- 2 日前
カテゴリ
📚
教育トランスクリプション
00:00:00おはようございます
00:00:13前回の自民党総裁選から
00:00:20昨日でちょうど1年だったんですけれども
00:00:22また同じ顔ぶれで
00:00:24今週末行われます
00:00:25総裁選の話題からいきましょう
00:00:27回答的出直しとは言っていますが
00:00:321年前と比べ論戦に盛り上がりを欠いている総裁選
00:00:36投票権を持つ自民党委員からも
00:00:39戸惑いの声が上がっています
00:00:40こちらの会場ではもう間もなく
00:00:47総裁選の候補者たちによる演説会が行われます
00:00:50平日なんですが会場には
00:00:53多くの人々が詰めかけています
00:00:55一昨日名古屋で開かれた演説会
00:01:00回答的出直し
00:01:04変われ自民党を掲げる今回の総裁選について
00:01:08自民党委員に聞いてみると
00:01:10言っていることの本質が一緒だったりとかすることがあるので
00:01:14変われ自民党というキャッチフレーズに
00:01:17そのような大きな変革をもたらしてくれる候補者が
00:01:20どなたかというのがやっぱり見えにくいというのがあって
00:01:23訴えの独自色が薄まり論戦が低調な印象
00:01:36例えば物価高対策をめぐっては
00:01:41ガソリンの暫定税率
00:01:44これはすぐに廃止をいたします
00:01:47手取りを増やす取り組み
00:01:50しっかりとやらせてください
00:01:53野党が掲げる政策と
00:01:56似通った部分を目立ちます
00:01:58自民党が真に変わるには
00:02:02改革を圧倒的に加速できるリーダーを選ぶことです
00:02:061年前の総裁選では
00:02:10改革を強く押し出していた小泉氏も今回は
00:02:14違いを競い合って
00:02:18どれだけ違うかを
00:02:21みんなの目に集中させるのではなくて
00:02:25一致点を見出して
00:02:26みんなで力を合わせて
00:02:29党内融和に徹する姿勢
00:02:32メモを見ながら話す姿勢に
00:02:37こんなツッコミも
00:02:38他の候補が
00:02:42ほとんどペーパーを見ないでしゃべっている
00:02:45しかし小泉さんは
00:02:48何度もペーパーに目を通し
00:02:50そんな慎重すぎてどうするんですか
00:02:53責任やる立場の者は
00:02:56適切な慎重さは兼ね備えるべきだと思います
00:02:59持ち前の発信力に限りも見える中
00:03:04思わぬトラブルも
00:03:05一部行き過ぎた表現があったことについては
00:03:10適当ではなく申し上げなく思います
00:03:13高窓の秋の上の朝霧に
00:03:21妻呼ぶおじか
00:03:25出たつらむか
00:03:29突如鹿を題材にした和歌を読み上げた高市氏
00:03:39そして
00:03:41外国人に対する規制強化などを訴えました
00:03:50外国人に対する規制強化などを訴えました
00:04:04実は前回の総裁選と違い今回は高市氏以外の4人も外国人規制については具体的な発信を強めている様子
00:04:18マイナンバーカードと、この在留、このカードをですね、私は一体化を義務化すべきだと思ってます。
00:04:25ルールを守れない外国人に対してはですね、厳しい措置が必要だと、なだらかに必要なだけ入ってきてもらえる、これが大事なことだと外国人の流入の拡大に現行の制度が、対応しきれていない部分をしっかり対応すると。
00:04:42一方、見解が分かれた問題も自民党の信頼を揺るがせた裏金問題を受けての政治とカネの改革については、どの候補からも積極的な発信は見られません。
00:05:08総裁選の投票権を持つ党員からはこんな声も。
00:05:15正直私は石破総理を下ろされたこと自体は反対してます。責任転嫁というか、問題のすり替えで頭を変えればいいということであれば、国民はついていかないと思います。
00:05:28自民党の回答的出直しはどこへ向かうのでしょうか。
00:05:35候補者の訴えに独自色があまり出ていないということで、AIを使ってキーワードを抽出してみました。
00:05:45こちら5人の候補者が告示日の演説会で訴えた内容をそれぞれAIで分析したものですが、演説の中で使われた回数が多い言葉が大きく表示されています。
00:06:00そしてその中からですね、各候補ごとに政策につながるような特徴的な言葉を選んで赤色をつけてみました。
00:06:09それぞれ見ていきますと、経済、安全保障ですとか、地方、成長、外国人、賃金、歯科、外国人、女性、物価高、地方といったこういうキーワードが浮かび上がってくるんですが、
00:06:24この5人の候補者がそれぞれ国会議員からどの程度支持を固めているかについて、JNNが独自に調査したところ、金曜日までの時点ではこのようになっています。
00:06:38295人いる自民党の国会議員のうち3割弱に当たるおよそ80人が小泉氏を支持。
00:06:45続いて林氏、高市氏がおよそ50人、小林氏と茂木氏は30人前後となっていて、態度が明らかになっていない議員も50人ほどいます。
00:06:58そして、この国会議員票と同じ数の295票がですね、全国にいる自民党員らにも割り振られておりまして、合計590票によって新しい総裁が決まるのですが、
00:07:15こちら、その自民党員は現在、全国でおよそ91万人と去年に比べまして14万人ほど減っているんですね。
00:07:24ですから、新総裁が統制を立て直せるのかどうかというのも課題と言えそうです。
00:07:30はい、自民党総裁選議論は定調なんですけれども、寺島さんはどこに注目していらっしゃいますか。
00:07:37これは党員91万人というんですけれども、これは日本の有権者人口のわずか1%にも満たない人たちがね、首相を決めるという実質的にはですね、そういう選択に参加しているんだと。
00:07:49だからこそね、誰が国民の目線に立って本当のことを議論しているのかということを見極めなきゃいけない。
00:07:56私、先週、そのアベノミクスを超えた財政金融政策というところに議論を集中すべきだという話をしたんですが、
00:08:04加えてね、ちょっと次元を1次元上げてですね、日本のリーダーだったら、この2つのポイントについてしっかり発言すべきだということに言っておきたいんですね。
00:08:14で、1つはね、これ大げさに聞こえるかもしれないですけれども、その21世紀の世界史における日本の役割をね、どう認識しているのか。
00:08:23トランプ、プーチン、習近平というのは強権的な人たちが動いている世界の中でね、
00:08:29日本がどういう役割を果たしていくつもりなのかということに対する指揮権というのは、これもぜひとも問わなきゃいけないというかですね。
00:08:36もう1点はね、耳障りのいいこと、この要するに目先のことっていうのを超えてね、僕は視点変えてですね、
00:08:44国民にとってメリットのありそうな話だけ投げつけるんじゃなくて、逆に国民は何をすべきだと思っているのか。
00:08:51例えば日本の世界GDPに占める比重が18%だったピークの時からね、
00:08:56今年もう3%台にまで落ちてきている、埋没する日本と言われている中でね、
00:09:00じゃあ国民はですね、国が助成金だとか減税だとか出してくれればいいと思っていいのかですね、
00:09:08じゃあ国民はどういうことで負担してですね、貢献してもらいたいと思っているのかですね、
00:09:13国民に呼びかける視点というものがぜひとも問われるべきだと、僕はこう思います。
00:09:19目方さんはどう見ていらっしゃいますか。
00:09:21そうですよね、先ほどのVTRにもあったように、党内融和というものが優先されて、
00:09:26皆さんちょっと尖ったというか、本音の政策というのは、
00:09:31なんかこうあまり主張されないという中で、ちょっと私は異常だと思っているのは、
00:09:36やはり5人全員がこの外国人の何らかの規制を厳格化するべきだということを訴えている点なんですよね。
00:09:45参院選で他の政党がね、そういう政策を訴えて躍進したということを受けてなんでしょうけれども、
00:09:51やはり一部の外国人の振る舞いを切り取って、それが全部の外国人が悪いんだというふうに受け取られかねないような排斥主義に対して、
00:10:02批判の声も多いのに、5人がよりにもよってですよ、
00:10:065人全員が規制を連呼するというのは、本当に異常な光景だというふうに思うんですよね。
00:10:121人でも外国人が安心して暮らせる、滞在できる、あるいは日本に来て旅をすることができると、
00:10:19外国人の人権も日本人と同様にきちんと守りますよということを主張する方がおられないというのは、
00:10:27本当に残念なことだと思いますし、そもそももう日本は様々な制度で外国人の受け入れって進めているわけですよね。
00:10:34このままいくと20年後にはもう1000万人規模になるんじゃないかということが言われているわけで、
00:10:40ですから外国人政策って一言でくくって規制するんだということではなくて、
00:10:45やはり共生社会をどうやって作っていくのかということを、
00:10:49やはりその制度設計から含めてきちんと本来であれば議論していただきたいなというふうに思います。
00:10:54総理大臣になる可能性の高い総裁というものを選ぶ選挙、
00:10:59なのにさっき寺島さんがおっしゃったような、
00:11:011%の有権者、有権者のたった1%向けの議論をしているなという、
00:11:06そのギャップはどうしても感じてしまいますよね。
00:11:08そうですね。斉藤さんはどうご覧になっていますか。
00:11:11いや、もったいないなと思っていて、
00:11:13もったいない。
00:11:13こんだけ毎日ただの1つの党のリーダーを決めるだけなのに、
00:11:18こんなに取り上げてもらって、
00:11:20立憲民主とかしたらいいなって絶対、
00:11:22イメージアップのための戦略に使えるはずで、
00:11:25ただでやってもらえるわけですから、
00:11:27すごいチャンスなのに、
00:11:28むしろ今でも結局去年と同じメンバーの、
00:11:31私これ敗者復活戦と呼んでいるんですけど、
00:11:33もう全然政策の議論も盛り上がらなくて、
00:11:36何ならステンマ問題まで出てきてしまって、
00:11:38やっぱり落ち目の自民党は、
00:11:40むしろやればやるほど、
00:11:42イメージが下がっちゃうという靴、
00:11:43こんな感じになっちゃっているわけですけど、
00:11:45だからもったいないなということで、
00:11:47本来やっぱり回答的出直しを掲げたわけですから、
00:11:50もっとこういうことをして改革したいんだ、
00:11:53ということを言うべきなのに、
00:11:54誰も尖ったことを言わないわけですよね。
00:11:56特に高市さんなんて、
00:11:58最初は何かすごい感じだったのに、
00:11:59安くじの話もしないし、
00:12:01消費税の話も減税引っ込めちゃって、
00:12:03これ期待していた人たちは、
00:12:04すごい失望していると思うんですよね。
00:12:07なんでやっぱりこういう話が出てこなくなっちゃったかというと、
00:12:10一つには、やっぱり過半数取っていないので、
00:12:14今後はやっぱりどこと連立をしていくか、
00:12:16ということが大事になる中で、
00:12:17あんまり減税の話とか、
00:12:20安くじの話とかしてしまうと、
00:12:22連立が難しくなってしまうかもしれない。
00:12:24ということはやっぱり総裁選の後を見越して、
00:12:28どうしようかというのを考えると、
00:12:30あまりここで過激なことを言えない、
00:12:32というふうになっていると思うんですけど、
00:12:33ということは、
00:12:34結局この総裁選って、
00:12:36誰がなっても、
00:12:38自分たちの政権を延命をすることばかりを考えていて、
00:12:42彼らが見ている方向というのが、
00:12:43やっぱり国民じゃなくて、
00:12:45維新とか、
00:12:46国民民主とか、
00:12:48もしかしたら賛成党も含めた、
00:12:49連立パートナーのことばっかり見ていることが、
00:12:52やっぱり盛り上がらないというか、
00:12:54国民がどこか白けた目で見てしまう原因じゃないか、
00:12:56というふうに思っていて、
00:12:57ただこのままいくと、
00:12:58本当に今、
00:12:59共産党とか公明党も、
00:13:00すごい高齢化進んで党員減ってますけど、
00:13:03自民党も今減っているということで、
00:13:05マイナー政党化の道を進んじゃうんじゃないか、
00:13:08というふうに、
00:13:08老婆心ですけど、
00:13:09心配しています。
00:13:12松原さんどうでしょう。
00:13:13今、もったいないという話が出ましたけど、
00:13:15裏返せば、
00:13:16何のためにフルスペックで、
00:13:18わざわざ長期間やっているのか、
00:13:20これすらよくわからなくなってきますよね。
00:13:22私もぜひ、
00:13:23外国人問題で一言言っておきたいんですが、
00:13:26石破政権で、
00:13:27今年6月に、
00:13:28今後10年を見据えた、
00:13:29地方創生の新しいバージョンを発表したんですね。
00:13:33この中で、
00:13:35本来、
00:13:36地方は今、
00:13:37人手不足がものすごい深刻ですから、
00:13:39外国人の問題というのを、
00:13:41地方創生の文脈で、
00:13:42正面から取り上げるという、
00:13:44のが普通なわけですよね。
00:13:46ところが、
00:13:47それができなかった。
00:13:48それ、
00:13:49なぜかということを、
00:13:50メンバーの人に聞いてみると、
00:13:51まとめた。
00:13:52要するに、
00:13:53やっぱり、
00:13:54移民という文脈で捉え始めると、
00:13:57自民党の保守層がうるさいと、
00:13:59反発がすごいので、
00:14:01なかなかやっぱり、
00:14:02多文化共生という、
00:14:03美しい言葉で逃げるだけで、
00:14:05歴代政権深い議論、
00:14:07制度設計を深めるということが、
00:14:09やっぱりできないので、
00:14:10遅れてきたというんですよね。
00:14:11こうした中で、
00:14:12地方から現場から聞こえてくるのは、
00:14:14もうこのままじゃ、
00:14:15日本を選ばれない国になってしまうと、
00:14:17外国人からという、
00:14:19悲鳴すら聞こえるわけですよね。
00:14:21それなのに、
00:14:23賛成党が、
00:14:24ああやって外国人問題で票を取ると、
00:14:26候補者たちが総裁選で、
00:14:28いきなり唐突にですよ。
00:14:30規制という文脈で、
00:14:31物を語り出して、
00:14:33政策を打ち出していくと。
00:14:35これ、
00:14:36特殊な例というのも出してきて、
00:14:38本当にひたすら、
00:14:40外国人の排斥につながるような、
00:14:42物言いもしているわけですよね。
00:14:45私はものすごく、
00:14:46違和感があります。
00:14:47だから、
00:14:47まずはやるべきことは、
00:14:48これまで逃げてきたものに、
00:14:51正面からもう一回向き合ってくれと、
00:14:53そこから始めてくれと、
00:14:54ぜひ言いたいですね。
00:14:56はい。
00:14:58では、
00:14:58次のニュースに行きましょう。
00:15:00イスラエルに対する国連での動き、
00:15:03圧力となるのでしょうか。
00:15:05これは杉浦さんから。
00:15:07はい、
00:15:07お伝えします。
00:15:08イスラエルの占領下にあるパレスチナを、
00:15:11国として認めようという動きが加速。
00:15:15これにトランプ大統領が反発し、
00:15:17国連の機能不全も浮き彫りになっています。
00:15:23こちら、
00:15:23多くの人が集まって、
00:15:25イスラエル大使館に向かって、
00:15:27停戦を求める抗議デモを行っています。
00:15:29金曜日、
00:15:32東京都内で行われたデモ。
00:15:35パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続ける、
00:15:38イスラエルに抗議の声を上げました。
00:15:40本当にすぐに停戦をしてほしいということと、
00:15:52あとやっぱり食料を通してほしい。
00:15:58中にはガザ出身の女性も。
00:16:00パレスチナをめぐっては今、
00:16:29国際社会である動きが加速しています。
00:16:34月曜日、国連では。
00:16:36パレスチナを独立した国家として認める動きが相次いでいるのです。
00:17:02これまで承認してこなかったG7からも、
00:17:07フランス、イギリス、カナダが承認に回りました。
00:17:13ガザ地区とヨルダン川西岸地区に分けられた
00:17:16自治区という扱いのパレスチナですが、
00:17:19長年、東エルサレムを首都とする独立国家を目指してきました。
00:17:24アメリカが仲介した93年のオスロ合意を受け、
00:17:30国際社会でもパレスチナ国家自立の方向性が共有されてきたのです。
00:17:35しかし、
00:17:38ガザ地区ではイスラエル軍の攻撃が続き、
00:17:47国連の調査委員会がジェノサイド、
00:17:50大量虐殺だと認定するまでに状況が悪化。
00:17:56各国によるパレスチナ国家承認の動きは、
00:17:59そんなイスラエルに圧力をかけるのが狙いです。
00:18:02金曜日、国連でネタニヤフ首相が登壇するとイスラエルに抗議する国々が一斉に席を立ち、騒然とする中、演説を始めたネタニヤフ氏は。
00:18:24パレスチナ国家の承認に激しく反発。
00:18:42現場では対抗措置も取っています。
00:18:45他に作られた整然とした町は、ヨルダン川西岸地区の中心部に作られたイスラエルの入植地です。
00:18:57パレスチナの人たちの家を破壊し、土地を奪って拡大されてきた入植地。
00:19:02ネタニヤフ首相は先月、この入植地と東エルサレムの間に新たな入植地を建設すると発表。
00:19:12実現すれば、ヨルダン川西岸を南北に分断することになり、パレスチナ国家の樹立に大きな障害となります。
00:19:21イスラエルを止めることはできるのか鍵を握るトランプ大統領が火曜日、国連本部にやってくると突然、エスカレーターが止まるトラブルさらに原稿を写すプロンプターも不調。
00:19:46早速、悪態をつくと、パレスチナの国家承認をめぐっては。
00:20:00トランプ氏は加盟国の一部としましたが、パレスチナ国家を承認する国々は、今回の国連会合に合わせて一気に増え、加盟国の8割以上に当たるおよそ160カ国に上っているのです。
00:20:29際立つのは、一人イスラエルを擁護し続けるアメリカの姿勢です。
00:23:06国連としての意思表示にとどまるのが現状です。
00:23:10一方、強制力を伴うアンポリでは、イスラエル・パレスチナ問題をめぐっては、イスラエルの後ろ盾であるアメリカが拒否権の行使を繰り返しています。
00:23:22今回のガザ攻撃が始まった2年間だけでも、6回、停戦決議案に対する拒否権を発動。
00:23:34パレスチナ国家の建設に道を開くオスロ合意が結ばれた1993年以降ですと、パレスチナ自治区へのイスラエルの入職活動をやめるよう求める決議案などで21回行使しています。
00:23:49一方、ウクライナ侵攻をめぐっては、停戦決議案にロシアが2度拒否権を使っています。大国が自分勝手に使っているように見える拒否権ですが、そもそもなぜ認められているのでしょうか。
00:24:06大きな理由とされるのが、今の国際連合の前、1920年に作られた国際連盟が機能不全に陥って、第二次世界大戦を防げなかったことへの反省です。
00:24:21まず国際連盟には、大国アメリカが参加していませんでした。
00:24:27また、前回一致を原則としたため、何も決められない状態となり、満州事変やナチスドイツの再軍備などを止めることができないまま、日本もドイツも相次いで脱退。
00:24:44第二次世界大戦へとつながったことを受け、戦後にできた国際連合では、戦勝国側の5大国に拒否権を与えたのです。
00:24:56しかし、戦後80年を経て、パレスチナ問題やウクライナ問題で、この5つのアンポリ常任理事国だけが持つ拒否権の矛盾もあらわになる中、今回、石破総理も国連の総会の演説で、常任理事国の拡大を訴えました。
00:25:18ただ、こうしたアンポリ改革には、常任理事国すべての賛成が必要で、ハードルが高いのが現状です。
00:25:27現実的な国連改革の方向性はないのでしょうか。
00:25:31国連の中光泉事務次長は、ウクライナやガザをめぐるアンポリでの度重なる機能不全の中で、加盟国では総会の決議により大きな権限を与えるべきだという声が強まっているといいます。
00:25:46こうした改革も、すぐには実現が難しい一方で、現状でも総会は国際社会の声を表明し、政治的な圧力をかける場としての意義は十分持っており、もっと効果的に活用すべきだと指摘しています。
00:26:03以上です。
00:26:04はい。歴史を振り返れば、大国を話し合いの場につなぎ止めるために編み出した拒否権なわけですけど、今それが国連の機能不全をもたらしてしまっているということで、どうでしょう。この辺りについて松原さんはどう見ていますか。
00:26:22そうですね。拒否権というのは本当に国連の歴史そのものなんですよね。
00:26:271945年のヤルタ会談のチャーチル・スタリン論争という論争の有名なものがありますけど、スタリンは広く拒否権を使いたいと。
00:26:37チャーチルは嫌やと。
00:26:38じゃあせめて自国が直接関わる紛争については拒否権を発動せずに危険しようねという案を出して、何とか妥協したわけですね。
00:26:48ただそれすら今も守られていない。そして2000年代の半ばにはですね、これはさすがにまずいだろうということでアンプルを改革しなきゃということで、日本も頑張ったんですよ、ものすごく。
00:27:00私ちょうどその頃ニューヨークで取材してたんですけど、やっぱり既得権を得ている五大国が手放すかどうかと、それが相対的に弱くなるというやり方はやっぱり決して飲まないわけですよね。
00:27:12壁の高さはやっぱり痛感しましたね。ただ今回の国連見てると、国連総会でネタニオフ氏が演説しようとして壇上に上がった途端にですね、大半の国がさーっと退場して抗議してるわけですよ。
00:27:26しかも今回ニューヨークに来るときにネタニオフさんはICC国際刑事裁判所の逮捕状が出てるから、加盟国の上を飛ぶと緊急着陸したりした場合、故障で逮捕されちゃうかもしれない。
00:27:40だからそこを避けて、こそこそとニューヨークに来なきゃいけなかったわけですよ。孤立してるのは明らかなわけですね。
00:27:46そう考えると、確かにアンポリというのは改革をもっとすべきだし、確かに指摘されている通り機能不全なのは明らか。何とかしなきゃいけない。
00:27:56ただ、その国連総会もあるし、多くの国際機関もいろいろ頑張っている。
00:28:01人類は2つの体制を経て戦争を拒否して、その実践しようとしてきたという悩みは、私は決して間違ってないと思うんですね。
00:28:08だから、その悩みをどうやって強めていくかということを中見さんもおっしゃるように、別の知恵をなんとかみんなで考えるべきだろうというふうに国連の意義を信じていきたいところですけれども、目方さんはどんなお考えですか?
00:28:23今、本当に松原さんがご指摘になった通りだと思うんですね。
00:28:27あまり近視眼的に国連の意義であったりとか、役割というものに注目せずに、より中長期的、今日歴史的にどのような経緯で国連が創設されたのかということを説明いただきましたけれども、
00:28:39今、目の前のことだけにとらわれるべきではないなというふうに思うことが一つと、
00:28:45それから、よく国連機能不全、国連の機能不全ということを言われるんですけれども、国連も機能不全に陥らせているのは誰なのかと、国連が機能不全に陥っているのではなくて、
00:28:58国連の機能不全に陥らせている国が、まずその根本的な原因ですよね。
00:29:04その一つが、先ほどのティアーニにあったように、アメリカですし、トランプ大統領であると、問題のすり替えを象徴するような例だと思うんですけれども、
00:29:14このトランプさんの国連総会でのスピーチも、およそ大統領とは思えないような、定属な内容で乱暴な表現が目指しましたよね。
00:29:23やっぱり対照的だというふうに私は思ったのは、今日あまり取り上げられておりませんでしたけれども、
00:29:29石破首相の演説で、国連80周年という時期にかなった内容の濃いスピーチだったかなというふうに思っています。
00:29:41日米首脳の国連でのスピーチがこれほど対照的だったことって、かつてないのではないかなというふうに思いますし、
00:29:49今、自由で開かれている国際社会が歴史的な挑戦を受けているというところから紐解いて、
00:29:55やはり我々は全体主義や無責任なポピュリズムを廃止、偏狂なナショナリズムに陥ってはいけないんだと、
00:30:03差別や外外主義を許さないことが大事なんだということを主張されたんですよね。
00:30:07私はこの首相演説というのは、石破さんの後継がどなたになるのか分かりませんけれども、
00:30:13きちんと継承して日本の外交政治の指針にしてほしいなというふうに思いました。
00:30:17平島さん、一言伺っていいですか。
00:30:20国連改革について日本人として知っておかなきゃいけないことがあるんですよ。
00:30:24それは21世紀迎えた頃ね、日本は常任理事国でもないのに国連分担金の20%を持っていたんです。
00:30:31今年6.9%まで落ちているんですよ。
00:30:34中国が20%なんです。
00:30:35国連は株式会社じゃないから、分担金が多いほど発言力があるなんて話じゃないけれども、
00:30:40だからこそ筋道の通った主張というのがものすごく問われるわけで、
00:30:45例えばイスラエルなんかをこれは剥がい締めにしなきゃいけない。
00:30:48そうするとですね、世界に1500万人いるユダヤ人をしっかり意識してね、
00:30:53ネタニエフイクオールユダヤではないんですよ。
00:30:56ネタニエフイクオールイスラエルじゃないんですよ。
00:30:58それに対してね、しっかりとですね、ユダヤ人、アメリカに600万人いますけれども、
00:31:03本当にこれでいいのかということを投げかけるような発信というのを日本がしていかなきゃいけない。
00:31:09そこだと思いますね。
00:31:09はい、ありがとうございます。
00:31:12それではこの1週間を振り返っていきましょう。
00:31:169月21日、日曜日です。
00:31:24トランプ大統領支持者の政治活動家で、
00:31:28今月10日に殺害されたチャーリー・カーク氏の追悼式典。
00:31:34カーク氏の妻は夫を殺した容疑者に対して、
00:31:37一方、トランプ大統領は、
00:31:51一方、トランプ大統領は、
00:32:04また、バンス副大統領も、
00:32:16カーク氏は殺されても仕方がないなどと、
00:32:29SNSに投稿した人を探し出し、
00:32:32勤務先に通報するよう呼びかけたのです。
00:32:35通報を受けた企業などが、
00:32:40従業員の解雇や処分を相次いで発表。
00:32:43アメリカメディアは、
00:32:45対象は30人以上に上っていると伝えました。
00:32:48一方で、アメリカのテレビ局、ABCの司会者が、
00:32:54トランプ氏の支持者を揶揄し、
00:32:57番組が無期限放送中止となっていた問題。
00:33:00放送中止は、
00:33:08言論の自由の弾圧だと、
00:33:10抗議活動が起きたことなどを受けて、
00:33:12ABCの親会社、
00:33:14ウォルト・ディズニーが、
00:33:16放送の再開を決めました。
00:33:19放送再開に、
00:33:20トランプ氏はSNSで、
00:33:22信じられないことだ、
00:33:24ABCはホワイトハウスに、
00:33:26番組終了を通告していたと、
00:33:29強い不快感を示しました。
00:33:339月22日、月曜日です。
00:33:38賛成の議員の記述を求めます。
00:33:44賛成多数であります。
00:33:46可決されました。
00:33:50愛知県豊垣市で、
00:33:52この日可決されたのは、
00:33:53スマホの利用を制限する条例。
00:33:57仕事や勉強、家事以外でのスマホの利用を、
00:34:011日2時間までとするよう促すもので、
00:34:04罰則規定はありません。
00:34:08市民からは、
00:34:10罰則とかがないもので、
00:34:12結局そういうのが可決されても、
00:34:13あんまり意味がないのかなと。
00:34:15全国初のスマホ条例成立に、
00:34:22市長は過剰使用について控えてもらえるよう、
00:34:26丁寧に市民の皆さんに伝えていきたいと話しています。
00:34:30条例は来月1日から施行されます。
00:34:36罰則はないとはいえ、利用の制限ということで、
00:34:39斉藤さんどう見ていらっしゃいますか?
00:34:41もう一層のことをもっとやったらいいと思いますね。
00:34:432時間以上つけてたら電源落ちるとか、
00:34:45というか、それぐらいやらないと、
00:34:47私たちもスマホを手放せなくなっちゃっているわけで、
00:34:50中毒状態なわけですよね。
00:34:51これヤニス・バルサキスという経済学者が、
00:34:53テクノ保険性という言葉を使っていますけど、
00:34:55儲かるのは一部のテックビリオネアばかりで、
00:34:59私たちの思考力はどんどん低下して、
00:35:01フェイクに騙されて注意散漫になっていくという、
00:35:04いいことはほとんどないわけで、
00:35:07海外なんかでは未成年のSNS規制なんかも始まっているわけだし、
00:35:11例えば自動車とかアルコールとかタイマとか、
00:35:14規制しているわけですよ。
00:35:15同じようにデジタルも本当は規制しなきゃいけないのに、
00:35:18なんかいいもんだと、ちょっと思いすぎている節が気になっているので、
00:35:21これはやっぱりもっと議論すべきだし、
00:35:23こういう対策もやってもいいんじゃないかと思います。
00:35:26私もなんか手が検証員になってしまっているので、
00:35:29ちょっと我がこととして、
00:35:31これ、振り返りたいなと思いました。
00:35:341週間の振り返り続けます。
00:35:369月23日火曜日です。
00:35:38信者らが集まる中、裁判所に現れた旧統一協会のトップ、
00:35:54ハン・ハクチャ総裁。
00:35:55ハン・ハクチャ総裁は、
00:36:06教団の元幹部を通じて、
00:36:08ユン前大統領の側近に不正な政治資金を提供したほか、
00:36:13大統領夫人にブランド品を送り、
00:36:16便宜を図るよう依頼したなどの疑いで、
00:36:1823日未明に逮捕されました。
00:36:23現地メディアによりますと、
00:36:25ハン・ハクチャ総裁は裁判所に対し、
00:36:28韓国の政治に関心はなく、
00:36:31政治について知らないと、
00:36:33容疑を否認したということですが、
00:36:35かつて日本の集会では、
00:36:39政治と宗教は、
00:36:42一つにならなければなりません。
00:36:44多くの政治家も参加する中、
00:36:50このように宗教と政治の一体化を強調していました。
00:36:57日本の旧統一協会による被害対策弁護団は、
00:37:01逮捕に合わせて声明を発表。
00:37:04違法活動の資金は、
00:37:06日本からの多額の送金が原始となっているとみられ、
00:37:09もともとは、
00:37:11霊感商法や高額献金で、
00:37:13日本の被害者から奪い取ったお金だと指摘しました。
00:37:20こうなってきますと、
00:37:22日本からの資金の流れが解明されるか、
00:37:25気になるところですけれども、
00:37:27寺島さんどうでしょうか。
00:37:28日本においては、
00:37:293月に、
00:37:30この旧統一協会の反社会性ということで、
00:37:34解散命令が出て、
00:37:36競争中だという状況なんですけれども、
00:37:38僕はこの問題の本質というのは、
00:37:40もう一回しっかり思い出さないといけない。
00:37:41反日を協議とする宗教団体がね、
00:37:45愛国を掲げるですね、
00:37:47自民党の保守系、
00:37:49岸信介元首相以来ですね、
00:37:53日本の保守の中核というところに、
00:37:55反共という一点でもって結びついてですね、
00:37:58手を結んでいたことの衝撃というのがね、
00:38:00日本の政治に今大きなインパクトを与えているわけですね。
00:38:02日本から日本国民の膨大な献金が今、
00:38:07どれぐらい韓国に渡ってたんだいということなんですけど、
00:38:10韓国でもこういう違法性というものが出てきたならですね、
00:38:13日韓共同でね、
00:38:14事実を解明していくような方向というのもね、
00:38:17今度の総裁選の候補者もですね、
00:38:20それについての方針とかですね、
00:38:22見解というものをですね、
00:38:23語るべきですね。
00:38:24ぜひ聞きたいですね。
00:38:25では同じく23日の火曜日です。
00:38:33この日、国連で会談した
00:38:35ウクライナのゼレンスキー大統領とトランプ大統領。
00:38:38会談の後、
00:38:56トランプ氏はSNSに、
00:38:58ヨーロッパ、特にNATOの財政的支援があれば、
00:39:02ウクライナは戦闘が始まった時点の領土の回復は十分可能だと投稿。
00:39:09これまでのウクライナ側の領土活動はやむを得ないという認識を一変させました。
00:39:15これを受けてゼレンスキー氏は歓迎の意向を表明。
00:39:26ただ、ロシアはウクライナ国土のおよそ2割を占領し、
00:39:31強固な防衛線を構築しているため、
00:39:34全領土の奪還は極めて困難な情勢です。
00:39:37一方、ロシア側も石油・ガスのインフラが、
00:39:45ウクライナの相次ぐドローン攻撃によって打撃を受けていて、
00:39:49ガソリンの輸出禁止を年末まで延長しました。
00:39:56トランプ氏はSNSで、
00:39:58ロシアは深刻な経済的困難に直面しているとし、
00:40:02ハリコの虎と指摘しました。
00:40:07これに対し、ロシアのペスコフ大統領報道官は、
00:40:12虎ではなく熊に近いと述べ、
00:40:15ロシア経済は安定を維持していると反論しています。
00:40:21ロシア経済疲弊しているとのことで、
00:40:24松原さん、今後の選挙や停戦交渉にも影響してくるんでしょうか。
00:40:29まあ、してくるんだと思います。
00:40:30ただ、トランプ氏がいつまでこの論を続けるかどうか、
00:40:33ちょっと分かりませんけど、
00:40:34ただ、なぜこれだけ一変したのかということなんですよね。
00:40:38これまで西側の軍事専門家たちは、
00:40:41ロシアも勝っていないし、ウクライナも勝っていない。
00:40:43つまり、両方とも打ち負かせるだけの力はなくて、
00:40:46硬着状態が続いていると。
00:40:48そして、来年2026年には、
00:40:50ロシアの経済がもう耐えられなくなって、
00:40:53経営能力がなくなって、
00:40:55つまり、もう力尽きるんじゃないかという、
00:40:58そういう見方がずっとあったんですよね。
00:41:00で、トランプ氏の今の言葉を聞いていると、
00:41:04ロシアの経済崩壊の道を歩んでいる。
00:41:06ようやくそういうことを言い出している感じが、
00:41:08常識するんですよ。
00:41:09確かに最近、ロシアの経済、
00:41:11さらに指標が悪いというのは、
00:41:13悲観的なことがいろいろ聞こえてくるんですが、
00:41:16だから、これは劇的に今、
00:41:17状況が変わったというよりは、
00:41:20情報機関の言葉を聞かなかったトランプ氏が、
00:41:22何らかの理由で、これ聞いたかもしれないと、
00:41:25それが影響しているかもしれないなと思います。
00:41:27ただ、今後トランプ氏が確かにこの発言を維持するかどうかというのは、
00:41:31まだまだちょっと分からないという気がします。
00:41:34はい。
00:41:36では9月24日水曜日です。
00:41:42これは香港のホテルを襲った高潮の映像です。
00:41:50この日、非常に強い台風18号が香港を直撃、
00:41:55高潮や強風の被害が相次ぎました。
00:41:58この前の日、台湾では台風18号による強い雨の影響で台湾東部で大規模な洪水が発生。
00:42:15平屋の家は屋根しか見えない状態で街は濁流に飲み込まれ台湾の報道によれば16人が亡くなりました。
00:42:33現地メディアによりますと被害現場の上流にはことし7月の台風による大雨で土砂崩れにより形成された関留湖がありそこが台風18号で決壊1540万トン、東京ドームおよそ12杯分の水が10分間のうちに下流に流れたとみられています。
00:42:579月25日木曜日です。
00:43:05今般、アフリカホームタウン構想についてはこれを撤回することにいたしました。
00:43:12JAICA国際協力機構がこの日撤回すると発表したホームタウン事業。
00:43:20国内の4つの自治体をアフリカ4カ国のホームタウンに認定するものでしたが、認定を発表するとSNS上で移民を定住させる制度、移民が増えるなどの誤った情報が広がり。
00:43:38自治体に抗議が殺到、JAICAは関係自治体の日常業務に支障が出ていることなどから撤回したと説明しました。
00:44:00誤解に基づく混乱によって、それに私どもが屈したという意識は全くございません。
00:44:15これはつまりSNS上で拡散した誤った情報に対処できずに撤回に至ったということになるわけですけど。
00:44:26これ、目方さんはどう評価しますか?
00:44:28そうですよね。このJAICAが唐突に撤回してわずか1ヶ月ちょっとですよね、撤回してしまったということで、
00:44:36集中的にこういう問題があったときに何か抗議をすれば撤回させることができるというね、
00:44:42悪しき前例になってしまってはいけないなということをすごく懸念しますし、
00:44:47それからその一方でJAICAの説明というのもちょっと不十分だったんじゃないかなというふうに思います。
00:44:53先月のね、ディカットの際にこの自治体が発表した内容の資料なんかを拝見すると、
00:45:02例えば大学とJAICAと市が一緒になって交流事業を促進しましょうということで、
00:45:09このVTRにあったような移民促進であったりとか移住なんかでは全くないんですよね。
00:45:16そもそもJAICAは政府開発援助、ODAの実施機関で、
00:45:21このODA予算というのは97年をピークに今もう半減してしまっているんですよね。
00:45:27もちろん財源の問題もありますし、
00:45:29それから国内の課題を優先させるべきだというような意見もあって、
00:45:33非常にいろんな課題に直面しているという中では、
00:45:36やっぱりそのODAの効果を最大化させていくという意味でも、
00:45:39本当に丁寧、国民の理解を得る説明が必要になってくるだろうなというふうに思いますし、
00:45:45今回の撤回が他の交流事業を縮小につながるというようなことになってはいけないなというふうに思います。
00:45:54同じく25日木曜日です。
00:45:59敷地内では電動モビリティを使って移動する人もいます。
00:46:02AIや自動運転などの先端技術を実際の暮らしに取り入れながら研究を進める、
00:46:11トヨタの実験都市、ウーブンシティがこの日開業しました。
00:46:18町には自動運転のテストコースが整備され、
00:46:21信号と車を連携させる実験や、
00:46:24自立走行ロボットのテストなどが行われています。
00:46:27この町はトヨタの私有地なので、
00:46:31行動では難しい実験も可能となります。
00:46:36ウーブンとは英語で織り込まれたという意味、
00:46:40トヨタ以外のさまざまな企業も参加、
00:46:43さまざまな技術を織り込んで実証実験が行われます。
00:46:50人間にとって快適な空間を追求する研究では、
00:46:54他にも、食に関する研究やロケットの研究までも。
00:47:09今はトヨタの社員ら数世帯が生活していますが、
00:47:13今後は参加企業も増やし、
00:47:16最終的には2000人が暮らす都市を目指すということです。
00:47:20この実験成果が社会に実装されるようになったらと思うと、
00:47:25私はちょっと楽しみだったりもするんですが、
00:47:27斉藤さんはどのように受け止めますか?
00:47:29だから、ちょっとすごそうなんだけど、
00:47:31結構しょぼいみたいな感じなんですよね。
00:47:33要するに、例えばトヨタは2027年までに、
00:47:37ほぼ完全自動運転のレベル4というところまで持っていくという目標を掲げているんですけど、
00:47:42これ、GoogleのアルファベットのWaymoなんかは、
00:47:45もう2019年に一応やっているので、
00:47:47それ早くても8年遅れになっちゃうわけですよね。
00:47:50で、これ、あとテスラ、これも自動運転結構有名で、
00:47:53僕イーロンマスク大っ嫌いですけど、
00:47:54もうちょっと最近買おうかなと思っているからやっぱりすごい。
00:47:56なぜすごいかというと、
00:47:58膨大な何百万人のデータをどんどん集めて、
00:48:01それをAIに飲み込ませて、
00:48:03どんどん改善しているわけですよね。
00:48:05これ、それと比べると、
00:48:06言ったら2000人ですから、
00:48:08そういう人工的なしかも環境だし、
00:48:10実装データも人工的な中で取っても、
00:48:13これはそういう最先端で実際やりながらやっている
00:48:17アメリカの会社と比べられるかというと厳しいし、
00:48:20採算的にもやっぱり難しいんじゃないかなというふうに
00:48:23心配してむしろ見ていますね。
00:48:25そういった厳しい視点も織り込んで頑張っていただきたいなと思います。
00:48:28そういったら応援しているんですよ、日本人として。
00:48:31では9月26日金曜日です。
00:48:34大量の雨水が流れ込み、
00:48:43274台の車が浸水した三重県四日市市の地下駐車場。
00:48:512カ所の出入り口には電動の止水板がありましたが、
00:48:56駐車場を所有する国土交通省が、
00:48:584年前から止水板が故障していることを把握しながら、
00:49:02放置していたことがこの日明らかになりました。
00:49:09駐車場を運営する民間の会社か国か、
00:49:13どちらが修理するかまとまらなかったということです。
00:49:16風を読むです。
00:49:24石場卸から自民党総裁選へと、
00:49:28いわゆる政治空白が続いている中、
00:49:31野党側にはまとまって対抗する動きというのが見られません。
00:49:37かつて政治改革の旗印の下、
00:49:40非自民の連立政権が生まれた時代から、
00:49:43今の政治を読み解いていきます。
00:49:48これ漆なんですね。
00:49:50でもその辺に縄ってこういうものを書いているんですけど、
00:49:54あんまりだから人のやらないこういうことをいろいろやっていまして。
00:49:57いつ書いているんですか。
00:49:59自らの作品について語る細川森博さん。
00:50:03かつて非自民8党派による連立内閣を訴覚した元総理です。
00:50:09政界引退から27年。
00:50:12今行われている自民党総裁選について。
00:50:17あまり大きな景色が見えてこないんですよね。
00:50:20総裁選の話でも全然聞こえてこないので。
00:50:24どうも小さな話ばっかり多くてね。
00:50:26あまり見てて大丈夫なのかなと思っちゃいますね。
00:50:32連日行われる総裁選討論会、候補らがたびたび口にしたのが、今後の他党との関係です。
00:50:46連立の拡大を目指します。
00:50:49連立の枠組みの拡大。
00:50:51衆参両院で少数与党に転落した自民党、政権運営には、これまでの公明党との連立に加え、野党との連立や、野党の協力が不可欠です。
00:51:07かたや過半数の議席を占める野党は、まとまれば数の上では政権を取ることも可能。
00:51:17そうした中、野党第1党の立憲民主党は。
00:51:21やっぱり野党で連立が組めるかどうかを模索したいと思う。
00:51:26だったら誰を主犯で選ぶのかというような話をぜひしていきたいなと。
00:51:31総理大臣の指名で、野党候補を一本化したい意向を見せてはいます。
00:51:39しかし、野党が9党にまで増えた中、まとまる気配はありません。
00:51:46一方で、かつて野党が反自民で一丸にまとまったのが、細川さんが率いた8党派に及ぶ連立政権でした。
00:51:561993年、総選挙で自民党は過半数割れに追い込まれます。
00:52:06当時の野党新政党の小沢一郎氏は。
00:52:10野党のもたれ合いの政治では、これから日本はやっていけないと、自民党と連立する気もありません。
00:52:18そして誕生したのが、非自民8党派が結集してできた、細川連立政権。
00:52:30自民党は決闘以来、初めて野党に転落します。
00:52:33支持できますよ、汚れのないような感じがするから。
00:52:39発足時の支持率は77%を上回るなど、国民からの期待感は嫌悪なく高まりました。
00:52:48自民党から分かれた小沢氏率いる新政党から、長く自民党に対抗してきた社会党まで、多様な野党が一つにまとまることができたのはなぜか。
00:53:01細川さんは政治改革っていうものをやろうっていうやっぱり吸引力がしっかりしてましたから形印がないとですねなかなかそれはまとまりにくいと思いますねこの指止まれっていうのをやったんですねそれは非常にうまくいきましたね
00:53:19本年中に政治改革を断交することを私の内閣の最初のそして最優先の課題とさせていただきます。
00:53:32政治改革という旗のもとに集まった野党、リクルート事件や佐川急便事件など、政治と金の問題で自民党への政治不信の高まりがあったのです。
00:53:44そして発足わずか5か月で、細川政権は自民党とも協議し、企業団体献金の制限や、小選挙区制導入などの、いわゆる政治改革法を成立させます。
00:54:04ところが政治不信の解消に向け、政権が走り出した矢先。
00:54:11政権発足からわずか8か月。
00:54:26私自身がその道義的責任を負うべきものである。
00:54:33政権発足からわずか8か月。過去の政治資金問題などの責任を取る形で、細川総理は辞意を表明。
00:54:41八党派が集まった細川連立政権はあえなく崩壊したのです。
00:54:53国民の期待を裏切る形となり、再び政治の混迷を招いたことについて、細川さんは。
00:55:00政治改革をやらなきゃならんという、それが効いているうちは、なんとかうまく転がっていったんですけどね。
00:55:07右と左と両方あるわけですね。
00:55:09右の方は納得するけど、左の方は納得しないっていう、そういうことはたくさんありましたからね。
00:55:14それはもう大変でしたね。
00:55:17時間が経つにつれて、そういう軋みが多くなってきましたね。
00:55:22その後、連立の主要政党だった社会党と先駆けが離脱、すると自民党は第2党だった社会党の村山委員長を総理に担いだジーシャーサ連立政権を誕生させ、世間を驚かせたのです。
00:56:12利益というか、主張にこだわってですね、何か得点になるような話ばかりしてて、なかなかお止まりそうもない。
00:56:22政治計画もやらないといけないし、日本をどうするかっていう、どういう国にしたいのかっていうね、まずそこのところを語ってもらいたいと思うんですけどね。
00:56:32かつての8党派連立政権から30年余り、新たな連立は模索されるのでしょうか。
00:56:41細川さんのお話を伺ってて印象的だったのが、多党制で重要なのは、いずれね、きしみが生じてきてしまうので、あらかじめどの程度の期間で何を成し遂げるのかはっきりさせておいたほうがいいとおっしゃってたのが印象に残りました。
00:57:04政治空白続く中ね、与党だけでなく野党の動きも気になります。寺島さんはどう見ていますか。
00:57:111990年代の非自民連立ってやつはね、背景に大きな世界の構造変化があってですね、要するに冷戦が終焉してね、要するに社会主義対資本主義の戦いになってたのが合合体制が終わってですね。
00:57:25その背景にして、改革っていうかグローバルスタンダードに向けての改革っていう大きな潮流が背景にあったっていうかね、それが良かった部分もあるし悪かった部分もあるっていうのが今日の教訓だと思いますけど、
00:57:37あの時と今決定的に違うのはね、政治を睨みつける経済界の力があったってことなんですよ。とこう臨庁的なことを思い出してもらいたいけどですね。ところが今経済界自体がね、要するに世界の混迷とですね、複合リスクみたいな中でたじろいでね。
00:57:55で、要するに分配ポピュリズムっていうかですね、得になるようなと今細川さんが言ってたような方向にですね、あれしてて、プリンシプルがないっていうかですね。
00:58:04だからそういう意味でもってね、国民の今政治を見る目がものすごく問われてるんだっていうことを言っておきたいですね。
00:58:12目方さんいかがでしょう。
00:58:14あの先ほどね、細川さんの政権が5ヶ月で終わってしまったということ、8ヶ月で終わってしまったということだったんですけれども、
00:58:24だけど政治改革を成し遂げたんですよね。
00:58:27で、さっきね、全馬さんがその印象に残った言葉として、あらかじめ連立の期間を決めておくということをおっしゃってたんですけれども、
00:58:36その今自民党とそれから公明党の与党は少数派になっているわけですから、
00:58:43逆に言うと与野党が協力して何かを推し進めるというのは、チャンスの時期でもあると思うんですよね。
00:58:50それはその通り、34年前の政治改革で同じように、やはり公選法の改正であったりとか、
00:58:58それから政治資金規制法ですよね。
00:59:03それから選挙制度ということを、やっぱり与野党が協力して推し進めることによって、
00:59:07国民の信頼、政治に対する信頼も回復できるのかなというふうに思いますので、
00:59:14その野党がね、その目先の本当に小さな利益っていうよりは、
00:59:17より本当にみんなでその政党が協力しなければできないということに限ってでも、
00:59:23協力して実現してほしいなということを期待したいと思います。
00:59:26斉藤さんはどうご覧になりますか?
00:59:30そうですね。90年代の政治改革の時は、選挙制度を変えて、
00:59:34小選挙区プラス比例ということで、
00:59:36二大政党制プラス小さな政党ということで、
00:59:39そういう意味では今の形になっていると思うんですけれども、
00:59:42問題は世界的なトレンドとしてもあるように、
00:59:45やっぱりこの二大政党自体に人気がなくなって落ち目になっている。
00:59:48実際やっぱり格差とか低賃金とか、将来の不安というのはいろいろある中で、
00:59:54その政治不信からポピリズムと呼ばれるようなものが、
00:59:57ついに日本でもかなり出てきているわけですよね。
01:00:00僕はただポピリズム自体は悪いものじゃないというふうに思っていて、
01:00:04やっぱりこんだけ停滞していたら、新しい風を吹かすことが必要だし、
01:00:08実際その自民党落ち目だった話がありましたけど、
01:00:11立憲民主党も民主党政権時代の失敗っていうのをやっぱり持っている人たちがたくさんいて、
01:00:17なかなか受け皿になれない中で、
01:00:19僕もどっちかって言ったら左だと思いますけど、
01:00:24そういう人たちが石場をやめるなみたいな感じになっている時点で、
01:00:27やっぱり今の立憲民主党は正直頼りないわけですよね。
01:00:31そういう中で今世界でどうなっているかというと、
01:00:35むしろ左のポピリズムって呼ばれているようなものも、
01:00:38右と並んで結構出てきている。
01:00:40これはアメリカだったら、例えばアレクサンドリア、オカシオ、コルテイスであるとか、
01:00:44不服従のフランスのメランション、
01:00:46あるいはドイツだったら左翼党のイネス・シュベルトナーなんて、
01:00:49結構割と左的な社会主義的なことを言って、
01:00:53若い世代の支持を集めているんですね。
01:00:56ところが日本のいわゆる左派政党っていうのは、
01:00:59共産党にしても社民党にしても高齢化、党員減少、
01:01:03かなり深刻な状態だと思います。
01:01:05そういう対立がないまま右のポピリズムだけが伸びている状況というのを、
01:01:11私は今非常に危惧しています。
01:01:12はい、少数与党の中注目されている、
01:01:16野党との連立の可能性などについて、松原さんどうでしょうか。
01:01:20出演されたというか、細川さん、鮮烈な政権でしたけど、
01:01:24細川さん一貫して、
01:01:26恩恵な多等性を目指していると、
01:01:29もう一貫して言い続けていらっしゃったんです。
01:01:31確かにそういうふうに近づいているのかもしれませんが、
01:01:34現実的な問題としては、なかなか結果的にというか、
01:01:38あの時の妥協でいろいろ、
01:01:40小選挙区が中心の選挙制度になっちゃったわけですね。
01:01:43連立もありますけど。
01:01:44逆に連立が当たり前のヨーロッパというのは、
01:01:48もう比例代表が中心なわけです。
01:01:52ですから小選挙区でバッティングしないから、
01:01:54一緒に組もうねって連立組みやすいわけですよね。
01:01:57だからじゃあ日本はどうするんだろうと。
01:01:59林官房長官は総裁選の中で、
01:02:02複数の候補者が立てるから、
01:02:04中選挙区制度もいいんじゃないかと。
01:02:06そのほうが連立組みやすいんじゃないかと。
01:02:09言っているんですが、
01:02:10さあじゃあ多様な意見を、
01:02:12意見、民意を反映させるための選挙制度はどんなものがいいのかと。
01:02:17あるいは本当にいわゆると熟議をするなら、
01:02:20日本は今国会会期制ですけど、
01:02:22通年国会もあるべきじゃないかと。
01:02:24こういうふうに多党制のインフラもね、
01:02:27きちんと考えていく。
01:02:28これエネルギーがものすごくいるんですけど、
01:02:30それも必要なんだろうというふうに思います。
01:02:32さあ今週の一枚なんですけれど、
01:02:35こちらホワイトハウスで新たに歴代大統領の肖像が展示されました。
01:02:41バイデン氏だけは自動署名装置のオートペンの写真。
01:02:45これね、認知能力をトランプ大統領が揶揄したということですけど。
お勧め
1:09:00
22:29