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00:00:00おはようございます
00:00:127月13日サンデーモーニング 全場貴子です
00:00:16現在お天気情報が入っているんですけど
00:00:19台風5号がですね 北上していまして
00:00:22小笠原付近にあるということなんです
00:00:25明日には関東に近づく恐れがありますので
00:00:29今後の情報にご注意ください
00:00:31では今週まずはトランプ関税に新たな動きです
00:00:35杉浦さんお願いします
00:00:36はいお伝えします
00:00:38月曜日トランプ大統領は日本に対し
00:00:42関税を25%に引き上げるという所感を送り
00:00:46波紋が広がっています
00:00:48一方で発動を来月1日まで延期したトランプ氏
00:00:52その狙いとは
00:00:54トランプ関税の交渉期限の7月9日を前に月曜日、日本に突きつけられたのは新たな関税率を一方的に通告する書簡。
00:01:168月1日から全ての日本製品に対し25%の関税を課します
00:01:24赤沢大臣が足しげくワシントンに通い交渉を重ねてきた日本政府
00:01:32そこに突如、最後通帳を思わせる書簡が届いたのです
00:01:38手紙1枚でこのような通告をするということは
00:01:43同盟国に対して大変失礼な行為だと思っています
00:01:46強い憤りを感じております
00:01:48参院選さなかの衝撃に石破総理も
00:01:54選挙への影響よりも懸念されるのが日本の輸出産業への影響です
00:02:09木曜日、都内で開催された海外輸出向けの企業の展示会を訪ねてみると
00:02:17この日本茶の会社では抹茶ブームの追い風もあり
00:02:33売上の8割が海外への輸出
00:02:36そのうち2割がアメリカ向けだといいます
00:02:41本当に私の不安というものはこの関税に関して
00:02:45当然商品が落ちたり輸出量が減る
00:02:47こちらもアメリカへの輸出が伸びているブリ
00:02:52海外輸出の7割がアメリカ向けというこの漁協では
00:02:57もうすでに売っている対策みたいな
00:03:00いやもう全然ないですよ
00:03:02どうするかというのは今から価格を交渉というところです
00:03:08日本酒を輸出しているこちらの会社
00:03:11すでに課されている10%の関税分については
00:03:15値引きで対応してきたそうですが
00:03:18こちらはもう25%値引きできるレベルではないです
00:03:22輸入した段階で25%かかりますと
00:03:26そこからまた流通に乗っていきますので
00:03:28おそらく75%とか値上がりになるかなと思います
00:03:33輸入する側も割高な商品を買わされることになるのが関税
00:03:41アメリカ人のバイヤーも
00:03:44一縷の望みは新たな期限の8月1日までに
00:03:59トランプ氏が心変わりすることです
00:04:01実は日本への所管にも交渉の余地を残す文言が
00:04:19この関税措置は両国の関係に応じて
00:04:24引き上げまたは引き下げの対象となり得る
00:04:28これまで関税の発動期限や
00:04:34税率をコロコロ変えてきたトランプ氏
00:04:36市場の反応などによっては
00:04:398月1日の発動期限もまた延期するのでは
00:04:43との見方があるのです
00:04:45やはり8月1日も確定で
00:05:15今、SNSではそんなトランプ氏を皮肉る動画が拡散しているのです
00:05:24関税を巡り、大々的に打ち出しては尻すぼみとなるトランプ氏を皮肉って
00:05:40今、SNSで拡散されているのが
00:05:44タコとはトランプオールウェイズチキンズアウトの略語でトランプはいつもチキンのようにビビってやめるという意味です。
00:06:085月、このタコについて問われたトランプ氏は
00:06:12結局、曖昧にしていた8月1日の期限についても
00:06:37タコが頭をよぎったのか
00:06:44次の期限まで3週間足らず日本政府はどう向き合うのでしょうか
00:06:55このトランプ氏とタコについて詳しく見ていきましょう
00:07:01こちらは民主党が政権批判に使った合成画像
00:07:08トランプ大統領が鶏の着ぐるみを着ています
00:07:12添えられた文字はトランプオールウェイズチキンズアウト
00:07:16略してタコ
00:07:18意味はトランプはいつもチキンのようにビビってやめるです
00:07:27今、このトランプ氏を揶揄する言葉が
00:07:31アメリカメディアや金融市場の間で広がっているのです
00:07:34実際にタコと言われるトランプ氏の言動を振り返ってみると
00:07:404月9日、世界に相互関税を発動しましたが
00:07:46ドル、株、国債のトリプル安に見舞われると
00:07:50わずか半日で上乗せ分の一時停止に追い込まれました
00:07:54一方、中国に対しては100%以上の関税を掛け合う事態になりましたが
00:08:015月12日、双方が関税を大幅に引き下げることで合意
00:08:06EUに対しても50%かけると脅しましたが
00:08:11これも2日後に延期を決定
00:08:14そして今回、日本などに送った書簡
00:08:18自ら設定した相互関税の一時停止期限を再び延期して
00:08:247月9日から8月1日としたのです
00:08:31今回、トランプ氏が書簡で各国に示した
00:08:35新たな関税率は日本が25%
00:08:40ラオスやミャンマーは40%です
00:08:44EUは一律30%としました
00:08:47最も高いのがブラジルの50%
00:08:52アメリカはブラジルに対して貿易黒字にもかかわらず
00:08:56交換税を課したのです
00:08:58トランプ氏は書簡で自らと信仰の深いボルソナロ前大統領の起訴を批判していて
00:09:05個人的な恨みが背景にあるようです
00:09:08では今後、日米の協議はどうなるのでしょうか
00:09:14山場は参議院選挙の後に訪れそうです
00:09:19トランプ氏は2019年、密月だった安倍政権に対し
00:09:24今回と同様に自動車の追加関税をちらつかせ
00:09:28日本に市場開放を迫りました
00:09:31当時、トランプ氏はSNSに
00:09:34多くのことは7月の選挙が終わるまで待つことになると書き込み
00:09:39実際、選挙の後に日本は大幅な情報を迫られました
00:09:43アメリカ産牛肉、豚肉の関税の大幅な引き下げや
00:09:49小麦の輸入拡大などを決めたのです
00:09:52こうした情報と引き換えに注目の自動車について
00:09:57安倍総理はアメリカは追加関税をかけない
00:10:01トランプ大統領から確認を取りましたと説明しましたが
00:10:06それにもかかわらず今回のトランプ関税で
00:10:09再び自動車が追加関税のターゲットとなったのです
00:10:14ところで、タコ、チキンのようにビビってやめると揶揄されるトランプ氏
00:10:23チキンをめぐってはチキンレースという言葉もあります
00:10:27お互い車に乗って崖などに向かって走り
00:10:32先にブレーキを踏んだ方をチキン、臆病者とみなすゲームのことです
00:10:38タコと二度と言うなという不快感を示すトランプ氏と
00:10:44なめられてたまるかという石破氏
00:10:472人はまさに今、このチキンレースを演じているのかもしれません
00:10:54以上です
00:10:57この交換税ですけれども
00:11:00アメリカ国内にもアメリカ国民にもダメージが及ぶものだと思うんですけれども
00:11:06キャンベルさん、どうご覧になっていますか
00:11:09日本の基盤産業を直撃する措置なので
00:11:14当然これは交渉を詰めていかないといけないと思うんですけれども
00:11:17同時に唐突に突きつけられた高い総合関税は
00:11:23日本に限らず
00:11:24普通のアメリカ人にとっても大切な相手国
00:11:29数十カ国が同時に同じような状況に
00:11:32落とし入れられているわけですよね
00:11:34まずそこから冷静に俯瞰する必要があるんだなというふうに感じます
00:11:40昨夜、手作りに出ましたけれども
00:11:44唐突にSNSの投稿一つで
00:11:47EUとメキシコに対して30%の関税を足すということを
00:11:54言っているわけですけれども
00:11:55これは何かデータに基づいて貿易から金庫を戻すということではなく
00:12:00ヨーロッパに対しては国家安全上避けられないというふうな
00:12:06曖昧な理由づけですし
00:12:08先ほどもあったようにブラジルに対しては本当に払い性なんですね
00:12:12自分の仲間のポルソナル大統領のことを不服だということにしているわけですね
00:12:19そうして見ていくと貿易政策がデータに基づいた
00:12:27世界貿易を開いていくということを
00:12:30アメリカの国民に約束しているわけですけれども
00:12:33結局それはテコの手段ではなくて
00:12:36基本に中心に据えることになるわけで
00:12:41決してこれは日本の経済
00:12:43アメリカの経済にとってはいいことではないんですね
00:12:45すでに農業
00:12:47共和党支持者が非常に熱い農業セクターから
00:12:51根を上げ始めていますし
00:12:53インフレもそれから雇用も
00:12:58それからサプライチェーンの安定ということ
00:13:02いい数字が出ていないわけですから
00:13:048月1日以降十分に揺り戻し
00:13:08タコルということが予想されると思いますね
00:13:12アメリカにも悪影響が出ているわけですからね
00:13:15畑山さんはいかがでしょう
00:13:19どう見てますか
00:13:20石場首相の舐められてたまるかという発言があって
00:13:25あれ演説の中ではその後
00:13:27たとえ同盟国であっても正々堂々と
00:13:29言わなければならない
00:13:30守るべきものは守ると続いて
00:13:32さらに数日後には
00:13:34米国依存からもっと自立する努力を
00:13:37していかなければいけないというようなことを
00:13:39強調されていたんですね
00:13:40もしそれが首相の真意なのであれば
00:13:44米国が日本に対して
00:13:46軍事費をGDP5%まで
00:13:49引き上げてほしいという
00:13:51到底困難な要求をしていることに対しても
00:13:54同じ論理で拒否するべきだと思いますし
00:13:58この前のイランの各施設の攻撃なんかも
00:14:01やっぱり国連憲章違反ですから
00:14:03法の支配を信じる日本としては
00:14:06はっきり非難すべきだったと思うんですね
00:14:07もしそれができないということであれば
00:14:10一部で既に言われてしまっているんですけれども
00:14:12選挙目当ての内弁系と思われても仕方ないと思うので
00:14:16やっぱり選挙の後の動向に注目していきたいなと思っています
00:14:19そうですね
00:14:20松原さんどうでしょう
00:14:228月1日までの期限の中で
00:14:24日本に交渉の余地がまだ残っているんでしょうかね
00:14:28そうですね
00:14:29トランプ氏が気にしていることが3つあると言われていて
00:14:331つは支持者
00:14:341つは金融市場
00:14:36もう1つがこのタコという言葉で
00:14:38ただ本人はご本人はこのタコという言葉は大嫌いのようですから
00:14:43あんまり言い過ぎると
00:14:45無気になって強い政策を取るんじゃないかと
00:14:47これはこれで考えもんだなという人ももちろんいるわけですね
00:14:50その肝心の日米の関税交渉ですけど
00:14:54これもっと深刻なのは
00:14:56日本がつまりアメリカが何を考えているかを掴みかねていると
00:15:00いうのが現状だというふうに
00:15:02舞台下ろしている関係者に聞くとおっしゃるんですね
00:15:05それどういうことかというと
00:15:07赤沢大臣は7回行って
00:15:082回は3人の閣僚と一緒に会ったんですが
00:15:12それ以降はバラバラにあっているんですよね
00:15:14つまり例えばですけど
00:15:16ベッセント財務長官はパッケージでといい
00:15:20そしてラトニック省務長官は直接投資に理解を示し
00:15:25そしてグリア通商代表は非関税衝撃というみたいなですね
00:15:30しかもそれぞれが忖度して手柄争いをしているように見えて
00:15:34しかもそれがトランプ氏にどれだけ伝わっていて
00:15:36トランプ氏がそれをどう受け止めているかもよく分からないと
00:15:40そういう状況にどうも陥っているようなんですね
00:15:43だから参議院選挙の直前に
00:15:46ベッセント財務長官が来日しますけれども
00:15:49やっぱり最終的には石破さんとトランプ氏が
00:15:52チキンレースではなく
00:15:54ちゃんと向き合って話をする
00:15:56それ以外に打開する道はないんじゃないかなというふうに思いますね
00:16:00続いては参院選の争点の一つ
00:16:06物価高対策に含まれる米についてです
00:16:09中西さんから
00:16:10食卓を揺るがせた令和の米騒動は今も続いています
00:16:16そうした中各党は米の増産を掲げていますが
00:16:20現場からは戸惑いの声が上がっています
00:16:23米どころ新潟選挙区に応援に入ったのは
00:16:28米担当大臣こと小泉農水大臣
00:16:32令和の米騒動が続く中での選挙戦で
00:16:41米の価格をどこに落ち着かせるのかは
00:16:44消費者と生産者双方の大きな関心事です
00:16:48米5キロの小売価格は
00:17:01銘柄米では未だ平均4300円ほどに高止まりしていますが
00:17:06小泉大臣が大量放出を決めた備蓄米を含めれば
00:17:103600円台にまで下がってきました
00:17:13ただ備蓄米の放出はあくまでも緊急の措置
00:17:20今回の選挙で自民党が掲げるのは増産です
00:17:24生産者の皆さんが安心して増産にも取り組める
00:17:30安心してお米を買える
00:17:32そういった方向に必ず両立をさせていきますので
00:17:35対する立憲民主党も
00:17:39減炭によって米の生産を抑えてきた
00:17:42自民党農政からの転換を訴えます
00:17:45農地が減り続けて
00:17:48食料安全保障なんて言えるわけがないじゃないですか
00:17:52農地は守っていかなければいけない
00:17:55農政に転換を図るための参議院選挙でありますし
00:17:58増産の必要性を謳うのはどちらも同じ
00:18:03ではどうやってそれを実現するのか
00:18:06米作りの現場からは戸惑いや不安の声が上がります
00:18:13増産と一言によっても生産能力を高めるってなると
00:18:18時間がかかることなので
00:18:22令和の米騒動を受けて参院選で問われる政策
00:18:26米の増産を掲げる自民党は
00:18:30どんどん規模拡大ができるわけではないが
00:18:34田んぼがバラバラにあると
00:18:36どうしても生産効率が上がらない
00:18:39基盤整備をきちんとやります
00:18:42生産効率を上げるため
00:18:45農地の大規模化を進めるといいますが
00:18:48米作りの現場から求められているのは
00:18:51そのための具体策
00:18:53埼玉県で東京ドーム70個分もの土地を使って
00:19:14米などを栽培する農業法人
00:19:16恒例で後継ぎの稲井農地に土地を借りながら
00:19:21大規模化に取り組んでいますが
00:19:23現状では土地の集約にも手間がかかりすぎるといいます
00:19:27今回自民党はAIなどの活用や
00:19:55農地の大規模化に向け
00:19:57思い切った規模の予算確保を行うと公約
00:20:01一方で増産を実現できたとしても
00:20:06それによって米価格が下落しすぎた場合の対応も問われます
00:20:11千葉県で半世紀以上米作りを続けてきた
00:20:17兼業農家は
00:20:18増産増産でやっているとまた増えすぎると
00:20:25お米が下落するから
00:20:27そうすると生産者がまた大変になっちゃうわけだ
00:20:31ここ数年肥料や農機具燃料などの経費が倍増
00:20:37米の買取価格が上がらなければ続けていけないといいます
00:20:42農家への所得保障を掲げるのは立憲民主党
00:21:05農地の維持に対する補助金を出すほか
00:21:08新たな農業の担い手を増やす予算を10倍にするとしています
00:21:13かつて農業者の個別所得保障制度を
00:21:20我々が政権を預かっているときに実現をしたことがありました
00:21:24私どもは今回それを単に復活するのではなくて
00:21:29むしろバージョンアップして
00:21:31食料確保と農地維持のための直接支払い制度を導入することを
00:21:39決断をさせていただきました
00:21:41ただ大規模化による本格的な増産を目指すなら
00:21:46所得保障だけでなくさらなる国の関与も必要だといいます
00:21:51米農家の安定的な収入と消費者が手に取りやすい価格
00:22:13両者のニーズを満たすために
00:22:16政治に何ができるかが問われています
00:22:19こうした米をめぐる政策に加えて
00:22:24選挙戦中盤になりまして
00:22:26さまざまな争点、注目点も浮上してきています
00:22:30それもまとめて中西さん改めてお願いします
00:22:33米を含む農業政策をまとめました
00:22:37まず自民党は農家が安定的に経営できるようにする
00:22:42水田政策の見直しや農家所得の向上
00:22:45公明党は農地の集約化、スマート農業の導入や流通についての実態調査と監視機能の強化
00:22:53立憲民主党は農家への個別所得保障のバージョンアップや
00:22:59農業を始める人への支援資金を10倍に強化
00:23:03日本維新の会は輸入米の関税を次元的に引き下げることや
00:23:08米の生産量を1.5倍に増産
00:23:11共産党は備蓄米を2倍にした上で
00:23:15収穫量に応じて放出と買い入れを行うことで価格安定を図ることや
00:23:20生産コストと販売価格の差額補填
00:23:24そして国民民主党は農家への直接支払い制度の再構築や
00:23:30主食用の米の増産
00:23:32さらに令和新選組は農業予算の倍増や個別所得保障の導入
00:23:39賛成党は増産と輸出の奨励や生産者の準公務員化
00:23:46社民党は所得保障や小規模農家の活性化で食料自給率50%
00:23:53日本保守党は就業人口の増大や国産品の国内消費の推進を訴えています
00:24:00そして有権者がこの参院選で重視する政策について
00:24:07JNNの世論調査で尋ねたところ
00:24:09まず物価高対策を筆頭に
00:24:13経営機、社会保障、少子化、外国人政策、外国人規制
00:24:19そして政治と金の問題とご覧のように
00:24:22ご覧の順番で関心が高くなっています
00:24:25はい
00:24:26参院選の争点で様々ありますけれども
00:24:30聞いていきましょう
00:24:31高橋さんどこに注目していますか
00:24:34そうですね
00:24:34ちょっと引いた視点の話になりますけれども
00:24:38参院選全体を見通すとですね
00:24:41やっぱり手近な話題に終始しているなという
00:24:44サービス合戦のようなことになっているなというふうに思います
00:24:48もちろん物価高がこれだけ生活を直撃しているわけですから
00:24:53そこに関心が集まるのは当然なんですけれども
00:24:57じゃあこの地球温暖化対策はどうするのかとかですね
00:25:00この人口減少をどうするのか
00:25:02それからあれも言われますこれも言われますと言ってますけれども
00:25:05じゃあ財政の健全化はどうするのかというような
00:25:09大きなですね問題についてのやっぱり議論があまりにも足りないんじゃないかというふうに思っています
00:25:15参院というのはほとんど境外化しているような印象もあるけど
00:25:19良識の不とやっぱり言われているところで
00:25:22だからこそその解散もないし任期も長い衆院議員よりもですね
00:25:27だから本来その党派性を超えた大きな課題を議論していく
00:25:32戦わせていくのにふさわしい選挙戦を期待をしていたんですけれども
00:25:37なかなか今のところそうなっていないと
00:25:39やっぱり主権者としてはですね
00:25:41やっぱり選挙というのは
00:25:42次の世代にどういう社会を受け渡していくのかということが
00:25:46私たちには問われていると思うので
00:25:48残りの選挙期間
00:25:50そういうことに着目してほしいし
00:25:52私もしていきたいというふうに思います
00:25:54畑山さんどうでしょう
00:25:55争点化してほしい論点とか
00:25:58もしくは今足りていないなと感じるようなことってありますか
00:26:01そうですね
00:26:02やっぱり選挙期間中だからこそ
00:26:05本質的な議論というか
00:26:06もうちょっと突っ込んだ議論というか
00:26:08その授業でね
00:26:09例えば大学生とかと選挙の話になった時も
00:26:12やっぱり公約とか見てしまうと
00:26:14全部実現したらいいよねっていうものが並んでいて
00:26:17だからこそちょっと冷めてしまうというか
00:26:19政治に一層無関心になってしまうというようなところが
00:26:23見受けられると思っています
00:26:24例えばお米の話に関しても
00:26:26VTRにあった通りですけれども
00:26:28実質的な減炭政策をやめるということにするのか
00:26:33大規模農家を増やしていくということにするのか
00:26:36その場合かかるコストをどうするのかとか
00:26:38出てましたけれども
00:26:40じゃあ価格安定させるために低関税にして
00:26:42でも所得保証もするっていうようなことなのか
00:26:45それ全部国が担うのかとか
00:26:47政策を転換していくということは
00:26:49少なくとも一時的にどこかに痛みというか
00:26:52負担がいかなければいけないと
00:26:54それが消費者なのか
00:26:55あるいは農家
00:26:56米の場合は農家なのか国なのか
00:26:59そのあたりに理解を得るということも含めて
00:27:03議論できるような
00:27:05そういう論戦を本当は期待したいなと思っているところです
00:27:09松原さんどうでしょう
00:27:12この米政策も含めて今回の参院選の議論を見ていていかがでしょう
00:27:16そうですね
00:27:16私は今回の米騒動で良かった点があるとしたら
00:27:21米の大切さをやっぱり再認識したということ
00:27:24それともう一つは
00:27:26米の成功例というのはもう日本はあるんだと
00:27:29米作りのというケースを報道されたり
00:27:31先生で出たりして
00:27:32若い世代が触れるきっかけになったんじゃないかと
00:27:35期待を込めてそう思うんですね
00:27:37実際私も大規模化をして成功している人たちの話を聞くと
00:27:42やっぱりものすごく大変なんですよ
00:27:43ただそれでもやっぱりおいしい米をできて
00:27:47しかも競争力を保てて世界に出ても
00:27:50しかも儲かる仕事にもなるんだという
00:27:53つまり若い世代にとっても夢のある
00:27:57かっこいい仕事になり得るなということを実感するんですよね
00:28:01ですから政治がやるべきことはこうしたことを
00:28:03チャレンジを邪魔することじゃなくて後押しすることで
00:28:07これはその農業に限らず最近ずっと思うんですけど
00:28:09いろんな局面で政治の政策立案能力
00:28:12実行能力が本当に落ちたなというふうに思うんです
00:28:15つまり本来政策というのは
00:28:18ちびつな制度設計がないとうまくいかないんですよ
00:28:21それなのにキャッチフレーズとか
00:28:23総額の予算規模で競うわみたいなことに
00:28:26ややもするとなってしまうわけですね
00:28:28ですから我々どこの党がきちんと考えているのかと
00:28:32どこが本気なのかということをきちんと
00:28:35なかなか選挙中の議論で難しいかもしれませんが
00:28:39そこに関心を持って見ていくということが
00:28:41必要なんじゃないかなというふうに思います
00:28:43高橋さんのことばかり言えば
00:28:45まさにサービス合戦になっていないか
00:28:47そういう目を有権者もきちんと持って
00:28:50引いた目で見ていく必要があると思います
00:28:54参院の投開票は来週7月20日になります
00:28:59それでは1週間を振り返っていきましょう
00:29:02まずはこちらの映像です
00:29:04スペイン北東部で行われた伝統の牛追い祭り
00:29:16放たれた6頭の牛を闘牛場まで追い込む間
00:29:21勇気を競うように参加者が牛に近寄ります
00:29:25こうすると倒されて踏みつけられたり
00:29:30突き飛ばされて1回転する参加者も祭りは14日まで行われますがすでに30人以上がけがをしました7月6日日曜日です
00:29:53この日、トランプ大統領が批判した相手は
00:30:04ついこの間まで盟友だったイーロン・マスク氏
00:30:07マスク氏が新党・アメリカ党の設立を表明したことに反発しているのです
00:30:15巨額の献金でトランプ氏の選挙戦を支え
00:30:20政府予算を削減するという匿名を担って政権入りしていたマスク氏
00:30:25しかしトランプ氏肝入りの大型減税法案をめぐって
00:30:31財政赤字を深刻化させると批判するなどして関係が決裂し
00:30:36SNSなどで押収が続いていました
00:30:39今回、新党立ち上げの表明に際してマスク氏はトランプ政権のアメリカについて民主主義ではなく一党独裁このままでは無駄や汚職で国が破綻するなどと批判しています
00:30:55利害が対立した途端、この状況ですけれども、高橋さん、どう見ていますか?
00:31:01旗から見ている分には何か面白いなというふうに思いますけれどもやっぱり日本を見ても分かるようにやっぱり世界的にも多党化、多くの政党が乱立するような状況になっている中でですね
00:31:17確かにすぐに議席をたくさん獲得するとかいうふうには新党立ち上げてもならないとは思いますが
00:31:25日本を見てもそうですけれどもやっぱり少ない議席でもヨヤットの勢力が傾向している場合にやっぱりキャスティングモードを握る可能性があるわけで
00:31:36そういう存在になりうる可能性と危険性どちらもはらんでいると思いますけれどもあるんだろうというふうに思います
00:31:44ただやっぱりマスク氏がですねじゃあ新党立ち上げたからといって
00:31:47じゃあトランプ氏と思想的にどこが違うのかとやっぱりその社会的弱者や少数者への目線というものはやっぱり厳しいものがあると思って
00:31:56そこはほとんど同じなんじゃないかというふうに思うので
00:31:59やっぱりちょっとなかなか期待するかと言われるとうんっていう感じです
00:32:05でも今後の影響は本当に注目していかないといけないということですね
00:32:09では同じく6日日曜日です
00:32:12この日ブラジルで開かれたのは中国、ロシア、インドなど新興国で構成されるブリックス首脳会議
00:32:23最近では中東のイラン、エジプトなど新たに6カ国が加わり、加盟国は11カ国に、さらにベトナム、タイといった東南アジア諸国など10カ国がパートナー国として名を連ね、存在感を強めています
00:32:40オンラインで参加したプーチン大統領は
00:32:48今回ブリックス首脳宣言ではアメリカやイスラエルによるイラン攻撃を国際法違反だと非難
00:33:06一方、ロシアのウクライナ侵攻については批判せず
00:33:11逆にウクライナによるロシアへの攻撃を取り上げて非難するなど
00:33:16欧米と一線を隠す主張を強めています
00:33:20松原さん、多極化といっても同時に世界が分裂、分解していくような不安も感じるんですけど
00:33:29どう見たらいいんでしょうか
00:33:31確かにおっしゃるように、参加国が増えて存在感は確かに増しているというのは言ってもいいと思うんですが
00:33:38一方でもともとブリックスって価値ではなくて利害関係で集まっている集まりですから
00:33:44増えるほどですね、どうやってまとめますかということが難しくなって
00:33:49いろいろバラバラ感も出てしまうというのも今回露呈したんだろうというふうに思いますね
00:33:54ただ今回のブリックそのものよりもより注目を集めたのが
00:33:57ある習近平主席が初めて、就任以来初めて欠席したんですよね
00:34:02習主席をめぐっては健康不安説だとか権力基盤が揺らいでるんじゃないかと
00:34:09もっと言えば失脚施設あるんじゃないかなんていう憶測も実は流れているんですね
00:34:14例えば党の中央軍事委員会、これ7人体制なんですが普段は
00:34:19これ習近平主の元部下だった人間らが外されて
00:34:23今実は4人体制という異常事態が続いているんですね
00:34:27他にも習主の権力を制限する動きもあって
00:34:31少なくとも何かが起きているのは間違いないと
00:34:34専門家も口を揃えているんですね
00:34:36ですからブリックスの動きも含めてですけども
00:34:39我々中国のこの動きもやっぱりしっかり見ていく必要があるんだろうというふうに思います
00:34:421週間の振り返り続けましょう
00:34:457月7日月曜日です
00:34:48アメリカを訪問したイスラエルのネタニヤフ首相
00:34:54この日、トランプ大統領との夕食会で
00:35:28停戦交渉ではイスラエル軍の撤退範囲が一つの焦点ですが
00:35:37イスラエルはより広い範囲から撤退する新たな提案をしたといいます
00:35:42しかし、こうした中でもガザでは
00:35:45木曜日は病院付近にもイスラエル軍の攻撃があり
00:35:57物資の配給を待つ子どもなど17人が死亡しました
00:36:02停戦の成立に向けても予断を許しませんが
00:36:13今回の会談では、ガザの将来について、ネタニヤフ首相からこんな発言も
00:36:50退去を禁じる計画もあるといいます
00:36:53このガザの人道都市の構想を聞いたときに
00:36:59まず思い浮かべたのが、かつてのホロコーストだったんですけれども
00:37:04畑間さん、この一連の対応をどうご覧になりますか
00:37:08冒頭にネタニヤフ首相がトランプ大統領にノーベル平和賞という話がありましたけれども
00:37:15ごますりなんだと思いますけれども、とんでもないという思いですよね
00:37:20人道都市、特定の地域に人を強制的に移動させて
00:37:26しかも出られなくするっていうのは
00:37:29しかもそれを人道都市と呼ぶと
00:37:32ちょっと侮辱もはだはだしいという感じですよね
00:37:35住民を強制的に退去させたり移動の自由を奪うというのは
00:37:39明確に国際法違反で
00:37:42この計画が人道どころか
00:37:44人道に対する罪を犯すと公に言っているようなものだと
00:37:48国際人権の自由なんかは強く批判しているんですね
00:37:52オスロにあるノーベル平和センターに行くと
00:37:55やっぱりノーベル平和賞というものが
00:37:57いかに対話というものを重要視しているかということが
00:38:00すごくよくわかります
00:38:02ノーベルセンターが出している本の中にも
00:38:04そういったノーベル平和賞を受賞した人たちが
00:38:07どうやって対話を問題解決に生かしてきたか
00:38:10っていうのが書かれているんですけれども
00:38:12やっぱり問題解決の根幹に
00:38:14そのプロセスに対話があるということがすごく重要で
00:38:17だからこそ困難な中でも対話を通して
00:38:20解決策を見出してきた人に
00:38:22これまでノーベル平和賞が送られてきたと
00:38:24そう考えるとネタニア首相もトランプ大統領も
00:38:28それを後ろ盾する形ですから
00:38:30対話なき当事者不在のすごく暴力的なプロセスで
00:38:35物事を進めていると
00:38:37結果として定選合意に立ったとしても
00:38:39それは平和とは対極なあり方としか言えないと思うんですね
00:38:43なのでそのような中で
00:38:45平和賞という発言が出ること自体が
00:38:47もう受け入れがたいかなというふうに思っています
00:38:50なるほど
00:38:527月8日火曜日です
00:38:55在留外国人らによる犯罪などへの対応を強化する
00:39:00司令塔となる組織の設置を石破総理が表明しました
00:39:06外国人政策をめぐっては参院選の争点にもなっていますけれども
00:39:10この後の風を読むでじっくりと考えてみたいと思います
00:39:14同じく8日の火曜日です
00:39:18今年上半期の全国の倒産件数が5000件を超え
00:39:2512年ぶりの水準に悪化したことがこの日分かりました
00:39:29全体の6割を占めるのが
00:39:32負債が5000万円未満の小規模事業者で
00:39:36物価高や人手不足の影響を受けているといいます
00:39:40業種別に見ると建設業がこの10年で最多の倒産件数となっていて
00:39:46資材の高騰や後継者不足などが要因とされています
00:39:51帝国データバンクは今後もトランプ関税などの影響で
00:39:56中小企業の倒産リスクは高止まりが続くと見ています
00:40:00不動産は高騰する一方で
00:40:05建設業は人手不足などで倒産が多くなっていると
00:40:08キャンベルさん、先行きどうなるんでしょうかね
00:40:12不動産業というか特に建設業って聞くと
00:40:17ゼネコンのイメージが多分まずあると思うし
00:40:20ゼネコンが今まで公共資金を使っていろんなことをやっていて
00:40:25それをとにかくブレークをかけようということが
00:40:29ずっとこの20年ぐらい日本で言われ続けているわけですけど
00:40:33実態を見ると多くの実際に現場を支えているのが
00:40:38今先ほど言われた中小企業、小さな一族経営の
00:40:44土木事務所であったり公務店なんですよね
00:40:49それを支えていることが何かということを考えると
00:40:53例えば日本の都市部では耐震基準ができる
00:40:58前のマンション、集合住宅は今回収ラッシュになっているわけですよね
00:41:04本当に右も左も本当にみんなそれをやっていく時期になっているのにもかかわらず
00:41:10人ではいない
00:41:11今私は東京の住宅地に住んでいるんですけれども
00:41:15周りの再建、家の建築を見ていくと
00:41:20解体現場はほとんどアフリカの人たちが担っているわけですね
00:41:25解体が終わって整地が終わってまた次に別の会社が担うわけですけれども
00:41:30その使い分けといいますかその構図そのものが
00:41:35本当に如実に日本の人で不足というところを見ているわけですから
00:41:39まさに安全保障の問題として
00:41:42特に中小企業に対する国のその企業に入るためのハードル
00:41:50それを稼ぎるものであるとか安全であるとかということを
00:41:55そこは手こげりをしていかないといけないなというふうに思います
00:41:59建設業がやっぱり以前とかなり違う様子になってきているわけですので
00:42:04災害が起きた時にも非常に重要な基盤産業なので
00:42:09選挙の争点にもなればいいなというふうにも思います
00:42:14そうですね安全を担う大事な産業ですからね
00:42:17では1週間続けます
00:42:217月9日の水曜日です
00:42:23佐賀市に新設された自衛隊駐屯地にこの日到着したのは
00:42:33垂直に離着陸できる輸送機オスプレイ
00:42:37南西諸島の防衛力強化の一環として17機の配備が始まりました
00:42:42この計画が発表されたのは11年前
00:42:48しかし地元の強い反発を受け実現に時間がかかっていました
00:42:53オスプレイ配備の前日
00:42:57中谷防衛大臣は
00:42:59地元の懸念は
00:43:14アメリカ軍のオスプレイの墜落事故などが続いたことによる
00:43:18安全性への不安
00:43:20そして新たな駐屯地の建設による
00:43:25漁業への影響も懸念されていました
00:43:27防衛省は中屯地からの排水対策や
00:43:32土地の取得価格をめぐる交渉を進め
00:43:353年前にようやく漁協側が受け入れを容認
00:43:39今回11年越しのオスプレイ配備に至りました
00:43:43南西シフトで基地負担も急速に急激に増しているわけですけれども
00:43:50高橋さん今回のこの事例どう評価されますか
00:43:53先ほど中谷防衛大臣が
00:43:58真摯丁寧と言っていましたけれども
00:44:00本当にそうなのかなというふうに
00:44:03やっぱり私は受け止めてしまいます
00:44:05もちろん安全性への懸念が払拭されていないというのは
00:44:09その通りなんですけれども
00:44:10それを前提として
00:44:12じゃあその事故が起きましたと言って
00:44:15じゃあその原因は何なのかというのが
00:44:17反然としないままですね
00:44:19その調査が終わる前に
00:44:20米軍の飛行再開を日本政府が認めたりとかですね
00:44:24今も複数の飛行制限が続いているだけれども
00:44:29じゃあそれがどうなのかという
00:44:30詳細がよくわからないという
00:44:32ちょっとそのベールに包まれたような状態になると
00:44:35それで事故の危険性があるといったら
00:44:38地元の方の不安というのはいかほどかというふうに思います
00:44:41それに対してですね
00:44:43やっぱりお金という意味でですね
00:44:46納得をさせたような点になっていますけれども
00:44:49やはり漁業関係者
00:44:51それから地元住民の人たちに
00:44:52引き続ききちんと声を聞いていかなければ
00:44:56それは南西シフトを進める
00:44:58そこには一定の利が中国ということで
00:45:01一定の利があるわけですけれども
00:45:03だからこそより丁寧な説明
00:45:05真摯な対応が求められるというふうに思います
00:45:08では7月10日木曜日です
00:45:12この日夕方から猛烈な雨に見舞われた関東地方
00:45:221時間に100ミリ以上の大雨が降り
00:45:25記録的短時間大雨情報が出された東京渋谷では
00:45:30道路が至るところで冠水
00:45:32JR新宿駅の構内では滝のような雨漏りが
00:45:38そして横浜市では
00:45:41大量の水が噴き出ているのはマンホールです
00:45:48さらにバイクが通り過ぎようとした瞬間
00:45:53マンホールの蓋が吹き飛びました
00:45:56周辺のアスファルトも砕け飛び
00:46:02破片の直撃を受けた車に乗っていた2人が
00:46:05軽い怪我をしました
00:46:06マンホールが吹き飛んだのは
00:46:10大量の雨水が下水道管に流れ込んだことによる
00:46:14エアーハンマー現象とみられています
00:46:16短時間に急激に流れ込んだ雨水によって
00:46:24下水道管の中にある空気が急激に圧縮されて
00:46:29その圧縮された空気
00:46:30これがハンマーのようにマンホールの蓋
00:46:33ないしマンホール内部
00:46:34これを叩きつけるという
00:46:36古いマンホールの蓋だと吹き飛ばされてしまう
00:46:39空気や水の圧力を逃がす機能がない古いマンホールは全国に350万機ほどありどこで起きてもおかしくない現象だといいます
00:46:50この日、トランプ大統領が視察に訪れたのは大規模な洪水が起きたテキサス州の被災地
00:47:04今月4日に発生した洪水
00:47:16少なくとも120人が死亡し
00:47:19170人以上が行方不明となっています
00:47:22氾濫した川の近くのキャンプ施設では少女ら少なくとも27人が犠牲となりました
00:47:30今回の被害を拡大させたとみられるのが
00:47:34被災者らが訴えるのは事前の警報や避難勧告がなかったという批判です
00:47:49トランプ政権は国立気象局の人員を15%削減していて、影響が指摘されています
00:48:01はい、予算削減の影響はなかったのか
00:48:22キャンプルさん現地の報道とかご覧になっていていかがでしょうか
00:48:25見てますね、本当に今も170名ほどの行方不明者がいるということで
00:48:32本当に今も展開中というところなんですけれども
00:48:36先ほどもテロップにも出てましたけれども
00:48:42やっぱり秩序なき計画性のない公共政策、公共機関への削減ということが
00:48:49本当にここですごく象徴されているような、ある意味トランプ大統領が就任して以来の
00:48:55政府が縮減、縮小しようとすることの縮図のようなものになっているわけですね
00:49:02アメリカ連邦政府ではFEMAという緊急事態管理庁というものが
00:49:08これ川端大統領の時に設立された非常に重要な機関ですけれども
00:49:13それをなくそうということをずっと最初から言っていまして
00:49:17広域災害が起きた時に全部そこに情報が集約されますし
00:49:23被害者たちが直接そこに連絡をする情報を取るということになっているわけですけれども
00:49:30発生から3日間の間に3分の1しか実際に電話がかかってきたものへの応答がなかったということですし
00:49:39長官のNOMCも状況を把握していなかったということがわかったわけですね
00:49:45それがそういうことは事実なんですけれども
00:49:48じゃあそれを潰すのかこれからどうするかということを
00:49:51その議論がなかったかのように現地入れをしたトランプ大統領は
00:49:56みんなすごく素晴らしいことをやっているんだと
00:49:59これからフィーマーを強化していくということ
00:50:01本当に手のひらを返したようなことを言っているわけですけれども
00:50:05これはまたやっぱり秩序なき計画性のない
00:50:09政策の運営の一つのやっぱり犠牲者たち一番弱いところが
00:50:16割りを食うというか被害に遭っている
00:50:19人災的な要素がかなりあるということを言えると思いますね
00:50:24では風を読むです
00:50:25今日本社会の至る所でごく普通に見かけるのが
00:50:30日本に来て働く外国人です
00:50:32今回の参院選で彼らについての政策が
00:50:36大きな注目の一つとなっています
00:50:39投票日まであと1週間に迫った参院選
00:50:47物価高や政治とカネーなど多くの争点がある中
00:50:51急浮上しているのが
00:50:53ルールをきちんと守って
00:50:56外国の方々に日本の社会でいろんな役割を果たしていただく
00:51:02外国人の方がたくさん働いていらっしゃると思います
00:51:04そういう人たちの声を聞くと
00:51:07どうやって強制していくかということが大事であって
00:51:09外国人政策、特に力を入れ世論調査でも支持を伸ばしているのが日本人ファーストを掲げる賛成党です。
00:51:21外国人の資本がどんどん入ってきて、東京の土地がいっぱい買われるとか、マンションが買われるとか、そういったことに一定の規制をかけていこうと。
00:51:32政府も世間の関心を受ける形で、在留外国人らによる犯罪などへの対応を強化する司令塔となる事務局の設置を表明しました。
00:51:45一方で今回の参院選を機に、外国人に対して厳しい目線が注がれていることには懸念の声も。
00:51:56外国人をめぐっては、ヨーロッパでは以前から政治課題となっています。
00:52:11外国人をめぐっては、ヨーロッパでは以前から政治課題となっています。
00:52:21これまで中東やアフリカなどからヨーロッパに大量の移民が押し寄せてきました。
00:52:34移民や難民が大量に入ったことで、彼らに対する反発や不満が高まります。
00:52:41今年も小型ボートで多くの移民がイギリスに渡っており、5月にはイギリスで反移民を掲げる右派のリフォームUKが地方選挙などで躍進しました。
00:52:56そして今、移民・難民が押し寄せているわけではない日本でも。
00:53:15安い労働力だといって、どんどんどんどんのホーズに外国の方を入れていったら、結局日本人の賃金上がらない。
00:53:22今回の参院選で、参政党などが外国人を争点に掲げており、日本でもこの政策に注目が高まっています。現在、政府は特定技能制度などの形で多くの外国人労働者を迎え入れており、今や彼らは欠かせない労働力です。
00:53:46現場の一つを訪ねました。
00:53:50個室の居酒屋さんですね。厨房です。こんにちは。よろしくお願いします。
00:53:57こちらは外国人を多く雇用する居酒屋。
00:54:15運営会社は居酒屋含め国内300店舗以上を展開し、100人の外国人社員、200人の外国人アルバイトを雇用しています。
00:54:26日本で勉強しましたから、日本で就職したい。居酒屋の経験あまりないですけど、入ってみんな教えてくれて、いいです。
00:54:46この店では、法律にのっとり、日本人と外国人で待遇に差をつけていません。
00:54:53その上で、外国人を多く雇用する理由については?
00:54:58場所によっては、いくら時給を上げた場合でも、本当に来ない。
00:55:06深夜で働くとかいうのは、本当に日本人の学生の子はやりたがらないというのは実際ありますね。
00:55:14完全に人材不足を解消するためというのが第一ですよね。
00:55:20実際に彼ら抜きで、お店も回っていかないでしょう。
00:55:25いや、本当にもう回らないです。
00:55:27感謝してます、僕。
00:55:31外国人を雇用する建設業や宿泊・飲食サービス業で、人手不足を理由にあげる企業は8割を超えます。
00:55:43現場のニーズに応える形で、外国人労働者の数は年々増加。
00:55:49去年10月時点で230万人と過去最多となっています。
00:55:56外国人に対する不安や不満が高まる背景を、社会心理の専門家は。
00:56:03日本人は基本的に外国の人には親切な国民かなと思います。
00:56:09ところが、アジア諸国が急激に経済的な力を持ってきたっていう時に、タワーマンなどがどんどん買われていくとか、日本人が簡単にはいけない高級なお店に平気で行くようになっていく。
00:56:25今まで下に見ていたからこそ、外国人などマイノリティーに対して恐怖、不安を感じる。彼らが私の幸せを奪っているのではないか。
00:56:37これはもう人間の心の罠であって、私たちは容易にその罠に入ってしまう。
00:56:44日本で働く外国の人々に今の空気について尋ねると。
00:56:51ちょっと悲しい感じが思ったけど、私は仲間と一緒に仕事をやるから。
00:57:03人口が減ってきて、日本人だけでは回っていかないところをカバーして、社会を一緒に回す存在になっているんですけれども。
00:57:20参戦を機に、にわかに外国人政策というものがクローズアップされた形ですが、この状況をキャンベルさんどうご覧になったんですか。
00:57:27ここに来て外国人対策という立て付け自体にちょっとやっぱりピンとこないところがあるんですよね。
00:57:34ここはインバウンドではなくて在留外国人が対象になっていると思うんですけれども、
00:57:39例えば不法滞在者が今年7万5千人と言われているわけですけれども、ピーク時の93年に比べて4分の1。
00:57:4930万人近かったですね。
00:57:51ということなんですよね。
00:57:52刑事犯を起こしやすいということを今言う声はあるわけですけれども、これもデータはないわけですよね。
00:57:59そして日本の様々な社会リソースを奪ってうまい汁を吸っているんじゃないかということも聞きますけれども、
00:58:06例えば国民保険の乱用というふうに言われているわけですよね。
00:58:11非保険者総数に占める外国人の割合が大体4%ですけれども、医療費に占める外国人の率が1.4%。
00:58:22少ない。
00:58:23ということは、比較的若くて健康な外国人が、他の現役世代の日本人と同じように、日本の高齢者医療を支えているということが、
00:58:32担い手になってくれているということですね。
00:58:34ということになるわけですから、対策を打つのならば、彼ら彼女たちが法律を遵守したことを担保した上で、
00:58:42どういうふうに教育であるとか、住居であるとか、地域の中でどういうふうに参画できるかという対策こそが、私にも求められていると思いますね。
00:58:54はい。高橋さんいかがでしょう。
00:58:56はい。在留外国人が日本の人口に占める割合は3%なんですよね。
00:59:03その3%の人たちが自分たちから何かを奪っているというのは、妄想もはなはだしいなというふうに、私は他者にそういう責任を押し付けることは恥ずかしい行為だなというふうに私は思います。
00:59:17先ほど心の罠という言葉がありましたけど、本当にその通りだなと、漠然とした不安や不満、やっぱり日本が縮んでいっている、落ちぶれているような気がするという、その不安や不満というのは持つこと自体は私も非常によくわかるんですね。
00:59:33でも、じゃあ具体的にどの政策によって不安が生まれているのか、どの政策に対して不満なのかということを具体的になさしていかなければ、漠然とした不安の中で、なんとなく外国人のせいだと煽る人たちがいて、容易に私たちはやっぱり排外主義に飲み込まれていく。これだけは何としても避けなきゃいけないというふうに思います。
00:59:57なので、そういう不安や不満がある構造というものは自然現象によってできたわけではなくて、やっぱり私たちが選んだ政治、政治家によってその構造というのは作られているわけですから、問題がある、文句があるんだったら、やはり政治に対して日頃から選挙だけではなくてですね、おかしいということを言っていく。
01:00:16政治がスカッとさせたりスキッとさせたりするものでは本来ないと。議論の中でより良い道を選び、そして他者と共生していく、そのフォートを見つけていくしかないんじゃないかと。もっと弾力を持たなきゃいけないというふうに思います。
01:00:32畑山さんどうですか。
01:00:33先週のサンデーモーニングでね、サヘルさんがちょっとこのテーマに触れて、そしたらそれがかなり拡大解釈されるような形でネットで拡散して、それを受けてサヘルさんが誤解をさせてすみませんって投稿をするような事態に至っているわけですよね。
01:00:49でも率直に申し訳ないわけですよ。
01:00:52なんで外国人とか外国流通の人がただ発言するだけで攻撃されて、さらに萎縮して居心地が悪いという思いをしなければいけないのかと本当に思うわけですね。
01:01:05多文化共生っていうのは、もう私たちの当たり前の今なわけじゃないですか。
01:01:10それなのに日本人であるかどうか、その一点だけをことさらに強調するような、そんな言葉が街中にもネットにもあふれている。
01:01:21これをやっぱり外国人、外国ルーツの人がどう思うのかっていう想像力を持つところからだと思うんですよね。
01:01:28やっぱりSNSで静かにそういうことに対抗していきたいという声が広がっています。
01:01:35私も共に暮らす日本人として、差別のない社会を作る責任を持つ一人だと強く思っています。
01:01:44参院選で外国人政策が論点として浮上しています。松原さん。
01:01:49本当に私これが争点なのかと、違和感があるんですけど、つまりいろんな指摘されている問題も不備があるならルールを変えればいいわけで、
01:01:57それ強制社会か規制強化みたいな二択の問いにすべきではないと思うんですね。
01:02:02今回我々が見せられている構図、今何が起きているかというと、
01:02:06人々の不安な心理とか不満に気づいた政党が外国人政策を全面出して、
01:02:13他の政党も票になるならと競って後についているように見えるんですよね。
01:02:18だからこれ選挙戦が人々の不安心理を増幅させているというふうにはないだろうかということが決してあってはならないし、
01:02:26我々有権者はファクトベースでものを見ていくということを心がける必要があるというふうに思います。
01:02:31サンデーモーニング、今朝これで失礼いたします。

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