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  • 11 年前
二本松市で訓練を受けている青年海外協力隊のメンバーが1日、南相馬市を訪れ、各国での活動に生かすため、赴任を前に被災地の現状を胸に刻みました。
この取り組みは、JICA=国際協力機構がおととしから行っていて、1日は、世界27か国に派遣される青年海外協力隊のメンバー82人が南相馬市を訪れました。
はじめに津波被害を受けた沿岸部を視察し、避難所に指定されていたため多くの人が逃げ込んだ、鹿島区の「みちのく鹿島球場」では、バックネットによじ登った人だけが助かった事実を知らされました。
このあと避難区域になっている小高区を訪れ、閑散とした駅や人けのない住宅街の様子を目に焼き付けていました。
エチオピアに派遣される兵庫県出身の24歳の女性は、「復興に向かって進んでいるが現実を目の前にして複雑な気持ちになった。赴任先では人の幸せのため力になりたい」と話していました。
メンバーたちは、今月半ばまで二本松市の訓練所で学び、今月下旬から来月はじめにかけて、それぞれの任務地に向かうということです。

06月02日 09時37分

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