オーストリアの有名なボートメーカー、フラウシャーと象徴的なポルシェが、850ファントムエアーを発表しました。

このボートは、待望のポルシェ・マカンEVの電気システムを取り入れ、航海用に適応させたことで、造船業界における画期的な製品です。

マカンEVの電気伝動機をボートのデザインに統合することは、多くの技術的および美的な変更を必要としました。目的は、ポルシェのブランドに関連する独特の感触と本質を維持することでした。

850ファントムエアーは、長さ8.7メートル、幅2.49メートルの印象的な寸法を持ち、最大9人の乗客を快適に収容することができます。

この革新的なバージョンのボートは、スポーツプラスモードで544馬力を発揮する電気モーターを搭載しています。この設定により、ボートは最高速度46ノット（約85 km/h）に達することができます。850ファントムエアーには、速度を22ノット（44 km/h）に制限し、充電ごとに最大100キロメートルの航続距離を最大化するレンジモードも備えています。

100kWhのバッテリーは、プロペラの動作に不可欠で、船の中央に戦略的に配置されています。さらに、航行時に発生する連続的な衝撃に耐えられるように設計された船体を備えています。ポルシェの伝統を守り、点火スイッチはパネルの左側に配置されています。顧客は、ポルシェのスポーツラインで利用可能な全ての色から選択し、自分のボートをよりパーソナライズすることができます。

生産はわずか25ユニットに限られており、フラウシャー製の850ファントムエアーは、ポルシェのインスピレーションを受けた、56万1,700ユーロからの価格で提供される独占的な高級アイテムです。

最初のボートは、2024年の春から幸運なオーナーに届けられる予定で、高級航海の歴史に新しい章を刻むことになります。

写真：Instagram @porsche.ysalより再生

ビデオ：Instagram @imfirstclassmagより再生