最後の恋 I'll Never Fall In Love Again (トム・ジョーンズ Tom Jones) / 訳詞初稿 Sima

  • 7 年前
最後の恋 I'll Never Fall In Love Again トム・ジョーンズ Tom Jonesm & エルヴィス・プレスリー Elvis Aron Presley
作詞・作曲:Lonnie Donegan & Jimmy Currie

「Green Green Grass of Home(思い出のグリーングラス)」はじめ、数多くのヒット曲を世に送り込んでいるトム・ジョーンズの代表曲の一つ。
1950年代の英で同年代のスーパースターとして活躍したロニー・ドネガンが’62年作ったこの作品を、’67年にトムがリメイクしたものが大ヒット。
ロニー・ドネガンの盤はシングルとしてパイ・レーベルよりリリースしたがUKチャートには入らなかった。
トム・ジョーンズ盤は67年にシングルとしてリリース、1967年全英で2位、全米で49位に達しており、その後世界中でヒットしたが、その前年にプレスリーも採りあげてレパートリィにしていた。
2年後再びトム・ジョーンズのこのパージョンがアメリカでチャート・イン6 位を記録する大ヒットとなった。
同年年ビルボード誌では年間8位を記録。
・・・・・・・・・・・・・・・・
“1976年の2月と8月にメンフィスのエルヴィスの自宅グレースランドの居間でエルヴィスの生前最後のレコーディングが行われた。
この時の録音から2枚のオリジナル・アルバム76年4月「メンフィスより愛をこめて」(カントリーチャート1位、ゴールド・ディスク)、遺作となってしまった77年6月「ムーディ・ブルー」(ビルボード3位、マルチプラチナ・ディスク)と3枚のシングル「心の痛手」「ムーディ・ブルー」「ウェイ・ダウン」がリリースされた。
40枚目(ラスト前の生前最後となった「メンフィスより・・・」)のアルバムには、スタンダード・ナンバーとして有名な「Danny Boy」「The Last Farewell」そして「I'll Never Fall In Love Again(最後の恋)」も収録していて、3拍子で歌っている。
トムとは、とても仲の良い友人関係にあった。”
・・・・・・・・・・・・・・・・・
トム・ジョーンズはダイナミックでソウルフルでセクシーな歌唱で人気を得たボーカリスト。
代表曲に「よくあることさ」(It's Not Unusual)、「ラヴ・ミー・トゥナイト(恋の終わり)」(Love Me Tonight)、「最後の恋」(I'll Never Fall in Love Again)、「デライラ」(Delilah)、「思い出のグリーングラス」(Green Green Grass of Home)、「シーズ・ア・レイディ」(She's A Lady)、「恋はメキ・メキ」(If I Only Knew)など数多く、「よくあることさ」「恋はメキ・メキ」などは日本でもCMやTV番組のBGMとして使用されていたこともあり、「007 サンダーボール作戦」の主題歌も歌ったことでも知られている。
1999年、バッキンガム宮殿でエリザベス女王からOBE勲章を授与され、2006年には大英帝国ナイト位を授与された。
また、オリジナル曲のみならずシャンソンやカンツォーネを英語歌詞でカバーすることも多く、中には原曲以上にトム・ジョーンズのカバー版が広く知られている作品も多くあり、原曲はイタリアのカンツォーネである「ラヴ・ミー・トゥナイト(恋の終わり)」(イタリア語原題 "Alla fine della strada" 英題 "Love Me Tonight"は、周知の曲である。
その他「ささやく瞳」(イタリア語原題 "Gli occhi miei" 英題 "Help Yourself")「アイ(愛の告白)」(イタリア語原題 "Uno dei tanti" 英題 "I (Who Have Nothing)"や、原曲はフランスのシャンソンである「愛の誓い」(フランス語原題 "Le monde est notre amour" 英題 "Till")などは、トム・ジョーンズのカバー版によって国際的な知名度を得たと言えるのではなかろうか。
「歴史上最も偉大な100人のシンガー」の第71位を獲得したこともある。

訳詞・歌 Sima
Pf. 砂原嘉博 in 市川 ラ・メール
訳詞 no.156 (初稿)

シャンソン・訳詞のチャンネル
chanson de Sima (Sima World)
https://www.youtube.com/user/fwhy3109/featured