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  • 2014/6/15
中部電力が大学や研究機関を対象に公募して開発を進めている、原子力発電所の廃炉や放射性物質の除染などに関する技術の発表会が御前崎市で開かれました。
中部電力はおととしから全国の大学や研究機関を対象に公募を行い、原発の廃炉や放射性物質の除染などに関する技術の開発を進めています。
14日、浜岡原発の地元の御前崎市で中部電力や大学、それに研究機関の関係者50人余りが参加して発表会が開かれ、16の事例が報告されました。
このうち、浜松市の光産業創世大学院大学のグループは、レーザーで配管内の放射性物質を除染する研究を発表し、酸と大量の水を使う従来の方法に比べて廃炉で出る二次廃棄物の量を1%程度までに抑えられると説明していました。
また、静岡大学のグループは通常は廃棄される牛乳に酸素を混ぜてクリームを作り、放射性セシウムを吸着させて処理する技術を紹介し、酪農場や田畑の除染に活用が期待できると説明していました。
中部電力原子力安全技術研究所の佐藤正一所長は「さらに研究を進めれば実用化できる可能性の高いものもあり、今後、本格的に実用化を検討していきたい」と話していました。

06月14日 19時02分

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