プレイヤーにスキップメインコンテンツにスキップフッターにスキップ
  • 一昨日

カテゴリ

📺
テレビ
トランスクリプション
00:00特集です。さまざまな経歴や資格を持つ女性たちが、さまざまな依頼に応える女性だけの便利屋。
00:07今日も舞い込んだのは一風変わった依頼でした。
00:15都心を奔走する一人の女性。彼女は女性だけの便利屋のスタッフだ。
00:23買い物代行で超合金だまし、マジンガーセットを探してます。
00:30さまざまな資格や特技を備えた女性たちのもとには、今日も次々と奇妙な依頼が舞い込む。
00:4432歳で迎える一人だけの成人式。彼女が決断した驚きの行動とは。
00:52そして、屈折15年、総費用2900万円。第二の人生を懸けた男性の賃依頼。
01:02いいですか?率直な意見を聞きたいとお願いしたんですよ。
01:06絶対来てもらっていないんですよね。
01:07この機会は一体、女性便利屋スタッフと一緒の墓参り。
01:15涙に隠された依頼の真の目的とは。
01:20現代人の心の隙間を埋める女性だけの便利屋を追った。
01:25ここで孤独しいです。
01:27華やかな衣装をまとい、友人たちとともに大人になる喜びを確かめ合う成人式。
01:38だがここに、その幸せを味わえなかった一人の女性がいた。
01:44年齢は今、おいくつですか?
01:5232歳ですか?
01:53生まれた時から耳に障害があり、不自由な生活を送ってきたメイコさん、32歳。
02:04実は12年前の成人式直前、彼女の胸の奥ではある大きな変化が。
02:11女性になりたいっていう気持ちの変化がこうあった。
02:16男性としてこの世に性を受けたメイコさんだが、性同一性障害を抱え、20歳の時に女性になることを決意。
02:28しかし…
02:29ようやく両親から女性になることを認められたが、気づけば32歳に。
02:47去年、胞胸手術と性転換手術を済ませた、彼女にとって唯一心残りなのが。
02:55女性として成人式をやっていなかった。
02:59あてやかな振り袖に身を包み、成人式を楽しんでみたい。
03:05その夢を叶えることが、女性としての再出発になるという。
03:11そんな気持ちに寄り添ってほしいと、彼女がすがったのが、女性だけの便利屋だった。
03:19私のメイコのものなんですが、素敵。
03:23お似合いですね。素敵です。
03:25数人がかりで、新たな人生の門出をお手伝い。
03:32衣装は、着付け教室を主催しているスタッフが担当し、
03:39今風のヘアメイクを担当するのは、女性だけの便利屋に所属するプロの美容師だ。
03:47その傍らには、ガールズトークで気分を盛り上げてくれるスタッフも。
03:52開始から2時間、ヘアメイクを終え、見違えるように変身したメイコさん。
04:08最後に記念の写真撮影をするのは、プロのカメラマン。
04:16こちらも女性便利屋のスタッフだ。
04:22おー、いいじゃないですか。
04:25あの日、叶わなかった女性としての成人式。
04:28新たな人生を踏み出すことができたメイコさん。
04:47今回4人がかりで行われたサポートは、総額で8万5千円となった。
04:56女性ならではの心遣いで、時には依頼人の心の隙間をも埋める、女性だけの便利屋。
05:05依頼内容は幅広い。
05:06この日、彼女たちの元に舞い込んだのは、ある一人の男の人生を懸けた依頼。
05:15小田原市内のアパート。
05:17依頼者は、この家賃4万5千円の部屋で、30年間一人暮らしをする中本さん、60歳。
05:24日本を代表する一流メーカーの工場で働いているが、この春で定年。
05:32第二の人生をどう生きるのか。
05:34今、あるキロに立っているという。
05:38昼巻いたゲームで、ちょっと一発当ててみようかなという、意欲が出てきましたね。
05:44それで、まあ、セルメー作ったんですけどね。
05:47発明好きな中本さんは、15年前、一攫千金を狙って麻雀ゲームを開発し、
05:541枚3千円で販売を試みた。
05:58しかし。
06:00その全部をふっくるめて、100万の、だって500万円ぐらいですね。
06:05千枚作って2枚しか売れませんでした。
06:08売れたのは、わずか2セット。その売り上げ額は6千円。
06:13しかし、この失敗が、中本さんの発明魂に火をつけた。
06:18取材中のこの日、届いたのは、何やらベルトコンベアーのような機械。
06:29一体これは?
06:31なんかすごいことになってるんですけど。
06:33これは、僕が15年かかって開発した、21世紀におけるセモテレ付きウォーキングマシン、WMP21です。
06:462900万。
06:4915年の歳月と、老後の資金2900万円を投資で開発したという、21世紀の健康器具。
06:59その名も、ウォーキングマシーンプロジェクト21。
07:03それは、ダイエットを決意した15年前、セモタレ付きのウォーキングマシンを作れば、歩きながらゲームができると、ひらめいたという。
07:16実はこれを商品化して、大人生をこれにかけていきたいということで、今、思えています。
07:25狙うは、老後のための一攫千金。
07:30そこで今回、女性だけの便利屋に依頼したのが、女性2人にウォーキングマシンの使い心地を試してほしいというもの。
07:40美容や健康に関わる器具だけに、女性の声が重要と、中本さんは考えたのだ。
07:47プライベートでもジム通いをしている20代の磯島さんと、60代の宮部さんが、早速使い心地を試してみる。
07:57うーん、どう?
08:00なんかすごい安定してます。
08:02ああ、そう。
08:03歩きやすいです。
08:04歩きやすい。
08:05男は静かね。
08:06静かですね。
08:07もっと、男は静か。
08:08足、重くないんだ。
08:09全然。
08:10ちょっと変わってやる。
08:12はい。
08:14ちょっと。
08:14あ、足の裏がマッサージされたんですよね。
08:21え、気持ちいいですよね。
08:22シニアのすごくいいよね。
08:25使いやすさは上々。
08:28長年の開発に敬意を払い、良い面を評価する2人だが。
08:34それを聞く中本さんの表情はなぜか険しい。
08:39そうですね。
08:40すんちょいちょっていいですか。
08:41どういうふうに伝わっているか知らないですけど、僕は率直な意見をお願いしたはずなんですよ。
08:50じゃあ来てもらって意味ないんですよね。
08:52本当に?
08:53申し訳ないけど。
08:54突然、怒りをあらわにする中本さん。
09:01一体何がいけなかったのか。
09:05率直な意見を聞くのは今回初めてなんですよ。
09:08男性より女性の方が使う機会が多いし、この大詰めに来て、参考にして改善していきたい。
09:18定年を前に人生を賭けた大勝負。
09:23真剣だからこそ、中本さんは女性ユーザーの厳しい評価を求めていたのだ。
09:30すると。
09:30女性ならではの本音が次々と、さらに60代の宮部さんからはこんな注文が。
09:46申し上げたいんですよ。
09:49私ね、腰痛の気なんで、できればここにベルトがあると、非常に固定されちゃういいかなというのは率直な気になっているんですけどね。
09:58そうですね。
10:01若干的な視点が全然なってませんでしたね。
10:06要素の植え込みが強いすぎて、これでいいもんだと思ってましたけど。
10:11今回の意見をもとに、さらなる改良を重ね、中本さんはWMP21を2ヶ月後の健康博覧会に出展するという。
10:22依頼は出張費別で2万6千円となった。
10:27そして女性だけの便利屋に、またしても新たな依頼が。
10:32一人暮らしの60代の男性の方からのご依頼で、お体の問題でちょっとできずにいたことを今回お手伝いできたらいいなというふうに思って。
10:45依頼者は都内のアパートで一人暮らしをする鈴木さん。
10:4930年以上和食の料理人として働いてきた鈴木さん。
11:14だが10年前に手や足の先に強い痺れが現れる、末小神経障害を発症し、杖なしでは歩けず仕事を引退。
11:26現在は通院とリハビリの日々だ。
11:30さらに。
11:30孤独で死を待つのみと語る鈴木さんだが、どうしても心残りなことが2つあるという。
11:53女性だけの便利屋にした依頼とは一体何なのか。
11:57鈴木さん宅を訪ねてきたのは、10年以上親の介護を続けてきた堀越さんと、心理カウンセラーの尾関さん。
12:13到着するや否や、3人がかりで始めたのは料理。
12:17すると、きゅうりもまともに切れなかった鈴木さんに変化が。
12:21顔がこうやって、骨身をビーっとくりぬいで、
12:33へぇー。
12:35一日に、2千個も3千個もやる。
12:392千個ですか?
12:40みなさんなんだよ。
12:41へぇー。
12:42こっちも。
12:42毎日が来るんだ、俺も美容器なんか治んだけどなぁ。
12:48手の子に行ってんじゃん。
12:50うーん。
12:51娘ほど年の離れた女性たちを前に、調理人としてのプライドなのか。
12:59重いフライパンをも手にすり。
13:01助けを借りて、もう一度料理がしたい。
13:10それが、長年料理の世界で生きてきた鈴木さんの一つ目の依頼だった。
13:16そして、もう一つの願いが。
13:19お母さんのお墓参りは行ったことあるんですか?
13:26ないよ。葬式も行ってないんだもん。
13:30足もいいですし。
13:33一回行っておけばいいかと思ったけど、涙で。
13:408年前に兄、そして2年前に母がこの世を去ったのだが、葬式にも墓参りにも行っていないという。
13:53そこには、病気以外にも長年目を背けてきた過去が。
13:59ものすごく金使い荒かったから、姉ちゃんに80%面倒見てもらったんだ。
14:13借金で姉に迷惑をかけ続けてきただけに、実家の墓を継いだ姉に対して、追い目があって生きづらいという。
14:24まだ動けるうちに、ほんの少し背中を押してほしい。
14:29それが、鈴木さんのもう一つの依頼だった。
14:33電車とタクシーを乗り継ぎ、およそ3時間。
14:38ついに10年ぶりに、亡き母と兄に対面を果たした。
14:44この僕野郎、何来たんだって言ってるよ。
14:482人ともこんなに愛してるんだよ。
14:55俺だけ何に言うもんねんねん。
15:02涙とともにこみ上げてくるのは、自責の念。
15:11心の奥底にずっと抱え続けてきた重荷を、鈴木さんはようやく降ろすことができた。
15:21もうあとは来ないと思うから、勘弁してもらうよ。
15:27こんな遠くまで来て、ありがとう。
15:30よかったです。
15:32今日もまた、様々な依頼が舞い込む女性だけの便利屋。
15:37悩みを抱える人がいる限り、彼女たちの活躍は続け。
15:46ご視聴ありがとうございました。
15:48ご視聴ありがとうございました。

お勧め