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  • 1 year ago
Saka no Ue no Kumo is an NHK 21st Century special drama which was aired over three years starting from November 29, 2009 | dHNfc3FoQ3RyMTVGUUU

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Transcript
00:00誠に小さな国が、開花期を迎えようとしている。
00:19小さなといえば、明治初年の日本ほど小さな国はなかったであろう。
00:24産業といえば農業しかなく、人材といえば300年の間、読書階級であった旧種族しかなかった。
00:37明治維新によって、日本人は初めて近代的な国家というものを持った。
00:44誰もが国民になった。
00:47不慣れながら、国民になった日本人たちは、日本史上の最初の体験者として、その新鮮さに高揚した。
00:59この痛々しいばかりの高揚がわからなければ、この段階の歴史はわからない。
01:06社会のどういう階層の、どういう家の子でも、ある一定の資格を取るために必要な記憶力と根気さえあれば、
01:17博士にも、管理にも、軍人にも、教師にもなり得た。
01:23この時代の明るさは、こういう楽天主義から来ている。
01:27今から思えば、実に滑稽なことに、
01:33米と絹の他に主要産業のないこの国家の連中が、
01:38ヨーロッパ先進国と同じ海軍を持とうとした。
01:43陸軍も同様である。
01:45財政の成り立つはずがない。
01:49が、ともかくも近代国家を作り上げようというのは、
01:53これは、もともと維新成立の大目的であったし、
01:57維新後の新国民たちの少年のような希望であった。
02:08この物語は、その小さな国が、
02:13ヨーロッパにおける最も古い大国の一つ、ロシアと対決し、
02:18どのように振る舞ったかという物語である。
02:23主人公は、あるいはこの時代の小さな日本ということになるかもしれない。
02:31ともかくも、我々は三人の人物の後を追わねばならない。
02:40四国は、伊予松山に三人の男がいた。
02:43この古い城下町に生まれた、秋山真之は、
02:50日露戦争が起こるにあたって、
02:52勝利は不可能に近いと言われたバルチック艦隊を滅ぼすに至る作戦を立て、
02:58それを実施した。
02:59その兄の秋山義露は、
03:05日本の騎兵を育成し、
03:07地上最強の騎兵と言われる小さく師団を破るという奇跡を遂げた。
03:12もう一人は、
03:16俳句短歌といった、
03:18日本の古い短詞系に神風を入れて、
03:21その中高の祖となった、
03:24俳人、正岡四季である。
03:29彼らは、
03:31明治という時代人の体質で、
03:34前をのみ見つめながら歩く。
03:36登っていく坂の上の青い点に、
03:42もし一打の白い雲が輝いているとすれば、
03:47それのみを見つめて、
03:50坂を登っていくであろう。
03:51ご視聴ありがとうございました。
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