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  • 11 年前
医師不足が深刻な福島県内に大学の医学部の新設を目指す機運を盛り上げようと、9日、郡山市でシンポジウムが開かれました。
この催しは、国が震災復興の支援策の一環で、東北地方に1校に限り認める方針の「医学部新設」に名乗りを上げている、郡山市の医療法人などが企画し、およそ1200人が集まりました。
はじめに主催者側が、福島県は東北6県の中で10万人あたりの医師の数が最も少なくなっているとした上で「医師不足の解消と原発事故への対応のためには、新たな医学部が必要だ」と述べました。
また、三春町の寺の住職で芥川賞作家の玄侑宗久さんも、「東日本大震災と原発事故を経験した福島県だからこそ、緊急時医療の最先端になるべきで、そのための拠点が必要だ」と述べました。
国が医学部の新設を許可するのは36年ぶりで、申請は今月いっぱい受け付けており、東北管内では、郡山市の医療法人のほか、仙台市にある2つの大学が申請を出す方針を示しています。

05月10日 13時46分

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