長崎 消防署でまたパワハラ 懲戒処分 2017年5月30日

  • 7 年前
消防署でまたパワハラ 懲戒処分
2017年05月30日 19時02分
佐世保市消防局は、50代の職員が、若手職員に暴言を浴びせたり頭をたたいたりするパワーハラスメントを行ったとして、減給の懲戒処分にしました。
消防局では、4年前に、パワハラを受けていた若手職員が自殺していて、今後、防止対策を見直すとしています。
懲戒処分を受けたのは、佐世保市消防局警防課の50代の消防副士長です。
佐世保市消防局によりますと、消防副士長は、佐世保市の中央消防署に勤務していた先月はじめ、若手職員に対して、「バカ」「アホ」などと暴言を浴びせたり、頭をたたいたりしたということです。
消防局は、パワーハラスメントにあたり、若手職員に精神的な苦痛を与えたとして、30日この消防副士長を、減給10分の1、3か月間の懲戒処分にするとともに、中央消防署長の監督責任も問い、文書訓告の処分にしました。
中央消防署では、4年前に、20代の消防士が、およそ1年間にわたって上司の50代の消防士長からパワハラを受けた後、自殺していて、佐世保市消防局は、その後、毎年パワハラ防止の研修会を開くなど再発防止対策を取ってきました。
再びパワハラが起きたことについて、佐世保市消防局は「残念な結果になった。これまで全職員には義務づけていなかった研修会への参加を、今後は義務づけるなど、防止対策の実効性を高める対策を検討していきたい」と話しています。
佐世保市消防局の田崎東局長は、「過去の過ちが教訓として生かされなかったのは身を切られる思いだ。これまでも職員に指導してきたが、それが末端まで浸透していなかった。今後は、研修会への参加を全職員に義務づけ、二度とこうしたことが起きないよう努めていくことが信頼回復につながると思うので、撲滅にむけていっそう取り組んでいきたい」と話していました。




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