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  • 2014/2/16
山梨県内では、大雪で道路が通行できず、孤立する集落などが相次いでいます。
このうち、665世帯1183人が暮らす早川町では、町に通じる県道などが通行止めとなっていて、町への出入りができない状態になっています。
早川町によりますと県の委託を受けた業者が除雪作業を行っていますが、雪が深いため思うように作業は進んでいないということです。このうち町内の雨畑地区ではおよそ160世帯が14日から停電しているということです。
早川町総務課の望月公隆課長は「各家庭で食料はある程度備蓄があるが、急病人が出たら搬送できず、長期化して暖房に使う灯油などの燃料がなくなってくるのが心配です」と話しています。
身延町では幹線道路の国道52号線が通行止めとなっていて、JR身延線の身延駅前の道路の除雪作業は進んでいるものの、ほとんどの道路が通行が難しくなっているということです。
町では防災有無線で不要な外出を避けるよう呼びかけています。
また、町内では1150世帯が停電しているということで、固定電話が通じず、携帯電話も電池切れがあいつでいるということです。町民の1人は「停電が続いているため石油ストーブで暖を取っています」とか「食事もカップラーメンが続いていて困っています」などと話していました。
14日から町内のおよそ半分にあたる1500世帯あまりで停電が続いている南部町では、民生委員や地区の自治会長が1人暮らしのお年寄りの家庭などで暖を取れているかなど見回りを行っているということです。
しかし多いところでおよそ60センチと雪が非常に深いため、直接自宅を訪ねるのが難しい地域もあるということで、町では「全域で除雪を行っているので、必要のない外出はなるべく控えて欲しい」と呼びかけています。
15日、雪で入り口がふさがれるなどして孤立した山梨県富士河口湖町精進にあるホテルでは宿泊客や従業員、あわせておよそ90人が取り残されています。
宿泊客たちはけさ、食堂に集まって、カップラーメンを食べてしのいだということです。
ホテルでは15日の朝から停電していましたが、きょう午後4時過ぎに復旧したと言うことです。
ホテルに通じる道では除雪作業が行われていて、町では自衛隊に要請にしてヘリコプターで食料や毛布を届けています。

02月16日 18時53分

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