超円安 ニッポンの不動産が激変!:ガイアの夜明け
  • 7 か月前
ガイアの夜明け
超円安 ニッポンの不動産が激変!
2023年8月25日 放送 第1078回

いま海外の投資家が日本の不動産を買う動きが活発になっている。超円安で以前より3〜4割安く買えるのが大きな理由だ。一方、少子高齢化や人口減少など日本が抱えている社会問題も背景にあるという。不動産オーナーの多くが事業承継の問題を抱え、資産の売却を考えているのだ。超円安時代に次々に買われていく都内の不動産。そして、北海道の観光地で起きているドラマを追った。

■郊外の築30年超マンション 外国人になぜ人気!?
東京・上野のビルで行われていたのは、オンラインチャットによる投資セミナーだ。参加しているのは中国人の投資家たち。中国人の顧客を多く持つ不動産会社が、威勢よく都内の不動産を紹介していく。そうした中、中国本土や香港から次々と投資家が来日し、都内の不動産を視察する。だが、お目当ては都心のタワーマンションではなく、意外にも板橋や練馬など、郊外にある築30年以上の中古マンション。一体、なぜなのか……飛び交う札束、都内不動産売買の現場を追った。

■北海道のラベンダー畑 存続のカギとなるのは?
北海道・上富良野町。7月、ラベンダーなど色とりどりの花が咲き誇る観光農園「フラワーランドかみふらの」には、多くの観光客が訪れていた。コロナ禍を経ておよそ3年ぶりの盛況ぶりに、経営者の伊藤さんの顔も綻ぶ。だが、その観光農園は存続の危機を迎えていた。昨年12月、伊藤さんの元を訪れたのは不動産会社の担当者。実は経営の悪化やコロナの影響、そして事業承継の問題を抱えていたため、観光農園の売却を考えていたのだ。水面下で動き出した観光農園の買収劇。夏の富良野を象徴するラベンダー畑の行方は・・・。
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