20140609県、政府に復興加速要望へ 佐藤知事、政府の対応に危機感示す　　福島

福島県は、政府に対して必要な予算の確保など、復興を加速させるための要望を行うこと­にした。
福島県は9日、幹部を集めて会議を開き、被災者支援や風評被害対策、それに産業の再生­など、福島第1原発事故からの復興に必要な予算の確保を求める要望書を政府に提出する­ことを決定した。
この中で、佐藤雄平知事は、「震災から3年が過ぎ、原子力災害を風化させたり、矮小(­わいしょう)化する空気を感じる」と、政府の対応に危機感を示した。
そのうえで、職員に対しては、2015年度の予算編成に向けて、担当者同士でも、しっ­かり要求するよう指示した。
佐藤知事は11日、中央省庁を回り、要望活動を行うことにしている。