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  • 12 年前
阿蘇で約50年ぶりの野焼き

阿蘇市の北外輪山の原野で、およそ50年ぶりとなる野焼きが8日、行われ、草原の再生に向けて一歩が踏み出されました。
およそ50年ぶりとなる野焼きが行われたのは、阿蘇市の北外輪山に位置する西湯浦牧野の約45ヘクタールです。

8日午前9時すぎ、ボランティアなどおよそ100人が、野焼きの火が周囲に飛び散らないように防ぐための「火消し棒」などを持って集まりました。
そして、火に近づきすぎないなどの注意点を確認したあと、原野に火を放ちました。

火は瞬く間に燃え広がり、雑草や背の低い木を焼いていきました。
阿蘇の野焼きは、あか牛などの放牧地として利用される草原の芽吹きを促し、牛や馬に付く害虫を駆除するため1000年以上続いてきたと言われていますが、西湯浦牧野では50年近く前から野焼きが途絶え、草原が荒れ果てていました。
地元では、かつての美しい草原を取り戻そうと、3年前から野焼きの再開に向けた準備を進め、当初は、6日の日曜日に野焼きを行う予定でしたが、前日の雨で8日に延期されていました。
野焼きを行った西湯浦草原再生委員会の今村隆孝委員長は「野焼きを継続していくことで、5年でもとの草原に戻るよう努力したい」と話していました。
04月08日 18時47分
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