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  • 6 年前
「背中で隊を率いる」ハイパーレスキューは、通常の消防隊だけでは対処しきれない困難な現場に呼ばれる。刻々と変化する災害現場に臨機応変に対処し、救出を成功させるために大事なのはチームワークだ。重いがれき、煙や炎・・・災害に一人で立ち向かっても、おのずと限界がくる。
最高のチームを作るための第一歩は、まず指揮官である宮本自身が、隊員達から100%の信頼を得ること。少しでも隊員達が指揮官の能力に不安を抱けば、命を預け、現場に飛び込んでいくことなど出来ないのだ。
だから宮本は毎日、自分を追い込み続ける。走り込みに、筋力トレーニング。休みの日も災害や救助の知識を詰め込む。言葉で叱咤(しった)するのではなく、ただ自分の能力を高めることこそ、隊員のモチベーションを高め、団結力を生む方法だと考えているのだ。部隊でもトップレベルの身体能力を誇る信用する 信頼はしない宮本の災害現場での仕事は、瞬時に作戦を練り、指示を出すことだけではない。指示を受けた隊員達の動きをいつも注意深く見ている。鍛え抜かれた隊員たちといえども、災害現場では少なからず平常心が乱れる。自分の身のまわりにある危険を見落とし、思わぬ事故に遭遇してしまう可能性もある。隊員たちの盲点をカバーし、事故を未然に防ぐのも指揮官の役目だ。宮本の言う「信頼」とは、100%信じて頼ること。「人間のやることですから、必ず落とし穴がある。それが思わぬ大事故につながったりするので、一歩さがって、100%の信頼はあり得ないという立場から、目を光らせていかないといけない。」
隊員を信じて現場に送り出しながら、冷静な目を持つことも忘れない。住宅の解体現場で、震災を想定しての訓練。訓練中も隊員達から目を離さない。技量がなければ、命は救えない宮本には、決して忘れられない無念の過去がある。25歳の時出動した住宅火災。逃げ遅れがいたが火の勢いが激しすぎて上官から中に入るのを止められた。焼け跡から、子ども二人を胸に抱いた母親の遺体が見つかった。
命を救いたい、人の役に立ちたい・・・その思いは誰にも負けないつもりでいた。しかし、情熱だけでは人の命を救えないと思い知った「この仕事に、ここまででいいというゴールはありえない」それ以来、宮本は、ひたすら自分を追い込むようになる。20歳の宮本。情熱と使命感のかたまりだった。瀬戸際でも、自分で考える宮本は、部隊のさらなるレベルアップをはかるために、特別な訓練を計画した。大規模地震が起こり、多数のケガ人が出ているという想定のもと、宮本の指揮で全隊員が動く。目指すのは、自分の指示を待ち、それを忠実に遂行するだけの隊ではない。その持ち場持ち場で、隊員自らが、どうすれば与えられたミッションを早く的確にこなせるか、自主的に考え、行動に移せるチームだ。自らの行動が命をも左右する極限の状況で、自ら判断し、即座に行動するのは、鍛え抜かれた隊員といえども難しい。壁をこえようともがく隊員達を、宮本はどのように導くのか。
https://www.nhk.or.jp/professional/2008/0408/index.html

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