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00:00よし。
00:03私の転職先は幼馴染の兄弟が勤める法律事務所。
00:09二つつかものですか。よろしくお願いします。
00:13弟のゆうしろうとはずっと一緒だったけど。
00:16この二つつかものをよろしく。
00:21兄のそうちゃんとは18年ぶりの再会。
00:27長年片思いしていたそうちゃんにようやく会えたのに。
00:31久しぶりだね。
00:33久しぶり。
00:35昔と違って笑わなくなっていて。
00:38俺はいそうだし。
00:40何を考えているのかわからなくて。
00:43じゃあもらっていいんだな、ゆうのこと。
00:4618年間そばにいて何もできなかったお前が。
00:52好きだ、ゆう。
00:55待ってってば。
00:57ゆうしろうに告白されたけど。
00:59ゆいが言ってくれたことは一言一句覚えてるよ。
01:03私はやっぱりそうちゃんが好きで。
01:07でもそうちゃんの知らない顔を見てわからなくなった。
01:13そしてそうちゃんの心の傷に触れ、自分の本当の気持ちに気づき。
01:23そうちゃんも私を信じて。
01:29好きだ。どうしようもなく好きだ。
01:31私もそうちゃんが好き。
01:37私たちは結ばれた。
01:39ごめん。
01:49ごめん。
02:06理性が飛んだ。
02:08体大丈夫。
02:10うん。
02:11平気だよ。
02:12よかった。
02:13よかった。
02:14まだこんなに。
02:23あの、このままだと辛いよね。
02:29いや、それより、ゆいのほうが辛いだろうからゆっくり休んで。
02:36うん。
02:37違うの。
02:39私ももっとしたい。
02:44痛いとか気持ちいいとかそういうこと以前に。
02:50ただそうちゃんともっとつながってたい。
02:55だからその、そうちゃんがよければ。
03:05声を押さえないで。
03:26だって。
03:28かわいい声聞かせて。
03:30うん。
03:32恥ずかしい。
03:42長年抱え込んでいたものをぶつけ合うみたいに。
03:47何度も何度も抱きあって。
03:52それでもすれ違う年月を補うには。
04:05全然足りなくて。
04:09夢。
04:27とはさすがの私も今回は思わない。
04:32私、そうちゃんと両想いになったんだ。
04:37私、そうちゃんと両想いになったんだ。
04:40愛してる。
04:54いっぱい好きって言ってくれた。
04:57それに愛してるって。
04:59うわあああああ。
05:01ゆい、大丈夫?
05:06だ、大丈夫。
05:08体は?
05:11平気。
05:13俺の彼女。
05:24天心みたいな。
05:28心臓もつかな私。
05:33大丈夫。
05:34大丈夫。
05:35大丈夫じゃないかも。
05:39あれ?
05:40そうちゃんシャワー浴びたの?
05:42少し走ったから。
05:44走った?
05:46疲れてないの?
05:48頭冷やしたくて。
05:58隣で寝てるゆいを見てたら、また抱えちゃいそうだったから。
06:04こんな爽やかな顔してそうちゃんってば。
06:08性欲が。
06:10性欲が強い。
06:13お腹すいたでしょ。
06:17昨日夕飯取ってないから。
06:20あ、確かに。
06:23食べるの忘れて、ずっと。
06:26体つらくなかったら、朝飯食べに行く?
06:30行きたい。
06:31そうちゃんと朝ごはん。
06:33出かける前に一緒にお風呂入ろうか。
06:35それは絶対無理。
06:37お風呂なんて明るくて丸めえじゃん。
06:39恥ずかしすぎるよ。
06:41準備してくるね。
06:43ああ、おいしかった。
06:51そうちゃん、素敵なお店知ってるね。
06:54一人でよく来るの?
06:56いや、会食で使うことが多いかな。
06:58ここは一人でも来たけど。
06:59ゆいを連れてきたら喜んでくれるかなと思って。
07:04私のこと考えてくれてるの嬉しいな。
07:10ちゃんと話さなきゃね。
07:14ずっと聞きたかった。
07:17離れ離れだった18年間の、そうちゃんの気持ち。
07:27中学に上がる頃、すでに気持ちは抑えきれないくらいになってて。
07:32このままだとゆいを傷つけると思った。
07:35だから、ゆいにふさわしい男になるまでは、会わないって決めてたんだ。
07:42その間、他の男が寄りつかないように手を回してたのは、本当だよ。
07:47そのために、ゆいを騙すようなこともした。
07:52私、ソウちゃんのお母さんの話、聞いちゃったんだ。
08:01ソウちゃんのお母さんは、離婚して家を出て行ったこと。
08:07僕も連れて行って。
08:12いい子にするから。
08:15言いつけ全部守るから。
08:17ごめんね、ソウイチ。
08:19私のこれからの人生に、ソウイチは必要ないの。
08:27行かないで!
08:29ソウちゃんがよく笑ってたのは、人の顔色をうかがってたからで。
08:36無理して笑わなくていいんだよ。
08:42私の言葉で、笑うのをやめたこと。
08:52それまでは、ソウちゃんのことわからなくて不安だった。
08:58でも、話を聞いて、不安だったこと全部どうでもよくなって。
09:06何でその時、そばにいてあげられなかったんだろうって。
09:10そんな気持ちでいっぱいになった。
09:14もしタイムマシーンがあったら、真っ先に泣いてるソウちゃんを抱きしめに行くよ。
09:24タイムマシーン。
09:30もう、そこ突っ込むところじゃないから。
09:34冗談だよ。
09:38俺はこの世で一番幸せ者だ。
09:41ダメだな。
09:51ダメだな。
09:52めちゃくちゃキスしたい。
09:55こうして、私たちのお付き合いは始まりました。
10:02事務所では付き合い始めたことをまだ内緒にしてる。
10:20だけど。
10:25由次郎。
10:27あっ。
10:29相ちゃんと付き合うことになった。
10:36そうか。
10:41付き合ったのか。
10:43うん。
10:45じゃあ、俺行くわ。
10:49こうなると分かってて、相ちゃんを選んだのは私なんだ。
10:56じゃあ、これ資料だから。
11:03今忙しいんだけど、いつまで。
11:08来週までには頼む。
11:10目も合わせない。
11:13本当は仲のいい兄弟のはずなのに。
11:19これまでの関係を壊したくないっていう気持ちは、私のエゴでしかない。
11:25私のエゴでしかない。
11:30白井さん。
11:31はい。
11:32ここ。間違ってる。
11:34あ、ほんと。
11:35えっと。
11:36えっと。
11:37ほんとだ。
11:38教えてくれてありがとう、振動さん。
11:40自分じゃ気付けなかった。
11:42これ、総一先生の重要な案件だから。
11:45このまま私が巻き取るわ。
11:47うん。
11:48あっ。
11:49振動さん、厳しいな。
11:54普通入ってすぐ、ケアなんてできないから。
11:58全然気にしなくていい。
12:00それより休憩しよ。
12:01社員旅行ですか?
12:03そう。
12:04毎年みんなで、一泊二日で温泉に行くんだけどね。
12:08去年のゆうしろ先生とかすごかったんだから。
12:10ほら、普段はスーツでビシッとしてるのに。
12:13浴衣姿で無防備になって。
12:15でもそれがまたかっこいいの。
12:17やっぱだと、ゆうしろ先生胸こんなに履けちゃって。
12:24ゆうしろ人気あるね。
12:26今年は、総一先生の浴衣姿も見られるよ。
12:31総一先生の浴衣姿も見られるよ。
12:40総ちゃんの浴衣姿、楽しみ。
12:47いい感じの旅館。
12:50幼馴染だかなんだか知らないけど。
12:52悲劇バレバレなのよね。
12:54俺の部屋はあそこだから。
12:56そもそも、母親が違う。
13:00俺と勝負しろ!
13:02You