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  • 11 年前
運転再開の前提となる安全審査が進められている鹿児島県の川内原発だが、火山についての審査が問題になっている。桜島周囲に広がる錦江湾の海底は巨大な窪地になっていて、実は、姶良カルデラという火山だ。約3万年前に日本で最大規模の巨大噴火を起こし、大規模な火砕流が南九州一帯を覆った。前回噴火した際、川内原発がある場所まで火砕流が到達したと考える火山学者がいる。原子力規制委員会が去年作った新規制基準には、火山の影響も盛り込まれている。例えば、噴火による火砕流が原発敷地内に到達する可能性がある場合、“立地不適“とされている。九州電力は「川内原発の運用期間中に姶良カルデラが噴火する可能性は十分低い」とし、規制委もそれを認めたため立地不適にはならなかった。しかしその後、九電は「破局的噴火が起きた場合は敷地への影響がある」としたが立地不適にならなかった。なぜ、ならなかったのか。

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