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  • 2016/3/21
「えん罪救済センター」発足前にシンポジウム 

最新のDNA鑑定などを駆使してえん罪の解決を目指す研究者などの団体が来月発足する­ことになり、大阪でこれを記念したシンポジウムが開かれました。
来月発足する「えん罪救済センター」は、独自の調査でえん罪の被害者を救済してきたア­メリカの取り組み「イノセンス・プロジェクト」にならって、日本で初めて設けられた民­間の団体です。
20日、発足を記念して大阪でシンポジウムが開かれ、アメリカの研究者は「プロジェク­トを通じてアメリカでは多くのえん罪が明らかになり、捜査や裁判の制度の見直しにつな­がっている」と説明しました。また日本の研究者からは、すでにおよそ20件の相談が寄­せられていることが報告され、今後、必要に応じて独自に鑑定を行っていくことなど活動­方針が説明されました。
センターは、科学や心理学などの研究者、それに弁護士などの専門家およそ30人がメン­バーで、無料で相談に応じ、当局の捜査とは別に独自に事実関係の調査や最新のDNA鑑­定などを行うということです。
代表を務める立命館大学の稲葉光行教授は「日本はえん罪の原因を究明する姿勢が不十分­だ。被害者の救済とともに、その姿勢も変えていきたい」と話していました。

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