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  • 2017/5/27
大阪維新の会市議、チラシ代を架空計上 市議会で謝罪、釈明
2015/11/03 17:43
2日に開かれた大阪・堺市の市議会で、大阪維新の会の小林由佳(よしか)議員が、政務活動費の不適切な支出について謝罪した。
小林市議は、「このような事態を招いてしまったことに対しまして、心よりおわび申し上げます」、「本当に重大に受け止めて、心からおわび申し上げる」と謝罪した。
小林市議が、政務活動費として計上した活動報告のためのチラシが、実際には、配布されていなかったという。
およそ2カ月前、FNNの取材に、小林市議は「発注もしたし、ポスティング会社からは、『ポスティング(チラシを配布)をした』と完了書もいただいているので、わたしは、ちゃんとやっていただいていると思っている。(どこに配布した?)北区と言っていた」と、堺市北区で業者が配布したはずだと主張していた。
そこで、北区の住民に聞いてみたところ、「こんなの見たことないよ」、「わたしの知るかぎりでは、見たことない。今、初めて見ました」などといった声が聞かれた。
取材した中で、チラシを見た人はいなかった。
今回の問題が発覚したきっかけは、市民の男性が行った住民監査請求だった。
住民監査請求を行った堺市民の男性は「集合住宅で聞いても、誰も『見たことがなかった』と。これは絶対に虚偽だなと」と語った。
男性が、北区に住む79人に聞いたところ、78人が見たことがないなどと答え、1人がわからないと答えたという。
堺市の監査事務局は、過去4年間に支給された小林市議の政務活動費のうち、1,041万円について、支出が確認できなかったと発表している。
小林市議は、2日になって、発注した通りの印刷が行われていなかったと釈明した。
小林市議は「詐欺罪で刑事告訴をさせていただいた」と、印刷業者を刑事告訴したことを明らかにした。
当時、小林市議の秘書を務めていた黒瀬 大市議は、2日の市議会で「(印刷業者から)配布の完了報告や、サンプルをもらっていたので、適正に処理が行われていたものと考えていた」と述べた。
大阪維新の会は9月19日、小林市議を党員資格停止3カ月、黒瀬市議を除名処分とした。
またしても発覚した、政務活動費の不適切な支出。
2014年7月には、兵庫県議だった野々村 竜太郎被告が、行ってもいない交通費を政務活動費から支出していたことが発覚し、会見で号泣した。
その後、野々村被告は詐欺などの罪で在宅起訴され、10月、その初公判が行われる予定。
また、「政治とカネ」をめぐっては、9月の内閣改造で、初入閣した高木 毅復興相が代表を務める政党支部が、選挙区内で出すことが禁じられている香典代を支出していたことが発覚した。
また、馳 浩文科相も国の補助金を受けた企業から献金を受けていたことがわかり、返却したとしている。
今回の問題を受け、小林市議らは、今後も市議を続けたいとして、議員辞職はしない意向。


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