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  • 2 months ago

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😹
Fun
Transcript
00:00This is the story of Yamazaki Kenta.
00:08I couldn't do it in the evening.
00:12I gave up to my father and mother.
00:17What is it that I am going to go to Mount?
00:20What is it that I am going to go to Mount?
00:23I can't believe it.
00:26It was the worst.
00:29It was the most powerful and strong, and warm, and cool.
00:36I can't believe it.
00:39I can't believe it.
00:44I can't believe it.
00:46I am going to have my responsibility.
00:51This is the story of Yamazaki Kenta.
00:56Let's go.
00:57Let's do it.
00:59Liar
01:00I'm scared.
01:03I'm scared.
01:05I'm scared.
01:06I'm scared.
01:08I'm scared.
01:10I'm scared.
01:11I'm scared.
01:12I'm scared.
01:13I'm scared.
01:14I'm scared.
01:15I'm scared.
01:16I'm scared.
01:17I'm scared.
01:18I'm scared.
01:20I'm scared.
01:21I'm scared.
01:22I'm scared.
01:23I'm scared.
01:25I'm scared.
01:26I'm scared.
01:27I'm scared.
01:28I'm scared.
01:29I'm scared.
01:30I'm scared.
01:31I'm scared.
01:32I'm scared.
01:33I'm scared.
01:34I'm scared.
01:35I'm scared.
01:36I'm scared.
01:37I'm scared.
01:38jewels.
01:39I'm scared.
01:40式のうちに器用になって なんで今日だって 寄りかかり方がわからないや
01:49身動きが取れない 迷路 by meの檻の中
01:59打ち破れ Liar 傷つくのが怖いか
02:05砕けたその先で 僕を笑う
02:10どこの誰が僕をかばえるんだ
02:13空にあふれるフライヤー 揺らいだ矛先に
02:18君は迷う 今の君の声は誰の声なんだ
02:28ごめん 待たせちゃった
02:31ケント?
02:33うん 久しぶり
02:35お前何その格好 超ウケるんだけど
02:38笑い者になるのさ
02:40兵器ちゃんに振られたのがショックでさ
02:42いそう陽キャでも目指してやろうかなって
02:45陰キャが陽キャに?
02:48他人は他人 自分で自分を誇れればそれでいい
02:52まあ 失うものもないしね
02:54やるだけやってみようかなって
02:59とりあえず 中入ろうよ
03:05こういうとこ慣れてないだろ お前
03:08うん 予習で一回来ただけ
03:10わざわざ予習か やっぱ陰キャだね
03:13ちょっとやめなよ
03:15さあ 相互理解を始めようぜ
03:18みんなはどうしてた?
03:19イベントとかお深い顔を出してる?
03:22言ってる言ってる
03:23お前が向けたから予定合わせやすくなって助かったわ
03:27そっか 迷惑かけてたならごめんね
03:30俺は最近まさかの筋トレしてたり
03:33何 脱お玉目指してんの?
03:35その眼鏡とか服もどうせ誰かに選んでもらったんでしょ
03:39うん 学校のお友達に
03:42ケンタ 新しい友達で来たの?
03:45うん
03:46女の子?
03:48男もいるし 女の子もいる
03:50とってもかっこいい生き方をしてる人たちだよ
03:53ねえ 私のことはもう忘れちゃった?
03:57久しぶりに会えてちょっと嬉しいんだけど
04:00ありがとう でももうレン君との仲を邪魔する気はないよ
04:05お前 このために俺らを呼んだの?
04:08このためって?
04:10友達ができたとか作り話して
04:12もう一度ミキの気を引きたいんだろ
04:14まっ待って そんなの全然
04:17もうミキちゃんのことは完全に吹っ切れてるから
04:20はぁ? 何それ
04:22ちょっとは悪かったと思って優しくしてあげたら調子に乗って
04:26そういうとこ全然変わってないじゃん
04:28ご、ごめん
04:30もっと友達だから忠告してあげるけど
04:33あんたその人たちにも暇つぶしでからかわれてるんだよ
04:37それかあれだな
04:39陰キャにも優しくできるって陽キャの自分アピール
04:42あるある
04:43絶対そうだよね
04:45それであれだろ 俺かっけえだ
04:47そうか 俺も神谷優子にこういう態度をとってたのか
04:51それでもあの人たちは
04:53同じだよ
04:55同じだよ ミキちゃんにキモい愛のメッセージを送ってきてたときと
04:59あぁ… 今考えるとあの頃は本当に舞い上がっちゃってたよね
05:04お前何を呼ぶったの?
05:06え?
05:07え?
05:08教えてやるよ
05:09ミキがお前に優しくしたの俺の気を引くために嫉妬させたと思ったんだろ
05:14あっ… 違うの?
05:16違うねえ そのときにはもうミキはとっくに俺と付き合ってたんだよ
05:20じゃあ何で?
05:22お前が絡まってるのを見て笑うために決まってんだろ
05:27そんな…
05:29いいもの見せてやるよ
05:31ねえケンタからこんなの来た
05:34今日アイスを舐めてるミキちゃんがちょっと可愛かった
05:37きもっ
05:39なんて返す?
05:41あぁエッチなこと考えてたんでしょ もうケンタはしょうがないな
05:45私そんなこと言わないし
05:48いいから送ってみて あいつ絶対疑わないから
05:51オッケー
05:53何これ…
05:55お前がミキからだと思ってたメッセージほとんど俺が考えてたんだよ
06:00そんな…
06:02つまりお前は俺に恋してたようなもんだな
06:06ハハハハハ
06:09じゃあ俺の初めての恋は最初からずっと…
06:13ごめんねえでもケンタもそれなりにギジ恋愛楽しめたでしょ
06:19まあケンタにも新しいお友達ができてよかったな
06:23本当にいるならだけど…
06:25ハハハハハ
06:27ハハハハハ
06:31そうか… これは神に酷いことを言ってしまった報いだ
06:36大切な友達ができたはずだったのに自分で突き放してしまったから…
06:42ハハハ…
06:44俺の居場所なんて…
06:46もうどこにもない…
06:48あの部屋へ帰ろう…
06:50鍵をかけて…
06:52また一人ぼっちで閉しこもろう…
06:54ごめんなさい神…
06:56優子…
06:58やっぱり俺は…
06:59変われなかったです…
07:01やれやれ…
07:05お前は大事なことを一つ忘れているぞ…
07:08相手が悪意に満ちたいじめをしてくる奴だったら…
07:17約束通り… お前の背中を守りに来たぜ…
07:21神…なんて…
07:24あ…あの…
07:26ああ…
07:28割り込んでごめん…
07:29ケンタのクラスメイトの千歳策です…
07:32よろしく…
07:33じゃあ… 新しくできた友達って…
07:36俺もその一人ってことでいいよな… ケンタ…
07:40くっ…
07:42くっ…
07:44くっ…
07:46お人よしが過ぎますよ…
07:48友達って…
07:50冗談っすよね…
07:53こいつめちゃくちゃオタクっすよ…
07:55もちろん知ってるぞ…
07:57今年の夏はコミケを案内してもらうんだ…
08:00な…
08:01そんな約束してないじゃないっすか…
08:05あ… そっか…
08:07これが千歳策という男なんだ…
08:11ただ生きてるだけで…
08:13俺みたいな人間から好き勝手に石を投げつけられて…
08:17他人なんてさっさと切り捨てちゃえば楽なのに…
08:20裏切られても…
08:23恩をあだで返されても…
08:26それでも誰かに手を差し伸べようと…
08:30自分の美学とか…
08:32失敗した過去とか…
08:33それでも捨てきれない優しさとか…
08:36いろんなものの狭間で足掻き続けてるんだ…
08:40け… 気をつけたほうがいいっすよ…
08:43こいつミキにストーカーまがいのメッセージとか送ってきてたんで…
08:47あんたの彼女とかにもきっと…
08:50そうそう… 確認なんだけど…
08:53ミキちゃんとのことは本当に全部…
08:55ケンタが勝手に思い込んでただけなのか?
08:58そ… そうなんせ…
08:59だから下手に同情して優しくしないほうがいいっすよ…
09:03よかったな、ケンタ…
09:09始まってさえいないものは失われもしない…
09:13一生に一度の初恋は…
09:15まだお前の手のひらにあるぞ…
09:18何もミスミスこんなところで捨てる必要はない…
09:22いつか心から大切だと思える人に差し出す時まで…
09:26大事にとっておけ…
09:29お前… 何なの?
09:36いきなり割り込んできて何なんだよ!
09:39うむ… 私は血と切削… 通りすがりの神だ…
09:43ふざけんな! ケンカ売ってんのかよ!
09:46あいにくだが… 俺の仲間にケンカを売ったのは… そっちが先だろ…
09:52はっ! 何が仲間だ! こんな陰気のクズが…
09:56今さらあんたみたいになれるわけねえだろ!
09:59そうだよ! どうせ見捨てることになるんだから…
10:02中途半端に同情なんかすんな!
10:04ケンタ… また勘違いしちゃダメだよ…
10:07こんな人が本気であんたのこと相手にするわけないじゃん…
10:11人は変わらない! 変わらない! この穴を夢見て努力ごっこなんかして…
10:17見えてて痛いんだよ!
10:23さすがにうるさいな…
10:26いいか… よく聞けよ…
10:29ケンタは理想の自分を目指して歩き始めた…
10:32失敗して傷ついても戻らないと誓ったんだ…
10:37ケンタは月に手を伸ばしたんだよ!
10:41高くて… 遠くて… 美しい…
10:45自分の憧れた月に…
10:47自分は何も済まず生み出さず…
10:50遠ざかっていく他人の背中に恨み事吐いてるクソだせえ奴に…
10:54今のケンタを笑う資格はねえ!
11:03もう… 限界だった…
11:05いつもひょうひょうとしてて本音を見せない男が…
11:09俺なんかのために… 本気で怒ってくれている…
11:13これはエールだ…
11:15明日から違う道を歩く俺に向けた…
11:18最後の激励だ…
11:20進め! 走れ! 振り返るな!
11:23振り返るな!
11:24お前の決断と覚悟は間違っていないって…
11:27今度こそ迷ったりしないように…
11:30ちゃんと受け取らなきゃ…
11:33刻むんだ… この瞬間を…
11:36俺が憧れた男の背中を…
11:38俺が憧れた男の背中を…
11:39俺が憧れた男の背中を…
11:43ちょっとサンク!
11:45壁ドンってそれ、私にしてほしいやつ!
11:48ゆう子…
11:50なんで…
11:51だって私だけ仲間外れはずるい!
11:54どうも… お騒がせしました…
11:58ケンタッチ… 今日もテンパかわいいね!
12:02よーしよし…
12:04撫でたくなっちゃう…
12:06ワシャワシャワシャ…
12:08それじゃあ、お互い言いたいことも言ったし…
12:11また明日から楽しく頑張りましょう!
12:14ってことでケンタッチ…
12:16最後に言い残したことはない?
12:19あっ…
12:21これはケンタの物語なんだろ?
12:33俺、月を目指してみることにするよ…
12:37後ろはもう… 振り返らない!
12:44なんで来たんですか?
12:48ふふ…
12:49きっと上手くいくって伝えただろ?
12:51なぜなら、この千歳策がそばにいるからだ!
12:54またそういうパターンかよ!
12:59あっ… あの… あれでよかったんですかね?
13:06もちろん、責任は俺にあるんですけど…
13:09やりすぎだとは思ってないぞ!
13:11これまでの分も考えたら、ささやかなお仕置きだ!
13:15珍しくめっちゃ熱くなってたもんね!
13:18もちろん、みんなが仲良くなれたらそれが一番!
13:22だけど、私は何よりもまず、大切な友達のために起これる人でいたいな…
13:27神… 優香…
13:32まあ、レン君たちも…
13:34石を投げた先には誰かがいて…
13:36拾って投げ返されたら痛いんだってことが分かってよかったんじゃないか?
13:40美しく生きられないのなら、死んでいるのと大した違いはない…
13:44これが俺の美学だ…
13:47それに従った結果として…
13:50無責任な他人に嘲笑われようが、叩かれようが…
13:53一向に構わない…
13:55本当に恐れるべきなのは…
13:57いつか、自分で自分を嫌いになってしまうことさ…
14:01カラン…と…
14:04心の奥の方で懐かしい音がする…
14:07春の出口は近く…
14:09本格的な夏の入り口はまだ遠い…
14:144月の終わり…
14:16それは…
14:18俺たちの不自然な関係によく似ている…
14:21美しくありたいんだ…
14:23あの日見た月のように…
14:26ラムネの瓶に沈んだ…
14:28ビー玉みたいに…
14:31寄り道はおしまいだな…
14:33はっ…
14:353週間…
14:36約束していた終わりの時間だ…
14:38あっ…
14:40昨日あんなこと言っちゃった時点で…
14:43覚悟は決めてたんですけど…
14:45本当に終わりが来るっていう実感が…
14:47まだなくて…
14:48約束は約束だ…
14:52あっ…
14:56背負える荷物には限りがある…
14:59出会う日とみんなを背中に乗せていたら…
15:01いつの日か一番最初に乗っけた大切なものが…
15:04転がり落ちてしまうかもしれない…
15:07最初から…
15:11そういう決め事でしたもんね…
15:14あの日…
15:15神が部屋のガラスをぶち破ってくれた時…
15:17自分の心を囲っていた分厚いガラスまで…
15:19一緒に…
15:20割れたような気がしたんです…
15:22俺… 何言ってるんすかね…
15:25明日からは…
15:26一人で自分の物語を描いていきます…
15:29だけど…
15:31もしもいつか…
15:32神谷優子の隣に…
15:34胸を張って立てる日が来たら…
15:37もう一度言ってもいいですか…
15:40友達になってくださいって…
15:43この3週間…
15:44神に怒られたこと…
15:45教えてもらったこと…
15:46優子にかけてもらった言葉…
15:48見せてくれた笑顔も…
15:50死ぬまで絶対に忘れません…
15:52忘れられません…
15:54本当に…
15:55本当に…
15:56ありがとうございました…
15:57神谷優子にかけてもらった言葉…
15:59見せてくれた笑顔も…
16:00死ぬまで絶対に忘れません…
16:01忘れられません…
16:02本当に…
16:03本当に…
16:04ありがとうございました…
16:05神谷優子に…
16:06本当に…
16:07本当に…
16:08本当に…
16:09本当に…
16:10こいつ…
16:11急にどうしたんだ?
16:12もう…
16:13サクが紛らわしい言い方するからでしょ…
16:15あのね、ケンタッチ…
16:16サクがおしまいにしようって言ったのは…
16:17教え、教えられるっていう…
16:18この不自然な感覚だよ…
16:19サクがおしまいにしようって言ったのは…
16:21教え、教えられるっていう…
16:23この不自然な関係のこと…
16:25えっ…
16:26えっ…
16:27明日からはちゃんと…
16:28対等なお友達になりましょう…
16:30ってことだよ…
16:31期限が来たら…
16:32はい他人でーすってならないよね…
16:34えっ…
16:35でも…
16:36いいんですか…
16:37私たち…
16:38とっくに友達でしょ…
16:40そもそもお前…
16:41友達になってくださいとか…
16:43これまで一度も言ってないだろ…
16:45神…
16:46もしかして…
16:48俺が勘違いするって分かってて…
16:51覚えておけよ…
16:52これが愛のあるいじりってやつだ…
16:55あっ…
16:57あっ…
16:58うるせぇよ神!
17:00この野郎!
17:02神の子さん!
17:03相互理解しました!
17:05あっ…
17:06あっ…
17:11アスネ…
17:13今日は君に会えるとは思ってなかったよ…
17:16ねぇ…
17:17いい加減その…
17:18君っていう呼び方やめてくんない?
17:20その他大勢みたいで嫌なんだけど…
17:23フッ…
17:24おかしなこと言うんだね…
17:26君は、君だけ…
17:28そっか…
17:31素敵な物語を紡いでいたんだね…
17:35まるで風船を集めて空を飛ぼうとする少年みたいに…
17:39純粋で切なくて…
17:42夢と願いがある…
17:44俺にはそういうやり方しかできなかっただけさ…
17:47無縁な男なんだよ…
17:50だけど…
17:51そんな風に無縁な君を…
17:53君は案外気に入ってるんでしょ?
17:55まぁ…ね…
18:00あっ…
18:01少し…変わったね…
18:03今の君の公園でなら…
18:05閃光花火ぐらいはできそうだ…
18:07まさか…
18:09いつも通り…
18:10中途半端なヒーローごっこをしただけだよ…
18:13ごっこ遊びのヒーローは…
18:15客席から舞台によじ登ってまで…
18:17誰かに手を差し伸べたりしないよ…
18:20君の内面は複雑だ…
18:23自分のことだけを考えて生きているように見える君は…
18:27誰よりも他人に温かくて…
18:29自分に冷たい…
18:31本当の優しさっていうのは…
18:34自分の霊になって子供たちを笑顔にすることだ…
18:39君も私を美化しすぎている…
18:42もっと普通だよ…
18:44西野アスカは…
18:46君みたいにいろんな人を抱えられないし…
18:49君みたいに上手にもできない…
18:51抱えたい人だけを抱えて…
18:54できることだけをやって…
18:56家に帰ったら…
18:58お母さんのオムライスを食べてから…
19:00ハインラインの夏への扉を読んで眠るの…
19:03そういう生き方を…
19:05人は自由って名付けたんだよ…
19:08ゴールデンウィーク…
19:10何か予定は?
19:11ううん…
19:12先の予定を立てるのって苦手なんだよね…
19:15もっと楽しい出来事が起こった時に…
19:17後悔しそうで…
19:19君はデートの約束でも入れてるのかな?
19:22ちょうど憧れの先輩をデートにでも誘おうかと思って…
19:26抑制したところだ…
19:28今度からは…
19:29明日姉が目覚める頃…
19:31窓の外でラジオ体操の歌を歌うことにするよ…
19:34それはなかなか…
19:36素敵な一日になりそうだね…
19:40そういうので…
19:42いいんだけどな…
19:44ううん…
19:46きっと君とは…
19:49こんな風に思いがけず会うからいいんだよ…
19:52憧れの先輩と…
19:54素敵な後輩の男の子でいるために…
19:57これ以上近づいたら…
19:59その関係性は崩れる…
20:01あるいは…ね…
20:11あ…
20:14あの馬鹿…
20:16禁止だって言っただろ…
20:21これは…
20:22偽物の恋の物語だ…
20:25人が誰かに恋をするのはどんな瞬間だろう…
20:29きっとそれは…
20:30自分の中をぐるぐる渦巻く感情に…
20:33恋という名前を与えた時だ…
20:35甘い響きに誘われて…
20:38最初のうちは…
20:39何もかもが華やいで見える…
20:42けれど…
20:43おおよそ…
20:44ほとんどの場合…
20:45いつかは限界が訪れる…
20:48恋は…
20:49無責任に相手を傷つけるための…
20:50免罪符だ…
20:52甘酸っぱい理想と現実のギャップに傷つくと…
20:57まるで裏切られたとでも言うように…
20:59大切だったはずの人に…
21:01刃を向ける…
21:03身勝手な憧れを押し付けたのが…
21:06誰だったのかも忘れたままに…
21:09そんな風であって欲しくはないと思う…
21:12気づけば目で追いかけていたあの人を…
21:15もっと知りたくなって…
21:17知ったらがっかりして…
21:19それでも心から離れない感情に…
21:22悩み…苦しみ…
21:25そんな自分も…
21:26自分をそうさせる相手も…
21:28嫌いになりかけて…
21:30だけど…
21:31やっぱり…
21:32どうしても…
21:34そうして最後に両手で…
21:36そっと救い上げるのが…
21:38その言葉であって欲しいと思う…
21:40だから本当は…
21:42恋なんて名前を付けるのは…
21:44最後の最後でいい…
21:46やあ…
21:56やあ…
21:58せっかくいい男とデートだって言うのに…
22:01もっとおめかししなくてよかったのか?
22:03千歳は…
22:06いい男とのデートでここぞとばかりに…
22:08着飾ってくるような女の子は…
22:10趣味じゃないと思ったんだけどな…
22:12それに…
22:13意外とこういう方がドキッとしない?
22:16うん… 見てたのバレてる…
22:18七瀬、聞いてもいいか?
22:24公の場で答えられることなら…
22:27なんでこんなに早い?
22:29約束は12時だろ?
22:31きっと同じ理由だよ…
22:33人を待たせるのがあんまり好きじゃないの…
22:36その時点で一つ菓子を作っちゃうみたいで…
22:39まったく…
22:40隙のない女はモテないらしいぞ…
22:42それは一般論…
22:44私は七瀬ゆずきです…
22:47僕は千歳作です…
22:49どうぞよろしく…
22:53しかしいいとこ知ってるなぁ…
22:56休日の駅前は意外と知り合いに見つかりにくくて…
23:00何気に穴場なの…
23:04まるで誰かに見られたら困るような言い草じゃないか…
23:08あら…
23:09男の子に告白するところを覗かれたい人なんていないでしょ?
23:13あっ…
23:16言ったじゃない…
23:18私の恋人になってみませんか?
23:22恋なんて名前をつけるのは…
23:25最後の最後でいい…
23:27そこから始まってしまったこれは…
23:30きっと…
23:31偽物の恋の物語だ…
23:34仮初めのスタートライン…
23:39スタートライン…
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