池垣に阻まれたんです
08:25高さは5メートルで
08:27それが60センチの土手の上にありましたが
08:30強引に進みました
08:33そうすると今度は
08:411メートル強の深さにくぼんだ道です
08:45それを横切るとまた池垣なんですよ
08:53くぼんだ道は入るのも難しいんですが
08:56出るのも大変です
08:58それに池垣に突っかえると
09:00完全に無防備の状態になります
09:02闇雲に進めばやられるだけです
09:06相手は戦国招致なんですから
09:09D-Dayの翌日
09:14カナダ第二機攻領団は
09:16複雑な地形を通ってカーンを目指していた
09:24上陸から2日目にして
09:26彼らはドイツのパンター戦車隊9両に遭遇
09:36パンターは第二次大戦で最も優秀な戦車の一つである
09:4075ミリの手砲は強力で射程が長い
09:44前面を覆う
09:48厚さ80ミリの装甲には
09:5050度の傾斜がついているので
09:52正面からの攻撃には極めて強い
09:56当時広く知られていたことですが
10:01我々のパンターは3つの点から
10:04最も有能な戦車だと言われました
10:07一つは手砲の威力です
10:10そして道を選ばない走行性
10:14つまり機動力ですね
10:16さらに走行が頑丈であることです
10:23しかし今回その強みが生かせない
10:27敵のシャーマン戦車は側面にいたため
10:29全面走行は役に立たないのだ
10:37シャーマンの手砲は砲身が短く
10:39威力の劣る75ミリ砲であり
10:42走行は51ミリしかない
10:46パンターとの真っ向勝負は厳しいが
10:49至近距離で相手が無防備ならば可能性はある
11:00無線通信兵のフィリップ・ローレンスら
11:02シャーブルック・フュージリア連隊の新兵は
11:04初めて敵と相対した
11:08パンター接近の情報は入っていました
11:12かなり近くにいて
11:16距離は1キロもありませんでしたよ
11:20私は奉仕を起こそうとしたんです
11:25指揮官が全体を並ばせ
11:28それぞれの目標を指示しました
11:31私は奉仕を蹴り
11:33なんとかを起こそうとしました
11:39すると砲撃命令が出たんです
11:44でもなんと奉仕はまだ寝ていたんですよ
11:501944年6月6日 ディーデイ
12:05カナダ軍戦車部隊と歩兵部隊は
12:09ドイツ軍の激しい迎撃の中
12:11ジュノービーチに上陸した
12:13巨大な被害を出すも
12:19ドイツ軍を撃破し内陸へと進んだ
12:23連合軍の目標は
12:28ノルマンディのドイツ軍を包囲し打ち倒すこと
12:32アメリカ軍が西に向かう一方で
12:35イギリス軍とカナダ軍は南下して
12:37戦略上重要な町であるカーンに向かった
12:42カナダ軍の戦闘を行くのは
12:44第二機構旅団である
12:50彼らは内陸に数キロ入ったところで
12:52ドイツ軍戦車隊に遭遇した
12:54かなり近くにいて
13:00距離は1キロもありませんでした
13:04ところが砲撃命令が出たとき
13:08砲撃士はまだ眠っていたんです
13:11ゾッとしました
13:13すると戦車長がバシンと頭をはたいて
13:17叩き起こしたんです
13:19そしてこう言いました
13:20この役立たずめ
13:23お前のようなクズは
13:25今から操縦手補佐だ
13:27邪魔だから引っ込んでらったね
13:35そして戦車長が旋回させ砲撃しました
13:41砲弾が命中した戦車は跳ね上がりました
13:45砲台が壊れて使い物にならなくなり
13:48砲塔は炎と煙に包まれていました
13:53すごい強音がしていましたよ
13:56我々は待ち伏せに近い状態で戦えたんです
14:02彼らにとっては
14:07突然戦車が燃え出したとしか思えなかったでしょうね
14:12浅はかな相手だと思いましたよ
14:15側面を向けたんですから
14:19パンターの側面装甲は厚さおよそ50ミリで
14:25正面装甲の約半分である
14:28正面を向いていれば大抵の攻撃に耐えられるが
14:32至近距離から側面を狙われると非常に脆いのである
14:35簡単に倒せましたよ
14:41給料全てを破壊しました
14:45ドカンとね
14:46私は思いましたよ
14:56なんだ
14:58圧倒的じゃないか
15:00これは楽勝だ
15:02来週にはベルリンに入れるとね
15:04だがその後
15:10カナダ軍は驚かされることになる
15:12ドイツの司令部が
15:17連合軍の進行を止めるべく
15:19経験豊かな戦車長を率いる部隊
15:21第12SS装甲手段を送り込んだのである
15:25この手段を構成するのは
15:31およそ50両のパンターと
15:34数十の対戦車砲
15:37およそ100両の4号戦車である
15:42ヒトラー・ユーゲントと呼ばれたこの装甲手段を率いたのは
15:49クルト・マイヤー
15:52東部戦線で名を挙げた
15:54攻撃的で冷酷な人物である
15:59通称戦車・マイヤーと呼ばれたこの司令官は
16:02後にこう語っている
16:04兵士たちが次々に到着し
16:07私に手を振った
16:09彼らはこれから過酷な戦いに臨む
16:14しかし欠然とした態度で覚悟を決めていた
16:19D-Dayの翌日
16:27マイヤーは12世紀に建てられたアルデンヌ修道院に陣取った
16:36第12SS装甲手段はここに拠点を置き
16:40カーンの町へと向かうシャーブルック・フュージリアと
16:43ノースのバスコッティア・ハイランダーを迎え撃つつもりである
16:46マイヤーは修道院の塔からその様子を見ていた
16:55彼は修道院の塔に上がりました
16:59この辺りは海抜67メートルです
17:02建物自体も高さが26メートルあるので
17:08ジュノービーチの西の外れまで見渡せたんです
17:12海岸までの地形は戦略シミュレーション用の砂場のように広がっていた
17:18まるで有塚に見えた
17:22彼はカナダ軍の侵攻に気づきました
17:27敵が来る状況を確認してこれは絶好のチャンスだと思った
17:32私は全ての代替、火砲、戦車に対して攻撃の準備を命じた
17:44カナダ軍の戦車中隊は停止して食事を始めました
17:50その側面は無防備に近い状態でした
17:55敵が我が軍の前に差し掛かった
18:01訪問は彼らに向いている
18:05私は攻撃の合図を出した
18:11突然ドカンと来たんです
18:14不意打ちは成功した
18:30驚いた様子だった
18:34煙が凄かったです
18:39何台もの戦車が燃えていて
18:44我々はその真っ只中にいたんです
18:56Dデイの翌日
18:58この36時間ほどで
19:00カナダ軍第2機攻領団は
19:03ノルマンディの海岸を突破し
19:05内陸部へと進み始めていた
19:14彼らを迎え撃つのは
19:19クルトマイヤー率いる
19:21ドイツ軍第12SS装甲師団である
19:24彼らは修道院に陣を構え
19:27ゆっくりとカーンに進む
19:28シャーブルックフュージリア連隊を奇襲した
19:31突然ドカンと来たんです
19:41そして戦闘が始まりました
19:45煙が凄かったです
19:57何台もの戦車が燃えていて
20:00我々はその真っ只中にいたんです
20:03カナダ軍は不意打ちを喰らい
20:09フュージリア連隊の先陣は
20:13一瞬で壊滅させられた
20:15司令官はもっと前に進みたくて
20:21うちの駐隊長に
20:23戦車を4両送れと言ってきたんです
20:25その駐隊長の配下で残っていたのは
20:33私の戦車を含め3両だけでした
20:37すると司令官から命令が来ました
20:41ドイツ軍はお前の左を狙っている
20:45左に向かえとね
20:47まだ駐隊のつもりでいたんですよ
20:50突然激戦区が我々の方へ移ってきました
20:55相手の戦車が最初に見えた時は
21:031キロほど前方にいたと思います
21:06我々は4号戦車を見るたびに
21:14みんなびくついていました
21:16手砲の威力が桁違いなんです
21:254号戦車は強力な75ミリ砲を搭載していた
21:33パンターより砲身は短いものの
21:36その砲弾はシャーマンの脆い装甲を撃ち抜くことが可能である
21:39シャーマンはやりやすい相手でした
21:50距離を十分に保ってさえおけば
21:54恐れる必要はありませんでしたからね
21:57砲身の短いシャーマンは火力がなく不利である
22:05だから戦術を考えたんです
22:09彼らの前に円幕弾を撃ちました
22:13シャーマンは高性能で破壊力のある砲弾以外に
22:19薄輪弾も装備している
22:23これは敵の戦車に目印をつけたり
22:27円幕を張るといった戦術に使われるものである
22:35相手との距離は1キロ弱で
22:38私は頼むから撃つなよと祈っていました
22:44そして円幕を張った右側から
22:46相手が出てくることを想定して見張らせていたんです
22:51すると戦車が目と鼻の先に現れました
22:58様子を見に来たんです
23:01ただ撃てと命じました
23:07距離は
23:11700から800メートルほどだったと思います
23:17あの戦車が燃えている様子は覚えています
23:24そう語るウォルターズ大尉が仕留めた最初の戦車である
23:31彼は戦争終結までにさらに17両を撃破し
23:36戦車戦におけるカナダ軍のエースとなった
23:38だがこの日はカナダ軍は大敗した
23:4328両の戦車を失い
23:49110人が戦死し
23:52128人が捕虜となった
23:5518人の捕虜は悲惨な最後を迎えた
23:59最初のグループの大部分は
24:05ノースノバスコッティアの兵士で
24:08彼らはこの中庭に連れて来られました
24:14そして広場へと続く階段を上るよう言われたんです
24:18その階段を上り切ったところには
24:30SSの兵士がいて
24:32捕虜の首筋に銃を当て
24:36撃ち殺しました
24:37霊国無比なクルトマイヤーと第12SS装甲手段は
24:50カナダ軍の侵攻を阻止した
24:55北部戦線では連合軍の侵攻はどこも停滞した
24:59イギリス・カナダ軍は
25:03カーンを3日で落とすはずだったが
25:05実際には34日を要した
25:08それは彼らが経験したことのない激しい戦闘だった
25:13ドイツ軍の必要な抵抗をくじくために
25:16連合軍は空爆に踏み切った
25:19激しい爆撃により
25:21ノルマン人が築いた古の街は
25:23廃墟と化した
25:29カーンの街は壊滅しました
25:44それほどの空爆でしたよ
25:517月9日
25:53D-Dayから33日
25:55ついに連合軍はカーンに進出した
25:59我々の戦車は
26:03カーンの大通りを進みました
26:06街は穴だらけでした
26:09爆撃によってできた巨大な穴が
26:12いくつも開いていたんです
26:14高さが3メートルほどもあるシャーマンが
26:18すっぽり入るような穴もあったんです
26:25ある時は進めなくなりました
26:27後頭に立っても
26:30地面が見えないほど
26:32えぐれていたんです
26:34ドイツ兵はすでに撤退していて
26:39街にその姿はなかった
26:41連合軍は自らの爆弾で
26:44廃墟と化した街で動きがとれなかった
26:46ドイツ軍はカーンの南に撤退し
26:495キロに渡ってベリエール高地に陣営を築いていた
26:5930メートルの高台のため
27:03守るドイツ軍には理想的な場所である
27:05ここからはカーンに至るまで
27:11北部全域に命令を出すことができ
27:15連合軍を迎え撃つこともできる
27:18ベリエール高地のドイツ軍の兵力は
27:21ドイツ軍の兵力は
27:2372門の88ミリ対戦車砲
27:2840両のパンター戦車
27:3180両のティーガー戦車である
27:34ノルマンディ屈指の硬い防衛ラインが敷かれていた
27:40カーン陥落から9日後の7月18日
27:45イギリスカナダ軍はグッドウッド作戦を開始
27:49ベリエール高地のドイツ軍を正面から攻撃し始めた
27:53またしてもカナダ軍第2機構旅団の戦車がその中心となり
28:00高地の麓にある小さな村を抑えにかかった
28:03地名はサンタンドレシュルオルヌでした
28:13その村には64両の戦車がいると言われましたが
28:20せいぜい8両程度だと踏みました
28:23報告の8分の1の戦力だと判断していたんです
28:34そこで12両で向かいました
28:38雨が降っていて視界がとても悪かったことを覚えています
28:45現場に着くと64両いましたよ
28:48戦車だらけでした
28:53戦車だらけでした
29:00劣勢に立たされた連合軍
29:04どうやって窮地をし
29:071944年7月9日
29:10激戦開始から33日
29:16ついにイギリスカナダ軍は空爆で荒廃したカーンに進出した
29:30その9日後
29:34彼らは進軍を続けようと
29:36南フランスにいるアメリカ軍と連携を取ろうとした
29:40しかしアメリカ軍の北側にいるドイツ軍は落ちそうにもない
29:45カーンの南8キロの高地には
29:48大量の対戦車砲と100両を超える戦車が集められており
29:52フランス屈指の防衛力を誇っていたのだ
29:547月18日
30:01イギリスカナダ軍はグッドウッド作戦を展開
30:05ドイツ軍を高地から一掃しようとした
30:13攻撃の西側を受け持つシャーブルックフュージリア連隊の使命は
30:17サンタンドレシュルオルヌの村の確保である
30:19その村には64両の戦車がいると言われましたが
30:23せいぜい8両程度だと踏みました
30:26現場に着くと64両いましたよ
30:29戦車だらけでした
30:32攻撃の準備をする暇もありませんでした
30:33戦車だらけでした
30:35攻撃の準備をする暇もありませんでした
30:37多くの兵士がやられました
30:38雨が降っていて
30:40視界がとても悪かったことを
30:42見たことを知らせました
30:44それを知らせました
30:46戦車だらけでした
30:48戦車だらけでした
30:51攻撃の準備をする暇もありませんでした
30:53多くの兵士がやられました
31:03雨が降っていて
31:06視界がとても悪かったことを覚えています
31:09味方の状況もつかめないような状態で
31:15なんとか安全な場所を確保して
31:19敵を見つけようとしました
31:25すると絶好の場所があったんです
31:28右側に石造りの建物があり
31:32右からの攻撃を防げるんです
31:35しかも池垣に隠れられました
31:38900メートル先には
31:409両のパンターの側面が見えました
31:44最後に砲塔から顔を出して確認しました
31:49というのも霧と雨で見えにくかったんです
31:55するとティーガー戦車が建物の方に来ました
32:03位置を伺うととんでもないことに
32:07我々の満前にいたのです
32:14あんな恐ろしいことは今までありませんよ
32:22立ちはだかっていたんです
32:24ほんの目と鼻の先にです
32:27そこで鉄鋼弾を詰め込んで撃ったんですが
32:32弾かれました
32:34その後続けざまにHE弾を撃ったんです
32:37こんな調子です
32:44発射ボタンに手を置いたままで
32:49発射・反動・装填・発射・反動・装填
32:53当天、カラヤキョウがどんどん出ていました
32:57反撃されるまでね
33:00ティーガーの重量は57トン、シャーマンの2倍ほどである
33:08100ミリの前面走行はほとんど何も通さない
33:12そして88ミリの手砲は2キロ先からでもシャーマンを破壊できるという
33:19シャーマンに勝ち目はない
33:28息を呑みました
33:31こちらの予想を遥かに超える
33:35強烈な弾を打ち返してきたわけですから
33:40鉄鋼弾が砲塔に当たり、まるで
33:56松明で砲身部分から火をつけられたように燃えていました
34:00私は後退しろと叫びました
34:06その時操縦していたのは無能の操縦手補佐で
34:11逆に操作をしてエンジンを吹かしました
34:14正操縦手が操縦カゴを奪い取って
34:18シフトレバーをバックに入れると
34:20操縦手補佐の顔の前で叫びました
34:22クラッチを離せ、邪魔だとね
34:26そして急いで逃げました
34:33シャーブルック・フュージリア連隊は
34:36半数の戦車を失い、退却した
34:39他の部隊も同様の損害で撤退
34:42グッドウッド作戦は失敗に終わった
34:45イギリス軍は800両の戦車を
34:52カーンの南に広がるエリアに送り込みましたが
34:56300両以上を失いました
35:01実はベリエール高地のドイツ軍は
35:04自陣から何キロも先まで見渡せていたんです
35:08そのエリアに点在するモリア・ナイアの中には
35:13ドイツ兵が対戦車砲とともに隠れていました
35:20こちらの動きを捉えつつ
35:2388ミリ砲で守ってこられたのです
35:26これは有名な対戦車砲で
35:29もともとは降車砲として使われていました
35:33上空6000メートルの飛行機を撃ち落とす大砲が
35:38180メートルの距離から撃ってくるんですよ
35:41わずか4日で
35:48兵士6000人以上と戦車300両以上を失った連合軍は
35:537月21日、ベリエール高地への攻撃を中止
35:57依然、高地はドイツ軍の支配下にあった
36:01我々の任務は高地の占領なので
36:06何とかしてドイツ軍を退ける方法を見つけなければなりません
36:11あそこは第二次大戦でも最強クラスの防衛ラインでしたが
36:17当時はそんなこと知りませんでした
36:19連合軍が打開策を絶望する中
36:23カナダのガイ・シモンズが
36:25高地攻略の大胆不敵な策を提案した
36:29その名もトータライズ作戦
36:33400両の戦車を6列に並べて
36:38ドイツ軍の陣営に進むというものである
36:41作戦決行の時刻は
36:45戦車砲の脅威が和らぐ夜である
36:48何が見えたと聞かれれば
36:53何もというのが答えです
37:071944年7月21日
37:11連合軍はそれまでの4日間にわたる戦いで
37:15甚大な損害を出していた
37:18ベリエール高地に展開するドイツ軍の
37:20強固な防衛ラインを破れず
37:24攻撃は中止になった
37:26そこでカナダ軍のシモンズは
37:31作戦を提案した
37:33高地の脱脂は史上命令であり
37:36ノルマンディ攻略の命運を握っていた
37:39作戦名はトータライズ作戦
37:42歩兵隊の援助を受けながら
37:44400両の戦車が
37:46ドイツ軍の対戦車砲の中を
37:486列で進んでいくというものである
37:50シモンズは
37:54対戦車砲の攻撃を避けるために
37:56暗闇に乗じた攻撃を提案した
38:01これほどの規模での夜間攻撃は前例がないため
38:04シモンズは
38:06歩兵部隊と戦車隊に
38:08日中に何度も予行演習させた
38:09トータライズ作戦の準備には1週間をかけ
38:17どうやれば総攻撃ができるかを研究しました
38:21戦車を1、2、3、4と4両並ばせて
38:27その後ろにも4両の戦車
38:31その後ろには4両の地雷処理戦車
38:34その後ろにも地雷処理戦車
38:36そして歩兵4個重隊の乗る
38:39走行兵員輸送車
38:42どれもキャタピラ車でタイヤ車は使いません
38:488月7日の深夜
38:50爆撃が行われた
38:55トータライズ作戦が始まったのである
38:57400両のイギリスカナダ両軍の戦車が
39:03暗闇の中を進む
39:05いろいろ入り混じった
39:08複雑な気持ちでした
39:10恐怖を感じる反面
39:13誇らしげで
39:15興奮しつつもうろたえたりしました
39:24戦車は互いに寄り添い
39:26ゆっくりと高地に向かった
39:29前の戦車の追尾塔を目印に進んでいくのだ
39:37見えるのは前の赤い追尾塔だけです
39:40その明かりにかじりつくように進みましたよ
39:44生命線ですからね
39:45相手が我々の行動を読んで
39:58地雷を仕掛けているかもしれませんでした
40:05混乱状態です
40:07至る所でピカッと光って爆弾が炸裂していました
40:11あちこちで砲撃音が聞こえました
40:18残豪にドイツ兵が見えましたが
40:25止まらないで進めと言われていました
40:28前にいる味方の戦車が撃たれました
40:32前にいる味方の戦車が撃たれました
40:36他の戦車も燃えていましたが
40:40状況がよく分からないんです
40:42全身あるのみでした
40:44イギリスカナダ軍は8月8日の夜明けまでに
40:55高知のほとんどを支配し
40:58昼には全域を支柱に収めた
41:02トータライズ作戦の第一段階は成功し
41:08南にいるアメリカ軍との連携を取る足掛かりができた
41:14そして2週間の激戦の後
41:178月21日
41:20連合軍はついにノルマンディのドイツ軍を包囲した
41:25孤立地帯に残ったドイツ軍は
41:28連合軍の強力な空軍に対し無力であった
41:35空爆はしばらく止みませんでした
41:41まさに虐殺でしたよ
41:43ひっきりなしに爆撃機が来た
41:49周りの人間はからきり声をあげていた
41:53我が軍の兵士たちは次々に飛来する爆撃機を力なく見上げた
42:02爆弾から逃げることは不可能に近かった
42:05限られた場所にいるため
42:09敵の爆撃機にとっては格好の的だ
42:13死の影が迫ってきた
42:17我々は立ち尽くすしかない
42:21どうしようもないのだ
42:27フランスでのドイツ軍の壊滅でノルマンディの戦いは終わった
42:33フランスでのドイツ軍の壊滅でノルマンディの戦いは終わった
42:43ドイツの損害は甚大で20万人が死傷し1300両の戦車が破壊された
42:50ノルマンディはドイツ軍戦車の墓場となった
43:00第12SS装甲手段で助かったのは戦車10両と兵士300人だけと言われる
43:08その中にはクルトマイヤーもいたが彼は後に裁判にかけられた
43:13在場にはカナダ軍の捕虜18人の殺害があり9年間投獄されることとなった
43:24連合軍にとってノルマンディの戦いは大勝利だったが
43:28手痛い代償も支払った
43:315万人が死亡し15万人以上が負傷したのだ
43:37この戦いでシャーブルック・フュージリア連隊は多くの犠牲を払った
43:44生きているのが不思議だと生還者は言う
43:48戦車に弾が当たった時もありましたが無事でした
43:53迫撃砲が降り注いでいた時も助かりました
43:58私のところには来なかったんです
44:02運が良かっただけですよ
44:05誰もが同意するはずです
44:08訓練を積み、頭を使い、用心するのは大切ですが
44:14運がなければ助かりません
44:16運がなければ助かりません
44:19ご視聴ありがとうございました
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