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  • 2014/2/1
六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場を対象に今月から始まった国の安全審査について、事業者の日本原燃の川井吉彦社長は、記者会見で、「これまで行われている原発の審査ほど時間はかからないと考えている」と述べて、半年程度で安全審査が終わることに期待する考えを示しました。
国の原子力規制委員会は、六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場を対象に本格稼働の前提となる安全審査を今月17日から始め、これまでに2回の会合が開かれています。
再処理工場を運営する日本原燃の川井社長は、31日に青森市で開いた記者会見で「希望としては半年で審査を終えてほしいと考えている。想定する地震の考え方や施設の耐震対策などでこれまで行われている原発の審査と共通する部分があり、すでに議論が尽くされた分野もあるので、全体として原発の審査ほど時間はかからないと考えている」と述べ、半年程度で審査が終わることに期待する考えを示しました。
その上で、「効率的な審査をお願いする以上準備は万全にしたい」と述べて先行する原発の審査のポイントを踏まえて準備を進め、規制委員会の理解を得られるよう努めていく考えを示しました。
日本原燃は、ことし10月に再処理工場を完成させたあと本格稼働を目指していますが、規制委員会は審査期間にこだわらず慎重に審査する考えを示していて本格稼働の時期の見通しは立っていません。

01月31日 19時02分

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